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2017年6月15日

睡眠が8時間を超えると脳卒中経験者の生活動作が、、


Longer Sleep Linked to Poorer Daily Function After Stroke
2017  6月  アメリカ  

手段的日常生活動作能力(IADL)は、たとえば買い物や料理、お金の管理といった活動に要する能力を指し 認知機能的側面がつよい。

脳卒中経験者の睡眠時間とIADLとの関連をしらべてみたそうな。

先週の米国睡眠学会での発表。


平均年齢46の健診記録110万人ぶんの記録をつかって解析したところ、


次のことがわかった。

・脳卒中経験あり と申告した者の30%はIADLに問題を抱えていた。

・IADLに問題ありと答えた者の34%は睡眠時間が6時間以下だった。

・脳卒中経験者のうち 睡眠時間が8時間よりも長い者はIADLに問題を抱える率が1.97倍だった。

・脳卒中経験がない者でも睡眠時間が長いとIADLに問題をもつ傾向があった。

・どういうメカニズムかは不明。

脳卒中経験があって睡眠時間が長い者は手段的日常生活動作能力に問題がある可能性が高い、


というおはなし。
図:睡眠時間

感想:

好きなだけ眠らせてくれよ。
睡眠が6時間を切ると脳卒中経験者は死ぬ:米国睡眠学会

2017年6月7日

睡眠が6時間を切ると脳卒中経験者は死ぬ:米国睡眠学会


Short Sleep Linked to Death in Patients With Heart Disease, Stroke
2017  6月  アメリカ

睡眠時無呼吸症でなくても脳卒中など心血管疾患を経験した患者は不眠をうったえることがすくなくない。

睡眠時間調査は自己申告が多いが、こんかいポリグラフを使って客観的に睡眠時間を測定して脳卒中経験と死亡率との関連を調べてみたそうな。

今週の米国睡眠学会での発表。


1741人の男女を研究室によんで睡眠時間を測定した。

彼らの脳卒中経験の有無もしらべおよそ16年間の死亡率との関連を解析したところ、


次のことがわかった。

脳卒中経験があるばあい 睡眠時間が6時間を下回ると死亡リスクは2.4倍だった、


というおはなし。

図:短時間睡眠と脳血管障害リスク


感想:

そういえば数日前、「睡眠不足が続くとミクログリアが脳を食い始める」って記事が話題になってたは。

2017年4月10日

夢を見て暴れるひとの脳卒中のなりやすさ


Probable REM sleep behavior disorder and risk of stroke
2017  4月  アメリカ

レム睡眠行動異常症(RBD)は睡眠中の夢のなかでの行動がそのまま手足の動きや寝言となってあらわれ、かたわらで寝ている相手を傷つけることさえある。
RBDとパーキンソン病、レビー小体認知症、多系統萎縮症とは関連があるとされている。

そこで 脳卒中との関連についてしらべてみたそうな。


平均年齢54、12000人の健常者にアンケートをとりRBDが疑われる者を割り出し、その後の脳卒中の有無を3年ほどフォローした結果、


次のようになった。

・この間に159件の脳卒中がおきた。

・RBDがあると脳卒中リスクは2.57倍になった。

・種類別では脳梗塞リスクが1.93倍、脳出血リスクでは6.61倍だった。

レム睡眠行動異常症があると脳卒中リスクが高かった、


というおはなし。
図:レム睡眠行動異常症の脳卒中リスク

感想:

夢の内容をよく覚えていることもRBDの特徴だという。

夢日記をつけはじめて3年以上たった。
夜中、夢を見たらすぐに書き記し 翌朝に読み返してその内容を思い出す。

世界がひろがったよ。

2017年3月8日

眠っている間にリハビリがすすむオフライン運動学習とは


Executive Function Is Associated With Off-Line Motor Learning in People With Chronic Stroke.
2017  3月  アメリカ

リハビリ訓練と訓練の合間に技能学習が進むことを "オフライン運動学習"といい、とくに睡眠でそのプロセスが促されることがわかっている。

どんな人でこの効果がでやすいのか実験してみたそうな。


慢性期脳卒中患者17人と健常者9人について、連続追跡課題を与え ポリグラフを着けてひと晩眠ったあとに再びその課題を行いオフライン運動学習効果を測定した。

さらに遂行機能を測る複数のテストをおこなった。


次のようになった。

・脳卒中グループで 遂行機能テスト(Trail-Making Test)スコアとオフライン運動学習効果との明らかな正の相関が見られた。

・健常者にはこの関連は見られなかった。

・注意力(attention)と状況変化への柔軟さ(set-shifting)についてのTrail-Making Testの結果をみるとオフライン運動学習効果が予測できた。

慢性期の脳卒中で遂行機能がすぐれている患者ほど オフライン運動学習の高い効果が期待できた、


というおはなし。

図:オフライン運動学習と遂行機能

感想:

眠っている間にリハビリがはかどる。なんて素敵なはなしだろうか。

5年前のこれ↓のつづきだね。
リハビリの合間のお昼寝は大切 → 訓練がはかどるゾ

2017年2月9日

若い脳卒中患者の不眠状況を1年間フォローした


The Course and Impact of Poststroke Insomnia in Stroke Survivors Aged 18 to 65 Years: Results from the Psychosocial Outcomes In StrokE (POISE) Study.
2017  2月  オーストラリア

脳卒中のあとの不眠症は患者の12-37%に起き、うつや自殺 復職に影響すると考えられている。

不眠症が時間的にどう推移するかの研究はおおくない。そこで労働年齢に限定してしらべてみたそうな。


65歳未満の脳卒中患者441人について、発症後28日、6ヶ月、12ヶ月の不眠、うつ、不安、復職状況を調査したところ、


次のようになった。

・いずれの時点でも不眠症は30-37%の患者に見られ、女性におおかった。

・16%は1年をとおして慢性的な不眠症だった。

・このグループはうつ、不安、なんらかの障害や復職できない者がおおかった。

若年脳卒中患者の慢性的な不眠は 1年後の障害 復職状況に影響した。不眠対策が機能回復の助けになるかもしれない、


というおはなし。

図:不眠症と復職 脳卒中のあと

感想:

睡眠だけは困ったことがないので不眠には共感ができない。

2016年12月11日

起床時脳卒中と日中の過度な眠気は関係あるのか


Wake-up stroke: Clinical characteristics, sedentary lifestyle, and daytime sleepiness.
2016  10月  ブラジル

睡眠からさめたときに異常に気づく脳卒中(起床時脳卒中)では その発症時刻を正確に知ることができないため血栓溶解治療の適応にならない。

睡眠障害が脳卒中リスク要因であることから、日中の過度な眠気と起床時脳卒中との関連を調べてみたそうな。


32-80歳の脳梗塞患者70人について調査したところ、


次のことがわかった。

・24.3%が起床時脳卒中だった。

・起床時脳卒中には糖尿病、座りっぱなしの生活習慣の患者が多かった。

・日中の過度な眠気は全体の20%にみられた。

・起床時脳卒中グループとそうでないグループとで脳卒中の重症度や日中の過度な眠気に差はなかった。

・日中の過度な眠気の患者には若年者と座りっぱなしの生活習慣の患者が多かった。

起床時脳卒中は脳卒中患者の25%にみられた。起床時脳卒中には糖尿病、座りっぱなしの生活習慣の患者がおおかった。日中の過度な眠気と起床時脳卒中は関係なさそうだった、


というおはなし。
図:起床時脳卒中患者の特徴

感想:

かるい糖質制限をはじめて約1年 日中の眠気が劇的に減ったのでこれに関心をもった。

2016年6月7日

シフト勤務の男性は脳卒中やると死ぬ


Sex Differences in the Impact of Shift Work Schedules on Pathological Outcomes in an Animal Model of Ischemic Stroke.
2016  6月  アメリカ

シフト勤務や時差ボケなど概日リズムが乱された状態が続いた時に脳卒中への反応がどう変わるのか、男女によっても異なるのか 実験してみたそうな。


オスとメスのネズミを明暗リズムが正確に12時間ずつ切り替わる環境に2週間置き、次の2グループに分けた。

*5日ごとに12時間「明」状態が先へズレるシフトグループ
*明暗リズム12時間ずつの一定グループ

これを7週間続けた後、人為的に脳梗塞を起こし 影響を比較した。


次のことがわかった。

・膣スメア検査では、メスの発情サイクルがシフトグループで消失し常時発情状態にあった。

・同様にシフトグループでは、メスのエストラジオールレベルが明らかに上昇していた。

・シフトグループのオスは非常に死亡率が高かった。

・シフトグループの生き残ったメスも梗塞が拡大し感覚運動機能に障害を持った。

シフト勤務を想定した概日リズムの乱れは脳卒中予後の性別の違いを際立たせ、特にオスの生存率が低かった。メスは女性ホルモンの神経保護作用が働くと考えられた、


というおはなし。

図:シフトワークと死亡率男女差

感想:

10年以上前、昼間の活動とは別に深夜のコンビニで8時間x週3x4年ほど働いてた。よく脳卒中起こさなかったなぁ、、と今更ながらに思う。

2016年3月27日

脳卒中患者の睡眠の質について


Polysomnographic Characteristics of Sleep in Stroke: A Systematic Review and Meta-Analysis.
2016  3月  ドイツ

脳卒中患者の睡眠研究は 呼吸障害についてのものが多い。ほかの要素についてはどうなのか調べてみたそうな。


関連するこれまでの研究を厳選し データを統合再解析したところ、


次のことがわかった。

・9件の研究が該当した。

・健常者に比べ脳卒中患者では睡眠効率が低く、 75% vs 84%

・総睡眠時間も短かった。 309.4 vs 340.3 min

・就寝中の覚醒時間が長かった。 97.2 vs 53.8 min

・睡眠ステージ1の時間は長く 13% vs 10%、ステージ2は短かった。36% vs 45%

・REM睡眠時間に差はなかった。

・研究はいずれも発症後早期のもので、慢性期の研究はなかった。

脳卒中患者の睡眠の質はさまざまな点で良くなかった。今後、発症から長く時間の経った患者についても調べる必要があるだろう、


というおはなし。
図:睡眠ポリグラフ
感想:

枕元に紙とペンを置いて 夢日記をつけるようになって1年以上経つ。実生活の役には立たないけど おもしろくてやめられない。

2016年3月12日

長時間睡眠は脳内出血のもと?


Prolonged sleep increases the risk of intracerebral haemorrhage: a nationwide case-control study.
2016  3月  韓国

睡眠時間と脳内出血リスクとの関連を調べてみたそうな。


国内33ヶ所の病院の脳内出血患者490人と 同性同年齢の980人について調査したところ、


次のことがわかった。

・8時間以上睡眠をとる者の割合は 30.4% vs. 22.6%で脳内出血グループに多かった。

・睡眠時間が長いほど脳内出血リスクは高くなり、

・7時間睡眠に比べると 8時間では1.57倍、9時間以上では5倍になった。

睡眠時間が長くなるほど脳内出血リスクが高くなった、


というおはなし。

図:長時間睡眠

感想:

どうやら7時間でも長すぎる↓↓みたいなんだよね、、
脳出血で死なないための睡眠時間が判明!

2016年1月17日

夜中目が覚めてしまう高齢者を解剖して脳を調べてみた


Sleep Fragmentation, Cerebral Arteriolosclerosis, and Brain Infarct Pathology in Community-Dwelling Older People
2016  1月  アメリカ

睡眠障害と脳卒中は関連があると言われている。そこで睡眠の断片化率と血管の損傷程度を人体解剖で調べてみたそうな。


生前に少なくとも1週間以上の睡眠モニター検査を行った平均年齢90の315人について 死後解剖を行い、脳組織内の動脈硬化や梗塞数を評価し関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・被検者の61%は中等度の血管ダメージを受けていて、29%は脳卒中を経験していた。

・睡眠の断片化が著しい人は細動脈硬化のリスクが27%高く、

・皮質下の梗塞数も多かった。

睡眠中しばしば目が覚める高齢者は細動脈硬化や皮質下の梗塞になりやすかった、


というおはなし。


感想:

90歳にもなると目が覚めない可能性もあるんだから 睡眠断片化がいったいどれほどの問題なのかと思う。

2015年11月21日

上肢リハビリを促す睡眠の条件が明らかに


Sleep Parameters, Functional Status, and Time Post-Stroke are Associated with Offline Motor Skill Learning in People with Chronic Stroke.
2015  10月  アメリカ

睡眠により運動学習が強化される(offline motor learning)という報告が増えている。

脳卒中経験者についてくわしく調べてみたそうな。


発症後6ヶ月以上経った慢性期脳卒中経験者20人と健常者10人について、夜間の睡眠前後での上肢の運動学習効果を測定した。

3日間研究所に泊まり 最初の2日間は準備にあて、3日目にジョイスティックを使った探索課題訓練を行い その後就寝し、翌朝に学習効果をテストした。

睡眠ポリグラフ検査との関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・睡眠後の課題エラーの大きさが脳卒中経験者で明らかに減少していた。健常者では変化がなかった。

・睡眠効率が良く、ノンレム睡眠ステージ3の時間が短く、レム睡眠時間が長いほど運動学習効果が高かった。


脳卒中経験者の運動学習効果を促す睡眠条件をいくつか明らかにすることができた、


というおはなし。

図:offline learningの効果


感想:

慢性期患者でも効果ありってとこがおもしろい。

そういえばリハビリ入院してたころ、ある日テーブルに散らしたおはじきがひとつも拾えなかったのに 一晩寝たら翌日には難なくできるようになってたことがあったなぁ。

2015年11月4日

脳出血で死なないための睡眠時間が判明!


Sleep Duration and the Risk of Mortality From Stroke in Japan: The Takayama Cohort Study.
2015  10月  日本

睡眠時間と脳梗塞 脳出血との関連を日本人で調べてみたそうな。


1992年時点で35歳以上の男性12875人 女性15021人を2008年までフォローして、睡眠時間と脳卒中死亡率との関連を調査 解析したところ、


次のことがわかった。

・この間に611件の脳卒中(脳梗塞354、脳出血217、原因不明40)があった。

・7時間睡眠に比べ9時間以上では脳梗塞死亡リスクが50%以上アップした。

・一方、6時間未満では脳出血死亡リスクが36%低下した。

・このリスク低下は男性で顕著(69%減)だった。


長時間の睡眠では脳梗塞死亡リスクが上昇した。短時間睡眠は男性の脳出血死亡リスクを下げるのかもしれない、


というおはなし。

写真:睡眠時間

感想:

長時間睡眠が良くなさそうな話は何度もあったけど、短時間睡眠の脳出血への効果は初耳。

これまで以上に早起きしようと思う。

2015年10月25日

視床梗塞で明晰夢を見るようになった若者たち


Lucid dreams, an atypical sleep disturbance in anterior and mediodorsal thalamic strokes.
2015  10月  フランス

視床の脳卒中では 認知 情動 行動上の障害が多く報告されている。一方、睡眠障害の報告はあまりない。

睡眠障害に関係したユニークな事例があったそうな。


・視床の梗塞で入院した2名の若者がいた。

・彼らには 失語、物忘れ、注意力や実行力の低下と共に、

・明晰夢(夢を見ていることを自覚しながら見る夢)の報告もあり、

・その内容は破滅的で争いに関するものだった。


視床脳卒中で明晰夢の報告はほとんどない。今回の事例は 脳卒中と睡眠-覚醒障害の関連をうかがわせる、


というおはなし。

写真:明晰夢

感想:

明晰夢にはとても関心がある けど最近見ないな、、

ついでにこんな話↓を思い出してちょっとワクワクした。

・ペンローズの量子脳理論によると 意識は脳のある構造の量子プロセスから発生する。
・UMMOの人たちは 「その構造」が視床にあることを突き止めた。

2015年10月3日

「日中の過度な眠気」脳卒中患者の場合


Causes of Excessive Daytime Sleepiness in Patients with Acute Stroke-A Polysomnographic Study.
2015  9月  スロバキア

一般に、日中の過度な眠気は睡眠呼吸障害に原因があると言われている。

日中の過度な眠気を示す脳卒中患者についてその原因を調べてみたそうな。


102人の急性期脳卒中患者について、入院から4日以内に終夜睡眠ポリグラフィ検査を行い睡眠呼吸障害を調べた。

日中の眠気の程度も調べ関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・日中の過度な眠気は患者の21人(20.6%)に見られた。

・それら患者21人の多くに睡眠時の無呼吸があり、非レム睡眠時の呼吸障害指数も高く、レム睡眠時間が有意に短かった。

・レム睡眠時間の長さは日中の過度な眠気と明らかな関連があった。


日中の過度な眠気を訴える脳卒中患者の多くは睡眠呼吸障害だった。これを積極的に治療するとして どういう効果があるのかはよくわからない、


というおはなし。

図:レム睡眠

感想:

日中の過度な眠気は脳卒中になるはるか以前から悩まされてきた。夢を憶えていないほど疲れきって眠る状態が呼吸障害を呼ぶのかな?

2015年9月17日

脳卒中になりやすい いびきの特徴


Self-reported obstructive sleep apnea, simple snoring, and various markers of sleep-disordered breathing as predictors of cardiovascular risk.
2015  9月  フィンランド

いびきや睡眠時無呼吸の自覚と脳卒中など心血管疾患との関連を調べてみたそうな。


30歳以上5177人の健常者に睡眠についてアンケート調査を行い、11年間ほど追跡したところ、


次のことがわかった。

・この間に634人が心血管疾患になった。

・閉塞性睡眠時無呼吸の自己申告があると心血管疾患になりやすかった。

・いびきそれ自体は心血管疾患との関連はなかったが、

・頻繁に呼吸が止まったり、いびき音が非常に大きかったり、不規則だったりした場合、心血管疾患リスクが確認できた。


いびきそれ自体は問題なかったが、睡眠呼吸障害を疑わせるいびきや自己申告性の閉塞性睡眠時無呼吸は脳卒中など心血管疾患と関連があった、


というおはなし。

図:いびき

感想:

いびき録音アプリが役にたつだろうな。初めて聴いたときは衝撃的だった、、

2015年9月5日

脳の損傷位置と睡眠の質の違い


Research of Sleep Disorders in Patients with Acute Cerebral Infarction.
2015  8月  中国

脳梗塞と睡眠障害の関連を梗塞部位ごとに調べてみたそうな。


急性期脳梗塞患者101人と健常者86人について、睡眠ポリグラフ検査を行い比較したところ、


次のことがわかった。

・睡眠障害の発症率は脳梗塞グループで高く、特に女性患者で多かった。

・脳梗塞と特定の種類の睡眠障害の関連はなかった。

・梗塞の位置によって睡眠の質が異なっていた。

・右脳損傷よりも左脳損傷で、後頭部よりも前頭部梗塞で 睡眠の質が悪かった。

・視床に梗塞の患者は他の患者に比べ睡眠時間が長く、すぐに眠りに落ちた。


急性期脳梗塞患者には睡眠障害が多く、梗塞の位置によってその特徴も異なっていた、


というおはなし。

写真:睡眠

感想:

夢日記をつけるようになって2年近く経つ。枕元にノートを置いて、夢から覚めたら真っ暗な中すぐに内容を記録する。

翌朝読み返すと、1日の出来事が倍に増えたように感じられて やめられない。

2015年8月13日

眠れないと脳卒中になるの?


Symptoms of Insomnia and Sleep Duration and Their Association with Incident Strokes: Findings from the Population-Based MONICA/KORA Augsburg Cohort Study.
2015  7月  ドイツ

不眠症と脳卒中の関連を調べてみたそうな。


17604人の男女を14年間 追跡調査したところ、


次のようになった。

・この間に917件の脳卒中があり、207件は死亡に至った。

・眠れない、目が覚めてしまうなどの問題は、男女ともに脳卒中の発症と明らかな関連がなかった。

・男性に限定すると、睡眠が5時間以下または10時間以上で脳卒中リスクがやや高かった。

・女性の場合、睡眠の質と脳卒中との関連は見られなかった。


不眠や過眠と脳卒中の発症との明らかな関連は確認できなかった、


というおはなし。

写真:不眠


感想:

でも睡眠足りないとすごく頭痛くなるんだよなぁ、、

2015年6月16日

睡眠時やたら手足がビクビク動く脳卒中経験者の再発リスクは異常


Nocturnal periodic limb movements decrease antioxidant capacity in post-stroke women.
2015  6月  台湾

睡眠中に足や腕がビクビクと動く周期性四肢運動(PLMS)と脳卒中との関連は報告されている。

その病因について調べてみたそうな。


脳梗塞でリハビリ病院にいる患者112人について、睡眠検査および血液の総抗酸化能を調べ関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・1時間あたり15回以上手足が動く(PLMS)患者は5回未満の患者に比べ、高齢で、脳卒中の神経症状が重く、生活自立度が低かった。

・PLMS回数が多い女性患者の総抗酸化能は低かった。

・またPLMS15回/h以上の患者の脳卒中再発リスクは5回/h未満患者の7.58倍に及んだ。


睡眠時周期性四肢運動は女性脳梗塞患者の総抗酸化能の低下と関連があるのかもしれない、


というおはなし。


感想:

過去記事↓
睡眠中 足をバタバタさせてたら脳卒中の素質あり

2015年2月26日

睡眠8時間を超える人は問答無用で脳卒中リスク46%増し


Sleep duration and risk of fatal and nonfatal stroke
2015  2月  イギリス

睡眠時間と脳卒中リスクとの関連を調べてみたそうな。


42-81歳で脳卒中歴のない9692人について睡眠時間を調査し、その後の脳卒中の有無を9.5年間追跡して関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・この間に346件の脳卒中が起きた。

・睡眠8時間を超える人は平均的な人に比べ脳卒中リスクが1.46倍だった。

・調査以前には病歴がなく平均的な睡眠時間だった人でも同様の関連があった。

・いっぽう 睡眠6時間未満の人は脳卒中リスク1.18倍だった。

・もともと睡眠時間が長かった人や歳とともに長くなった人も脳卒中リスクが高かった。

・同様な過去11件の研究データを統合再解析した結果でも 短時間睡眠で1.15倍、長時間で1.45倍 となり、今回の結果と良く合致していた。


睡眠時間を調べれば脳卒中になりそうかどうかがわかる、


というおはなし。
長い睡眠

感想:

どういう理由でこうなるのかは わからないらしい。

自慢じゃないけど幼いころから睡眠時間はとても長い。

2015年1月8日

アパシー(無気力)の原因は睡眠リズムにあった


Circadian sleep/wake rhythm abnormalities as a risk factor of a poststroke apathy.
2014  12月  フランス

脳卒中患者の19-55%はアパシー(無気力)を経験するという。

患者の睡眠・覚醒の概日リズムとアパシーとの関連を調べてみたそうな。


46人の脳卒中患者の退院時に睡眠と覚醒を記録する装置アクチグラフを装着させて7日間記録した。 その後、発症3ヶ月時点でのアパシー度を調べ関連を解析した。


次のことがわかった。

・3ヶ月時点で10人(22%)がアパシーと評価された。

・この10人は実験招集時には睡眠やアパシー、不安、ウツについてまったく自覚はなかった。

・しかし退院時のアクチグラフには睡眠の大きな変化が記録されていた。

・アパシーになる患者は睡眠効率(ベッドに居る時間に対する実睡眠時間の割合)が低く、

・睡眠断片化指数も高かった。

・脳損傷の位置や微小梗塞、微小出血の数との関連はなかった。


脳卒中後にアパシーになる患者には、早い段階で睡眠・覚醒リズムに変化が見られた。これはアクチグラフを使うと簡単に調べることができるよ、


というおはなし。

アクチグラフ
アクチグラフの例

感想:

上記写真のアクチグラフは10万円ほど。スマホアプリなら無料。

いびきを記録するアプリを使ったときは衝撃を受けたなぁ。

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