2018年2月7日

じっくりコトコト煮込んだビーフシチューの神経保護効果


Protective effects of beef decoction rich in carnosine on cerebral ischemia injury by permanent middle cerebral artery occlusion in rats.
2018  2月  中国

牛肉に含まれるアミノ酸の63%はカルノシンというジペプチドに由来する。カルノシンには抗酸化作用、抗炎症作用が報告されている。

虚血による脳ダメージを防ぐ方法として高カルノシン濃度の牛肉エキスの効果をしらべてみたそうな。


牛肉ハム1kgをミキサーにかけ水を加えて12時間煮込み油分を除き濾し、さらに60mlにまで濃縮した牛肉エキスを用意した。

130匹以上ネズミについて人為的に脳虚血にしたのち、生理食塩水または牛肉エキスを7日間与えた。

梗塞の体積や炎症関連タンパク質の量をしらべたところ、


次のことがわかった。
・牛肉エキスを与えられたネズミの神経症状はよわく梗塞体積も小さかった。

・牛肉エキスが多かったグループほど梗塞体積が小さかった。

・牛肉エキスを多く与えられたグループでは炎症を促すサイトカインが減り抗炎症サイトカインが増加した。

・牛肉エキスによる体重増加や障害の悪化はなかった。

牛肉エキスサプリメントが炎症関連サイトカインのバランスを変化させ虚血によるダメージから脳を護った、


というおはなし。
図:牛肉エキスの神経保護効果

感想:

入院中、無性に牛丼が食べたくなったのはこの種の理由かも。


メモ:

ほんじつ記事数が3000に達した。

気づいたことがある。

このブログは発症日のちょうど1年後に始めて 毎日更新を続けてきた。
そして3000記事のきょう2月7日は奇しくも9年前にリハビリ病院を退院した日でもあった。

ユングが晩年研究していたいわゆる
「意味のある偶然の一致 シンクロニシティ」をかんじた。

そこで次のステージへ進むべくブログタイトルに "Ⅱ" を加えることにした。

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