2010年12月31日

脳卒中後の環境が遺伝子レベルで回復に影響する


Gene expression associated with an enriched environment after transient focal ischemia.
2010 12月 日本



脳卒中後に刺激豊富な環境に置かれると
機能回復が促されることが近年、動物実験などでわかってきた。



それを 遺伝子の働きについても調べてみたそうな。



人為的に脳梗塞にしたネズミを、

・刺激豊富な環境 グループ
・普通の籠 グループ

に分けて、
4週間後 解剖して働いている遺伝子の量を調べた。




なるほど刺激豊富な環境のネズミは運動機能の回復が早かった。

そして、Egr-1, - 2, BDNFというタンパク質の量が脳全体的に減っていた。



脳梗塞後の環境の違いにより、わずか4週間の間に遺伝子の
働き方まで変化していることがわかった、という衝撃的な内容。


遺伝子レベルで脳梗塞を改善

2010年12月30日

運動直後の脳梗塞に注意、しかしビビって動かないのはもっと危険


Physical Activity and Onset of Acute Ischemic Stroke: The Stroke Onset Study.
2010 12月 アメリカ



規則的な運動習慣が心血管系疾患を予防することは
よく知られている。


そこで 運動直後の脳梗塞リスクを調査したそうな。


390人の脳梗塞患者にインタビューしたところ、
5%の人が発症直前に中程度の運動をしていたそうな。



週3回程度の頻度で中程度の運動をする人は、
運動直後の1時間に脳梗塞のリスクが2倍に
なることがわかった。


しかしあまり動かないでじっとしている生活を送っている人の
脳梗塞リスクは7倍も高いということは憶えておこう、

というはなし。



動かない生活は脳梗塞リスク大

2010年12月29日

日本人、コレステロールは高いが勝ち


Low Cholesterol is Associated With Mortality From Stroke, Heart Disease, and Cancer: The Jichi Medical School Cohort Study.
2010 12月 日本



日本人12000人あまりについて総コレステロールと死亡率との関連を
12年間追跡した結果、

平均的なコレステロール値(160-200mg/dl)のひとに比べ

・コレステロール値が160mg/dl より低いと、男女共に
死亡率が5割増しになる。

・コレステロール値が240mg/dl より高くても
死亡率には影響がない。

・コレステロールが低いと脳内出血、心筋梗塞、ガン
いずれの死亡率も高くなる、ことがわかった。


コレステロールの高い日本人は死亡率が低い



自分は発症時、総コレステロールが140mg/dl だった。

なるべくしてなった感…

2010年12月28日

赤肉の好きな女性は脳梗塞になりやすい


Red Meat Consumption and Risk of Stroke in Swedish Women.
2010 12月 フィンランド


牛や豚などの赤肉やソーセージなどの加工肉をよく摂る女性は
脳梗塞にたいへんなりやすいことがわかった、という話。

脳出血やくも膜下出血には関連ないとのこと。


赤身肉を摂る女性は脳梗塞になる

2010年12月27日

股関節骨折と脳卒中の蜜な関係


Increased Risk of Stroke in the Year After a Hip Fracture: A Population-Based Follow-Up Study.
2010 12月 アメリカ



脳卒中後に股関節骨折を起こしやすいことはよく知られている。

逆に、股関節骨折後の 脳卒中へのなりやすさを調べたそうな。


2100人あまりの股関節骨折患者のうち、
その1年以内に脳卒中になったのは86人(4.1%)であった。

一方
健常人での骨折は6300人中170人(2,7%)だった。


他の要因を考慮してもなお、
股関節骨折経験者の1年内脳卒中の危険性は
普通のひとの5割増しになった、という内容。


なぜそうなるのかはよくわからない。

股関節骨折は脳卒中の予兆

2010年12月26日

顔面麻痺の治療は心を癒す


Facial paresis after stroke and its impact on patients' facial movement and mental status.
2010 12月 チェコ共和国



脳卒中で顔面に麻痺を負った患者について
その麻痺と動作が改善するような治療を施したところ、
患者の精神状態の著しい改善が見られた、という内容。



脳卒中後の顔面運動訓練で気分改善

自分も発症直後は左顔面がかなり歪んでいたらしい。


おかげでしばらくはヨダレを抑えることができず、

言語聴覚士のお姉さんにゴム手袋を付けた指で
口を横に引っ張られて、
『いーーーーって練習するのよ!』
と言われていたのを思い出す。

2010年12月25日

健康に気を付けているからフィッシュバーガーにします → 脳卒中で救急車


Turmeric Derived Compound Neuroprotective Against Stroke
2010 12月 アメリカ



アメリカの脳卒中が起きやすい地域の住人について
その食生活を調べたそうな。


フライにした魚をよく食べる習慣があることが
わかった、 とのこと。


魚に含まれるオメガ3脂肪酸は脳卒中の予防に
良いとされているけれど、フライにするとその効果は
なくなってしまうのではないか… という内容。

フライドフィッシュで脳卒中

Racial and geographic differences in fish consumption: The REGARDS Study.


2010年12月24日

親が脳卒中になった娘は心労が絶えない


Risk factors for stress in children after parental stroke.
2010 12月 オランダ


脳卒中患者を親に持つ子どものストレスを調査したそうな。


特に息子よりもの方がストレスを強く感じていて、

脳卒中患者本人またはその配偶者の抑うつ状態が
発症後3年を経ても子供のストレスに大きく関連している
ことがわかった、という内容


2010年12月23日

非侵襲的脳刺激法で足首にちからが戻った!


Non-invasive brain stimulation enhances fine motor control of the hemiparetic ankle: implications for rehabilitation.
2010 12月 アメリカ


脳卒中片麻痺患者の足首の運動訓練に
tDCS( transcranial direct current stimulation:経頭蓋直流電気刺激)
を併用したところ、

病気側の脳に電流を流した場合には
訓練効果が増強し、

正常側に電流を流すとその効果が
打ち消された、という話。



ホントですか? 興味津々

2010年12月22日

周囲に気持ちを支えてくれるひとがいると幸せ


Stroke Recovery: Can Emotional Support Trigger Mental Stimulation
2010 12月 アメリカ



精神的サポートが得られる脳卒中患者は
思考、メンタル面の働きが良好であり
ひいては機能回復も促される。

ただ、精神的サポートを与える介護者の
負担が大きくなりすぎないよう注意する必要がある、そんな内容。


精神的支援と脳卒中回復

2010年12月21日

肥満も極めれば 脳梗塞すら敵ではない


Obesity paradox and functional recovery in first-ever acute ischemic stroke survivors: the PREMIER study.
2010 12月 メキシコ



肥満パラドックスと言って、太っているひとほど心血管系の
病気になりやすい一方、その病気にかかったときの死亡率は低い
ことが知られている。


脳梗塞後の機能回復の程度と肥満との関係を調べてみたそうな。



体脂肪の量を反映するウエストヒップ比が大きくなると
後遺症もひどくなることがわかった。

この場合の
肥満パラドックスはうーんと肥満(BMI>35)な場合にのみ見られた。


肥満パラドックス

2010年12月20日

脳卒中で入院したら即日リハ開始。患者に休む暇はない!


Very Early Mobilization After Stroke Fast-Tracks Return to Walking. Further Results From the Phase II AVERT Randomized Controlled Trial.
2010 12月 オーストラリア



超早期リハビリテーション(AVERT)トライアルの報告。


脳卒中後24時間以内の患者をベッドからたたき出して
むりやり歩行訓練をさせる実験。


平均年令75歳、71人の患者について調査した結果、
50mを補助なしで歩けるようになった日数は、

・超早期リハグループ:3.5

・普通のリハグループ:7.0日

であった。




要するに、
できそうな患者は1日たりとも寝かせておくな!って内容。


超早期リハビリテーションで早期快復

2010年12月19日

トロトロ歩く高齢女性は脳梗塞のリスクかなり大


Slow Walking Speed Predicts Stroke Risk in Postmenopausal Women
2010 12月 アメリカ



閉経後の女性13000人あまり(平均年齢65歳)について
歩行スピードと脳梗塞リスクとの関連を調べたそうな。



その結果、様々な要因に影響されず

とにかく歩行スピードの遅い者は
速い者に比べて脳梗塞になる危険性が7割も
高いことがわかった、というはなし。

2010年12月18日

入院中は骨は折れないから叱られても 歩け


Frequency, features, and factors for falls in a group of subacute stroke patients hospitalized for rehabilitation in Istanbul.
2010 12月 トルコ


亜急性期脳卒中患者99人について、
入院中の転倒の危険要因について調べたそうな。

17%の患者が転倒を経験した。

そのうち
82%は日中の出来事であった。

47%は歩行中、

88%の患者は転倒への恐れを抱いている。

30%の患者は骨粗鬆症だったにもかかわらず、
これらの転倒で骨折した者はいなかった。




病院の中では転んでも大事には至らないのだから、
入院中にどんどん無茶して、ヒヤッっとする経験を
いっぱい積んでおくと良い。

そういうこと、と思う。

2010年12月17日

高齢脳梗塞患者の3分の2は1年以内に再入院または死亡


Most Medicare stroke patients die or are rehospitalized within year after discharge
2010 12月 アメリカ



高齢者医療保険制度を利用する平均年令79歳の
脳梗塞患者90000人について調べたところ、

死亡率は
入院時:6%
1ヶ月後:14%
1年後:31%
で、

56%の患者は1年以内に再入院する。

つまり

退院できた患者の3分の2は
およそ1年以内に再入院か死亡、ということがわかった、

というはなし。







平均年令を考えると大して驚きではないと思う。
若い脳梗塞患者についてはどうなのだろうか?

2010年12月16日

音楽療法で嚥下障害を解決


Music therapy protocol development to enhance swallowing training for stroke patients with dysphagia.
2010 12月 韓国



脳卒中後の嚥下障害を
音楽プログラムを導入することで著しく改善することができた、
というはなし。



自分が入院していた病院では
食事時になると嚥下障害を持つ患者が食堂に集められて
一斉に童謡『七つの子』を歌っていた。


同じことをやっているのだと思う。


2010年12月15日

CI療法にちょっと工夫をしたらバイオリニストが復活した


Use of occupations and activities in a modified constraint-induced movement therapy program: a musician's triumphs over chronic hemiparesis from stroke.
2010 11月 アメリカ



脳梗塞後4年経つ52歳の元バイオリニストの女性について
CI療法の内容をバイオリン演奏関連のより具体的な
内容に変えたところ、


順調に快復して再びバイオリンを演奏できるようになった、
という事例報告。


訓練内容を工夫するとCI療法も効果が上がるかもよ、という内容。

CI療法でバイオリンが弾けた

2010年12月14日

rTMSは高価なのでtDCSで妥協してみたらなかなか良かった


Bihemispheric brain stimulation facilitates motor recovery in chronic stroke patients.
2010 11月 アメリカ



tDCS( transcranial direct current stimulation:経頭蓋直流電気刺激)という
頭に弱い電流を流す刺激法と作業療法を併用したところ、
慢性期脳卒中患者の上肢機能が著しく快復した、というお話。


この方法は頭に貼り付ける電極の極性を選ぶことで、
障害側の脳を活性化し、その反対側の脳を抑制することができる
というなんとも都合の良い効能を持っているらしい。



rTMS(磁気刺激療法)に比べ
仕組みが簡単なぶん実験しやすいとは思うけれど、

頭に電気を流せば問題が解決するだろう、
というあまりにシンプルな発想法に少し不安を覚える。

そういう考え方嫌いじゃないけど…

経頭蓋直流電気刺激で脳卒中元気

2010年12月13日

久しぶりにコーヒーでも飲んで頑張っちゃおうかな →脳卒中で救急車


Increasing coffee intake 'doubles stroke risk'
2010 12月 アメリカ


400人あまりの脳卒中患者についてコーヒー摂取との関連を
調べたそうな。


その結果、普段あまりコーヒーを飲まないひとが
コーヒーを飲むとその後1時間は脳卒中リスクが2倍に高まることがわかった、
とのこと。


カフェインを含む紅茶やコーラで同様のことになるかは不明。



自分も直前に
ブラックコーヒーを飲んで仕事がんばってた記憶がある。

Coffee and acute ischemic stroke onset: the Stroke Onset Study.

2010年12月12日

前兆付き偏頭痛の女性は脳梗塞にめっぽう強い


Women with migraine with aura have better outcomes after stroke
2010 11月 アメリカ


28000人の女性について13年間あまり調査した結果、
前兆を伴う偏頭痛を経験していると、
脳梗塞になってもほとんど障害が残らないことがわかった、とのこと。


前兆があることが重要で、

「奇妙な光が見える」「嫌なにおいがする」「頭の中が混乱する」
そういうものらしい。




Migraine and Functional Outcome From Ischemic Cerebral Events in Women.


2010年12月11日

太っちょ日本人男性は脳梗塞リスクかなり大


Body mass index and stroke incidence in a Japanese community: the Hisayama study.
2010  11月 日本


2400人あまりの日本人について12年間追跡して、
BMI(体重/身長2)と脳卒中のとの関連について
調べたそうな。


血圧、糖尿病、コレステロール、喫煙、アルコール等の
要因を考慮にいれてもなお、

BMIの高い男性ほど激しく脳梗塞になりやすい

という事実が明らかになった、とのこと。


女性についてはこのような関連はなく、
また、脳内出血についてもBMIとの関連は見られなかった。



2010年12月10日

非流暢性失語なら経頭蓋磁気刺激(rTMS)にまかせてください


Improved language performance subsequent to low-frequency rTMS in patients with chronic non-fluent aphasia post-stroke.
2010 12月 オーストラリア



非流暢性の失語症患者6人に、
1Hzの磁気刺激を1日あたり20分、10日間与えたそうな。


2ヶ月後の検査で、ネーミング、発語、ヒアリング能力が
偽(にせ)の刺激を与えたグループに比べ、
かなり改善していたとのこと。


これって使えるかもね、 という内容。



磁気刺激治療で失語症改善

2010年12月9日

やっぱり ひとり暮らしはつらい… (;_:)


Quality of life after stroke: a prospective longitudinal study.
2010 12月 アメリカ



脳卒中後の生活の質(QOL)に与える要因を
調べたそうな。

136人の脳卒中経験者と136人の健常人を
長期にわたり追跡 比較した。



当然のことながら脳卒中経験によってQOLは下がるのだけれども、

特に、一人暮らしという条件が重なると、
うつになる危険性が格段に高くなることがわかった、

という内容。

社会的孤立

2010年12月8日

アンタイノゴAセラピーで慢性期脳卒中治療の可能性


Researchers reverse stroke damage by jumpstarting nerve fibers
2010 12月 アメリカ


Nogo-Aというタンパク質があって、
神経の腕が伸びるのを抑える働きを持っている。

この働きを抑える抗体を使うことで
脳卒中で損傷した神経組織に新たに神経の
つながりができて
長い間失われていた機能が回復できることを
ネズミの実験で確認した、という話。


anti-Nogo-Aセラピーというそうな。


現在、脊髄損傷患者での試験も行われているとのこと。

2010年12月7日

ぽっちゃりタイプは脳卒中でも死なない


Association Between Obesity and Mortality After Acute First-Ever Stroke. The Obesity-Stroke Paradox.
2010 12月 ギリシャ



肥満と脳卒中後の生存率との関係について調べたそうな。

脳卒中患者約2800人を10年間あまり追跡した結果、

脳卒中直後、最初の週での生存率は、
標準体重の患者よりも、太り気味、肥満患者の方が高く、

10年後の生存率も同様に、
肥満:53%
太り気味:47%
標準体重:42%

と、  太っているほうがずっと高かった。

デブは脳卒中で死なない

なぜかはわからない。

2010年12月6日

アメリカ人の入院日数 少なすぎてオドロイタ


Stroke in young adults.
2010 12月 アメリカ



アメリカのヤングアダルト(18-44歳)の脳卒中事情。

脳卒中患者全体の5%を占めていて、
そのうち5%が死亡する。

平均在院日数が、

・脳梗塞:5日間
・クモ膜下出血:12日間
・脳内出血:11日間


であった。




最初我が目を疑ったが、
アメリカ人の入院期間の短さはよく知られたはなしのようだ。

アメリカ人の脳卒中後の平均在院日数の短さ
さすがダイ・ハードの国。

2010年12月5日

腕の重さを感じさせないエクソスケルトンリハビリマシン


Gravity Compensation of an Upper Extremity Exoskeleton
2010 11月 フランス




上肢リハビリを支援する外骨格(エクソスケルトン)ロボット装置
を開発したそうな。

車椅子に取り付けて使用する。
これを肩から腕に装着すると腕の重さを感じなくなり
療法士がいなくてもリハビリができるようになるんだとか。

exoskelton.png
のちのモビルスーツ

2010年12月4日

脳卒中はどんなに軽くてもかなり落ち込む


Subtle Problems in Activities of Daily Living after a Transient Ischemic Attack or an Apparently Fully Recovered Non-disabling Stroke.
2010 11月 オランダ



一過性脳虚血発作(TIA) または無障害脳卒中(non-disabling stroke)を経験して
入院してもリハビリを必要とせず、
3日以内に全回復した患者のその後を追跡したそうな。


6ヶ月後の時点で およそ半数の元患者で
日常生活動作(ADL)や生活の質(QoL)が低下し、
不安や抑うつの問題を抱え、
結局なんらかのリハビリが必要になった、
という内容。

脳卒中のキケン



きっと精神的に参っちゃうんだと思う。

本番のシビアな脳卒中になる危険性が非常に高いことが証明された
わけだから、たとえいまは障害がなくても
想像力でどんどん悪いシミュレーションをしてしまう。


自分も退院直後は脳卒中経験者の生存率の調査
ばかりして落ち込んでいたのを思い出す。

2010年12月3日

脳卒中後の視力低下に注意


Eye movement problems 'cause reading difficulties in stroke patients'
2010 12月 イギリス



脳卒中患者のおよそ3分の2は眼球の運動を司る神経
への影響によって視力低下に陥っていることがわかった。

焦点をあわせるための筋肉をトレーニングする対処方法
があるけれども

脳卒中患者の多くは視力低下に気づいていないか
医師に伝える機会を失っている。

放っておくと読む能力の低下や運動機能の回復の遅れ
につながるので適切な検査が行われるようにしたほうがよい、
という内容。

脳卒中と視力低下

自分は視力が 発症前は左右1.5以上だった。

発症直後から視界がぼやけるようになり、
退院後メガネ屋で視力測定すると0.4以下になっていた



これまで医師3人に相談してみたがまともな答えは
だれひとり 返ってこなかった。

今回の記事は視力低下の原因について想像していた通りの内容だった。

追記:
このブログを始めて1年間続いた。
てきとうに続けよう。

2010年12月2日

TIA(一過性脳虚血)は回復への予行演習が目的だった!


Neuroprotective effect of transient ischemic attack.
2010 11月 フランス



脳梗塞患者の多くは一過性脳虚血:TIA を経験しており

実際、TIA経験者の15%は3ヶ月以内に脳梗塞になっている。


しかし最近の研究から、TIAを経験したことのある脳梗塞患者は
機能回復を含む予後がとても良いことがわかっている。


どうやらTIAを経験することによって脳組織に虚血に対する
耐性ができるため、ということがわかってきた。


遺伝子、代謝、神経伝達、酵素…どのような仕組みでそうなるのかは不明だけれども、
それがわかればきっと治療に応用できるだろう、 という内容。

一過性脳虚血

2010年12月1日

履くだけでリハビリ支援、最新スマホセンサー靴


Wearable shoe-based device for rehabilitation of stroke patients.
2010 11月 アメリカ



靴に圧力、加速度のわかるセンサーを着けて
携帯するスマートフォンにデータを送り解析することで、
どんな姿勢でどの程度の活動をしていたのかが
かなり正確にわかってしまう装置を開発した、という話。



歩行センサー靴とスマホ
まだ試作段階。

2010年11月30日

毎日できるオンライン上肢リハビリ 20分150円 24時間対応


Telerehabilitation in stroke care - a systematic review.
2010 11月 オーストラリア



遠隔リハビリテーションの可能性について過去の研究を
調べてみたそうな。

まともな研究の数は少なく、
その費用対効果もまったく不明ながら、

バーチャルリアリティを活用した在宅上肢リハビリ支援など
には効果的なようで、将来的には有望なんじゃないか…
という内容。

遠隔リハビリテーション


理学療法は無理っぽいけど、
作業療法ならビデオチャットができれば今すぐにでも代替可能な気がする。


オンライン英会話スクールのように
すっごい価格破壊が起きそうな予感。

2010年11月29日

タバコを吸う貧乏人は若くして重い脳卒中になる傾向


Socioeconomic Status and Transient Ischaemic Attack/Stroke: A Prospective Observational Study.
2010 11月 イギリス



社会経済的地位が低いと脳卒中になりやすいことが
漠然と知られている。

およそ500人の脳卒中患者について
その点をもうすこし詳しく調べてみたそうな。



社会経済的地位の低い脳卒中患者は地位が高い
患者に比べ10歳ほど若く、その病状は重い。

彼らは病院にかかることができないわけでもなく、

また 喫煙者であることも多い、という内容。

経済的地位と脳卒中

2010年11月28日

運動再学習計画に完敗  ボバースとはなんなのか


Can physiotherapy after stroke based on the Bobath concept result in improved quality of movement compared to the motor relearning programme.
2010 11月 ノルウェー


急性期脳卒中患者に対して、
ボバースアプローチとMotor Relearning Program:運動再学習計画
に基づいたリハビリのどちらが動作改善に役立つのかを調べたそうな。


さまざまな評価項目について
さまざまな評価方法で調べた結果、
ボバースアプローチが優れていた点は1つもなく、
ほとんどの評価について運動再学習計画のような
課題解決型のリハビリの方が圧倒的に優れていることがわかった、
という内容。



どこかボバースに対して悪意を感じる。


しかしボバースアプローチとはいったいなんなのか?
検索しても答えになるような説明が一切見つからない。

そもそも比較対照になるようなものではないような気がする。



一方こちらはわかりやすい
Motor Relearning Program:運動再学習計画(大山リハビリテーション病院のページより):
" Motor Relearning Program(以下MRP)は、行うべき運動を4ステップで構成しています。簡単に説明するとステップ1では正確な動作が出来ない原因を突き止めます。ステップ2ではその原因となる要素の練習を、ステップ3ではステップ2で練習した要素を踏まえて一連の動作練習、ステップ4では日常生活の中への動作の転移です。ここで重要となるのはステップ1~2はセラピスト(治療者)が中心となって施療するのですが、ステップ3~4は患者様が中心となった自主訓練であり、その中でセラピストは口頭による指導や介助を行うということです。"

2010年11月27日

脳卒中を経験したなら玉子は即刻やめるべき、と考えます。


Dietary cholesterol and egg yolks: Not for patients at risk of vascular disease.
2010 11月 カナダ



玉子のコレステロールは無害であると吹聴する
人々がいますがそんな戯言を信じてはいけません。

ましてや心筋梗塞や脳卒中を経験した人なら
玉子をやめるのは当然です、自殺行為です。

という内容。


そういえば
ちょっとまえに玉子はいくつ食べても安全という研究成果があった。



わたしは玉子かけご飯が大好きだ。
やめるつもりはない。

2010年11月26日

ツボと電気刺激のハイブリッド歩行リハビリ


Transcutaneous electrical stimulation on acupoints combined with task-related training to improve motor function and walking performance in an individual 7 years poststroke: a case study.
2010 11月 アメリカ



脳卒中後7年経った61歳の男性に、
経皮的電気刺激装置でその脚のツボに刺激を与えながら
歩行リハビリを行ったそうな。

4週間後、足首の痙縮もとれて歩行スピードが
非常に改善されたそうな。

その効果は4週間持続した、とのこと。



たぶんこんな感じ。
電気刺激で歩行リハビリ




病院でのリハビリ初日に、
自分の足のあまりの動かなさに、
低周波治療器をくっつけてガンガン電流を流せば
きっと良い刺激になるに違いない…と
素人なりに本気で考えたのを思い出す。

2010年11月25日

できるひとはサーキットトレーニングでさらなる向上を目指せ


Feasibility and Effectiveness of Circuit Training in Acute Stroke Rehabilitation.
2010 11月 アメリカ



特定の運動動作の反復練習による効果と
通常の入院リハビリのそれを比較したそうな。

サーキットトレーニンググループと
通常のリハビリグループにわけて調べたところ、
サーキットトレーニンググループでは
歩行スピードの改善度が2倍近くになった。

でも90日くらい経つと、両者の違いはなくなる、とのこと。

この種の運動プログラムを退院後にも継続することが
できるといいのに…という話。

サーキットトレーニングで脳卒中リハビリ


できる患者はガンガン トレーニングしてさっさと退院させて、
空いた時間を症状の重い患者に充てればよい。

そういうことが言いたいんじゃないかな、と思った。

2010年11月24日

イメージトレーニングは想ってるだけじゃダメ


Use of mental practice to improve upper-limb recovery after stroke: a systematic review.
2010 11月 アメリカ



脳卒中後の上肢リハビリへのイメージトレーニング
は本当に効果があるのかどうか、過去の研究事例を
調べてみたそうな。



研究事例の多くはその状況設定に多くの違いが見られたが、

イメージトレーニングと実際の上肢動作を組み合わせる
ことで改善効果が得られる、ということはわかった。



今後はどんなトレーニング内容が、どういったタイプの人に効いて、
どの程度持続するものなのか さらなる研究が必要である、
という話。

脳卒中イメージトレーニング

2010年11月23日

脳卒中になったらとにかく刺激を与えなさい


Sensory stimulation after stroke may help prevent brain damage, study finds
2010 11月 アメリカ



ネズミを人為的に 脳梗塞になりかけ状態 にした直後、
ヒゲを90分間刺激し続けたところ、
そうでないグループに比べ機能がフルに回復したそうな。


解剖して脳を調べると損傷をうけた血流ルートを
迂回するように新たな血液の流れができていることがわかったとのこと。


人間に応用するためには、身体や唇、指などを刺激する他に、
聴覚や視覚を通した刺激も有効かもしれないな…
という話。

2010年11月22日

子供時代:両親が離婚→大人になって脳卒中


Children of divorce may be at higher risk of stroke
2010 11月 カナダ



13000人あまりについて調査した結果、
幼少時に両親が離婚した経験を持つ人は、
大人になってからの脳卒中リスクが2倍になること
がわかったそうな。


なぜそうなるのかは不明。

ストレスとの付き合い方に問題を抱えるんじゃないか…
というはなし。



自分も同様の経験を持つので
理解できない話ではなかった。

2010年11月21日

脳卒中患者に血圧の自己管理なんて出来っこない、と思っていました。ごめんなさい。


Are stroke patients' reports of home blood pressure readings reliable? Cross-sectional study.
2010 11月 イギリス



脳卒中患者が家庭用血圧計で記録する内容に
はたして信頼が置けるものかどうか調べたそうな。


平均73歳の脳卒中患者39人に1年あまりにわたり
家庭用血圧計で自らの血圧を手帳に記録させて
その内容と
血圧計の内部メモリの記録とを照合した結果、
ほとんど完璧に一致していた、とのこと。



病院での計測結果はしばしばアテにならないので、
こういう計測記録は貴重である、という内容。



2010年11月20日

お薬の助けを借りて幻覚を見ながらのリハビリも良し


Safety of Pharmacological Augmentation of Stroke Rehabilitation.
2010 11月 スイス



脳卒中リハビリに際し、
レボドパ、AChE 阻害薬、選択的セロトニン再取り込み阻害薬
等の薬の助けを借りることの安全性と効果を調べたそうな。


一部の患者で幻覚、せん妄、精神錯乱、尿失禁などの副作用が
見られたけれども、薬を投与されていたグループの方が
概ね機能改善の程度は大きかった、とのこと。


副作用に注意すればこういった薬の利用は有効である、という内容。



2010年11月19日

警告:総コレステロール160未満は超キケン


Blood Pressure and Total Cholesterol Level Are Critical Risks Especially for Hemorrhagic Stroke in Akita, Japan.
2010 11月 日本



日本人15万人以上について、脳卒中のなりやすさの
要因について調べてみたそうな。

・人数の割合、脳出血:27%、脳梗塞56%、くも膜下出血17%

・脳出血と脳梗塞は男性に多く、くも膜下出血は女性に多い

・総コレステロール160mg/dl 未満は脳出血とくも膜下出血に、
280mg/dl 以上だと脳梗塞になり易くなる。

ということがわかった、とのこと。

血圧に注意するのは言うまでもないことだけれど、
総コレステロールが160を下回らないように心がけよう
という内容。





集中治療室に運ばれた直後に医者から、
『コレステロールが140しかないよ、
ちゃんとご飯食べてないんだろうっ!』
とキツーく言われたことを思い出した。


コレステロールはホント大切。

2010年11月18日

ワルファリンとサプリメントの危険な関係


Herbal supplements with Warfarin can increase risk of stroke and bleeding
2010 11月 アメリカ



ワルファリン利用者がハーブやビタミンのサプリメントを摂ると
出血やさらなる脳卒中の可能性が高くなることが知られているが、
実際に患者がどの程度意識しているのか を調べたそうな。


100人のワルファリン利用者のうち
3分の2は何らかのサプリメントを摂っていて、
47人は非常に危険な組み合わせのものであった、
とのこと。


サプリメントを摂るなら医者に相談しなさい、
って内容。



ワルファリンと健康食品との相互作用(愛知県薬剤師会)

2010年11月17日

高齢になるとお金があるほど脳梗塞のキケン


Incidence of ischaemic stroke according to income level among older people: the 3C study.
2010 11月 フランス



これまでの研究から、低所得者ほど脳卒中になりやすい
と考えられている。

65歳以上の高齢者9千人以上について
これを検証したそうな。


その結果、
家計収入額の高い人はそうでない人にくらべ
8割ほど脳梗塞になりやすいことがわかった、
とのこと。




若い時に一生懸命に働いて、偉くなって、お金をいっぱい貯めて
定年後に楽をしようと思っていたら脳梗塞になって

結局 財産はすべて孫に…

そういうことかな。

2010年11月16日

たくさん寝ると脳卒中になりやすい 女性限定


More sleep may trigger stroke risk in women
2010 11月 アメリカのブログ



10時間以上睡眠を取る女性は、
7時間睡眠の女性よりも6割ほど
脳卒中になりやすくなることがわかった、
という話。



単に不活発なゆえに血管が詰まりやすくなる
ってことのような気がする。



2010年11月15日

ビタミンDは少ないといろいろ問題ありそう


Vitamin D deficiency doubles the risk of fatal stroke in whites but not in blacks, study finds
2010 11月 アメリカ



一般に黒人は白人に比べ6割以上も脳卒中になり易い
ことが知られている。
また、ビタミンD欠乏症も起きやすい。

そこで、
ビタミンD欠乏症と脳卒中死亡率との関係を調べたところ、
なぜか白人がビタミンD欠乏になると その死亡率が2倍
になることがわかった、という話。


白人、黒人合計8000人について
ビタミンD欠乏症の割合は、白人7%、黒人32%で、
一方、死亡者数は
白人116人、黒人60人だったそうな。


理由は不明。


ビタミンDは転倒予防にもなるし、
とりあえず不足しないに越したことはない、ってことと理解。


2010年11月14日

麻痺してない方の足を鍛えると麻痺足もついでに強くなる


Bilateral neuromuscular plasticity from unilateral training of the ankle dorsiflexors.
2010 11月 カナダ



手足の一方のみで学習した内容がもういっぽうの手足に
伝わる現象があり、"クロスエデュケーション効果"と呼ばれている。
これを脳卒中片麻痺患者の弱った足首筋力の改善に
利用出来るかどうかを調べたそうな。


その結果、麻痺していない方の足首を激しく鍛えることで、
麻痺側の足首の筋力も改善されることがわかった、とのこと。


"cross-education effect"って
"両側性転移" とも呼ばれているようで、
バスケのドリブルを右手だけで練習していた選手が
とつぜん左手でもドリブルできるようになる現象、
ってな説明があった。




ふにゃ足首には困っているので意識してみよう。

2010年11月13日

パキスタンの脳卒中事情


Frequency of cerebral infarction and haemorrhage in the patients of stroke.
2010 11月 パキスタン


100人の脳卒中患者について
その内訳を調べたそうな。

・男性が70%、女性が30%

・51-60歳が26%
61-70歳が26%
71-80歳が18%

・脳梗塞が72%、脳出血が28%

・平均血圧が180/100mmHg


高血圧が最も共通の危険因子であった、とのこと。






自分の場合も血圧が まさにそのくらいだったのを思い出す。

2010年11月12日

一本丸太の上で脳の可塑性がアップ


Early motor balance and coordination training increased synaptophysin in subcortical regions of the ischemic rat brain.
2010 11月 韓国



脳梗塞にしたネズミを
・なんにもしない
・通常の歩行訓練
・トレッドミル
ロータロッド(写真下)
の4つの場合にわけてその改善程度を調べたそうな。




ロータロッドに乗っけられていたネズミは
他のグループに比べ四肢の運動機能などが
著しく改善し、脳の可塑性が高まったことを示す
神経伝達物質の類がたっぷりと検出された、とのこと。




問題は人に どうやって応用するか… ってこと。

2010年11月11日

拡張現実上肢リハビリ、新ゲーム


Augmented Reality Games for Stroke Rehabilitation (University of Ulster)
2010 11月 イギリス



拡張現実技術を使った新しいゲームのつづき。


立方体を握る手の先にある液晶モニターに
画面左側の映像が表示される。


ひとりピンポンはさみしい。

2010年11月10日

ドコサヘキサエン酸 vs 脳梗塞


Fish oil can limit brain damage
2010 11月 アメリカ



DHA(ドコサヘキサエン酸)には脳卒中直後の
脳のダメージを おもいっきり抑える働きがあることがわかったそうな。


発症後5時間の時点で、
DHAがあることによって脳組織の破壊が59%も
減った、とのこと。



日頃から摂っていればもっとよいことが
あるんじゃないか…という予感。

2010年11月9日

ミラーセラピーは効果が持続しない


Motor Recovery and Cortical Reorganization After Mirror Therapy in Chronic Stroke Patients: A Phase II Randomized Controlled Trial.
2010 11月 オランダ




慢性期脳卒中患者の上肢リハビリに
ミラーセラピーがどの程度有効かを調べたそうな。



40人の患者について6週間のミラーセラピー
のあるグループとないグループに分けて比較した。


ミラーセラピーの効果は限定的で、
しかもそれが持続しないことがわかった。

また、対応する脳活動領域に若干の変化が示唆された、
という内容。




ミラーボックス療法

2010年11月8日

FASTキャンペーンって知ってた?


Is FAST stroke smart? Do the content and language used in awareness campaigns describe the experience of stroke symptoms?
2010  11月 オーストラリア



脳卒中の初期症状の周知とその早期対応を促すFASTキャンペーン
の効果がはかばかしくなく、

脳卒中患者とその関係者の10%程度しかそれを
きいたことがなかった。

その詳しい内容となると
ほとんど知られていなかった、という残念な話。






FASTキャンペーンって世界的にやっていたものらしい。
下記ビデオをいちどみたことがあったが、

FASTがなにを表すか なんて1つも憶えていなかった。

すっげぇ面白いビデオじゃよ。

2010年11月7日

脳梗塞の5年再発率は…


Recurrent ischemic events in young adults after first-ever ischemic stroke.
2010 11月 フィンランド



15-49歳の脳梗塞患者について、
その5年以内での再発率を調べたそうな。

心筋梗塞を含む再発率は、23%
ほどになることがわかった という内容。

2010年11月6日

週末の脳卒中入院は少しキケン


Strokes 12% more deadly on weekends, study shows
2010 11月 カナダ



脳卒中で入院した人の死亡率を調べたところ、

平日に入院した人よりも、
週末、土日に入院した人は 12%ほど
死亡率が高かったそうな。

理由を調べてみたけれどもよくわからなかった、
という内容。





思い出してみると、
救急病院に入院していたときは
週末になると看護師が2人で40人以上の
患者を看ていた。

そういうときは
ナースコール押しても来ない。

10%くらいの死亡率上昇は充分に理解できる。

2010年11月5日

ビタミンEサプリで脳出血リクスアップ!


Vitamin E linked to increased risk of some strokes
2010 11月 BBCニュース



ビタミンEサプリを摂る人は脳出血になる
危険性が2割以上増える、ということがわかったそうな。


脳梗塞の予防に少しは良いみたいだけれども
脳出血の危険性を考えると見境のないビタミンE摂取は
禁止したほうがいいんじゃないか、というはなし。

Effects of vitamin E on stroke subtypes: meta-analysis of randomised controlled trials.


2010年11月4日

デルタレゾナンスを1年以上愛用しています。




デルタレゾナンスは、
バイノウラルビート(binaural beat)反応という
人の持つ自然な聴覚機能を利用して

暇な時間にも効率よく脳に刺激を与え続ける
ことができる音響ファイルです。


こちらのサイトで入手できます。


ダメージを負った脳は、刺激の多い環境に置かれると
その可塑性が促されることが多くの研究からわかっています。



当時、他に試すことができるものがなかったため
ダメもとの気持ちで利用し始めました。





もしこれに出会えていなかったら…

と思うとかなり怖い気がします。




頭がとても冴えるので、

毎日ブログの更新をする際には、必ずこれを聴いています。


デルタレゾナンス使用者の感想

上肢機能が劇的に回復する夢の薬ができるかも


Otago research uncovers potential for stroke victims to dramatically regain mobility
2010 11月 ニュージーランド



ネズミの実験で、
脳卒中発症後3日経った(人間では3週間相当)時点で
ある薬を与えたところ、
麻痺していた上肢機能が50%あまり回復
してしまうことがわかった、とのこと。


この薬は脳卒中後死んでしまったか休眠してしまった
と思われる神経細胞を活性化する働きがあるそうな。

神経伝達物質GABAをブロックする働きがあるとのこと。


早く人間で実験したい、という話。

Reducing excessive GABA-mediated tonic inhibition promotes functional recovery after stroke.


2010年11月3日

脳卒中後のくるまの運転、結局 自分次第


The Safety of Driving a Commercial Motor Vehicle After a Stroke.
2010 10月 アメリカ



脳卒中後の自動車運転復帰について
過去の研究からその指導方法について見直したそうな。


神経心理テストの類でその人が交通事故を起こすか
どうかなんてことはわからない、ということがわかった。


とりあえず発症後1年間は運転を控えて、
周囲の人々の評価を得た後、
慎重に運転を始めてください、

という内容。






自分は10ヶ月後に再開した。

当初はかなり危なかった。
よく事故にならなかったなぁ…
と思うようなキワドイシーンに何度か遭った。


いまも緊張する。
以前よりもずっと慎重な運転になった。

どうやらトラックドライバー向けの話のようだ。

2010年11月2日

最低血圧は低けりゃいいってものでもない


Diastolic Blood Pressure Levels and Ischemic Stroke Incidence in Older Adults With White Matter Lesions.
2010 10月 アメリカ



大脳白質病変を抱える高齢者が
脳梗塞になる危険性を調べたそうな。



最低血圧が高い(>80mmHg)のはもちろんのこと、
69mmHgより低くても、脳梗塞になり易くなることがわかった、とのこと。




大脳白質病変は症状がなく、高血圧が原因と考えられていて
高齢者にはよくあること。

2010年11月1日

鉄欠乏性貧血小児は脳卒中のキケン


Severe iron deficiency anaemia and ischaemic stroke in children.
2010 10月 イギリス



小児にはしばしば鉄欠乏性貧血が見られる。

どうやら鉄欠乏性貧血と小児脳卒中との間には
強い関連性があるらしい、という内容。

2010年10月31日

統合失調症患者は脳卒中にめっぽう強い


Lower Mortality Among Stroke Patients With Schizophrenia: A Nationwide Population-Based Study.
2010 10月 台湾



統合失調症患者の脳卒中死亡率を調べたそうな。

2910人の脳卒中患者のうち、
発作後90日以内に死亡したのが258人、


そのうち統合失調患者は485人いて、18人死亡(3.7%)、
統合失調症なしは2425人で、240人死亡(9.9%
であった。


統合失調症を持っていると、脳卒中でもなかなか死なないことがわかった、という内容。





なぜそうなるのか理由を知りたい。

2010年10月30日

脳卒中後アパシーは脳血流も低下する


Post-Stroke Apathy and Hypoperfusion in Basal Ganglia: SPECT Study
2010 10月 日本



脳卒中後の無気力(apathy:アパシー)と
脳血流との関係を調べたそうな。


SPECTという断層撮影装置を使って脳内の血流を確認した。


発症1ヶ月以内の脳梗塞患者102人のうち37人がアパシー症状だった。


彼らには共通して大脳基底核に脳血流の低下が認められた、
という内容。



どちらが原因と結果かはわからない。

2010年10月29日

脳内出血時は意識があるかどうかが大切


Symptomatologic versus neuroimaging predictors of in-hospital survival after intracerebral haemorrhage.
2010 10月 イラン



脳内出血患者が死にそうかどうかを判定するための
指標として何が有効かを調べたそうな。

簡単に計測できる意識レベルと
CT画像を使った血腫の大きさや位置などの情報
について200人以上の患者で比較、確認した。

20日以上生存した患者が約半数の状況で、

結局、
意識レベルを診ることがもっとも適当な判断を
できることがわかった、という内容。





そういえば集中治療室では
やたらとペンライトで目を照らしながら、

『こっちを見て!』
『わたしを見て!』

と一晩になんども何度もやられたことを思い出す。

2010年10月28日

ビタミンBサプリメントが脳卒中後うつを防ぐ


B-vitamins reduce the long-term risk of depression after stroke: The VITATOPS-DEP trial.
2010 10月 オーストラリア



ビタミンB投与の有無で脳卒中後うつが改善されるかどうかを調べたそうな。

270人以上の脳卒中患者について
ビタミンB6,9,12の投与を10年あまり継続した。

その結果、
ビタミンBなしのグループに比べて
ビタミンBありのグループでは明らかにうつ症状が
少なかった、とのこと。


ビタミンBサプリメントの摂取は安全で効果的な
うつ予防法になるであろう、という内容。

2010年10月27日

上肢リハビリのほとんどは麻痺の軽い人用


Interventions to promote upper limb recovery in stroke survivors with severe paresis: a systematic review.
2010 10月 オーストラリア



脳卒中片麻痺患者の上肢リハビリ法の数々を評価しなおしたそうな。


過去40年間の研究論文を調査して、
信用のおけそうな17件の研究を見つけた。


それらを詳細に検証したところ、

重い麻痺患者の上肢機能を復活させることのできるようなリハビリ法は無く、

"夢の最新リハビリ法"が謳う効果の多くは
患者自身がリハビリを継続することができるほどに自然回復できるかどうかにかかっている、

ということがわかった。


そんな内容。








『すでに指を動かせることがこの上肢リハビリ訓練を受けるための条件です。』 by 〇〇療法


よく耳にする話。

2010年10月26日

軽い脳卒中患者の睡眠時無呼吸症持ちは6割


Sleep Apnea in Patients With Transient Ischemic Attack and Minor Stroke. Opportunity for Risk Reduction of Recurrent Stroke?
2010 10月 カナダ



一過性脳虚血などの軽い脳卒中を経験した66名について
調べたところ、その6割以上睡眠時無呼吸症であった、とのこと。


脳卒中の再発可能性が高いので、
まずは無呼吸症をなんとかしなくちゃ、
という内容。




きっとイビキもすごいんだと思う。

2010年10月25日

ナイアシンが脳梗塞治療に有望そう


Studies Show Vitamin B3 Aids Stroke Recovery
2010 10月 アメリカのブログ



ナイアシンの脳梗塞治療効果について
先週の国際会議で新たな発表があったそうな。

人為的に脳梗塞にしたネズミにナイアシン(ビタミンB3)
を与えたところ、神経細胞と血管が新生し機能も回復した、とのこと。


人での研究結果は未だだけれども、
サプリメントは簡単に手に入るのだから試してみたらいいんじゃない?
といった内容。

2010年10月24日

頭に光を当てると脳卒中が治る


Long-term safety of single and multiple infrared transcranial laser treatments in sprague-dawley rats.
2010 10月 アメリカ



頭の外から近赤外線レーザーを当てる治療法の安全性を
動物実験で確認した、とのこと。




こんな治療法は知らなかったけれど、

しらべてみたら

光を当てると脳梗塞にしかけたネズミの脳細胞でATPがすっごく増えた、
という報告もあった。(下)

Transcranial near infrared laser treatment (NILT) increases cortical adenosine-5'-triphosphate (ATP) content following embolic strokes in rabbits.
2009 10月 アメリカ



こういう治療法はなぜかワクワクする。

2010年10月23日

睡眠時間は多くても脳卒中になり易くなる


Sleep duration and cardiovascular disease: results from the National Health Interview Survey.
2010 8月 アメリカ



睡眠時間と脳卒中などの心血管系の病気へのなりやすさ
を3万人以上について調べたそうな。

その結果、
睡眠時間が7時間よりも短くても長くても脳卒中を含む心血管系病気
になり易いことがわかった、とのこと。


なぜか7時間がベストのようだ。

2010年10月22日

東洋医学が解明する脳卒中患者の4つの型とは


Clinical approach to the standardization of oriental medical diagnostic pattern identification in stroke patients.
2010 10月 韓国




東洋医学の手法を用いて脳卒中患者を診断、分類してみたそうな。

800名以上の患者について
その特徴を複数の医師によって分類したところ、
大きく次の4つに分類できたとのこと。

火熱

痰湿

気虚

陰虚



各々どういう意味か?、というと…


よくわからない。

2010年10月21日

噂の検証:歯医者さんに行くと脳卒中になるってホント?


Dental surgery may be linked to heart problems

Invasive Dental Treatment and Risk for Vascular Events

2010 10月 イギリス



歯科治療がしばしば急性の炎症を起こすことから

血管の壁が傷つく --> 心筋梗塞や脳卒中の危険性

について調べてみたそうな。



歯科治療後4年以内に心筋梗塞または脳卒中になったのは、
1000万人中ほんの1000人程度で、
さらにそのうちのたった40人のみが4週間以内に発症した。


歯科治療に際して出血が止まらなくなることを嫌って
抗血小板薬をやめてしまったであろう人たちもいる可能性を考えると、

歯科治療そのものの心筋梗塞、脳卒中への危険性は心配しなくてよいほど小さく、

そんなことよりもさっさと歯を治しなさい、という内容。

2010年10月20日

ねぇ PBA:スードバルバーアフェクトって知ってる?


Stroke survivors 'need help with PBA'
2010 10月 アメリカ ブログ



脳卒中患者の実に53%ものひとがPBA(Pseudobulbar Affect)
経験者だという。

PBAは笑いや泣きの感情を制御できなくなってしまう状態を指し、
脳の損傷によって起こる、とされている。





退院してすぐのころ、

たしかに
人前で数分間笑いが止まらなくなったことが幾度かあった。

笑いながら、
『これは明らかに脳の損傷からきているな』
と冷静に分析している自分がいた。

最近ではこのようなことは起きていない。




また、
これをうっかり医者に相談すると抗うつ薬を処方されてしまうらしい。

The causes and treatment of pseudobulbar affect in ischemic stroke.

2008 アメリカ


2010年10月19日

転倒 魔の時間帯 9:00-11:00


Characteristics associated with falls among the elderly within aged care wards in a tertiary hospital: a retrospective.
2010 7月 中国



高齢者向け病院での転倒患者の特徴について
調べてみたそうな。

400件以上の転倒事例のうち、
7割が病室で、
2割が浴室やトイレで起こった。

9:00-11:00の時間帯に最も転倒しやすく、

脳卒中や認知機能に問題を抱えている患者で多かった、とのこと。

2010年10月18日

東洋医学の成果 オストールが脳にとってもいい


Neuroprotective effect of osthole against acute ischemic stroke on middle cerebral ischemia occlusion in rats.
2010 9月 中国



蛇床子(じゃしょうし)という植物由来の物質オストール
急性期脳硬塞に効くんじゃないかと思って実験したそうな。


事前にオストールを与えておいたネズミを
人為的に脳硬塞にしてその回復具合を調べた。

オストールネズミは梗塞や浮腫の大きさも小さかった。

オストールの抗酸化、抗炎症作用がイイのではないか、という内容。

2010年10月17日

この肩の痛みは脳卒中経験者でないとわかるまい


Which treatment approach is better for hemiplegic shoulder pain in stroke patients: intra-articular steroid or suprascapular nerve block? A randomized controlled trial.
2010 10月 トルコ



脳卒中後の肩の痛み対策として、
肩甲上神経局所麻酔
関節内投与ステロイド
どちらの注射が有効かを調べたそうな。


どっちもどっちという結論。

2010年10月16日

歩行イメージトレーニングは運動感覚的にやりまっしょう


Visual and kinesthetic locomotor imagery training integrated with auditory step rhythm for walking performance of patients with chronic stroke.
2010 10月 韓国



慢性期脳卒中患者の歩行イメージトレーニングに適した方法を
検討したそうな。

歩行している様子を
視覚的にイメージする方法と、
運動感覚的にイメージする方法とを比較したところ、


運動感覚的にイメージしたグループで著しい効果があった、とのこと。


このとき歩行中の擬似足音を聴かせると さらに効果的なんだって。

そういえば以前こんなのがあった。

2010年10月15日

血圧が気になるなら睡眠をとること、大事に至るまえに


Short sleep duration is an independent predictor of stroke events in elderly hypertensive patients.
2010 10月 日本



睡眠時間との脳卒中との関連について、
高血圧の1000人以上の人を50ヶ月間調査したそうな。


睡眠時間が7.5時間未満の人は
MRIで無症候性硬塞が見つかる危険性と
脳卒中発作が起こる危険性が

良く睡眠をとる人に比べ2倍以上も高いことがわかった、とのこと。

2010年10月14日

歩けるならガンガン歩け心配するな


Higher-intensity treadmill walking during rehabilitation after stroke is feasible and not detrimental to walking pattern or quality: a pilot randomized trial.
2010 10月 オーストラリア



脳卒中後なんとか歩けるようになった患者に
高速トレッドミルを使った訓練を施して、
問題はないか調べてみたそうな。

1回30分の高速トレッドミル訓練を
週3回 x 6週間続けた。



通常訓練のグループと比較して
歩行パターンやその質に問題は見られなかった。
しかもより速く歩けるようになった、とのこと。









自分は歩けるようになったころ、
理学療法士に

『きれいに歩くよう心がけるんだ』

『頑張って歩くと姿勢が崩れるからできるだけ歩くな』

等のアドバイスを頂いた。



いま思うとなんとも贅沢なはなしだと思う。

2010年10月13日

つり包帯をするのはバランスをとるため


The effect of arm sling on balance in patients with hemiplegia.
2010 9月 トルコ



脳卒中片麻痺患者がつり包帯をするメリットを確認したそうな。



つり包帯をしているほうが
立ち居振舞いのバランスが良くなる、という結論。

2010年10月12日

拡張現実(AR)で楽しく上肢リハビリ :ビデオ


Augmented Reality game prototypes for Upper-Limb Stroke Rehabilitation (University of Ulster)
2010 10月イギリス



拡張現実(Augmented Reality)技術を用いて脳卒中後の
上肢リハビリに役立つゲームを開発しているイギリスの大学のビデオ。


これはやってみたい。



2010年10月11日

自宅リハビリは少しずつ継続的にやるほうが効果的だと思っていた


Comparison of an intermittent high-intensity vs continuous low-intensity physiotherapy service over 12 months in community-dwelling people with stroke: a randomised trial.
2010 10月 ドイツ



自宅リハビリを行うにあたり
間欠集中的継続低頻度、どちらが効果的かを調べたそうな。


次のA、B2つのグループについて調べた。

A:週4セットのリハビリを2ヶ月おきに12ヶ月間 -->間欠集中
B:週2セットのリハビリを毎月12ヶ月間 -->継続低頻度





どちらの方法も同程度に有効であることがわかった。

特にAの間欠集中的に行うグループでは転倒しにくくなるんじゃないか…?、

といった結論。

2010年10月10日

枕を低くしても血の巡りは変わらないよ


Lower Head of the Bed Position Does Not Change Blood Flow Velocity in Subarachnoid Hemorrhage.
2010 9月 アメリカ



超音波計測器を使って、くも膜下出血患者の
脳内血流速度とベッドの角度との関係を調べたそうな。


ほとんど水平の状態と45度くらいに起こした状態とで
脳の主要な血管中の流速および血圧、心拍、脳圧など
ほとんど変化はなかった、とのこと。


頭の位置はあんまり気にしなくてもいいんじゃない?という内容。







自分も入院した直後は数日間、かなり起こし気味のベッドに
寝かされていた。
頭の中の圧力を下げるためと言っていたのを思い出す。


身体を起こしているメリットは天井だけを見つめている退屈さ
を紛らわすことができる点にあると思う。

2010年10月9日

手首をすごい速さでブルブルさせると動作が安定するらしい


Effects of Wrist Tendon Vibration on Targeted Upper-Arm Movements in Poststroke Hemiparesis.
2010 10月 アメリカ



手首の腱に人工的な振動刺激を与えることで
上肢の運動機能が改善するかどうかを調べたそうな。


70Hzの振動を与えたら筋肉の要らぬ緊張が解けて
動作が安定した、とのこと。





どんなふうに振動を与えたのかは知らないけれど、

これを使うと100Hz刺激が可能。
link

2010年10月8日

どうやら痙縮が進むと拘縮になるらしい


Spasticity and contractures at the wrist after stroke: time course of development and their association with functional recovery of the upper limb.
2010 10月 アメリカ



上肢リハビリ過程での手首の痙縮拘縮との関連について
調べたそうな。

脳卒中後6週間以内の
上肢がほとんど使えない患者30人について9ヶ月間追跡した。

いずれの患者にも痙縮はみられた。

回復できた患者には拘縮は見られなかった。

回復できなかった患者には痙縮拘縮への変化が見られた。


上肢リハビリの可能性については痙縮ではなく、拘縮の有無が重要、
といった内容。







痙縮spasticity) と拘縮contracture
が違うということを今、知った。

重症度で言うと
拘縮>>痙縮
であり



拘縮は不可逆に近い認識のためか、

この種のリハビリ記事では
spasticityはよく見かけるけどcontractureはときどきの印象がある。



拘縮は関節の可動域とその硬さ、
痙縮は異なる速度で筋肉を伸ばしたときの硬さの違い、
で評価する。

2010年10月7日

ビタミンCさえ飲んでれば脳硬塞なんてへっちゃら…?


Influence of vitamin C on markers of oxidative stress in the earliest period of ischemic stroke.
2010 8月 ポーランド



ビタミンCサプリメントが脳硬塞患者の酸化ストレスや機能回復に
どの程度有効であるか、調べたそうな。


ビタミンCを1日に500mg与えるグループとそうでないグループ
とに分けて、発症翌日から3ヶ月後まで追跡した。


ビタミンCグループでは、
血中の酸化ストレス物質の量が明らかに減ったけれども、
患者の機能回復の面ではまったく効果が見られなかった、とのこと。






さすがのビタミンCも脳硬塞には歯が立たなかった模様。

2010年10月6日

脳卒中になったら豆腐、がんも、油揚げ


Soy protein diet increases skilled forelimb reaching function after stroke in rats.
2010 9月 アメリカ



大豆タンパクが脳卒中後の回復に与える影響を調べたそうな。


人為的に脳卒中にしたネズミを使って、
カゼインタンパクを与えたグループと
大豆由来タンパクを与えたグループとで障害の程度を
比較したとのこと。



大豆タンパクを摂っていたネズミは前脚で物を掴む動作への影響が少なく、

大豆タンパク質には脳卒中によるダメージから
脳組織をガッチリと保護する効果があるのではないか、という結論。





納豆はビタミンKがどうので問題あるみたいだから、
豆腐、がんもどき、油揚げをいっぱい食べなさい、ってことと理解。

2010年10月5日

病院での発熱は要注意サイン


An early rise in body temperature is related to unfavorable outcome after stroke: data from the PAIS study.
2010 9月 オランダ



脳卒中患者の多くは入院したその日のうちに発熱する。

体温と回復具合との関連について調べたそうな。


入院時にもともと体温が高かった患者はたいして問題はない。

入院してからその日に急に熱が上がった患者は回復結果がよくない、
ことがわかったとのこと。






自分も入院後10日間以上、熱のある日々が続いた。
我慢できなくて、よく解熱剤をもらっていたのを思い出す。

2010年10月4日

コーヒーをたまに飲むと脳卒中になりやすい


Coffee and acute ischemic stroke onset: The Stroke Onset Study.
2010 9月 アメリカ



コーヒーの摂取と脳卒中のなりやすさを調べたそうな。

390人の脳梗塞患者について、

232人は発症24時間以内にコーヒーを飲んでいた。

その危険度は、カフェイン入りの紅茶やコーラに比べ2倍も高かった。


このコーヒー脳梗塞との高い関連性は
多くても1日に1杯程度しか飲まない人についてのみ見られ、

いっつも飲む人には見られなかった、とのこと。





自分も直前にJTのブラック缶コーヒー(350ml)を飲んでいたのを思い出す。

2010年10月3日

脳卒中になりやすい人の特徴


Assessment of major risk factors among stroke patients.
2010 9月 イラク



200人の脳卒中患者についてその危険因子を調べてみたそうな。

83%は50歳以上で平均年齢は64歳

85%が脳梗塞で、15%が脳出血

69%が高血圧

41%が糖尿病

33%が喫煙者で、その77%が男性


高血圧、糖尿、喫煙に注意しなさいよ、って内容。

2010年10月2日

脳卒中後慢性疲労(PSF)ってPSDと違うの?


Time course and risk factors of post-stroke fatigue: a prospective cohort study.
2010 9月 オランダ



脳卒中後慢性疲労:Post-stroke fatigue (PSF)というのがあって、
そのなりやすさの条件などを調べたそうな。

脳卒中患者の3割くらいが経験し、
その原因はよくわかっていない。
若いひとに多く、病変位置が小脳テント下にあるとなり易い。
抑うつ気味の人もなりやすい、とのこと。






脳卒中後うつ(PSD)と どう違うのかよくわからない。

2010年10月1日

脳内出血後のてんかん発作はよくあること


Prevalence of post-stroke seizures in Srinagarind Hospital.
2010 9月 タイ



脳卒中後のてんかん発作の起きやすさ、要因について調べたそうな。

372人の脳卒中患者うち、
15.6%がてんかん発作を起こした。
その60%は脳卒中後2週間以内に起きている。

脳内出血であること、病変位置が皮質に近いこと、脂質異常でないこと
が発作の関連要因であった。

死亡率も40%近くある、とのこと。





自分は
てんかん発作はなかったけれど幻覚はよく見た。

テーブルの上に虫が湧きでてくるとか
人の鼻の穴の中に芋虫が見えるとか…

2010年9月30日

ドッグ療法:犬に引きづられて散歩リハビリ


Effectiveness of a rehabilitation dog in fostering gait retraining for adults with a recent stroke: A multiple single-case study.
2010 1月 カナダ



脳卒中患者の歩行訓練に犬を使った試みの報告。

平均年齢58、4人の脳卒中患者について
犬と一緒に3週間、歩行訓練をさせたそうな。

そのうちの3人は歩くスピードがとても速くなり
杖が必要でなくなってしまった、とのこと。


こういったリハビリ犬を導入すれば退院後、
理学療法士を呼ばなくてもリハビリを続けれられるんじゃないか、
といった内容。

2010年9月29日

脳卒中リチウム療法


Lithium and its Neuroprotective and Neurotrophic Effects: Potential Treatment for Post-Ischemic Stroke Sequelae.
2010 9月 カナダ



いろいろな研究を調べてみると
リチウムには脳神経保護作用があるらしい。
ならば脳卒中後の治療にも応用できるのではないか、という話。



リチウムイオン電池のリチウム。

2010年9月28日

よーく調べると鍼は効果ないみたい


Acupuncture for functional recovery after stroke:a systematic review of sham-controlled randomizedclinical trials
2010 9月 韓国



脳卒中リハビリテーションへの鍼灸の効果を
過去の研究から検証したそうな。

信頼するに足る研究成果がほとんどないこと、
多くの研究はその効果について肯定的ではないこと、
効果があるとする論文も研究者のバイアスが強いこと、
などから
鍼灸は脳卒中リハビリにほとんど効果はないんじゃないか、との結論。





この種の手技の上手、下手に著しく左右されそうなテーマについて
論文だけ調べても正しい結論はでないと思う。


世の中には
アミバもいればトキもいる、ってこと。

2010年9月27日

失語症リハビリの長い道のり


How Long Is the Recovery of Global Aphasia? Twenty-Five Years of Follow-up in a Patient With Left Hemisphere Stroke.
2010 9月 イタリア



脳卒中後の失語症患者の回復過程についての長期記録は少ない。


あるひとりの全失語症患者について、
週3回25年間言語テストを続けてきた記録を報告するという。



最初の1年間は、話し言葉の理解と単語の繰り返しに費やし、
1年後~3年の間は、命名力と読解力の向上。
3年後~25年の間は、発話能力など、かつて有していた機能を取り戻す、

という3段階の様子が見られたそうな。







そういえば

リハビリに終わりはない、ってなことを誰かが言っていた。

2010年9月26日

高齢者の脳卒中後うつ対策:究極兵器は電気けいれん療法


Management of depression in elderly stroke patients.
2010 9月 スウェーデン



ヨーロッパの脳卒中患者の7割は65歳以上である。
高齢者の脳卒中後うつについて過去の研究を調べたそうな。


若干女性に多く、
脳の障害部位、重症度とはあまり関連がない。
脳卒中後すぐにうつになる患者はすぐに治る。


副作用の点から抗うつ薬の使用は重症な人に限られる。


認知行動療法が有効で、

あまりに重症な場合には電気けいれん療法も良いかもしれない、といった内容。






電気けいれん療法(wiki)

こういうものがいまだに行われていることにオドロイタ。

2010年9月25日

きっつキツの加圧ストッキングを我慢して履く必要はないかもよ


Should Patients With Stroke Wear Compression Stockings to Prevent Venous Thromboembolism?
2010 9月 カナダ



足からの血栓が飛んでくるのを防ぐ目的で
脳卒中患者の麻痺足に加圧(弾性)ストッキングを履かせるという習慣がある。
エコノミークラス症候群と同じ理屈。



これの有効性を大規模に調べた研究成果を検証してみたそうな。
(CLOTS研究っていうらしい)




で、ほとんど効果はないらしい


腿まであるストッキングには極めてほんの少しの効果があって、
ひざ下までのストッキングはかえって危険ですらある、とのこと。








自分も入院当日にひざ下ストッキングを履かされたけど、
こんなもの???、って直感した。


でも律儀に2週間くらい履いていた。
むくんで でっかくなった足を小さくすることが
できるんじゃないか…と期待していたからでもある。


そのうち入浴できるようになって
脱ぎ履きのあまりの面倒くささにうんざりして
丸めて捨てたのを憶えている。

2010年9月24日

急性期脳卒中患者へのCI療法は?


Evidence-based therapies for upper extremity dysfunction.
2010 9月 ドイツ



脳卒中後の上肢機能改善法 各種について過去の研究を見直した結果、


どうやら 急性期患者へのCI療法はほとんど効果がないばかりか
害ですらあることがわかった、とのこと。





昨日の記事で)動物実験では急性期の強制使用は有効そうに思えたけれど
人はそう単純ではない、ということと理解。

2010年9月23日

麻痺手を使わざるを得なければ可塑性も生きる


Skilled reaching training promotes astroglial changes and facilitated sensorimotor recovery after collagenase-induced intracerebral hemorrhage.
2010 9月 ブラジル



コラゲナーゼという薬で脳内出血にしたネズミを
手を伸ばさなければ餌が取れない環境に4週間置いたところ
そうでないネズミに比べ感覚運動機能が著しく改善した、とのこと。




脳卒中急性期の上肢強制使用訓練は人間にも良いんじゃないか?…  そんな内容。

2010年9月22日

脈圧が高くても自慢にはならない


High pulse pressure is associated with increased risk of stroke in Japanese: The JMS Cohort Study.
2010 9月 日本



脈圧と脳卒中になりやすさとの関連を日本人について調べたそうな。


1万人以上について調べた結果、
脈圧が大きくなるほど脳卒中になる危険性も
大きくなることがわかった、とのこと。




脈圧について初めて知った。

脈圧=最高(収縮期)血圧 - 最低(拡張期)血圧


140/80 だったら 60 ってこと。



昔はなぜか差が大きいほうがイイって思っていた。

2010年9月21日

ほんだしの味噌汁を飲めば脳卒中ゼロ


cerebral blood flow in stroke-prone spontaneously hypertensive rats.
2010 9月 日本



かつおだしが脳血流にどのように影響するのかを調べたそうな。

脳卒中になりやすい高血圧ネズミを次の2グループ、

かつおだし汁
・水

に分けてそれぞれを 7週間与え続けたとのこと。

その結果、
水グループのネズミはほとんどが脳卒中になったのに対し、
かつおだしグループは一匹も脳卒中にならなかったという。

かつおだしを摂ると脳の血流状態が改善されて
脳卒中の予防につながることがよーくわかった、という内容。


論文をよく見たら Ajinomoto社の研究だった。

きっと、ほんだしは脳卒中予防に効果的、と言いたいんだと思う。

2010年9月20日

運転再開率約6割、6ヶ月以内、半盲事故率約100%



脳疾患を有する者の自動車運転状況と交通事故状況
平成16年




脳卒中後約6割強の人が発症6ヶ月以内に自動車運転を再開し、
以前より注意しながら運転しつつも
人並みに事故も経験している。


半盲があると、注意を促しても非常に事故を起こしやすいらしい、といった内容。





運転ができると確かに楽しいし便利だ。

けど、自動車は大きな車椅子でもあるわけで、
せっかく歩けるようになったのだから
車椅子に頼らない生活を心がけたほうが良いのではないか、

と思った。

2010年9月19日

トレッドミルよりも平地歩行のほうが訓練効果は高い


Effects of two exercise training techniques on walking function in adult patients with stroke.
2010 7月 ナイジェリア



脳卒中患者の歩行訓練としてトレッドミル
平地歩行とでどちらが効果的か調べたそうな。

12週間の訓練の後、
10メートル歩行にかかる時間と
6分間に歩ける距離で評価したところ、


いずれについても平地歩行させたグループの方が
ずっと良い成績を出した、とのこと。






ちょっと前の研究ではまったく逆の結果だった気がする。

被験者の障害程度の軽重で結果は大きく左右されると思う。

2010年9月18日

脳卒中になりたくなければ野菜を喰え、果物はどうでもいい


Intakes of vegetables and related nutrients such as vitamin B complex, potassium, and calcium, are negatively correlated with risk of stroke in Korea.
2010 8月 韓国



野菜や果物の摂取が脳卒中の予防に良いらしいという噂を検証したそうな。

その結果、
ナイアシンや葉酸も含めたビタミンB群を含む野菜を摂ると
脳卒中になる危険性が著しく下がることがわかった、とのこと。

一方、抗酸化物質であるビタミンC,Eを含む果物の類は、
脳卒中予防と関連がないことがわかった、という内容。




最近、
ナイアシン(ビタミンB3)の評判がすこぶる良い

2010年9月17日

刺激豊富な環境は脳の回復を促すけれど 梗塞も少し大きくなる


An Enriched Environment Improves Sensorimotor Function Post-Ischemic Stroke.
2010 9月 オーストラリア



数々の動物実験から、
脳卒中後に刺激の豊富な環境に置くと
脳機能の回復が早まることが示唆されている。

この効果を確かめるべく過去の(動物)研究を
再調査したそうな。



たしかに
脳卒中後に刺激豊富な環境にさらされると
知覚運動機能が著しく改善することがわかった。

一方で梗塞の大きさが8%ほど大きくなることもわかった、とのこと。



刺激に はしゃぎすぎてはイカンってこと と理解。

2010年9月16日

rTMSは慢性期患者にも大変有効な夢の治療法


Brain Stimulation Can Help Partially Paralysed Stroke Patients Regain Use of Their Muscles, Research Finds
2010 9月 エジプト



"rTMS 5Hzと1Hzのつかいわけ"
のつづき


磁気刺激治療法(rTMS)の麻痺改善効果を調べるべく
脳卒中患者を20名ずつ次の3グループに分けたそうな。

通常のリハビリに加え、
・脳の病側に5ヘルツのrTMS
・脳の健常側に1ヘルツのrTMS
・刺激を与えたフリ


その結果、
偽の刺激以外の2グループで著しい成果があった、とのこと。


なんでも 脳卒中後は
脳の健常側が活動過剰になっているので
1ヘルツで活動を抑制してバランスをとり、
病気側は5ヘルツで働きを増強するのだそうな。


さらにこの被験者グループは発症時期が急性期~慢性期と
幅が広かったけれど、みな同程度に効果が見られたという。

磁気刺激治療法は慢性期患者にも有効である、という結論。





実験結果、背景理論ともに
話がうますぎる気がする。




CIなんとかと同じ匂いがする。

2010年9月15日

NIHSSがゼロでも脳卒中はあり得る


Zero on the NIHSS Does Not Equal the Absence of Stroke.
2010 9月 アメリカ



NIHSS(National Institute of Health Stroke Scale)は
脳卒中の障害度の評価スケールの代表的なものであるが、

この評価法が必ずしも脳卒中のすべての状態を捉えているわけではない
と考えて  調べてみたそうな。


脳卒中の有無は拡散強調MRIで判定した。


その結果、
頭痛、目眩、吐き気などの症状を持つ虚血性の脳卒中がNIHSSスコアが0(ゼロ)として見逃されることがわかった、とのこと。


NIHSSの点数がゼロだからと言って健常者というわけではない、という内容。

2010年9月14日

雨が多い寒い土地の女性は脳卒中になりやすい


Rurality of communities and incidence of stroke: a confounding effect of weather conditions?
2010 9月 日本



脳卒中になりやすさと人口、地理、気象条件との関連を調べたそうな。

12000人以上を10年にわたり追跡した結果、


雨の多い または気温の低い土地に住む女性は
脳卒中にとてもなり易いことがわかった、とのこと。

その仕組みは不明、といった内容。

2010年9月13日

6ヶ月以上経っても理学療法は効果あり


Efficacy of physiotherapy interventions late after stroke: a meta-analysis.
2010 9月 イタリア



理学療法は脳卒中の初期に行われるものであるが、
6ヶ月以上経った患者にも効果があるかどうかを
過去の研究から調べたそうな。



700例以上の患者データから
十分な効果があることがわかった、とのこと。


一般に6ヶ月以降は回復が進まないとされている常識に
疑問を持つべきじゃないか、という内容。

2010年9月12日

キネシオテーピング+ボトックス効果とは


The role of kinesiotaping combined with botulinum toxin to reduce plantar flexors spasticity after stroke.
2010 8月 トルコ


脳卒中後の下肢の痙縮緩和のためのボトックス治療に加え
キネシオテーピングを加えてみたらどうか、という実験をしたそうな。


キネシオテーピングを併用したグループとそうでないグループとで
大した違いは見られなかった、とのこと。





キネシオテーピング、初めて知った。

調べてみると、頭痛や不眠症、多汗症など
いろいろな病気に効く夢の治療法みたいだ。

2010年9月11日

幹細胞の移植治療はまーだまだ


Stem cell transplantation for ischemic stroke.
2010 9月 イタリア


脳梗塞で壊死した脳に幹細胞を移植して
本当に機能改善になるものなのかどうか、
これまでの研究成果を調べてみたそうな。



信頼に足るような研究成果は未だない、とのこと。





数年前NHKスペシャルで札幌医大の医師が
脳梗塞患者に骨髄幹細胞を静脈注射したら
その翌日に患者が歩き出したシーンを思い出した。


きっと、テレビ撮影されていると知った患者が
つい根性出して歩いちゃった、ということなんだと思う。

2010年9月10日

作業療法でボケが改善するわけではなさそう


Occupational therapy for cognitive impairment in stroke patients.
2010 9月 オーストラリア



作業療法で脳卒中患者の認知機能が改善するかどうかを
過去の研究から調べてみたそうな。




どうやら そういった証拠は見つけることができなかった、という内容。

2010年9月9日

CI療法はただの訓練だからいつ始めても効果はおなじ


The EXCITE Stroke Trial. Comparing Early and Delayed Constraint-Induced Movement Therapy.
2010 9月 アメリカ



約200人の 脳卒中後3~9ヶ月の患者を 次の2つのグループに分けて、

・早いグループ-->直ちにCI療法2週間
・遅いグループ-->1年後にCI療法2週間

を受けさせて、実験開始から2年後までその効果を追跡したそうな。


結果は、
どちらのグループにも顕著な改善効果が認められ、
2年後の時点でも その効果の程度にまったく差がなかった、とのこと。

CI療法は慢性期脳卒中患者であっても大変有効である σ( ̄^ ̄) エッヘン
という結論。








これを読んでなにかおかしいな…と思った。


早期リハビリの有効性については論じるまでもない。

にもかかわらず、
早期リハビリでも慢性期患者と変わらぬ改善結果であった、という。

しかもどちらも顕著に改善した、とのこと…



……



CI療法の適応基準を思い出したらその疑念が晴れた。


CI療法は手指を動かすことのできる極めて軽度の麻痺
患者のみを選別したトレーニング法である。


もともと麻痺が非常に軽いので早期リハビリの効果が差になって現れることもない。

治療法ではなく ただの手技訓練法であるため いつ始めても一定の効果が得られる。


そう考えたらすっきりした。

2010年9月8日

半盲リハビリには音響刺激も加えたほうがイイ


Improvement of visual search after audiovisual exploration training in hemianopic patients.
2010 9月 ドイツ



同名半盲四半盲のリハビリには
視覚探索訓練のみよりも、音響刺激も加えた
音響視覚探索訓練の方がずっとよい成果が得られる
ことがわかった、という内容。


こんな感じかな


2010年9月7日

たかがドライアイとナメていると、脳卒中やガンになる


Comorbidities of dry eye disease: a nationwide population-based study.
2010 8月 台湾



ドライアイの合併症にはどんな病気があるのか、
1万2千人以上の患者について調べたそうな。


その結果、
ドライアイのある人は、そうでない人に比べ、

心筋梗塞,高脂血症,不整脈,末梢循環障害,脳卒中,偏頭痛,
重症筋無力症,関節リウマチ,エリテマトーデス,糖尿病合併症,
甲状腺機能低下症,肝臓病,胃潰瘍,B型肝炎,
貧血,うつ,精神異常,固形がん


などになりやすいことがわかったそうな。






ホントかな。

2010年9月6日

とりあえずビタミンDサプリを飲んでおけばOK


Vitamin D Supplementation: A Promising Approach for the Prevention and Treatment of Strokes.
2010 8月 オーストリア



人が屋内で過ごす時間が増え、日光にあたらなくなることで
ビタミンDの欠乏が問題となっている。

過去の研究から
ビタミンDの欠乏が脳卒中の原因となる可能性、
およびビタミンDによる脳卒中の治療効果の可能性が指摘されている。

いまこそビタミンDサプリメントの摂取と脳卒中との関係を明らかにする
研究を実施するべきである、といった内容。






転倒予防にもなるし、ビタミンD万能じゃん。

2010年9月5日

1年以上経っても、3人に1人はうつになる


Post-stroke depression: Prevalence and relationship with disability in chronic stroke survivors.
2010 4月 インド



慢性期脳卒中患者のうつの割合と、
後遺症、病変位置との関係を調べたそうな。


3人に1人が脳卒中後うつになり、
後遺症による機能障害との関連はやや認められたが、
傷ついた脳の位置との関連は見られなかった、とのこと。

2010年9月4日

脳卒中後うつでも死にゃしない


Depression-Executive Dysfunction Syndrome Relates to Poor Poststroke Survival.
2010 5月 フィンランド




脳卒中後うつ実行機能障害
余命について調べたそうな。


うつはあってもなくても余命の長さは変わらなかった。

一方、実行機能障害があると短命で、
うつがプラスするともっと短くなるんじゃないか、という内容。

2010年9月3日

転倒はベッドサイドで起こる


Falls in stroke patients: risk factors and risk management.
2010  イスラエル



脳卒中入院患者の転倒要因を調べてみたそうな。


転倒する者の多くは筋肉の弱った男性片麻痺患者で、

その多くが最初の1ヶ月間に起こる。

早朝または日中のベッドサイドで転倒しやすい。

転倒患者の約9割が血圧や血糖を下げる薬を使っている、とのこと。




自分も入院2週間目ごろに
ベッドから滑り落ち、 また、降圧薬の効きすぎで視界が消えて
床にへたり込んだ記憶があるので なるほど、と思った。





hemiplegia , hemiparesis ってどっちも片麻痺だと思っていたけれど、

重症度で比較すると

hemiplegia >> hemiparesis

のようだ。(メモ)

2010年9月2日

キンキンに冷やした腕でリハビリがはかどる


Effect of Thermal Stimulation on Upper Extremity Motor Recovery 3 Months After Stroke.
2010 8月 台湾


脳卒中後3ヶ月以上経った患者を集めて、
上肢を低温水槽に浸けて刺激を与える実験を
1日30分、週に3日ペースで8週間続けたそうな。


その結果、
腕を冷やしたグループでは上肢の運動機能が
著しく改善した、とのこと。





猛暑のこの時期には是非試してみたい実験。


でも
自分は脳卒中の初期に 冷たい水や金属など
少しでも温度の低いものに触れると激痛が走っていたので
実際には耐えられなかったろうな…と思う。

2010年9月1日

脳卒中後のセックスリハビリが必要


Perspectives on poststroke sexual issues and rehabilitation needs.
2010 7月 アメリカ


15組の脳卒中患者とそのパートナーについて
脳卒中後の性生活についてアンケートをとって調べたそうな。


その結果、
いくつもの複雑な問題が浮かび上がってきた、とのこと。


リハビリプログラムの中に性生活に関する評価と対策を
取り入れることが必要ではないか、という内容。




自分の入院経験から得た直感なんだけど、

理学療法士とか作業療法士って、
同性愛者(ホモ)が多いんじゃないか…って印象がある。


だから彼らにはこの種の問題について
絶対に介入して欲しくない、って思うんだ。

2010年8月31日

体重支持付きトレッドミルこそが歩行につながる


Mechanically assisted walking with body weight support results in more independent walking than assisted overground walking in non-ambulatory patients early after stroke: a systematic review.
2010 8月 オーストラリア



脳卒中初期の歩けない患者に対して、
ハーネスで身体を支えた状態でのトレッドミル歩行訓練と、
人が付きそって地上で歩行訓練するのと どちらが効果的か調べたそうな。



体重支持付きトレッドミルのほうが、
歩けるようになる早さ、歩行スピード、距離 共にずっと優れていた、とのこと。





こんな感じかな


2010年8月30日

HandTutor(ハンドチューター)で上肢リハビリ


HandTutor(TM) enhanced hand rehabilitation after stroke - a pilot study.
2010 8月 イスラエル


HandTutorという商品をつかって上肢リハビリを試みたそうな。


従来の作業療法に比べ、著しい改善効果があった、とのこと。






このビデオを見てオドロイタ。

誰も信じないだろうけれど、自分の頭部動画(0:33')がなんの断りもなく、勝手に使用されていた。ヾ(*´∀`*)ノ


2010年8月29日

女性の脳卒中回復が遅いのはCTでみてもわからない


Gender Differences in Outcomes after Ischemic Stroke: Role of Ischemic Lesion Volume and Intracranial Large-Artery Occlusion.
2010 8月 アメリカ



一般に女性は脳卒中からの回復が遅いけれども、
その理由をCT画像から調べようとしたそうな。

CT画像を見れば、病変の体積や血管の通行がわかる。


結局、
梗塞の大きさや、脳内の太い血管の詰まり具合
とは一切関連がなかった、というはなし。

2010年8月28日

イメージトレーニングリハビリはなんとなくイメージしにくい


Feasibility of a mental practice intervention in stroke patients in nursing homes; a process evaluation.
2010 8月 オランダ



脳卒中リハビリに流行りのイメージトレーニングを採用して、
実際に使い物になるのかどうか調べてみたそうな。



参加者は皆そこそこやる気があったのだけれども、
イメージすることに慣れていないようで難しかった、という内容。








でもイメージトレーニングリハビリは評判がイイらしい。

2010年8月27日

尿蛋白は脳卒中の兆し


Level of Albuminuria and Risk of Stroke: Systematic Review and Meta-Analysis.
2010 8月 アメリカ



尿中のタンパク量と脳卒中のなりやすさ
の関係を調べたそうな。



たとえ正常範囲内であっても尿蛋白が増えるほど
脳卒中になる可能性がグングン高まり
何倍にも危険が増すことがわかった、とのこと。

2010年8月26日

確率共鳴刺激の上肢リハビリへの応用


Stochastic Resonance Stimulation for Upper Limb Rehabilitation Poststroke.
2010 9月 アメリカ



確率共鳴現象を利用して片麻痺で鈍った感覚を
刺激する実験をしたそうな。



けど

まったく効果がなかった、とのこと。





なかなか先進的な研究かな、と思ったのでメモ。

2010年8月25日

しっかり運動させれば梗塞も最小限になる


The effects of early exercise on brain damage and recovery after focal cerebral infarction in rats.
2010 8月 日本



人工的に脳梗塞にしたネズミに歩行運動を強制して
その脳組織の回復具合を調べたそうな。

運動刺激によって歩行やバランス機能の改善が見られ、
さらには運動しないグループにくらべ梗塞の体積も著しく小さくなった、とのこと。

歩行運動により
脳組織の再生を促すホルモンが増え、脳の壊死を起こす化学物質も著しく減った、という内容。

2010年8月24日

運動刺激で脳組織が快復するわけではない


The effect of mild post-stroke exercise on reactive neurogenesis and recovery of somatosensation in aged rats.
2010 8月 アメリカ




人工的に脳梗塞にした老齢ネズミに運動を強制して
その脳組織の回復具合を調べたそうな。

運動刺激によって感覚機能の改善が見られたけれど、
梗塞周辺の脳組織の回復が促されたことを示す証拠は得られなかった、とのこと。





こういうのを カソセイ って言うんだよね。

2010年8月23日

軽中程度脳卒中患者の半年後の復職率は約6割


Determining work outcomes in mild to moderate stroke survivors.
2010 8月 アメリカ



30から65歳の軽中程度の脳卒中患者98名について、
6ヶ月後の復職状況を調べたそうな。


63%復職できていて、
そのうち90%はそれまでと同じ仕事に同じ待遇で就くことができたそうな。

しかし復職できたうちの56% は脳卒中の後遺症により 
75%程度の能力しか発揮できていないと感じていることがわかった、という内容。

2010年8月22日

ボバース法に電気刺激を組み合わせると肩関節脱臼がなくなった


The effect of electrical stimulation in combination with Bobath techniques in the prevention of shoulder subluxation in acute stroke patients.
2010 8月 トルコ



48人の脳卒中患者を2グループに分けて
両グループにボバース概念に基づくリハビリを、
そして一方には肩筋肉に電気刺激を与えたそうな。

その結果、
電気刺激のあったグループは入院期間が短く、
肩関節脱臼の割合も、そうでないグループが9件(38%)
もあったにもかかわらず、1件もなかった、とのこと。

ボバース法と電気刺激の組み合わせはすごい、という内容。











そもそもボバース概念なるものがよくわからない。
検索しても詳しいことがでてこない。

電気刺激がすごいってことなんじゃないかと思う。

2010年8月21日

反抗心の強いひとは脳卒中で死ぬ


Heart attack, stroke risks higher for combative types
2010 8月 イタリア



5600人あまりについて調べたところ、

競争心が強くて、怒りを容易に表現してしまうひとは
そうでない人にくらべ、頚動脈の血管が厚くなることがわかったそうな。

その結果、脳卒中を含めた心血管障害になり易い、とのこと。

人を信用せず、疑りぶかくて、皮肉屋で、自己中で、傲慢で、怒りっぽい、

そんな人達のことらしい。








タイプA性格のひとについてもほとんど同様のことが言われてきた。




入院中、臨床心理士に、
『あなたは典型的なタイプA性格だよ』
と言われたことがある。

2010年8月20日

脳梗塞後、排尿管理の難しいひとほど激しく快復する?


Bladder management and the functional outcome of elderly ischemic stroke patients.
2010 8月 イスラエル




脳梗塞患者の快復の程度と排尿管理能力との関係を
入院時退院時とに測定して調べたそうな。


入院時に排尿管理能力の低かった人ほど
退院時の身体自立機能評価が著しく高くなることがわかった、とのこと。


おしっこのガマンが少々できなかったからといって
リハビリを見限らないで、という  なんか そんな内容。

2010年8月19日

筋肉増強剤注射で片麻痺リハビリ


Addition of an anabolic steroid to strength training promotes muscle strength in the nonparetic lower limb of poststroke hemiplegia patients.
2010 9月 日本



脳卒中片麻痺患者の麻痺していない方の脚に
アナボリックステロイドという筋肉増強剤を注射して、
6週間トレーニングを重ねたそうな。


結果、
ステロイド注射なしのグループに比べ脚の力が抜群に強くなった、とのこと。





自分が入院していた病院では、
正常側の脚の筋トレをすることをひどく忌み嫌っていた。

なんでも、左右のバランスが崩れるのが嫌らしい。

療法士の主張を無視して隠れてスクワットをしていた記憶がある。


2010年8月18日

脳卒中入院患者はほとんどの時間を寝るか座って過ごす


A case report exploring activity intensity in inpatient rehabilitation after stroke.
2010 7月 アメリカ



脳卒中入院患者へのリハビリ計画がどの程度
身体を動かすことにつながっているのかを調べたそうな。

その結果、日中時間

74%は座っているか低強度の動作のみ、
14%は寝ていて、
ほんの3%の時間のみ歩行訓練に励んだりしていることがわかった、とのこと。

こんなリハビリプログラムは見直すべきではないか、という内容。








これは本当にそのとおりで、
自分の入院したリハビリ病院では

通常の患者は歩行訓練が1日に1コマ40分間のみで、
その時間の半分近くは療法士によるマッサージだったりする。

日中12時間のうち20分とすると ちょうど3%くらいの割合である。


おっそろしく暇。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇■

 脳卒中をやったなら
 おぼえておきたい回復のヒント100(無料
メールアドレス  例:stroke@example.co.jp


過去7日間で人気の記事ベスト10