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2017年8月4日

ローラーコースター乗ったこどもが翌日に脳卒中で入院


Middle Cerebral Artery Stroke as Amusement Park Injury: Case Report and Review of the Literature.
2017  7月  アメリカ

子供の脳卒中はまれで原因はさまざま。これまで 遊園地のあとに脳卒中になった子供のケースは20例が報告されているのみである。

あたらしい例がみつかったそうな。


・12歳の少年が救急搬送されてきた。

・突然の頭痛と顔のゆがみ、ことばのもつれ、右足の麻痺があった。

・検査の結果、左脳に梗塞がみつかった。

・抗凝固薬治療を受けた後リハビリ病院へ転院し、3週間後には後遺症もなく回復できた。

・発症の前日に遊園地でローラーコースターに乗ったことが原因と考えられた。

・これまでの報告にも遊園地での子供の脳動脈解離の事例があった。

ローラーコースターが原因と考えられる子供の脳卒中はこれまでにも報告されている。未成熟な子供の頚椎は急激な加速度に弱いことをもっと周知することが必要だろう、


というおはなし。
図:ジェットコースターで脳卒中

感想:

ジェットコースターは企業の商標で、一般名は ローラーコースターなんだな、、
子供をジェットコースターに乗せると脳卒中になっちゃうかもよ

2017年4月7日

早産の女児は脳梗塞、遅れた男児は脳出血の素質あり


Early life characteristics, social mobility during childhood and risk of stroke in later life: findings from a Swedish cohort.
2017  3月  スウェーデン

低体重で生まれた子供は 成人したのちに脳卒中になりやすいとするいくつかの報告がある。
早産や遅れて生まれた場合はどうなのか また 幼小児期の逆境は影響するのか、しらべてみたそうな。


ウプサラ大学病院の1915-1929の出産記録から男女14192人を抽出し、1964以降の脳卒中(脳梗塞、脳出血、その他)の発生を2008までフォローしたところ、


次のことがわかった。

・胎内にいた期間が短い女性は脳梗塞リスクが高かった。

・35週未満の早産児だった女性の脳梗塞リスクは妊娠満期に生まれた女性の1.54倍で、その他の脳卒中リスクも非常に高かった。

・42週以降の過期産児だった男性の脳出血リスクは妊娠満期児の1.45倍だった。

・幼小児期に社会階層に大きな変動(貧乏から金持ち or その逆)のあった女性の脳梗塞リスクは 常に恵まれた環境にあった女性よりも高かった。

胎内にいた期間と幼小児期の社会階層の変動は成人してからの脳卒中リスクに影響した。特に女性で顕著で 脳卒中の種類でまったく異なった、


というおはなし。
図:


感想:

37週から41週が満期なんだね。

2017年3月14日

周産期脳梗塞のこどもの注意欠陥 多動性障害


Clinical Predictors of Attention and Executive Functioning Outcomes in Children After Perinatal Arterial Ischemic Stroke.
2017  1月  アメリカ

周産期(妊娠28週から出産後7日まで)に脳梗塞になったこどもはのちに認知 行動面で障害を抱えるリスクが高い。どういった要因が影響しているのかしらべてみたそうな。


生後28日未満の新生児期脳梗塞28人と、周産期脳梗塞12人について3-16歳までフォローして神経心理テストをおこない両親の報告も分析したところ、


次のことがわかった。
・周産期脳梗塞、おおきな梗塞、てんかんがあると注意力、遂行機能が低かった。

・これら要因があるケースでは 両親が注意欠陥・多動性障害(ADHD)として気づいていることが多かった。

・梗塞の位置や右脳左脳の違いは結果に影響しなかった。

周産期脳梗塞で特に梗塞がおおきく てんかんをけいけんした子供はのちに注意力 遂行機能の障害をもつリスクがたかかった。就学年齢に達するまえに神経心理評価をおこない適切な治療をおこなう必要があるだろう、


というおはなし。

図:周産期脳梗塞の注意力

感想:

ADHDの原因は さかのぼるとその時期になにかあったのかもしれんね、、

2017年1月28日

脳卒中やった子供の社交性


Psychosocial function in the first year after childhood stroke.
2017  1月  オーストラリア

子供の脳卒中は脳の発達をさまたげ 運動 認知 言語能力に問題を生じうることが知られている。しかし心理社会的な影響についてはよくわかっていないので調べてみたそうな。


平均年齢6.8歳の子供脳卒中患者37人について、発症後1年間の社交性をフォローした結果、


次のことがわかった。
・6ヶ月後、12ヶ月後の社交性は発症まえにくらべ 劣っていた。

・とくに感情障害や注意欠陥、多動性といった心理的な問題がおおかった。

・発症年齢がおそくなるほど、神経症状が重いほど社交性が低下した。

・これら心理社会的問題は親のメンタルヘルスとよく関連していた。

脳卒中を経験した子供の中には心理社会的な障害を受ける者が少なからずいた。特に子供の年齢や神経症状、親の精神状態が関連していた。親の影響がつよいことから 家族へのサポートが子供の治療につながるかもしれない、


というおはなし。
図:子供脳卒中の社交性

感想:

大人=高年齢の子供 と考えるとソーシャル能力へのダメージは計り知れない。フェイスブックとツイッターに挫折した原因はこのあたりにあるのかも。

2017年1月14日

脳卒中チルドレンのてんかんと早期けいれん発作


Early seizures predict the development of epilepsy in children and adolescents with stroke.
2016  12月  ドイツ

脳卒中のあとてんかんになる割合は 成人でおよそ10% こどもでは16-26%である。

こどもの場合 早期けいれん発作がのちのてんかんと関連するという。これを確かめてみたそうな。


18歳以下の脳卒中患者を2年間フォローした93人分の記録を解析した。

脳卒中から48時間以内のけいれん発作を「早期」とした。2年間に2回以上のけいれん発作を「てんかん」とした。


次のことがわかった。

・てんかんになった子供脳卒中患者は 年齢が低く、早期けいれん発作と脳皮質にかかる病変が特徴的だった。

・早期けいれん発作は、てんかんの子供の79%が経験し、非てんかんの子供では13%に過ぎなかった。

脳卒中のあと48時間以内のけいれん発作はのちにてんかんになるリスクが高かった。早期けいれん発作がないばあい てんかんはまれだった、


というおはなし。
図:脳卒中でてんかんになる子供の特徴

感想:

これ↓思い出した。
けいれん発作を起こした脳卒中の子供は 再びけいれん発作を繰り返すのか?

2016年11月17日

脳卒中やった子供には特殊支援教育が必要?


Long-term motor, functional, and academic outcome following childhood ischemic and hemorrhagic stroke: A large rehabilitation center-based retrospective study.
2016  11月  フランス

こどもの脳卒中は成人にくらべると稀で 多くは脳出血であり死亡率は高くない。しかし運動や認知機能への長期の影響が懸念されている。

それらを調べてみたそうな。


脳卒中のあとリハビリ病院へ移動した子供128人(急性脳梗塞46人 脳出血82人)の医療記録を抽出し、3年半後の運動機能 学業状況との関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・運動障害の割合は入院時89%、退院時70%だった。

・脳出血の運動機能回復は脳梗塞よりも明らかに良かった。

・40%の子供が特殊支援教育を受けていた。

・この状況は発症後のIQテストスコアに反映されていた。

こどもの脳卒中は長期にわたり運動 認知 学習能力に深刻な障害をもたらしていた、


というおはなし。
図:特殊支援教育を受ける脳卒中の子供

感想:

学業的に不利になるとは思ってたけど、特殊支援教育40%って多くない?

2016年10月1日

周産期脳卒中やった子供はADHDが徐々に進む


Attention and executive functioning profiles in children following perinatal arterial ischemic stroke.
2016  9月  アメリカ

周産期(妊娠22週から出生後7日未満)の脳卒中を経験した子供の多くは運動、言語、認知機能に後遺症を抱えるという。

彼らの注意 遂行能力について詳しく調べてみたそうな。


周産期動脈性脳梗塞を経験した3-16歳の子供40人について注意 遂行能力を調べ、両親への聞き取り調査も行ったところ、


次のことがわかった。

・周産期脳卒中を経験した子供の注意 遂行能力は、作業記憶を除いて 健常な場合よりも明らかに低下していた。

・しかし作業記憶も年齢が進むにつれ低下していった。

・テスト時に年長者ほど注意欠陥多動性障害(ADHD)の症状が目立つようになっていた。

・性別はこれらパフォーマンスに関連がなかった。

医療者、家族、教育者は周産期脳卒中を経験した子供の後遺症について理解しておくべきだろう、


というおはなし。
図:脳卒中の子供とADHD


感想:

これ↓思い出した。
小児の脳卒中 最悪の発症時期は、、

2016年7月7日

脳梗塞をやった子供の3,4年後


Neurological outcome after arterial ischemic stroke in children.
2016  6月  イラン

子供の脳梗塞の予後を調べてみたそうな。


テヘランのこども病院の脳梗塞患者(生後10ヶ月-12歳)53人について4年ほどフォローしたところ、


次のことがわかった。

・29%がフルに回復した。

・71%にはなんらかの神経症状が残った。

・症状の重かった8人のうち5人と 他7人が再発した。

・入院時けいれん発作の起きた11人中10人で2度めのけいれん発作が起きた。

脳梗塞を経験した子供のおよそ70%で長期的になにかの障害が残った。再発がもっともおおきな問題だった、


というおはなし。

図:子供の脳梗塞の回復


感想:

なぜか子供の脳卒中って悲惨なイメージがない。

2016年6月8日

13歳で肥満→大人になってすぐ脳梗塞


BMI gains during childhood may increase ischemic stroke risk
2016  6月  デンマーク

成人の肥満と脳卒中との関連はよくわかっている。

そこで 子供の頃の肥満が成人してからの脳卒中にどう関連するものか調べてみたそうな。
先週の欧州肥満学会での発表。


デンマークの子供307677人について、7,10,13歳でのBMIを測定し、のちの脳梗塞事例との関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・男性3529件、女性5370件の脳梗塞があった。

・子供の頃に肥満だと25-55歳での脳梗塞リスクが高くなったが、55歳以上での脳梗塞リスクには関連しなかった。

・この関連は13歳時点での肥満でもっとも強く、女性に限定すると55歳以上でも脳梗塞リスクの上昇があった。

子供の頃の肥満が若年脳梗塞と関連していた。アテローム性動脈硬化や糖尿病が関係しているのだろう、


というおはなし。

写真:肥満女子

感想:

13歳くらいってちょうど身長伸び始める直前で、むしろ太ってることが多いんじゃないのかな。オレ小6のころは腹が出てた。

2015年10月20日

子供の脳内出血の原因は、、


Etiology, clinical characteristics and prognosis of spontaneous intracerebral hemorrhage in children: A prospective cohort study in China.
2015  9月  中国

子供の脳内出血について、原因と半年後を調べてみたそうな。


1-18歳の脳内出血患者70人について、調査したところ、


次のことがわかった。

・年齢中央値は12歳、44人(62.9%)は動静脈奇形が原因で、

・そのほか 4人が海綿状血管腫、2人が動脈瘤、2人が腫瘍、2人がモヤモヤ病、 血友病1人、高血圧1人とつづき、

・14人は原因不明だった。

・3ヶ月後、6ヶ月後の死亡率は等しく 3%だった。

・障害を有する割合は 3ヶ月後 12.1%、6ヶ月後9.1%だった。


中国の子供の脳内出血原因でもっとも多かったのは動静脈奇形だった。原因不明事例が過去の白人研究よりも多かった、


というおはなし。

写真:子供の脳内出血

感想:

子供は脳梗塞よりも脳出血がずっと多いんだよね、、しかも予防のしようのない原因ばっかり。

2015年8月29日

小児の脳卒中 最悪の発症時期は、、


Age at stroke onset influences the clinical outcome and health-related quality of life in pediatric ischemic stroke survivors.
2015  8月  カナダ

ちいさな子供は脳の急速な発達段階にある。子供の脳卒中の発症時期と長期的な影響の違いを調べてみたそうな。


脳梗塞を経験した子供90人を、その発症時期別に3グループに分けた。

*出産前後期(31人)
*新生児期(36人)
*幼年期(23人)

数年後の神経症状と健康関連QoLを調べ関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・年齢中央値は、新生児期0.5日、幼年期3.7歳だった。

・出産前後期に脳卒中を経験したグループがもっとも回復が悪く、運動機能、日常生活動作も最低レベルだった。

・一方、新生児期に脳卒中を経験したグループがもっとも回復が良く、健康関連QoLも高かった。


小児の脳卒中は発症時期により回復度が大きく異なった。出産前後期の脳卒中は最も回復がよくなかった、


というおはなし。

写真:周産期


感想:

生まれる直前と直後とでは見た目以上に違うんだな、、

2015年6月30日

生まれてすぐ脳卒中を経験した子供の感情表現力は


Language and affective facial expression in children with perinatal stroke.
2015  6月  アメリカ

新生児期の子供の脳卒中事例を観察すると脳への理解が深まる。彼らは成人の脳卒中に比べ脳の可塑性がいちじるしく身体機能が大きく回復する。

そこで感情面ではどうか 調べてみたそうな。


新生児期に脳卒中を経験した5-6歳の子供に面談して、言語と表情を観察したところ、


次のことがわかった。

・言葉を操る能力は、同年齢の普通の子供に匹敵した。

・しかし感情表現は独特で、

・右脳損傷の子供は、左脳損傷の子供や普通の子供に比べて、言葉や表情にあまり感情を出さなかった。


脳卒中を経験した子供の言語、感情表現の特徴から、脳発達への可塑的変化の影響が伺い知れる、

というおはなし。

子供の脳卒中


感想:

新生児の可塑力をもってすら右脳の感情機能はカバーできないんだなぁ、、
右脳卒中の患者は声に感情が乗らない

[コミュ障] 右脳損傷患者は会話から感情を読み取れないことが明らかに

右脳がやられた脳卒中患者は感情がおかしい

2015年4月13日

子供と若年成人 脳梗塞の回復がいいのはどっち?


Long-term outcome after arterial ischemic stroke in children and young adults.
2015  4月  スイス

脳梗塞からの長期的な回復度の違いを、子供(1ヶ月-16歳)と若年成人(16.1-45歳)とで比べてみたそうな。


脳梗塞患者データベースから子供211人、若年成人341人を抽出し、約7年間追跡調査したところ、


次のことがわかった。

・長期的な機能回復程度は両グループで似ており、子供の56%、若年成人の55%が回復良好だった。

・死亡率は子供14%、若年成人7%、

・再発率に差は無かった。

・心理社会的欠陥やQoLに差はなかったが、

・問題行動は子供に多く(13% vs 5%)、

・日常生活への脳梗塞の影響は若年成人で多く報告された。(27% vs 64%)

・回復度は主に 入院時の神経症状の重さで決まっていた。


脳梗塞からの回復程度は子供と若年成人とで大きな差はなかった、


というおはなし。
子供

感想:

たとえ45歳であっても 若年成人は脳卒中的には高齢者よりも子供に近いってことなんだな。

2014年12月13日

子供をジェットコースターに乗せると脳卒中になっちゃうかもよ


Roller coaster rides trigger pediatric stroke

Internal carotid artery dissection after a roller-coaster ride in a 4-year-old. Case Report and Review of the Literature
2014  12月  アメリカ

ジェットコースターに乗せたばかりに子供が脳卒中になってしまった事例があったそうな。


・4歳の少年が両親と一緒に遊園地に行きジェットコースターに2回乗った。

・1回めは全長200m、高さ10m、時速40kmの規模のコースターで、2回めは落差16m、時速64kmのものだった。

・翌日帰宅途中、少年は嘔吐し左の顔面が歪んだ。家に帰り着いた時点では左半身が麻痺して歩くことができなくなっていた。

・病院で検査したところ、右脳の中大脳動脈領域の梗塞で、右の内頚動脈に解離が認められた。

・アスピリンで治療した。

・6ヶ月時点で歩行できるようになったものの左側にやや麻痺が残っている。


ジェットコースターによる急加速、急減速の繰り返しが頸動脈の壁に裂け目をつくり血栓のもとになったと考えられた。しかし頭のでかい子供にどの程度までの加速度が許容されるのかはよくわかっていない、


というおはなし。

ジェットコースター

感想:

成人後スプラッシュマウンテンに一度だけ乗ったことあるけど、頭もげるかと思った。
スプラッシュマウンテンって何歳くらいから乗れますか?(ヤフー知恵袋)

2014年11月16日

子供のころ脳卒中になると社会に馴染めなくなってしまうの?


Social competence following neonatal and childhood stroke.
2014  11月  アメリカ

子供の脳卒中と社会能力について調べてみたそうな。


新生児期の発症ケースを含む子供の脳卒中について、神経症状や認知能力、社会結果の複数の側面を ぜんそく経験者と比較した。


次のことがわかった。

・全体的に脳卒経験者では適応行動に障害が見られた。

・神経症状が重くなると適応行動、社会適応、社会参加に障害が見られた。

・認知能力の低下および問題行動の増加は社会適応の障害と関連があった。

・梗塞が大きいと神経症状が重く、低IQ、低社会参加だった。


子供の脳卒中は IQや行動に明らかな問題は見られないものの、適応力や社会能力に障害をもたらす。梗塞サイズや神経、認知障害、問題行動は社会への適応や参加を危うくする要因となる。そのような子供たちへの年齢に応じた支援が必要だろう、


というおはなし。

子供の脳卒中


感想:

脳の可塑性の高い子供ですら こういう問題をひきずるってことは、コミュ力ってとても高度な脳の働きなんだろうな、、と思った。

2014年10月15日

子供の脳卒中の特徴:発症率、死亡率、再発率、、


Management and 2-year follow-up of children aged 29days to 17years hospitalized for a first stroke in France (2009-2010).
2014  10月  フランス

子供の脳卒中の特徴について調べてみたそうな。


出生後29日から17歳までの脳卒中になった子供の医療データ800人ぶんあまりを解析したところ、


次のことがわかった。

・年間発症率は10万人中3人で、そのうち脳内出血が4分の3を占め、4分の1が脳梗塞だった。

・年齢が低く、男性であるほど脳内出血が多かった。

・37%は過去1年間に別の病気で受診していた。

・平均入院日数は7.2日間で院内死亡率は3.9%だった。

・1年内の死亡率は5.7%、2年内死亡率は6.0%だった。

・1年内に再発入院する割合は13%、1-2年内の再入院率は2%だった。

・発症後1年内に18%がリハビリ治療を受けた。

というおはなし。




感想:

脳梗塞と脳内出血の割合が完全に逆転しているところが面白い。

2014年9月26日

脳卒中を経験した子供の聴覚機能は、、


Central auditory processing outcome after stroke in children.
2014  9月  ブラジル

子供の脳卒中が聴覚機能に及ぼす影響を調べてみたそうな。


脳卒中を経験したことのある7-15歳の23人(男性13人)について、

騒音の中から言葉を聴きとるテストや
両耳から同時に入った数字を聴き分けるテストなど計5種類の聴覚検査を行った。

年齢、性別の一致する健常者で同じ検査を行い比較した。

また、脳の損傷部位との関連も調べた。


次のことがわかった。

・騒音下に単語を聴きとる聴覚補完機能は健常者と同レベルだった。

・しかし選択的注意を要する聴覚能力に著しく欠けていた。


脳卒中を経験したほとんどの子供がなんらかの聴覚障害を示していた。この障害の程度は損傷した脳半球の違いに依らなかった、


というおはなし。



感想:

大人なら失語症になりかねない状況でも、子供は可塑性が半端ないため脳半球を切り替えて適応してしまった。
そういうことかな。

2014年9月2日

生まれてすぐ脳卒中になったら、言語機能は左右脳どちらに偏るのか


Age at stroke determines post-stroke language lateralization.
2014  8月  アメリカ

脳卒中の発症年齢によって言語機能の左脳への偏りがどう変化するものなのか調べてみたそうな。


左脳損傷の脳卒中患者を発症時期別に、

*新生児期(出生1ヶ月未満)に発症経験した19人、
*それ以降に発症した32人、
*性別と年齢の一致した健常者51人、

の3グループに分けて、脳の言語機能の活動状況を脳機能MRIで測定、比較した。


次のことがわかった。

・病巣の体積の割合は脳卒中グループ間で差はなかった。

・健常者の左脳に偏った言語活動に比べ、新生児脳卒中グループでは両脳半球からの活動信号が大きかった。

・言語機能の左脳への側方度は、健常者 vs.新生児グループでは 78.9% vs. 31.6%、

・健常者 vs. 後期脳卒中グループでは、 87.5% vs. 59.4%だった。

・後期脳卒中グループの左脳への側方度は新生児脳卒中グループよりも明らかに高かった。

・脳卒中の発症年齢と言語機能の側方度は強い関連があった。

脳卒中発症年齢が若いほど脳の可塑性が発揮された。歳を経るにしたがって、左脳がダメージを受けても依然そのネットワークに頼る傾向が確認できた、


というおはなし。

脳可塑性


感想:

成人後の言語障害は治りにくいってことの再確認。

でもGoogle自動通訳がまもなく実現して
その延長で言語障害者の意思疎通も可能になりそうな気がしてならない。

2014年7月21日

子供は脳梗塞よりも脳出血が多い


Risk Factors and Imaging Characteristics of Childhood Stroke in China.
2014  7月  中国

子供の脳卒中の特徴について調べてみたそうな。

患者データベースから2002-2011の子供の脳卒中事例を抽出した。


次のことがわかった。

・478人の子供が脳卒中で入院した。そのうち229人が脳梗塞、249人が脳出血だった。

・脳梗塞、脳出血いずれも男児が60%以上を占めていた。

・脳卒中の主な原因は、もやもや病が脳梗塞で 動静脈奇形が脳内出血だった。

・片麻痺と頭痛がおもな症状だった。

・脳梗塞では内頚動脈と中大脳動脈が関連するケースが多かった。

・脳内出血で計8人が亡くなった。


子供の脳卒中では脳梗塞よりも脳出血が多かった。それらの多くは動脈の病気に由来するものだった、


というおはなし。


 Beijing Tiantan Hospital
この病院

2014年3月12日

けいれん発作を起こした脳卒中の子供は 再びけいれん発作を繰り返すのか?


Early-onset seizures are correlated with late-onset seizures in children with arterial ischemic stroke.
2014  3月  台湾

子供の脳卒中で けいれん発作はよくある。

その特徴と のちの影響を調べてみたそうな。


1-18歳、78人の脳梗塞経験者について調査したところ、


次のようになった。

・20人25.6%が早期のけいれん発作を経験していた。

・その内90%は初めてのけいれん発作だった。

・3歳前後の幼い子どもで梗塞が皮質に及ぶ場合に早期のけいれん発作が起きやすかった。

・早期けいれん発作を経験した20人のうち13人は急性期を脱した後にも再びけいれん発作を起こした。

・そのうち12人は後に「てんかん」と診断された。


子供の脳卒中の25.6%は早期にけいれん発作を伴うものだった。幼く、梗塞が皮質に及ぶ場合に早期のけいれん発作が起きやすかった。そのうち65%は急性期の後も再びけいれん発作を経験していた、


というおはなし。


写真:子供のけいれん発作

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