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2017年4月19日

検索ボリュームからみたクモ膜下出血の季節性


Internet search volumes in brain aneurysms and subarachnoid hemorrhage: Is there evidence of seasonality?
2017  4月  カナダ

クモ膜下出血には起きやすい季節がある という報告があるが詳細は確認されていない。

そこでクモ膜下出血と季節の関連をネットの検索ボリューム変化からしらべてみたそうな。


無料のサービス Google Trendsを使用して、「脳動脈瘤」「クモ膜下出血」といったキーワード検索量の変化を2004-2016で調査した。
対象国をアメリア、カナダ、フィンランド、日本にも絞って解析したところ、


次のようになった。
・検索件数ではアメリカがもっともおおかった。

・検索語句では "brain aneurysm" のつぎに "cerebral aneurysm"が多かった。

・どの国でも季節との関連をしめす結果は得られなかった。

クモ膜下出血についてのインターネット検索ボリューム変化からは季節との関連は確認できなかった、


というおはなし。

図:クモ膜下出血のGoogle Trends

感想:

あいかわらず鼻水が止まらないので [花粉症 vs.インフルエンザ]でしらべてみた。
このくらいのビッグキーワードになると季節性とボリューム比がはっきりとわかる。

2017年4月11日

脳卒中患者が医師のアドバイスを無視するとき


How do stroke survivors and their carers use practitioners’ advice on secondary prevention medications? Qualitative study of an online forum
2017  4月  イギリス

降圧薬や脂質低下薬、抗凝固薬は脳卒中の再発予防に有効と考えられているが、患者は時間が経つにつれ薬を飲まなくなってしまう。

そのあたりの背景をさぐるべく、ネット掲示板の書き込みを分析してみたそうな。


脳卒中協会運営のネット掲示板Talkstrokeの2004-2011の書き込み記録から、脳卒中の再発予防薬とかかりつけ医のアドバイスに関連するものを抽出したところ、


次のことがわかった。

・43スレッド、20000以上の投稿から50人の投稿者が浮かび上がった。

・薬の副作用を医師に相談すると、薬を変えるか現行の治療を続けるようアドバイスされる。

・これに対し患者は、1)なっとくして従う か、 2)無視して薬をやめる、3)ネット掲示板で他の患者に相談する などした。

・医師のアドバイスが無視されるケースは、主にスタチンの副作用で 1,2度相談を受けたあとにおおかった。

ネット掲示板を分析したところ、脳卒中の再発予防薬の副作用 とくにスタチンのそれは患者に多大な不安と憤りを与えており、医師にほとんど相談しない場合もすくなくなかった、


というおはなし。
図:スタチンの副作用とアクション


感想:

スタチンってそんなにわりいヤツだったのか、、、知らなかったぞ。
脳卒中の相談にネット掲示板は役にたつか?

2016年12月24日

脳卒中患者がネットを使いこなす理由


Experiences of using information and communication technology within the first year after stroke - a grounded theory study.
2016  12月  スウェーデン

スマートフォンやタブレット、パソコンなどの情報通信(ICT)機器が急速に普及しつつある。

脳卒中患者がこれらの機器をどのように活用しているのか調べてみたそうな。


発症から6-12ヶ月の都市部、農村部に住む男女18人について聞き取り調査したところ、


次の5つのテーマが明らかになった。

1)安心感:具合がわるいときにはスマホですぐに救急車をよべる。

2)人とのつながり:家にひきこもっていても家族や友人と face to face の連絡がとれる。

3)レクリエーション:電子書籍やゲーム、ビデオオンデマンド映画など。

4)生活のやりくり:各種支払や日用品のオンライン購入。

5)敷居の高さ:機器を使いこなす難しさとそれに見合う価値。

脳卒中患者には情報通信機器を日常生活で利用する強い動機が存在していた。リハビリテーションの場にもICTが取り入れられることを期待する、


というおはなし。
図:脳卒中経験者が情報通信機器を使う理由

感想:

ホント便利すぎてインターネット以前の脳卒中経験者たちがどうやって生活していたのか心配になるよ。

いっぽうで病院からフォローのメールをもらった、、なんて話もいまだ耳にしたことがない。

2016年10月17日

脳卒中啓発活動はネット検索に反映されるか?


Disease Monitoring and Health Campaign Evaluation Using Google Search Activities for HIV and AIDS, Stroke, Colorectal Cancer, and Marijuana Use in Canada: A Retrospective Observational Study.
2016  10月  カナダ

ヘルスキャンペーンの成果は 情報疫学的にはウェッブ上の検索動向に反映されうると考えることができる。

実際のところを Google Trendsを用いて 脳卒中、大腸がん、HIV、大麻使用 について調べてみたそうな。


2004-2015のヘルスキャンペーンと各疾患患者数、検索ボリューム動向の関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・各疾患の患者数と検索ボリュームの動向には明らかな関連があった。

・ヘルスキャンペーンとその前後の検索動向については 大腸がんと大麻使用でその関連が確認できた。

・脳卒中とHIVのキャンペーンは検索動向に反映されなかった。

インターネット上の検索動向からヘルスキャンペーンの成果を非常にかんたんに評価することができた、


というおはなし。
図:Google Trendsと脳卒中


感想:

脳卒中もHIVもまさか自分がなるとは思ってないからな。

いっぽう花粉症なら、、


2016年9月19日

カイロプラクティックで脳卒中の件 Twitterでの評判は...


Chiropractic and Spinal Manipulation Therapy on Twitter: Case Study Examining the Presence of Critiques and Debates.
2016  9月  カナダ

カイロプラティックなど脊椎徒手整復術の効果や脳卒中の危険性について Twitter(ツイッター)上でどのくらい話題になっているものか調べてみたそうな。


2015年12月の関連ツイート31339件からボットやスパムを除いた20695件について分析したところ、


次のことがわかった。

・全体の2.68%のツイートが懐疑的、批判的な内容だった。

・ADHDや免疫システム、血圧への効果に関するツイートのほとんどすべてが好意的なものだった。

・脳卒中や椎骨動脈乖離の危険性についてのツイートは全体の0.1%にすぎなかった。

カイロプラティックなど脊椎徒手整復術についてのツイートは健康上のメリットを示すものがほとんどで、その効果に対する疑いや脳卒中リスクに関するものは皆無に等しかった、


というおはなし。

図:カイロプラティック in Twitter


感想:

ツイッターは敷居が高い。いくつかアカウント持ってはいるものの 怖くて1度も返信したことがない。フェイスブックにいたっては いまだ友達ゼロ…
[動画]カイロプラクティックに行って脳梗塞で死んでしまった若者にまつわるストーリー

カイロや整体院で首をボキボキッってやるやつ あれ脳卒中のもとかもよ

2016年8月19日

失語症アバターで言語訓練できるEVA Park とは


Evaluating the Benefits of Aphasia Intervention Delivered in Virtual Reality: Results of a Quasi-Randomised Study
2016  8月  イギリス

バーチャルリアリティ環境で失語症の治療を行う実験をやってみたそうな。


EVA Park という小さな島をバーチャル空間上に設けた。この上で患者と療法士が自らのアバターを介してコミュニケーションの訓練を行う。

平均年齢58、20人の失語症患者について1回1時間x5週間、計25セッションの訓練を行ったところ、


次のようになった。

・途中脱落者はゼロで、ほとんどがセッションの88%以上をこなした。

・コミュニケーション能力の明らかな改善があり、

・その効果が持続した。

・しかし会話への自信や孤立感の改善までには至らなかった。

バーチャル空間EVA Parkを通した言語訓練の楽しさと効果を確認できた、


というおはなし。

これが↓EVA Park だ(動画4分間)


感想:

10年以上前に流行ったセカンドライフそのまんま。当時から技術的に1mmも進歩していないところに惹かれた。

2016年5月23日

片麻痺に適したスマートフォンのスクリーンサイズは


Effects of screen size on smartphone functionality and usability for stroke patients with hemiparalysis.
2016  4月  韓国

脳卒中で片麻痺の患者にとって使いやすいスマートフォンの画面サイズを 利き手との関係も含め調べてみたそうな。


発症前に右利きだった脳卒中患者13人の麻痺手について、

*右脳損傷の5人→元非利き手グループ
*左脳損傷の8人→元利き手グループ

として分けて、スクリーンのインチサイズがそれぞれ4.2, 4.5, 5.6のスマートフォンでの機能性、操作性を測定する実験を行った。

機能性はスマートフォンをキーパッドに見立て 指定の数列入力スピード、エラーを評価した。
操作性はスマートフォン画面上の指定した経路をドラッグする操作を行い違和感の程度を述べさせた。


次のようになった。

・スクリーンサイズごとの操作性は元非利き手グループでは差が無かったが、元利き手グループでは明らかな差が生じた。

・操作性に違和感を感じる箇所数のグループ間の差は スクリーンサイズが小さいほど多かった。

・入力スピードは元非利き手グループではスクリーンサイズに依らなかったが、元利き手グループでは差が生じた。

・グループ間の入力スピードの差は全てのスクリーンサイズで確認できた。

・グループ間でエラー頻度の差がもっとも小さかったスクリーンサイズは5.6インチ型だった。

スマートフォンの画面サイズごとの機能性、操作性を脳卒中片麻痺患者で調べた結果、大きい画面サイズだと操作への違和感およびエラー頻度が利き手の影響を受けにくかった、


というおはなし。

図:スマートフォン操作性テスト

感想:

たしかに大きい方が使いやすいので4→5インチに買い換えた。

けど 左手は触覚が鈍すぎてスクリーンに軽く触れたつもりが長押し判定になったり、電子書籍のページめくりすら頻繁にミスする。

2016年4月12日

脳卒中の相談にネット掲示板は役にたつか?


Stroke survivors and their families receive information and support on an individual basis from an online forum: descriptive analysis of a population of 2348 patients and qualitative study of a sample of participants.
2016  4月  イギリス

脳卒中患者向けのネット掲示板から投稿者の特徴、目的、返信内容を調べてみたそうな。


アメリカ脳卒中協会が運営する脳卒中相談フォーラムTalkstrokeの2004-2011の記録を分析したところ、

次のことがわかった。

・2348人の投稿者があり、そのうち957人は脳卒中患者本人、1391人は脳卒中患者の家族や友人だった。

・患者の性別、年齢、障害の程度に偏りは少なく、平均年齢は52と若かった。

・投稿の58%は相談で 35%は体験共有が目的だった。

・ニーズのある情報は、身体の障害、病気の原因、回復可能性についてが主だった。

・95%の投稿には満足のゆく返信が得られていた。

ネット掲示板が脳卒中患者や家族への助言やサポートを得る場になっていた、


というおはなし。

図:脳卒中掲示板

感想:

Talkstroke登録してみたけど、認証はメールアドレスのみで騙り放題。

これに似たヤフー知恵袋や2ちゃんねるも いつもほとんど同じ人物が回答して 時には質問までも自演している。


いまなら患者ブログがたくさん生まれているので、フィーリングの合うものを見つけて読み漁って質問してみるのがベターと思う。

2016年4月8日

復職後の悩みをネット掲示板で拾ってみた


Barriers and facilitators to staying in work after stroke: insight from an online forum
2016  4月  イギリス

脳卒中経験者が復職後に悩んでいることをネット掲示板を使って調べてみたそうな。


脳卒中患者や家族が参加するネットフォーラムで、2004-2011の記録を検索して復職者を抽出し彼らの経験を分類したところ、


次のことがわかった。

・復職した脳卒中経験者として60人(男性29人、女性23人、性別不明8人、平均年齢44)を判別できた。

・彼らは 疲労、集中力や記憶力の低下といった他人の目に見えない障害に悩んでいた。

・復職は良かったが 障害のために仕事を失うリスクをいつも感じていた。

・見えない障害について雇用者や医師の理解が欠けていると感じていた。
例えば 雇用者が以前と同じ量の仕事をさせる、医師が傷病手当期間の延長を認めない など。

・障害に対応するために各人 独自の工夫でしのいでいた。

脳卒中復職者は他人からはわかりにくい障害で悩んでいる。職場やかかりつけ医の理解を促すにはどうすればよいだろうか、


というおはなし。

図:復職

感想:

ネット掲示板にはひとりで何役もこなし 情報操作に生きがいを感じている者がテーマ毎に必ず何人かいる。きっと匿名性の低いフォーラムなんだろな。

2015年8月20日

"軽い脳卒中" が検索されるのはどんな時?


Internet-based information-seeking behavior for transient ischemic attack.
2015  8月  アメリカ

近年、インターネットは健康関連情報を検索または情報発信する重要なツールとなっている。

そこで、Googleを使って一過性脳虚血発作(TIA)についての検索動向を調べてみたそうな。


次の2つのキーワード

"Transient Ischemic Attack" (一過性脳虚血発作)
"Mini Stroke" (軽い脳卒中)

について過去10年間の検索ボリュームの推移を調査したところ、


次のことがわかった。

・両キーワードに共通する明らかな検索増加ピークが3つ見つかった。

・各ピークは有名人の一過性脳虚血発作がマスコミやニュースで取り上げられたタイミングに一致していた。

・こういった出来事のあと3-7日かけて元の検索ボリュームに戻っていった。

・さらに、"Transient Ischemic Attack" の検索ボリュームは10年間でほぼ一定なのに対し、"Mini Stroke"は年々、増加傾向にあった。

・これらキーワードに関心を持つ人々は、アメリカ南東部に多かった。


脳卒中に関連したキーワードの検索ボリュームは、マスコミによる有名人の発症ニュースと連動して大きく変化した。マスコミとネットを連携させれば健康推進活動がはかどるかも、


というおはなし。

これがそのトレンドグラフ


感想:

たしかに記事タイトルに「TIA」をいれるとアクセスが少ない。
逆に「軽症」と入れるとアクセスが多い。

TIAとか一過性脳虚血発作って症状のわりに名前が大げさでわかりにくい。ほんとうにこんな診断もらっているひとがいるのだろうか??って印象。

2015年2月27日

YouTube の脳卒中ビデオってどうなのよ?


Is YouTube and stroke a bad liaison?
2015  2月  アメリカ

YouTube上にある脳卒中関連コンテンツの質を評価してみたそうな。


次の条件で対象を絞り込んだ。

*キーワードは脳卒中(“Stroke,” “Cerebrovascular accident,” “Brain attack,”“Transient Ischemic Attack,” and “Stroke Survival.”)
*英語のみ
*長さ10分未満
*検索結果10ページ以内


次のようになった。

・201本のビデオが見つかった。

・血栓溶解療法(rt-PA)に触れているものは9%のみだった。

・発信者の47%は医師、27%が患者自身、26%は その他:ニュースや広告だった。

・再生回数や評価が高いビデオは「その他」由来が多かった。

・医師によるリスク要因や予防、症状、脳卒中の種類についての情報も多かった。


YouTubeは脳卒中の症状や発症時のサインを学ぶには良い媒体である。一方、最新の治療法についての情報は少なく、その質も限られたものだった、


というおはなし。

情報ソース
情報ソース別


感想:

日本語で同様の検索をして以下のビデオ(脳卒中時代)を見つけた。
滋賀県の脳卒中予防事業の一環で作成されたもので1-8話まである。作りがしっかりしている割には 再生頻度が1日1ビュー程しかない。 
おもしろいよ。

2014年8月2日

メールサポートする病院って聞いたことないよね


Capacity and willingness of patients with chronic noncommunicable diseases to use information technology to help manage their condition: a cross-sectional study.
2014  4月  カナダ

脳卒中、高血圧、糖尿病などの慢性病患者がネットを使った医療サポートにどのくらい関心があるものか調べてみたそうな。


2012年3月に少なくとも1種類の慢性病を抱える成人に電話アンケートを実施した。

質問として、

*ネットにつながる手段を持っているか?
*メール、テキストメッセージ、ビデオカンファレンスをやってみたいか?

などを聞き取り、内容を解析した。


次のことがわかった。

・2316人のうち79.8%から回答を得た。

・そのうち、81.9%が高血圧症、26.2%が糖尿病、21.4%が心臓病、7.9%が脳卒中だった。

・76.4%がネット接続可能なパソコンを、73.9%が携帯電話を所有していた。

・3分の2の人が、メールを使った専門家とのやりとりに関心を持っていた。

・テキストメッセージの利用に乗り気な人は少なかった。

・病院から離れた場所に住む人ほどビデオカンファレンスに関心を示した。

・病院まで1時間以上かかる人のおよそ半分がビデオカンファレンスを利用すると予想された。


慢性病をかかえる多くの人がネットを介したメールやビデオカンファレンスに関心を持っていた


というおはなし。


感想:

やがて聞いたこともない病院からスパムメールが届くようになる。

『期間限定!磁気刺激治療の個室入院費用がいまなら45%OFF。夜食(カップヌードル)付き。』

2014年7月25日

ネットの向こう側から上肢機能を自動で評価できるシステムを作ってみた


Remote intelligent Brunnstrom assessment system for upper limb rehabilitation for post-stroke based on extreme learning machine.
2014  4月  中国

未来の遠隔リハビリテーションのための人工知能リハビリ評価システムを試作してみたそうな。


脳卒中患者の上肢リハビリ動作を自動サンプリングして データをサーバに転送する仕組みを構築した。

次に動作データからブルンストロームステージ解析を行う学習アルゴリズムを開発した。

信頼性確認のため、実際にこれらのシステムを用いて脳卒中患者23人および4人の健常者について上肢動作を評価して 専門家による結果と比較した。


次のようになった。

・自動評価システムによる結果は、専門家のそれと高い精度(92.1%)で一致していた。


このシステムはやがて、脳卒中患者の上肢機能を遠隔かつ自動で評価できるようになるだろう。そして患者は自宅や病院以外の施設でリハビリを受けられるようになる、


というおはなし。


感想:

患者がペッパー君に付き添われてリハビリしている様子が目に浮かぶ、、

2014年7月17日

理学療法はネットの向こう側にいてもできるものなの?


Bidirectional and multi-user telerehabilitation system: clinical effect on balance, functional activity, and satisfaction in patients with chronic stroke living in long-term care facilities.
2014  7月  台湾

脳卒中患者を対象にした双方向遠隔リハビリの効果を調べてみたそうな。


3ヶ所の療養施設にいる24人の脳卒中患者について、

*遠隔での複数人同時リハビリグループ
*対面での通常の理学療法グループ

に分けて、1回50分間x週3回x4週間のバランス関連のリハビリを行い効果を比較した。

遠隔リハビリの現場にはリハビリの素人を1人アシスタントとして配置した。


次のようになった。

・両グループともにバランス機能が大きく改善した。

・バランス機能、満足度ともにグループ間で差はなかった。


遠隔リハビリは技術的にも問題はなく、従来型のリハビリと同等の成果を挙げることができた、


というおはなし。

テレリハ

感想:

理学療法って、患者に触れてなんぼのものと思ってた。

遠隔でしかも1対複数人でも成立すると証明してしまったら、べつにだれがやってもいい仕事になりはしないかい?

2014年5月19日

[拡張現実] 遠隔リハビリテーション・ゴーストマンとは


Ghostman: augmented reality application for telerehabilitation and remote instruction of a novel motor skill.
2014  4月  オーストラリア

遠隔リハビリテーションシステムを実際に試してみたそうな。


ゴーストマン(Ghostman)というシステムを使用した。

離れた場所にいる患者と療法士がカメラ付きヘッドマウントディスプレイを装着し、互いの視ているものが視野にゴースト映像として重ね合わされて表示される。
ゴーストマン
ゴーストマン

健常人12人について、
*遠隔訓練グループ と
*面と向かって訓練するグループ
に分けて箸の使い方の練習を行い、24時間後、7日後の学習記憶を確認した。


次のようになった。
・両グループ間で動作ミスの頻度や要する時間に、訓練前後いずれの時期でも差は見られなかった。


この遠隔技術は脳卒中リハビリに使えるかもしれない、


というおはなし。



感想:

ろくでもない使い方しか思い浮かばない。

「さあ今日も着替えの練習しましょうねぇ」

2014年3月26日

ブログを通して見る脳卒中体験の男女差と特徴


Stroke experiences in weblogs: a feasibility study of sex differences.
2014  3月  アメリカ

脳卒中患者の医療記録を分析すると非典型的な症状(心理的変化や痛み)についての報告が女性で多いという。

脳卒中を体験した際の症状の男女差をブログから読み解くことができるものかどうか、試してみたそうな。


インターネットの脳卒中体験者のブログから経験談を自動取得できるソフトウェア(StoryUpgrade)を用いてデータを集め、複数人の研究者により分類、解析した。


次のようになった。

・191件の脳卒中体験ブログが見つかった。

・そのうち174件で症状についての記述があった。(女性52%、男性48%)

・脳卒中症状が典型的(半身麻痺、言語障害、顔の歪みなど)か否かについて男女の差は見られなかった。

・語り手が患者自身である場合、心理的変化について記述は女性の方が多かった。

・ただし第三者が患者を語る場合、性別の差はなかった。

・非典型的な症状を1つ以上挙げる報告は患者自身が語る場合45%で、第三者が語る場合は26%だった。

・正確な診断名を挙げているケースは、脳梗塞67件、脳出血29件だった。

・1つ以上の非典型的な症状についての報告は脳出血患者の79%、脳梗塞患者の54%で見られた。


ネットのブログからの情報はこれまでの研究を裏付ける結果になった。語り手の人称で非典型的症状への言及度が変わる点はユニークだった。
ただ、この方法は体験者の年齢等の詳しい情報を得にくいという問題もあった。
高齢者もネットを使う機会が増えてきているのでこういった調査方法もアリではないか、


というおはなし。

写真:StoryUpgrade

感想:

検索エンジンの人工知能はどんどん賢くなってるから今後が楽しみだわ。

2014年2月11日

ネットの脳卒中情報はわかり易いか?


A Readability Assessment of Online Stroke Information.
2014  1月  イギリス

インターネット上でアクセスできる多くの脳卒中関連情報の読みやさについて調べてみたそうな。


グーグル検索で脳卒中関連キーワードで上位100内にランクするウェッブページについて、その読みやすさを2種類の指標( Flesch-KincaidSimple Measure of Gobbledygook)で評価した。


次のようになった。

・ Flesch-Kincaidスコアの平均は10.4だった。

・Simple Measure of Gobbledygookスコアの平均は12.1だった。

・半数以上のウェッブページは大卒レベルの読解力が必要だった。

・非営利目的のページは内容がやさしかった。


大衆向けの脳卒中情報サイトはもっとわかりやすい表現にするべきである、


というおはなし。

写真:読みやすさ

感想:

このブログは脳卒中経験者向けに、文字の大きさも含めできるだけわかりやすく表現することを心がけてはいるが、口数の少ない性格なので 伝えたいことが本当にわかる人はうんと限られると思う。

2013年3月4日

日本人の脳卒中理解度をネットでアンケートしてみた


Stroke Knowledge: A Nationwide, Internet-based Survey of 11,121 Inhabitants in Japan.
2013  3月  日本



日本人の脳卒中理解度をネットで調べてみたそうな。


平均年齢44.8、11121人から回答を得ることができた。

解析の結果、次のようになった。

・10.3%は脳卒中をよく理解していると答えた。

・33.8%は脳卒中について調べたことがあった。

・情報源はテレビ85.2%、新聞34.1%だった。

・90%ほどが、言葉のもつれ、半身麻痺を脳卒中の症状と理解していた。

・しかし脳卒中を判定できる自信のある人は2.3%にとどまった。

・脳卒中が起きたら67.0%が救急車を呼ぶと答えた。

・脳卒中の症状や危険因子、患者を看た経験のある人ほど救急車を呼ぶためらいはなかった。





脳卒中への理解度が必ずしも十分でないことがわかった


というおはなし。




感想:

最近はこう考えるようになった。

脳卒中の症状を示す人が昏睡しているのでなければ、

1分1秒を争って病院に行くメリットはない。

けど、救急車で入院したほうが待遇は良さそうなので、

仕事の片付けや、着替えなどの準備を整えてから、

余裕をもって119番すべし、って。

2012年11月29日

ホームページでできる半盲治療


Web-based therapies help thousands of stroke survivors
2012  11月  イギリス




脳卒中で半盲になった人向けの

無料Webリハビリサービスが始まったそうな。



イギリスの大学が開発したWebサイト Read-Right にアクセスすると、

半盲リハビリに必要なアプリケーションを利用することができる。



これまでに194名の脳卒中半盲患者で検証実験をし、

半盲で弱っていた読字能力の回復を促してきた。


おかげで復職できた人も続出している。



インターネットを介して半盲脳卒中患者の自立支援をできることがわかった

というおはなし。




感想:

このサービスの紹介ビデオ


Read-Right ホームページ

画面上で右から左に流れる文字を一生懸命に読んでいると

目の走査能力が改善して自然に半盲が良くなるらしい。


このほかにもEye-Searchというサービスも用意されている。




ニコニコ動画もコメントが右から左にどんどん流れる。


使えるかもしれない。

2012年11月5日

脳卒中なのに病院にも行かず呑気にネット検索している人を大量に発見


A cross-sectional study of individuals seeking information on transient ischemic attack and stroke symptoms online: a target for intervention?
2012  10月  アメリカ



一過性脳虚血発作(TIA)や脳卒中の症状があってもすぐに病院に行かない人が多い。

そういった人たちをネットで見つけ出すことができるか実験してみたそうな。



以下のような仕組みを作った。

1. TIAや脳卒中をキーワードにした英語のGoogle検索広告をアメリカを対象地域として出稿する。

2. この広告にアクセスするとWebサイトに誘導されアンケートと電話番号を入力する。

3. すぐに血管神経学の専門家と電話でつながり、症状が評価される。




結果は次のようになった。

・122日間継続し、計25292人のサイト訪問者があった。

・訪問者の1%にあたる251人がアンケートに回答した。

・このうち175人(平均年齢59、女性63%)と電話でつながった。

・その37人は24時間以内に症状があり、また60人は医者にかかっていなかった。

・結局、39%にあたる68人がTIAまたは脳卒中だった。

ABCD2スコアはあまりアテにならなかった。






TIAや脳卒中の症状があって、それをネットで調べている人をみつけることは難しくなかった。

しかもそのうちの何割かは病院にも行っていなかった。


うまく自己診断できる仕組みを作ってあげると きっと喜ばれると思う



というおはなし。








感想:

脳卒中は高齢者が多い。

彼らがネットで一生懸命に検索している姿を今は想像しにくい。


でも今後はどんどん増えると思う。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇■

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