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2017年3月20日

脳卒中の肥満パラドックスってホント?


Obesity paradox in stroke - Myth or reality? A systematic review.
2017  3月  スイス

肥満は脳卒中のリスク要因の1つではあるが 予後に与える影響についてはよくわかっていない。いっぽうで肥満の脳卒中患者は予後が良いとする報告が少なくない(肥満パラドックス)。

そこでこれまでの研究をまとめて肥満と脳卒中予後との関連をしらべてみたそうな。


関係する過去の研究を厳選してデータを統合 再解析したところ、


次のことがわかった。
・被験者299750人を含む25の研究がみつかった。

・死亡率に関する12の研究のうち10で ボディマス指数BMIが高い脳卒中患者は明らかに死亡率が低かった。

・死亡以外の予後(機能回復や再発)に関する9の研究のうち7で過体重の脳卒中患者は回復が良かった。

・血栓溶解治療を受けた患者についての6つの研究では相反する結果がでた。

・多くの研究で肥満の定義やBMIの測定精度、データの偏りに問題があった。

ほとんどの研究で脳卒中患者の "肥満"は生存に有利だった。しかし研究手法に問題も見られた。血栓溶解治療の患者については肥満パラドックスは確認できなかった、


というおはなし。
図:

感想:

肥満の定義として BMIではなく脂肪の割合やウエスト・ヒップ長比をつかうと結果がぜんぜんちがうだろうって書いてあった。

境界域限定のはなしで、痩せているよりはマシですよってことなんだと思う。

2017年3月18日

メタボリックシンドロームと脳卒中


Metabolic syndrome and stroke: A meta-analysis of prospective cohort studies.
2017  3月  中国

肥満、高血圧、高血糖、脂質代謝異常が複数かさなった状態をメタボリックシンドロームとよび、健康上のリスクと考えられている。
しかしメタボリックシンドロームと脳卒中との関連については まだ結論がでていない。

そこで過去の研究をまとめてみたそうな。


これまでの関連する研究を厳選し データを統合 再解析したところ、


次のことがわかった。

・被験者116496人を含む16の研究がみつかった。

・メタボリックシンドロームがあると脳卒中リスクは明らかに高かった。

・この影響は男性で1.47倍、女性で1.83倍だった。

・また、脳出血よりも脳梗塞でリスクが高くなった。

どうやらメタボリックシンドロームは脳卒中のリスク要因で、とくに女性と脳梗塞でその影響はおおきい、


というおはなし。
図:

感想:

あれほど脅しといてこんなもんなのか。メタボ無能すぎやしないか?

2017年3月13日

肥満ではなくヤセが原因!? 日本人の脳梗塞


Body mass index and stroke incidence in Japanese community residents: The Jichi Medical School (JMS) Cohort Study.
2017  3月  日本

これまでの西洋人の研究では肥満度BMIが高いと脳卒中リスクも高いとされてきた。日本人での研究は少ないのでしらべてみたそうな。


自治医科大学の研究データベースをつかって日本全国から12490人を抽出して10.8年間フォローした結果、


次のことがわかった。

・この間に395人が脳卒中になった。

・BMI18.5以下(ヤセ)の男性および30.0以上(肥満)の女性ですべての脳卒中リスクが明らかに高かった。

・とくにBMI18.5以下の男性の脳梗塞リスクは標準体重者の2倍以上だった。

日本人のBMIと脳卒中発生率との関連はこれまで考えられてきたものと異なっていた。男性の低BMIと女性の高BMIは脳卒中リスクが高く、特に男性の低BMIでは脳梗塞リスクまでが高かった、


というおはなし。
図:BMIと脳卒中リスク 日本人

感想:

脳梗塞はふとっちょ、脳出血はヤセの専売特許とおもってた。

ところが 男はヤセが脳梗塞、女はふとっちょが脳出血。どうしてこうなった?

2017年1月20日

肥満 飲酒 喫煙と脳卒中の予後について


Lifestyle Factors and Early Clinical Outcome in Patients With Acute Stroke
2017  1月  デンマーク

肥満、飲酒、喫煙はいずれも脳卒中の発症要因である。これらライフスタイルの脳卒中予後への影響調査は、これまで小規模 施設限定的なものがおおく結論がでていない。

そこで非健康的ライフスタイル(肥満or痩せ、飲酒、喫煙)と脳卒中予後との関連を大規模にしらべてみたそうな。


デンマークの脳卒中患者データベースから82597人の記録を抽出して解析したところ、


次のことがわかった。

・発症30日以内に18.3%が重症化し、7.8%が肺炎、12.5%が尿路感染症、9.9%が死亡した。

・ライフスタイルと脳卒中の重症度、死亡率の関連は性別により異なった。

・非健康的ライフスタイルの男性患者は脳卒中重症度と30日死亡率が低かった。はんたいに女性患者は重症度と死亡率が高かった。

・肺炎と尿路感染症については男女の違いはなく、有意なリスク上昇もなかった。

・低体重だと男女ともに30日死亡率が明らかに高かった。

非健康的ライフスタイルの男性脳卒中患者の予後は悪くなかった。しかし低体重は男女ともにあきらかな予後悪化要因だった、


というおはなし。
図:不健康なライフスタイルと脳卒中の予後

感想:

いっけんパラドックスめいてておもしろうそうだけど、脳卒中になってしまったんだから 何をいまさらだ。

ただ「痩せ」だけはどうにも擁護のしようがない、ってことだな。

2017年1月3日

腹部肥満で脳卒中 男女のちがい


Sex-related differences in abdominal obesity impact on ischemic stroke risk.
2016  12月  スペイン

肥満は心血管疾患のリスク要因ではあるが、脳血管疾患との関連については結論がでていない。

そこで腹部肥満と脳卒中との関連を男女別に調べてみたそうな。


75歳未満の脳梗塞の男女388人と同性同年齢の健常者732人について調査したところ、

次のことがわかった。

・高BMIと脳卒中リスクとの関連は、男性で予防効果が確認できた。

・腹部肥満は女性の脳梗塞のあきらかなリスク要因で、ウエスト長とウエスト身長比が関連していた。

男性のばあいBMIが高くなると脳卒中リスクは低下した。腹部肥満は女性の脳梗塞と関連していた、

というおはなし。
図:

感想:

肥満は絶対悪ではないんだな。ガイドラインでは脳卒中の再発予防のために「痩せろ」とは指導しないとある。

2016年9月15日

太り過ぎで脳卒中になった...痩せるべきか?


Association of BMI with total mortality and recurrent stroke among stroke patients: A meta-analysis of cohort studies.
2016  8月  中国

脳卒中経験者の肥満度と死亡、再発リスクとの関連をこれまでの研究から調べてみたそうな。


関連する過去の研究を厳選してデータを統合 再解析したところ、


次のことがわかった。

・被験者122472人を含む15の研究がみつかった。

・標準体重者にくらべ肥満の死亡リスクは明らかに低く0.83倍、逆に痩せていると1.54倍になった。

・有意なほどではないが同様の傾向が再発リスクについてもみられ、

・BMIと死亡 再発リスクの非線形な関連が確認できた。

肥満は脳卒中経験者の死亡 再発を防ぐ効果がありそうである、


というおはなし。
図:BMIと脳卒中再発リスク

感想:

このテーマは何度も出てて、ようするに、

肥満がきっかけで脳卒中になってしまった人は、 周囲の「痩せなさい」圧力に屈することなく開き直って一生肥満を貫くべきである、

ってことを示しているんだと思う。

2016年9月9日

脳梗塞と脳出血を同時に防ぐ肥満度BMIがわかった


Adiposity and ischemic and hemorrhagic stroke
2016  9月  イギリス

肥満度BMIと脳梗塞、脳出血との関連を大規模に調べてみたそうな。


平均年齢57のイギリス女性1300万人について12年間ほどフォローしたところ、


次のことがわかった。

・この間に9993件の脳梗塞、5852件の脳出血があった。

・肥満度BMIが5増えるごとに脳梗塞リスクは1.2倍になり、脳出血リスクは0.9倍になった。

・脳内出血とくも膜下出血はほぼ同様の関連だった。

・過去の研究も似たような傾向を示していた。


イギリス女性では肥満度BMIがあがると脳梗塞リスクが上昇するいっぽう、脳出血リスクは低下した、


というおはなし。
図:肥満度と脳梗塞、脳出血リスク

感想:

グラフみるとBMI 25~27くらいがいちばんオイシイ感じだね。

あと20キロ増やさなくては、、

2016年6月11日

体重と脳卒中リハビリ効果の関係


The impact of patient's weight on post-stroke rehabilitation.
2016  6月  イスラエル

脳卒中患者の体重とリハビリテーション効果について調べてみたそうな。


リハビリ病院に入院した平均年齢63の脳卒中の男女102人について肥満度(BMI)および機能的自立度(FIM)、神経症状スコア(NIHSS)を調査したところ、


次のことがわかった。

・入院時の機能自立度、神経症状の重さと BMIとの関連はなかった。

・入院中のFIMスコア改善度(deltaFIM)とBMIは負の相関にあった。

・神経症状の改善度(deltaNIHSS)とBMIとの明らかな関連はなかったが、

・神経症状が最も改善した者は重度肥満グループにいた。

脳卒中患者のリハビリによる機能改善度は太っているほど小さかった。脳卒中リハビリの予後推定はBMIを考慮に入れるべきだろう、


というおはなし。

図:体重とリハビリ改善度

感想:

太ってる人は健康であっても活動的には見えない。だから本人は凄く回復したつもりでいても 他人からみるとまだまだ動き辛そう、、、ってことなんだと思うよ。

2016年1月25日

脳梗塞の予後 体重別 日本人


Association between body mass index and outcome in Japanese ischemic stroke patients.
2016  1月  日本

肥満度と脳梗塞の回復度との関連を日本人で調べてみたそうな。


急性脳梗塞患者1206人をBMIに従って 低体重、標準、肥満の3グループに分け、退院時の生活自立度、長期的な総死亡率、再発率を評価し 比較したところ、


次のことがわかった。

・9.2%が低体重、65.1%が標準体重、25.7%が肥満に分類された。

・低体重グループは標準グループに比べ、明らかに生活自立度が低く 総死亡率が高かった。

・肥満グループは標準グループとの違いがあまりなかった。

・再発率についてはどのグループも有意な差はなかった。

痩せている脳梗塞患者の予後は良くない、


というおはなし。

図:肥満度と脳梗塞の転帰


感想:

鹿児島で大雪になるほどに寒い今日このごろ。ふとっちょの人が温かそうでうらやましい。

2015年12月23日

限界まで太った高齢者は脳卒中からすぐに復活できる


Effect of obesity on functional outcomes at 6 months post-stroke among elderly Koreans: a prospective multicentre study.
2015  12月  韓国

脳卒中患者の肥満度と機能的自立度との関連を調べてみたそうな。


急性脳梗塞の患者2057人について、ボディマス指数(BMI)と6ヶ月後の機能的自立度評価(FIM)との関連を年齢層別に解析したところ、


次のことがわかった。

・65歳以上のグループでBMI30を超える極度肥満患者のFIMが有意に高かった。

・65歳未満ではBMIとFIMの関連は見られなかった。

65歳以上の脳梗塞患者の場合、極度肥満であることが6ヶ月後の良好な機能的自立度の目安になっていた、


というおはなし。

写真:極度肥満

感想:

歳をとってなお消化吸収能力の極めて高い優れた内臓をもっているわけで、脳も内臓と考えればそういうこともあるのかな、、、とおもった。

2015年9月27日

肥満 脳卒中患者のリハビリ効果は 日本人の場合


Obese Japanese Patients with Stroke Have Higher Functional Recovery in Convalescent Rehabilitation Wards: A Retrospective Cohort Study.
2015  9月  日本

脳卒中の肥満パラドックスはアジア人ではよくわかっていない。

そこで、日本人脳卒中患者について肥満が機能回復に有利であるか調べてみたそうな。


リハビリ病院の平均年齢72の脳卒中患者897人の記録から、機能的自立度、栄養状態、ボディマス指数(BMI)との関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・BMIごとの人数内訳は、低体重134人、標準432人、過体重277人、肥満54人だった。

・退院時の機能的自立度スコアの中央値は114、向上度は30だった。

・肥満グループの機能的自立度の向上度は他のグループよりも明らかに高かった。

・年齢、性別を考慮に入れても、肥満というだけで機能的自立度は大きく向上した。


日本人脳卒中患者のうち 肥満であることは機能回復に有利なのかもしれない、


というおはなし。



感想:

脳への衝撃を脂肪が吸収してしまうかのようなイメージを感じる。

2015年5月7日

やっぱり肥満だから脳梗塞になりやすいの?


Obesity Increases Risk of Ischemic Stroke in Young Adults
2015  5月  アメリカ

ボディマス指数(BMI)が高い高齢者は脳梗塞になりやすいことがわかっている。

若い人ではどうか、調べてみたそうな。


15-49歳の脳梗塞患者1201人分の医療記録を健常者1154人と比較し、BMIとの関連を解析した結果、


次のことがわかった。

・BMIが肥満レベルである30kg/m2を超えると脳卒中リスクが1.57倍に上がった。

・しかし、喫煙、高血圧、糖尿病を考慮に入れるとBMIと脳卒中リスクとの関連の有意度は非常に弱くなった。


肥満は若年成人が脳梗塞になるリスク要因の1つではあったが、高血圧や糖尿病などがより直接的な原因かもしれない、


というおはなし。

肥満

感想:

なにをいまさら感があるが、ようするに肥満それ自体は 実は大した問題じゃない って言いたいんだと思った。

2015年4月21日

退院後体重が3kg以上減っても死んでしまわない脳梗塞患者の特徴とは


The Obesity Paradox and Survivors of Ischemic Stroke.
2015  4月  チェコ

肥満は脳卒中リスクの1つであり 適正体重を心がけよ、と言われている。

そこで 脳卒中患者の体重減少と死亡リスクとの関連を調べてみたそうな。


平均年齢66、736人の脳梗塞患者について、入院時の体重と、退院後の外来訪問時の体重をフォローしたところ、


次のことがわかった。

・入院時に肥満だった患者の死亡リスクは標準体重患者に比べ非常に低かった。

・約16ヶ月後、21%の患者は3kg以上体重が減っていた。

・体重が減った患者は、重症、心不全、TIA、うつのケースが多かった。

・3kg以上体重が減った患者の死亡リスクは非常に高かった。

・元の体重の3%以上の減少でも同様の傾向が見られた。

・逆に、5%以上体重が増えた患者は、体重が変わらなかった患者よりも生存率が高かった。


入院時に標準体重でその後 体重減少した脳梗塞患者は死亡率が非常に高かった。もともと太ってた患者はその限りではなかった、


というおはなし。

肥満パラドックス

感想:

で 結局、肥満の脳梗塞患者はやせる努力をするべきなのだろうか?

2015年2月2日

ひまんは脳卒中の再発にも強いのか?


The obesity paradox in stroke: lower mortality and lower risk of readmission for recurrent stroke in obese stroke patients.
2015  1月  デンマーク

肥満はおおくの病気のもとであり 長生きできないと言われる。しかし脳卒中に限ってはなぜか死亡率が低い。

このパラドックスが脳卒中の再発についても同様なのか調べてみたそうな。


BMI情報のある脳卒中患者29326人について約10年間追跡調査したところ、


次のことがわかった。

・調査期間に被験者の26.9%が死亡し、8.3%が脳卒中の再発で入院した。

・標準体重者に比べ、過体重(BMI:25-30)および肥満(BMI>30)の死亡率はとても低かった(0.8倍)。

・一方、低体重(BMI<18.5)の死亡率は非常に高かった(1.7倍)。

・脳卒中の再発で入院するリスクも、肥満者でとても低かった(0.8倍)。


肥満の脳卒中患者は死亡率が低いのみならず 再発率も低かった、


というおはなし。

肥満パラドックス


感想:

肥満パラドックスを知ってから何度も太ろうとしてきたけど、けっきょくいつもお腹を壊しておしまい。

2014年12月16日

太った糖尿病患者は脳卒中も心配するべきなのか?


Body Mass Index and Stroke Risk Among Patients With Type 2 Diabetes Mellitus
2014  12月  アメリカ

糖尿病患者の肥満度と脳卒中のなりやすさの関連を調べてみたそうな。


2型糖尿病患者29554人について調査したところ、


次のことがわかった。

・8.3年の追跡期間中に2883人が脳卒中になった。(脳梗塞2821人、脳出血109人)

・ボディマス指数(BMI)
18.5–24.9 [標準], 25–29.9, 30–34.9, 35–39.9, ≥40 kg/m2
に対する脳卒中リスクはそれぞれ、

1.00, 0.86, 0.83, 0.76, 0.70(脳卒中全体)
1.00, 0.87, 0.85, 0.78, 0.72(脳梗塞)
1.00, 0.76, 0.72, 0.54, 0.53(脳出血)
となった。

・この関連は人種、性別、年齢、喫煙、投薬状況に依らなかった。


2型糖尿病患者は肥満度が高くなるほど脳卒中リスクは低下する、


というおはなし。

糖尿病

感想:

肥満パラドックスは太ってる人にとっては朗報だけど、痩せなのに糖尿病だともう救いがないな。

2014年6月4日

脳卒中の肥満パラドックスは本当か


Body Mass Index and Death by Stroke: No Obesity Paradox.
2014  6月  デンマーク

太っている脳卒中患者ほど予後が良いという「肥満パラドックス」は本当なのか調べてみたそうな。


2003-2012の71617人ぶんの脳卒中患者データを対象とした。

選択バイアスがかからないように、初回脳卒中後1ヶ月以内に死亡した事例のみ抽出し ボディマス指数(BMI)との関連を解析した。


次のようになった。

・11%が最初の1ヶ月以内に死亡し、そのうち70%が脳卒中が死因だった。

・内訳は9.7%が低体重、39.0%は標準体重、34.5%が過体重、16.8%が肥満だった。

・BMIが高いほど脳卒中発症年齢が低くなった。

・1ヶ月内死亡リスクは標準体重、過体重、肥満で差はなかった。

・1週間内死亡に限定しても同様の結果だった。


脳卒中患者の肥満パラドックスは確認できなかった。BMIの高い患者はとても若くして脳卒中になることがわかった。肥満の脳卒中患者は標準体重を目指すべきだろう、


というおはなし。

図:肥満パラドックス


感想:

肥満だと若くして脳卒中になるから 他の患者より元気そうに見えるのは当然、ってことらしい。

2014年2月13日

リハビリにベストな体重とは


The Effect of Body Mass Index on Stroke Rehabilitation.
2014  2月  アメリカ

ボディマス指数(BMI)とリハビリ病院に入院中の脳卒中患者の回復との関連を調べてみたそうな。


リハビリ病院に入院していた819人の患者について、BMIと機能的自立度評価との関連を解析した。


次のようになった。

・自立能力はBMIによって異なった。

・低体重の患者は肥満、標準体重患者に比べ自立度が低かった。

・さらに肥満までゆかない過体重(30>BMI>25)の患者グループがもっとも自立能力が高かった。


脳卒中リハビリ病院では、過体重な患者ほど自立能力が向上することがわかった、


というおはなし。


感想:

リハビリ病院の食事はとても美味しかったけど、量がとても少なくて退院時には2kgほど体重が減っていた。

太るくらいにガッツリ食べさせるべきだと思った。

2014年2月9日

太っていても健康に気を遣えば脳卒中にならないの?


Is the Association between Healthy Lifestyle Behaviors and Cardiovascular Mortality Modified by Overweight Status? The Japan Collaborative Cohort Study.
2014  1月  日本

過体重な人がヘルシーな生活をしたばあい 脳卒中を含む心血管系疾患での死亡率に影響があるのか調べてみたそうな。


40-79歳の男性18730人、女性24216人ついて、健康的な生活習慣(果物、魚、乳製品の摂取、運動、嫌煙、適度な飲酒、十分な睡眠)と心血管系疾患との関連を約20年間追跡調査した。


次のようになった。

・この間に2412人の心血管系疾患での死亡があった。

・健康生活習慣スコアが高いほど脳卒中など心血管系疾患の死亡率が低かった。

・この関連は過体重(BMI25以上)であっても同様に見られた。

・健康生活習慣スコアの高い人の心血管系疾患死亡リスクは、過体重でないと0.44で、過体重だと0.56だった。


生活習慣の改善による心血管系疾患の予防効果は過体重の人にも期待できる、


というおはなし。


感想:

肥満パラドックスの類かと思ったら、フツーの話だった。

2013年12月13日

脳卒中になったらBMI35を目指せ


Association of Body Mass Index and Mortality After Acute Ischemic Stroke.
2013  12月  アメリカ

脳卒中患者の死亡率とボディマス指数(BMI)との関連を調べたそうな。


関連する複数の要因を考慮し解析した結果、

・死亡率とBMIはU字型の関連になった。

・もっとも死亡率の低いBMIは、35(kg/m2) だった。

・BMIが低過ぎても高過ぎても死亡リスクが上がった。


重度の肥満は脳卒中死亡率の上昇につながっていた。クラス2の肥満だともっとも死亡率が低かった。脳卒中経験者の適正体重についてさらなる研究が必要である、


というおはなし。

写真:クラス2肥満



感想:

さすがはアメリカ、肥満を推奨しているように聞こえる。

BMI:35に相当する体重は、35×(身長m)×(身長m)なので、

いま自分は65kgだけど、110kgまで太ると脳卒中的にはベストらしい。



2013年11月24日

肥満患者は回復も早いのか?


Favorable Functional Recovery in Overweight Ischemic Stroke Survivors: Findings from the China National Stroke Registry.
2013  11月  中国

ボディマス指数(BMI)と脳卒中死亡率が相反する関係にあることは肥満パラドックスとして知られている。
そこで、脳卒中後の機能回復とBMIとの関連について調べてみたそうな。


10905人の脳梗塞患者について、BMIと発症3ヶ月時点での機能回復状態との関連を解析したところ、


次のようになった。
・ modified Rankin Scaleが0-1に相当する機能回復が非常に良好な者の割合は、

*低体重(BMI<18.5)  →52.4%
*標準体重(BMI=18.5-22.9)→55.0%
*過体重(BMI=23-27.4)→61.0%
*肥満(BMI=27.5-32.4)→59.2%
*重度肥満(BMI>32.5)→60.3%  だった。

・一方、死亡率は順に、14.9、7.8、7.1、7.2、11.5で、重度肥満では高かった。


脳卒中患者での肥満パラドックスは、機能回復についても同様であることがわかった。ただし肥満も過ぎるとその限りではなさそう...


というおはなし。

写真:肥満

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