2012年2月29日

筋トレで脳卒中リハビリがはかどるョ


Maximal Strength Training Enhances Strength and Functional Performance in Chronic Stroke Survivors.
2012  2月  ノルウェー



慢性期脳卒中患者への最大筋力トレーニング

効果について調べてみたそうな。



10人の慢性期脳卒中患者について、

最大筋力の9割ほどの負荷のレッグプレス、足底屈

トレーニングを週3回 x 8週間行った。


その結果、

・レッグプレスが麻痺脚で86%、健常脚で75%向上した。

・足底屈では麻痺足223%、健常足89%向上した。

・6分間歩行テストは14m延びた。

・アップアンドゴーテストのタイムも改善した。

・有酸素運動能力やバランス能力、生活の質に関するスコアは変わらなかった。





筋トレリハビリも悪くないんじゃない?

というおはなし。






感想:

とても共感する。


感覚面での改善が遅いので、

筋肉を鍛えてやろうと考えて、


もう 3ヶ月以上 毎日、

スクワット100回 x 2、

腕立て伏せ20回 x 2-3を

続けている。



とても調子がいい。


近所の禅寺にある300階段で

はるか前方を全力で登る高校生

に追いついた日の夜は、

うれしさで眠れなかった。

写真:最乗寺階段


ちょうど1年前は、スクワットをすると

身体が痺れてうごけなかったらしい...

さいきんのこと

2012年2月28日

生粋のヒスパニックは脳卒中に強い


Stroke Incidence in Older US Hispanics: Is Foreign Birth Protective?
2012  2月  アメリカ




中南米からの移民であるヒスパニック系アメリカ人

の脳卒中の特徴について調べたそうな。



50歳以上のヒスパニック15784人について

1998-2008まで追跡調査した結果、

1388件の脳卒中が発生した。



彼らの出生地、社会経済的状況等を

加味してデータ解析すると

次のことがわかった。


・アメリカ(US)で生まれ育ったヒスパニックは

 白人に比べて脳卒中になりやすかった。


・アメリカ国外で生まれたヒスパニックは

 白人に比べて脳卒中に非常になりにくかった。





ヒスパニックの脳卒中のなりやすさは、

USヒスパニック>白人>>国外産ヒスパニック

の順になり、


アメリカ国外で生まれたヒスパニックは、

なぜかよくわからないけれど、

脳卒中への耐性を身につけるものらしい

ことがわかった、


というおはなし。

2012年2月27日

最新の手関節装具の効果が判明


Therapy Incorporating a Dynamic Wrist-Hand Orthosis Versus Manual Assistance in ChronicStroke: A Pilot Study.
2012  3月  アメリカ



手関節装具のリハビリ促進効果について

調べてみたそうな。


19人の慢性期片麻痺患者を、

・手関節装具グループ

・療法士介助グループ

に分けて6週間の訓練を行った。


手関節装具にはSaeboFlex(セイボフラックス)を使用した。



その結果、

・両グループで やや機能回復が見られた。

・しかし手関節装具を利用する意義は見いだせなかった。




手関節装具はあってもなくても どうでもいい

ことがわかった、


というおはなし。





感想:

SaeboFlexは気になっていたので、2度記事にしたことがある。

Saebo flex :ひょっとして良いもの かも

この装具を着ければ軽自動車くらいなら持ち上げられそうな…




こんな話もあったことから、

上肢装具着用成果の現状 と未来

今回の結果に驚きはない。

2012年2月26日

爺さんは脳卒中で、婆さんは痴呆で動けなくなるのが日本人の特徴


Prevalence and Causes of Functional Disability in an Elderly General Population of Japanese: The Hisayama Study.
2012  2月  日本

日本人高齢者の機能障害と、介助が必要になる

原因について調べてみたそうな。


2005年に、福岡県久山町の65歳以上の住民1550人

を調査したところ、

・20% 311人が機能障害を抱えていた。

・年齢が5歳増えるごとに機能障害者数は倍になった。


・機能障害の原因は、

男性では、痴呆:24%、脳卒中:25%、整形外科疾患:13%、

女性では、痴呆:36%、脳卒中: 9%、整形外科疾患:31% だった。


・65-74歳の範囲では脳卒中が機能障害の主な原因であり、

・75歳以上では痴呆が主な原因だった。

・全介助が必要になる原因の3分の2は痴呆だった。


日本人高齢者の機能障害は珍しくなく、

男性では脳卒中、女性では痴呆、がその主な原因、


というおはなし。

図:要介護 脳卒中の割合 男女別

2012年2月25日

『間もなく若い脳梗塞患者が到着します』 医者『よし、アレを試してみよう...ワクワク』


Arrival by ambulance is associated with acutestrokeintervention in young adults.
2012  2月  アメリカ




脳卒中患者が救急車で病院に行くと、

治療方針に違いがでるものか

どうか調べたそうな。




15-49歳の比較的若い77人の脳梗塞患者について、

救急車利用の有無、病院の種類、受けた治療の種類、

を調査した。



その結果、

・救急車で病院に来た患者はt-PAなどの最新治療を受けることが多かった。

・搬送先が脳卒中専門病院かどうかは治療内容に影響しなかった。






若い患者が救急車で病院に行くと、

最新の脳梗塞治療を受けられることがわかった、



というおはなし。






感想:

脳卒中治療は時間との勝負。


獲れたての 活きのいい脳梗塞患者は

救急車でやってくるに違いないから、

お医者さまの気持ちは わからないでもない。



ただ、最新治療法が必ずしも効果があるものとは限らず、

要らぬ脳出血を頂戴する可能性も少なくない、と考える。



写真:救急車
救急車:AMBULANCE

2012年2月24日

脳梗塞患者のテロメアは とても短くて致命的


Telomere length and risk ofstrokein chinese.
2012  2月  中国




テロメアは染色体の末端にあるDNA構造であり、

老化に関係があると言われている。



テロメアの長さと脳卒中との関連について調べたそうな。



1309人の中国人脳卒中患者と、

同性、同年令の1309人の健常人について

白血球のテロメアの長さを測定し、比較した。


また、5年間の死亡率を追跡調査した。





その結果、


・脳卒中患者は健常人に比べ、テロメアの長さが明らかに短かった。


テロメアが長い者に比べ 短い者は、

 脳梗塞のなりやすさが最大2倍 高かった。


テロメアが短い患者の死亡率は高かった。


・再発率との関連は見られなかった。






テロメアが短いと脳梗塞で死んでしまいやすい

ことがわかった、


というおはなし。


写真:テロメア

2012年2月23日

薬のおかげでこんなに血圧下がったぁ \(^o^)/ → 再発


Low-Normal Systolic Blood Pressure and Secondary Stroke Risk.
2012  1月  アメリカ




脳梗塞再発率と血圧との関連を調べたそうな。



脳梗塞になった35歳以上の3680人について、

2年間追跡調査した。



被験者を収縮期血圧の値で次の3グループに分類し、

それぞれの脳梗塞再発率を求めた。



結果は以下のとおりで、


正常低値グループ:120mmHg未満

-->再発率:9.1%


正常高値グループ:120-140mmHg未満

-->再発率:6.7%


高値グループ :140mmHg以上

-->再発率:10%



特に、発症後6ヶ月以内では

正常低値グループの再発率がダントツで高かった。

(順に 6.5% 2.5% 3.4%)





脳梗塞の再発を防ぐには

血圧を低くすれば良いというものでもない。


特に発症後6ヶ月以内は要注意、


というおはなし。


写真:血圧測定

2012年2月22日

クモ膜下出血、急いで病院に行っても たいして良いことは無い


Association between time-to-presentation and clinical outcome in patients with subarachnoid hemorrhage: an observational study.
2012  2月  カナダ


クモ膜下出血の発症から病院到着までの時間と

予後の良し悪しについて調べたそうな。



721人のクモ膜下出血患者の記録から、

発症から病院到着までの時間、入院時の重症度、

退院時の自立度を調査した。



解析の結果、

・発症から病院到着までの平均は27時間だった。


・26%の患者は入院までに24時間以上経っていた。


・入院までの時間と、 退院時の重症度と死亡率、

発症30日後、6ヶ月後の死亡率との間には なんの関連も見られなかった


・入院時の重症度(ハント・ヘス分類)と年齢が高いと、死亡率も高かった。





クモ膜下出血だからといって慌てて病院に行ったところで

良くなるわけでもないことがわかった、


というおはなし。




ハント・ヘス分類
ハント・ヘスの分類
(Hunt WE, Hess RM. Surgical risk as related to time of intervention in the repair of intracranial aneurysms. J Neurosurg 1968;28:14-20)






感想:

どうやら、脳卒中になっても慌てる必要は

まったくないようである。



発症したら、

まずはネットで近所の評判の良い病院を調べて、

着替えとタオルと洗面用具を揃えて、

ノートパソコンをかばんに入れて、

ナメられないようにスーツを着てから

救急車を呼ぶ。


これオススメ。

2012年2月21日

脳卒中って 予備知識がなくても案外わかりやすい


The identification of acute stroke: an analysis of emergency calls.
2012  2月  イギリス




救急車を要請する電話のうち、

脳卒中に関連するものの特徴を調べたそうな。



643件の救急車出動要請の電話記録を分析した結果、


次のことがわかった。


・電話主の67%は女性で、55%は家族でもあった。

・電話の第一声は 『立てなくなった』(26%) または 『卒倒した』(25%)だった。

・電話主の 『たぶん脳卒中だと思う』 という判断の89%は正しかった。

・顔の歪み、腕の脱力、しゃべれない などの症状に言及した電話は5%に満たなかった。

・そのうち、しゃべれない症状は よく共通していた。





脳卒中と思って救急車要請電話をかけてくるケースの

多くはたしかに脳卒中であることが多かった。


脳卒中の初期症状についての

さらなる住民教育が必要である、


というおはなし。





感想:

救急隊員がきて、

『左の口角(こうかく)が下がっています。』 と

何度も繰り返していたのを思い出した。



脳卒中初期症状の啓蒙ビデオ(1分間)


これはこわい...

2012年2月20日

全身振動トレーニング療法の効果に結論


Whole-Body Vibration Has No Effect on Neuromotor Function and Falls in Chronic Stroke.
2012  2月  香港



全身振動トレーニング療法の

脳卒中リハビリ効果を調べたそうな。




82人の慢性期脳卒中患者を

・振動あり

・振動なし

の2つのグループに分けて、

振動板上でのトレーニングを週3回x8週間行った。



その後、バランス感覚、歩行機能、膝の筋力、転倒恐怖心

などを評価し、6ヶ月間 転倒事例の有無をフォローした。




結果は、

・両グループとも全ての点において著しい改善があった。


・転倒事例についてもグループ間でまったく差はなかった。






脳卒中リハビリへの全身振動トレーニング療法は、

あってもなくても どうでもいいことがわかった、


というおはなし。




全身振動トレーニング


気持ちよさそうではある。

2012年2月19日

日本人が脳卒中で死なないための生活習慣が判明


Healthy lifestyle behaviours and cardiovascular mortality among Japanese men and women: the Japan collaborative cohort study.
2012  2月  日本

健康的な生活習慣が脳卒中による死亡をどの程度防ぎ得るのかを調べたそうな。


40-79歳の男女43000人あまりについて、その生活習慣を調査し点数化した。


次の各項目に当てはまるごとに1点加算する。

・果物を1日1回以上摂る

・魚を1日1回以上摂る

・牛乳をほぼ毎日飲む

・1日1時間以上の歩行

・ボディマス指数が21-25

・アルコールは1日にビール1リットル未満

・タバコを吸わない

・睡眠時間5.5-7.5時間

16年半追跡調査した間に、849人が脳卒中で死亡した。


上記点数の高い(7-8点)グループの点数の低い(0-2点)グループに対する脳卒中死亡率を比較すると、


・男性で3分の1

・女性で4分の1


になっていた。

生活習慣を改めることで脳卒中による死亡を大いに防ぎうることがわかった、


というおはなし。

図:健康的なライフスタイルと脳卒中




感想:

当時を思い起こすと、果物も魚も牛乳もほとんど摂っていなかったし、

ひどい運動不足でもあった...

2012年2月18日

日本人、お肉100gまでなら脳卒中の心配は要らない


Meat consumption in relation to mortality from cardiovascular disease among Japanese men and women.
2012  2月  日本



肉の食べ過ぎは脳卒中を招くと言われている。


どのくらいまでなら肉を食べても良いのか

調べてみたそうな。



40-79歳の日本人、5万人あまりについて、

肉の摂取量、種類などについて

アンケートして、

その後、脳卒中で死んだ人を追跡調査した。



結果は、


・肉を比較的よく食べる人(男性80g/日、女性60g/日)は、

 ほとんど食べない人(10g/日以下)に比べ、

 脳卒中での死にやすさは変わらなかった。


・この関係は肉の種類(赤肉、鶏肉、加工肉など)に依らなかった。





大体、100gくらいまでなら

毎日 肉を食べてもOKですよ、



というおはなし。


写真:100g1000円の牛肉

2012年2月17日

車の排気ガスが脳梗塞を呼ぶ


Ambient air pollution and the risk of acute ischemic stroke.
2012  2月  アメリカ




ボストンの脳梗塞患者1705人について

発症時の大気汚染データとの相関を調べた。



その結果 以下のことがわかった、


・安全とされる範囲でも、大気汚染レベルがやや高くなると、

 汚染が無い場合に比べ、脳梗塞のなりやすさが3割増しになる。


・大気汚染に曝されてから半日以内が危ない。


・大気汚染の原因は主に自動車排気ガスである。




というおはなし。



写真:排気ガスと脳卒中

2012年2月16日

どうせ脳が溶けているんだから オモチャを与えておけばよい


Effects of a repetitive gaming intervention on upper extremity impairments and function in persons with chronic stroke: a preliminary study.
2012  2月  アメリカ



脳卒中患者の上肢リハビリに

Hand Dance Pro(下図)

写真:Hand dance pro


という障害者向けのゲーム機器を用いて

その効果を調べたそうな。



9人の慢性期脳卒中患者について、

このゲーム機器を用いたリハビリトレーニングを

6週間継続した。



その結果、

被験者の姿勢維持と肘の伸びが改善された、

というおはなし。





感想:

任天堂Wiiをリハビリに応用するとか、

腕の単純動作を繰り返すロボットを開発した、

といった話をよく耳にする。



そのときいつも 心になにか引っかかるものがある。



脳卒中患者は年齢の高い人に多く、

発症する前日までは社会の中で

それなりの信頼を集めていた人である。



腕が動かなくなったからといって

小学生が喜びそうなおもちゃ器具を与えられても、


それで嬉々としてリハビリに励むようになる

とは到底思えない。




わたしも入院中、作業療法の時間にWiiをつかった

ことが1度あったが、10分で飽きた。




自分が実験動物や ただの機械装置のように

扱われている気がするのである。

2012年2月15日

プリズム順応療法で半側空間無視は治るのか...?


Clinical application of prismatic lenses in the rehabilitation of neglect patients: comments and critical analysis.
2012  1月  イタリア

脳卒中で右脳損傷した患者は

半側空間無視になることがある。

この治療法としてプリズム順応療法がある。


このプリズム順応療法は1998年に発案されて、

特殊レンズにより視野を右方に10度ずらすことが良いとされている。

これを5度にしても効果があるかどうか、調べてみたそうな。


29人の半側空間無視患者を

・視野を5度ずらす眼鏡と

・度のない眼鏡

のグループに分けて、

眼鏡をかけて右手で左方目標物の位置を指さす訓練

1日30分 x 5日間 施行した。


改善程度を比較したところ、

両グループで改善程度に違いはなかった。


・視野を5度ずらしたくらいではプリズム順応効果は得られない。

指差し訓練が意外に効果がありそう、

であることがわかった、


というおはなし。
図:プリズム順応療法


感想:

暗に プリズム順応療法には効果がない、って

言いたいだけのような気がした。
プリズム順応療法で半側空間無視のADLは改善しない

2012年2月14日

若い頃の苦労は買ってでもしろ! → 脳卒中で救急搬送


Using marginal structural models to estimate the direct effect of adverse childhood social conditions on onset of heart disease, diabetes, and stroke.
2012  3月  アメリカ



子供の頃の社会経済的環境が脳卒中などの

発生にどの程度関連しているのかを調べたそうな。



患者データベースより

心臓病、糖尿病、脳卒中を経験した9760人を選び出し、


・幼少期の両親の教育レベル、父親の職業、出生地、住人環境、

・成人した自分の教育レベル、職業、地位、収入、家計状況


などについて調べ上げ、

1992-2006の彼らの健康状態を抽出してデータを解析した。



その結果、

・この間に、24%が心臓病、18%が糖尿病、9%が脳卒中になっていた。

・幼少期に社会経済的に厳しい状況にあった人は、

・冠動脈疾患になる危険率が3割増し、

・糖尿病の危険率が2割増し、

・脳卒中の危険率もやや増加した。

・これらの関連は成人時の社会経済状況に依らなかった。





成人してからよりも

子供の頃に貧乏だった人は

脳卒中や心臓病などになりやすいことがわかった、


というおはなし。






感想:

2年前、似たような話があったのを思い出した。

人生に苦労が多いと脳卒中になりやすくなる

2012年2月13日

奇跡のrTMS磁気刺激治療法: 凄まじい効果が明らかに!


A multi-center study on low-frequency rTMS combined with intensive occupational therapy for upper limb hemiparesis in post-strokepatients.
2012  1月  日本



脳卒中後の上肢麻痺の治療を 磁気刺激をもちいて、

複数の施設で実施したそうな。



慈恵医科大学病院ほか計5つの施設で

204人の慢性期脳卒中患者について、


・15日間の入院中に、

・1回20分間の低頻度経頭蓋反復磁気刺激(rTMS)を計22回、

・1日4時間の作業療法トレーニングを毎日、


行った。



その結果、

脱落者も無く治療を完了することができ、

著しい改善効果も確認することができた、


というおはなし。





感想:

この研究は、被験者数は多いけれど、

磁気刺激なしの比較対照グループを設けていない。


だから、改善効果が

1日4時間もの作業療法によってもたらされたのか、

20分間の磁気刺激によるものなのか わからない。



また、改善の程度は下図(論文から引用)のとおりで、
写真:rTMSの効果

左右どちらが治療前、治療後なのか

一瞬判断に迷うほどの劇的な差がある。





論文にあった無精髭の男性の写真。
写真:rTMSと無精髭

自分の入院経験から、脳卒中患者は人一倍身だしなみに気を配るので、

これは たぶん お医者さまの自演 と推測する。

2012年2月12日

中枢性疼痛は心の問題、祈るのよ!


Central pain due tostroke: cognitive representation and coping according to gender.
2012  2月  ブラジル



脳卒中後の中枢性疼痛への対処法の

男女での違いについて調べたそうな。



脳卒中後30日以上中枢性疼痛が続く男女

25人ずつについて、疼痛レベル、心理状態、

痛みへの対処の仕方などについて

アンケート調査し解析した。


その結果、

・痛みから気を散らそうとする試みは男女で もっとも共通していた。


女性は痛みの原因を心の問題として捉え、男性は外から干渉しうるものとして捉えた。


女性はスピリチュアルで宗教的な行動によって痛みに対処する傾向があった。






女性は脳卒中後の中枢性疼痛対策として

祈りに頼ることがわかった、


というおはなし。


写真:中枢性疼痛への対処法の男女の違い

2012年2月11日

東電のおかげで脳出血患者が増える可能性について


A prospective follow-up study of the association of radiation exposure with fatal and non-fatalstrokeamong atomic bomb survivors in Hiroshima and Nagasaki (1980-2003).
2012  2月  日本



放射線被曝と脳卒中との関連について調べたそうな。


広島、長崎への核攻撃で被曝した経験を持つ9515人について、

1980年から24年間追跡調査したデータを解析した結果、



・この間に235件の脳出血、607件の脳梗塞が発生した。


・男性については、被曝量が増えるに従って

 脳出血の発生率が非常に高くなった。


・女性については、被曝量がある程度のレベルに達するまで

 脳出血発生率の大きな上昇は見られなかった。


・脳梗塞と被曝量との関連は見られなかった。






男女共に放射線被曝量が増えると脳出血

なりやすくなることがわかった、


というおはなし。






感想:

近い将来 脳出血仲間が増加して、ブログアクセスも増える予感。


写真:核爆発

やっぱり…

福島第一原発の吉田前所長が緊急手術 脳出血で

2012年2月10日

脳卒中リハビリは人種の壁を超える


Does Race Influence Functional Outcomes in Patients with Acute Stroke Undergoing Inpatient Rehabilitation?
2012  2月  アメリカ



人種によって脳卒中のなりやすさや死亡率が

異なることが知られている。


人種とリハビリ効果との関連について調べてみたそうな。



脳卒中発症後30日以内の患者670人について

同じリハビリ環境に置いてその回復程度を測定、比較した。



結果は、

・患者の内訳は、白人504人、黒人115人、

ヒスパニック38人、アジアン13人だった。


・白人には心臓疾患が多く、黒人、ヒスパニック、アジアンには

高血圧と糖尿病が多かった。


・リハビリによる回復効果は人種間で違いは見られなかった。





脳卒中リハビリ効果は人種に依らないことがわかった、


というおはなし。

写真:白人、黒人、ヒスパニック、アジアン

2012年2月9日

【オススメ】鶏レバーをモリモリ食べて脳卒中後うつ対策


Association of vitamin B12 deficiency with fatigue and depression after lacunarstroke.
2012  1月  オランダ




ビタミンB12と脳卒中後のうつ、慢性疲労との

関連について調べてみたそうな。




40人のラクナ脳梗塞患者について、

ビタミンB12が足りているかどうかを検査した。

また、抑うつ感、疲労感についてアンケート調査した。




その結果、

・被験者の33%(13人)でビタミンB12が欠乏していた。


ビタミンB12の欠乏している者は足りている者よりも

うつや疲労の症状の報告が多かった。


・解析すると、ビタミンB12の欠乏それ自体に、

うつや疲労感との非常に高い関連が見られた。






脳梗塞患者がうつや慢性疲労を訴えている

場合にはビタミンB12の欠乏を疑うべきかも知れない、


というおはなし。






Yahoo知恵袋
ビタミンB12の食品教えて下さい。

--> しじみ 62.4 鶏肉(レバー) 44.4 さんま(焼き) 19.3 ほたるいか(生) 14.0 味付けのり 58.1
あかがい 59.2 あんこうのきも 39.1 ...







感想:

これは偶然だろうけど 退院した後に、

焼き鳥屋のレバーがやたら美味しく感じられて、


以前とは比較にならないほど頻繁に食べるようになった。



この記事を読んで 確信を持った。

鶏レバーは効く。
写真:焼き鳥レバー

2012年2月8日

降圧薬を飲んでいても、かなり脳卒中になりやすい


Advantages and limitations of antihypertensive treatment for stroke risk in a general population: the Akita Stroke Registry.
2011  12月  日本




降圧薬治療の脳卒中予防効果

について調べてみたそうな。



秋田県の15万人分の健康診断データを解析した結果、



・降圧薬治療を受けていない人では

血圧に比例して脳卒中の危険性が増加した。



・降圧薬治療を受けていて

正常血圧範囲にある人でも、


降圧薬治療を受けていない

適正血圧値の人に比べると


依然、脳卒中危険率が3倍高かった。






降圧薬治療を受けていて

一見、正常であっても、

油断してはならない、


というおはなし。

2012年2月7日

高地に登って脳梗塞になった人の例


Acute ischaemic stroke during short-term travel to high altitude.
2012  2月  香港


標高の高いところに行って

脳梗塞になった人の例だそうな。




ある若い男性が汽車で

標高3600mの土地へ旅行した数時間後、

手足の脱力と右視野の喪失に陥った。



当初、高山病の疑いで治療を受けていたが

CTとMRI検査を行ったところ、

左脳の2ヶ所に梗塞が見つかった。





心臓機能を含む詳細な検査の結果、

この患者には脳梗塞に陥るような要因は

まったく見当たらなかった、



というおはなし。




感想:

個人的には飛行機が心配。

飛行中には0.7気圧くらいになるという。


ポテトチップスの袋のように

脳がパンパンになりそうな気がして...

2012年2月6日

睡眠6時間未満 → 脳卒中まっしぐら


Association of Sleep Duration with Chronic Diseases in the European Prospective Investigation into Cancer and Nutrition (EPIC)-Potsdam Study.
2012  1月  ドイツ



睡眠時間と慢性疾患との関連を調べたそうな。


中年の23620人について、

一日の睡眠時間を自己申告してもらい、

8年間追跡調査した。



その結果、

・この間に841件の糖尿病、

197件の心筋梗塞、169件の脳卒中、

846件のガンが発生した。


・7-8時間睡眠をとる人に比べ、

6時間未満の人は慢性疾患の危険率が高くなり、

特に脳卒中の危険率は2倍以上になった。


・高血圧症の昼寝も脳卒中などとの関連が高かった。







睡眠時間が短いとすごく脳卒中になりやすくなる

ことがわかった、


というおはなし。




写真:昼間眠くなる

2012年2月5日

インフルエンザワクチンで脳梗塞になった...かもしれない例


Ischaemic stroke and influenza A H1N1 vaccination: a case report.
2011  4月  台湾




インフルエンザワクチンの注射後に

脳梗塞になった事例報告だそうな。



75歳男性が、ある日の午前10時に

Aソ連型インフルエンザワクチンの注射を受け、

家に帰って昼食を摂って昼寝をした。



いつもなら14時には起きるのに、

17時になるまで眠り続けた。


目覚めてみると

めまいやダルさ、手足の動きのおぼつかなさ

に気がついた。


しばらくして医者に行って検査してもらったところ

脳梗塞になっていることがわかった。



この例ではインフルエンザワクチンと脳梗塞との

因果関係は明らかではないが、


注意したほうがいいんじゃない?


というおはなし。



写真:小脳に梗塞
小脳に梗塞が起きた。





感想:

一例だけでこういう報告をするのは

ワクチン接種がよほど危ない、

って直感したからなんじゃないかな。

2012年2月4日

日照量の少ない土地に住むと脳卒中になる


Lower sunlight exposure may increase stroke risk
CNNヘルス

Sunny Skies Linked to Lower Stroke Risk
WebMD

2012  2月  アメリカ



今週のニューオリンズでの脳卒中国際会議にて、

日照量と脳卒中との関連を調べた発表があったそうな。


16000人について5年間、半年置きに

心血管系疾患の有無を追跡調査した。

また、彼らの住む地域について、NASAが開発した

人工衛星を利用した手法を用いて日照量を推定した。



その結果、

・この間に351件の脳卒中があった。

・日照量が平均より下回る地域では

脳卒中の発生率が6割増になった。






このような結果の背景には

ビタミンDの関与が考えられる、



というおはなし。

2012年2月3日

全身振動トレーニングの脳卒中リハビリ効果について


No specific effect of whole-body vibration training in chronic stroke: a double-blind randomized controlled study.
2012  2月  スウェーデン




全身振動トレーニングの脳卒中リハビリ効果

について調べてみたそうな。


31人の慢性期脳卒中患者について、

全身振動トレーニングを週に2回、6週間行った。

1回のセッションとして、

25ヘルツ60秒の振動刺激を12回与えた。


比較グループを設け、振動の幅を10分の1以下にした。


トレーニング後、

膝の筋力、バランス、歩行能力等について評価した。



その結果、

ほとんど振動を与えなかったグループに比べ、

改善程度に差はみられなかった。



全身振動トレーニングは脳卒中リハビリの

役に立ちそうもないことがわかった、


というおはなし。




感想:

昔、こういう装置が非常に流行っていた。

写真:全身振動トレーニング


現在の全身振動装置。  下の板が振動する。
写真:全身振動トレーニング

2012年2月2日

ダイエットコーラを毎日飲むと脳卒中になることが判明


Diet Soft Drink Consumption is Associated with an Increased Risk of Vascular Events in the Northern Manhattan Study.
2012  1月  アメリカ

Diet soft drink a day increases heart attack, stroke risk: study

ダイエットコーラと脳卒中との関連を調べたそうな。


2564人(男性36%、平均年齢69、白人20%、黒人23%、ヒスパニック53%)

についてダイエットコーラまたは普通のソーダ類の

摂取量を、10年間追跡調査した。


この間に、591件の脳卒中を含む心血管系疾患が起きた。


身体特徴、嗜好、食習慣などを考慮に入れて

解析した結果、

・毎日1回以上ダイエットコーラを飲む人は

まったく飲まない人に比べて

脳卒中などの心血管系疾患になる率が4割増しになった。


ダイエットコーラを飲む頻度が週に6回以下、または

普通のソーダ類を飲む人にはこのような関連は見られなかった。

ダイエットするのも命がけ、


というおはなし。
図:ダイエットコーラと脳卒中リスク


感想:

ダイエットコーラを飲むとほぼ確実に下痢するので私は飲まない。

そういえば、1年くらい前にこんなのがあった。↓
毎日のダイエットコーラでカロリーオフ! → 脳卒中で入院

2012年2月1日

鯖(サバ)を食べる女性は脳卒中になりにくい


Dietary fats and dietary cholesterol and risk ofstrokein women.
2012  1月  スウェーデン




食事から摂る脂肪とコレステロール

の脳卒中との関連を女性について調べたそうな。



49-83歳の女性34670人を10年あまり追跡調査した。



・この間に1680件の脳卒中があった。

 内訳:脳梗塞1310件、脳出血233件


・オメガ3脂肪酸の摂取が多いと脳卒中が起きにくかった。


・コレステロールの摂取が多いと脳卒中になりやすかった。


・その他の脂肪酸、αリノレン酸、オメガ6脂肪酸などと

 脳卒中との関連は見られなかった。





オメガ3脂肪酸を多く含む食品を摂る女性は

脳卒中になりにくいことがわかった、


というおはなし。




感想:

ω-3脂肪酸(wiki)
によると

"栄養学的に必須なω-3脂肪酸は、α-リノレン酸(ALA)、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)である"
とある。

αリノレン酸は効果がないから、

残るはEPAとDHA

これらは

魚油食品、タラ、ニシン、サバ、サケ、イワシ、ナンキョクオキアミから得られる。

写真:さば

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