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2017年10月18日

脳卒中経験者に運転させていいのか


Investigating cognitive ability and self-reported driving performance of post-stroke adults in a driving simulator.
2017  10月  オーストラリア

脳卒中を経験した元ドライバーが運転を再開する際には医師の許可が必要である。

車の運転は自らの認識能力を自覚して常に行動に修正をかける複雑なメタ認知活動を要する。その能力評価には机上と路上のテストが必要になる。

しかし路上テストは現実的ではないので、運転シミュレータをつかって脳卒中経験者の運転能力を健常者と比較してみたそうな。


元ドライバーの脳卒中経験者で、すでに医師から運転再開許可を得ている40人と同年齢の健常者43人について認知機能テストとドライブシミュレーションをおこなった。


次のことがわかった。
・運転に必要な 心理的、身体的、スピード的かつ 自己を評価する能力は両グループで差がなかった。

・認知能力的に劣る部分はあっても 脳卒中経験者は自己の能力を過大評価しそうにはなかった。

・平均して脳卒中経験者は認知能力の点で自己評価が低い傾向にあった。

脳卒中経験者は自らの欠点を自覚して運転を正そうとしているようにみえた。ドライブシミュレータと認知機能テストの組み合わせは運転能力評価に役立つかも、


というおはなし。
図:脳卒中のドライブシミュレータ

感想:

健康なひとでさえ事故を起こすのに、脳をやられてなお「自分は運転できる」と考えること自体がドライバーとしての適性に欠ける証拠。

ただし じぶんは例外。
脳卒中経験者は自動車運転をナメきっていることが判明

2017年9月3日

運転中に脳卒中になり事故に至る頻度


Stroke while driving: Frequency and association with automobile accidents.
2017  8月  日本

自動車の運転中に脳卒中を起こす頻度と、それに関連した事故をくわしくしらべてみたそうな。


2011-2016の脳卒中患者2145人(脳梗塞1301、脳内出血585、くも膜下出血259)について発症時の自動車運転状況と その後の対応について調査したところ、


次のことがわかった。

・85人(脳梗塞63、脳内出血20、くも膜下出血2)が運転中に脳卒中をおこした。

・運転中に脳卒中を起こす率は、脳梗塞4.8%、脳内出血3.4%、くも膜下出血0.8%だった。

・運転者のおおくはそのまま運転を続けるか路肩に停車した。

・しかし14人(16%)は自動車事故に至った。

・彼らのおおくは重度の脳卒中により精神状態に変調をきたしていたと考えられた。

脳卒中患者の4.0%は自動車運転中に脳卒中を経験しており、そのうち16%が交通事故に至っていた、


というおはなし。
図:自動車運転中の脳卒中と事故

感想:

退院から1年後、十分に回復したとおもっていたがクラッチ操作ができなかった。しかたなく愛車を手放した。

マニュアル車はいまでも運転できる気がしない。

2017年2月22日

脳卒中で入院中に運転指導はあるの?


Shifting gears: An inpatient medical record audit and post-discharge survey of return-to-driving following stroke/transient ischaemic attack.
2017  2月  オーストラリア

オーストラリアでは 脳卒中患者はすくなくとも4週間 自動車運転を控えること、とされている。

いっぽうで 脳卒中患者は自分の運転能力を過大評価するという報告もある。

軽症脳卒中患者への運転復帰指導の現状をしらべてみたそうな。


平均年齢67、軽症脳卒中で自宅に退院した患者78人の医療記録とアンケート調査の結果を解析したところ、


次のことがわかった。

・35%の患者にのみ運転復帰の指導記録があった。

・運転を控える期間を明示された患者は13%のみだった。

・アンケートに回答した31人のうち20人が自動車運転を再開していた。

・21人は運転復帰指導のために呼び出しを受け、

・7人は運転を控えるべき1ヶ月以内に運転を再開していた。

脳卒中患者への運転復帰指導にかんする記録には整合性が欠けていた。必要とする患者に指導がおこなわれたかはよくわからない、


というおはなし。
図:

感想:

上のグラフ、運転再開の理由 1位「できると思ったから」。

あと数十年でほとんどの車は自動運転になる。
『あのころはすごかった。ボケ老人やてんかん、片麻痺患者が好き勝手に運転していたよ、、』と振り返る。
脳卒中経験者は自動車運転をナメきっていることが判明

2016年12月7日

脳卒中患者の自動車運転を黙認する


Driving restrictions post-stroke: Physicians' compliance with regulations.
2016  11月  スウェーデン

脳卒中は認知機能や身体機能に影響が残るため多くの国で患者の自動車運転には規制を設けている。

スウェーデンでは入院時 すべての脳卒中患者に今後3-6ヶ月間の自動車運を控えるよう伝え、その旨を記録に残し交通局へ報告する義務が医師に課せられている。

そこのところがちゃんと守られているものか調べてみたそうな。


スウェーデンの中堅病院での1年間の脳卒中患者342人の医療記録を調べ上げ再確認したところ、


次のことがわかった。

・脳卒中患者への運転控え勧奨と交通局への報告はその81%が見逃されていた。

・女性よりも男性により多く 運転を控えるよう伝える傾向があった。

・2%についてのみ今後の運転能力評価が予定されていた。

脳卒中患者の自動車運転制限にかんするスウェーデンの規則は 病院でほとんど守られていなかった


というおはなし。

図:脳卒中年齢と運転見逃し数


感想:

上の表の運転見逃し脳卒中患者の高齢者率の高さには笑うしかない。

2016年5月25日

自動車運転の再開 医師の判定は信用できるのか


Fitness-to-drive agreements after stroke: medical versus practical recommendations.
2016  5月  ベルギー

脳卒中の経験者が再び自動車運転に適しているかどうかの医師の判断が 路上テストの結果とどの程度一致しているものか調べてみたそうな。


ベルギーの交通安全センターを訪れて45分20kmの路上運転テストを行った脳卒中経験者735人について、
同乗した審査者による判定結果(合格、保留、不適格)と事前の医師の判定結果との整合性を評価したところ、


次のことがわかった。

・脳卒中経験者の73%については医師と路上審査者との結果が一致していた。

・路上で不適格と判定された83人のうち61%にあたる51人を、医師は合格としていた。

・路上で保留と判定された80人のうち78%にあたる62人を、医師は合格としていた。

医師の判定は路上テストの結果と概ね一致していたものの、運転にリスクのある脳卒中経験者を見つけ出す能力は充分とは言えなかった、


というおはなし。

図:脳卒中経験者の運転適格テストの結果


感想:

オレも事前に路上テストやってたら運転諦めてたかもしれないな、、、

2016年3月28日

1ヶ月も経たずに運転始めてしまう脳卒中患者の特徴


Driving in stroke survivors aged 18-65 years: The Psychosocial Outcomes In StrokE (POISE) Cohort Study.
2016  3月  オーストラリア

脳卒中から1ヶ月以内に自動車運転を始めてしまう患者の特徴を調べてみたそうな。


18-65歳で脳卒中になった359人について調査したところ、


次のことがわかった。

・26.7%が発症後1ヶ月以内に自動車運転を再開した。

・彼らの多くは男性で、一家の大黒柱だった。

・うつや疲労の症状は無く、日常生活動作は自立し、復職もしていた。

・また 運転再開を控えるよう言われた記憶もなかった。

脳卒中の発症後 4人に1人が1ヶ月以内に自動車運転を再開していた。この種の問題について誰が責任を持つのかはっきりさせたほうがいい、


というおはなし。
写真:脳卒中の自動車運転

感想:

入院中、病院はこの問題を避けている雰囲気を感じた。こちらから訊いて初めて答えた。答えもあいまいだったな、、、
こんなことまで責任負いたくないんだろうね。

2015年12月28日

運転技術 損傷脳 左右での違い


A comparison of driving errors in patients with left or right hemispheric lesions after stroke.
2015  11月  韓国

脳卒中患者の自動車運転エラーが、ダメージ側が右脳か左脳かで違いがあるものか調べてみたそうな。

右脳損傷の脳卒中患者16人と左脳損傷の患者14人についてドライブシミュレーターを使って実験したところ、


次のことがわかった。

・シートベルト忘れやスピードコントロール、脱輪頻度 にグループ間の差はなかった。

・右脳損傷だと方向指示忘れやセンターラインはみ出し、トータルエラースコアが高かった。

・左脳損傷ではブレーキ反応時間が長かった。

損傷脳の左右別に運転技術に違いが生じた。運転リハビリではこの点に留意が必要だろう、


というおはなし。

図:自動運転 左右脳

感想:

右脳損傷だと右の手足がまともだから操作上は有利なんだけど、注意力に問題があるみたいなんだよなぁ、、、経験的に。

2015年12月13日

脳卒中経験者の運転適格性判定ツール


Usefulness of the driveABLE cognitive assessment in predicting the driving risk factor of stroke patients.
2015  10月  韓国

自動車運転の認知機能上の適格性を評価する装置 DriveABLE(ドライブエイブル)が脳卒中患者に使えるか実験してみたそうな。


運転歴のある42人の脳卒中患者について DriveABLEでの評価に基づき

*安全ドライバー と
*非安全ドライバー

の2グループに分けた。

各々のグループをドライブシミュレーターおよび認知機能検査したところ、


次のことがわかった。

・11人が安全グループ、31人が非安全グループに分類された。

・安全グループは認知機能検査スコアが非安全グループよりも高かった。

・運転技術(ペダルやステアリング操作、スピード制御、衝突事故など)も安全グループが優れていた。

このような評価ツールは脳卒中経験者の運転適格性の判断に使えるかもしれない、


というおはなし。


これ↓



感想:

はやく自動運転を実現してほしいよ。脳に障害抱えた人間が1トン以上の鉄の塊を そこらじゅうで走らせていると思うと怖くてしかたがない。

2015年8月12日

脳卒中でここをやられた人は自動車運転しないほうがいい


Association between site of lesion and driving performance after ischemic stroke.
2015  8月  ベルギー

脳卒中の部位と自動車運転能力との関連を調べてみたそうな。


平均年齢56、発症後10ヶ月で平均運転歴35年の脳梗塞経験者73人について、視覚や認知機能検査、路上テストを行い、脳の損傷位置と運転能力との関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・28人(38%)が明らかに(技術的に)自動車運転は不適格だった。

・脳の損傷位置と各テストの結果にやや強い関連があった。

・頭頂葉の損傷は、ハンドル操作やスピード制御に問題があった。

・後頭葉の損傷は、視野テストと空間無視テストの結果に強い関連があった。


頭頂葉にダメージを受けた脳卒中経験者はもう自動車運転無理かも知れない、


というおはなし。

ドライビング

感想:

息苦しいまでに規制やルールに縛られている今の世の中で、自動車運転者の適格性検査ほどユルユルなものを他に知らない。

あと50年もすれば自動運転が当たり前になるだろうから きっと昔の人のいい加減さに呆れ返るんだろうな、、と思う。

2015年5月30日

脳卒中が軽症だからって運転させていいの?


Is it safe to drive after acute mild stroke? A preliminary report.
2015  5月  カナダ

多くのガイドラインでは脳卒中後は自動車運転をしばらく控えるよう勧めている。しかし軽症の場合、急性期にもかかわらず運転再開するケースが少なくない。それって大丈夫なものなのか 検証してみたそうな。


急性期(48時間以降 7日以内)で軽症の脳梗塞患者10人と、健常者10人についてドライブシミュレータの結果を比較した。


次のことがわかった。

・健常者に比べ患者の運転エラー回数(衝突、脱輪、速度超過)は健常者の2倍以上だった。

・単純な右左折動作のエラー回数は健常者と患者で差はなかったが、

・交通がある状態での左折時(右側走行)に患者のエラー率は有意に高かった。


急性期の軽症脳卒中患者は基本的な運転操作を行う能力は保持している。しかしより複雑な判断を要する状況(混んだ道路で左折、バスの後ろを走る)では能力の欠陥が明らかになる、


というおはなし。

図:脳卒中患者の自動車運転

感想:

脳卒中と診断されたら自動的に運転免許を1年間は停止するべき、と考える。

脳卒中になるまえは運転歴20年以上で15万キロは経験していたけど、最近の5年間2万キロで学んだことのほうがずっと多く感じる。

2015年5月26日

片麻痺の自動車運転にスピンナーノブを勧める理由


Muscle activation of drivers with hemiplegia caused by stroke while driving using a steering wheel or knob.
2015  4月  韓国

片麻痺の自動車運転で、スピンナーノブを使用したときの筋肉の働きを健常者と比較してみたそうな。


脳卒中で左側片麻痺の5人と、体格の似た4人の健常者について、

*ステアリングを直接操作して右左折
*スピンナーノブを使っての右左折

を右手のみで行った。

その際、右腕の三角筋、二頭筋、上腕三頭筋の筋電図を測定し比較したところ、


次のことがわかった。

・健常者グループではステアリングとスピンナーノブ使用時で右左折時ともに、筋肉活動に明らかな差はなかった。

・片麻痺グループの左折時、ステアリングまたはスピンナーノブの使用で筋肉活動に差はなかったが、

・右折時はステアリングとスピンナーノブ使用で筋肉活動に差が生じた。

・上腕三頭筋に限定すると、片麻痺患者の右折時は スピンナーノブのほうが明らかに筋肉活動が低かった。

・さらに片麻痺患者の右折時の上腕三頭筋の筋肉活動は、健常者のそれよりも有意に低かった。


脳卒中経験者がスピンナーノブを利用すると、ステアリングホイールを直接操作するよりもはるかに少ない筋肉活動で済む、


というおはなし。


スピナーノブ スピンナーノブTypeR


感想:

運転してると ステアリングの戻し操作がいまだぎこちない。特に左折したあと。いつも軽自動車に煽られる。 スピンナーノブ試してみたくなる、、

2015年5月23日

[動画] 運転中に脳卒中になっても呼びかけに答えられないとアメリカではこうなる


SEE IT: Virginia cop resigns after using Taser, pepper spray on possible stroke victim
2015  5月  アメリカ

自動車の運転中に脳卒中になった黒人男性が、警察官に酷い目に遭う衝撃映像が公開されたそうな。



あらすじ
・34歳のワシントンさんは自動車で走行中に脳卒中になり、複数の車に接触して停止した。

・通報を受けた警察官が2名到着し、両手を挙げるよう呼びかけるも左腕が動かなかった。

・そこへ3人目の警察官が現れ、まずスタンガンを打ち込んだ。

・効果がないとみると次はトウガラシスプレーを至近距離から顔面へたっぷり吹きつけた。

・そしてワシントンさんを引きずり出し組み伏せ 手錠をかけた。

・この一連の過程は各警察官のボディカメラに記録されていた。

・10日後これらの動画が検証され、スタンガンを打ち込んだ警察官が過剰攻撃を理由に退職した。

というおはなし。

別アングルの女性警察官の絶叫 (一部始終がわかりやすい)



感想:

アメリカは警察が動画を記録していて不利な内容でも証拠として公開するからエライよね。

2015年2月12日

脳卒中やった人の運転はかなり危ないことが判明


Stroke survivors more likely to make dangerous driving errors
2015  2月  カナダ
米国脳卒中国際会議で昨日 カナダのある病院が自動車運転に関する2つの研究成果を発表した。

1件目:

発症7日以内の軽症脳梗塞患者10人と健常者10人についてドライブシミュレータでミスを犯す頻度を調べたところ、

次のようになった。

・脳卒中患者はミスが健常者の2倍だった。

・特に左折時のミスが多かった。

・バス追尾課題のミスは4倍だった。


2件目:

発症後3ヶ月以上経ち自立生活しているクモ膜下出血経験者9人と健常者9人についてドライブシミュレータでの結果を比較したところ、

次のことがわかった。

・患者は健常者の2倍の頻度で衝突事故を起こし、脱輪頻度は3倍だった。

・混雑時の左折事故が多かった。

・右折は健常者と同レベルだった。

・健常者が犯すミスは主にスピード超過によるものだった。


脳卒中経験者の自動車運転はとてもミスが多い、


というおはなし。

自動車運転


感想:

カナダは右側通行だから、日本だったら右折の事故に注意しろってことなんだよな。

運転できると脳卒中経験者であることや片麻痺を一瞬忘れてしまう。けど、状況変化に気づく早さや動作の遅れは明らかに健康な時とは異なる。

運転再開して5年経つけど、これまで事故がなかったのは運が良かったとしか思えないときがある。

2014年12月2日

自動車運転復帰に必要な路上能力と左右脳損傷の違いについて


On-Road Driving Impairments and Associated Cognitive Deficits After Stroke.
2014  10月  アメリカ

脳卒中経験者が自動車運転に必要な能力と左右脳損傷の違いについて調べてみたそうな。


99人の脳卒中経験者について 認知機能テストを行い、運転教習の専門家による路上運転スキルの評価結果との関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・37人が路上テストで非常に低い評価だった。

・彼らは特に、車線変更や合流操作に問題があった。

・同時に2つ以上の作業を併行して行う「分配性注意力」がもっとも重要な能力だった。

・右脳損傷者は、左脳損傷者に比べ視野の広さ、空間無視、視野探索、視空間構成、分配性注意の点で劣っていた。

・左脳損傷者については視野探索、情報処理スピード、執行機能障害の組み合わせが運転評価の判定に適していた。


運転中のとっさの対応力や視覚情報統合力の低下が脳卒中経験者の自動車運転を困難にしていた。脳損傷の左右側別に評価、トレーニングできる仕組みが必要だろう、


というおはなし。

脳卒中の自動車運転


感想:

まったくそのとおりで、最近になってようやく運転中に同乗者と会話ができる余裕が生まれてきた。

しかし夜や雨の日の運転中は話しかけられても いまだに返事もできない。

2014年4月30日

運転リハビリに良さそうなおすすめドライブゲーム


Using commercial video games for upper limb stroke rehabilitation: is this the way of the future?
2014  4月  オーストラリア

市販のビデオゲームを使った脳卒中患者の上肢リハビリの最近の成果について調べてみたそうな。


医学論文データベースから該当するものを厳選し、内容を吟味したところ、


次のようになった。

・13件の研究がみつかった。

・いずれの研究も小規模なものだった。

・使用されたゲーム機の内訳は、任天堂Wii:10件、プレイステーション2件、CyWee:1件だった。

・任天堂Wiiが上肢リハビリにもっとも適していると考えられた。

・3件の研究でビデオゲームリハビリの安全性と効果の持続性が示されていた。


現状では市販ビデオゲームでの上肢リハビリの成果は限定的な報告しかない。しかし、自宅でもできて費用もかからないこの方法には大きな可能性がある、


というおはなし。



感想:

むかしゲームセンターにはよく通った。

なぜか「家庭用ビデオゲームにはまるようになったら人生終わり」と思い込んでいたので、いままで手を出さなかった。

でも ひと月ほど前にWindowsパソコンで動くドライブゲーム(アウトラン2006)を購入した。

いつも30分も自動車運転すると頭が疲れきってしまっていたのだけど

このゲームを吐きそうになるまで繰り返していたところ、

リアル世界での自動車運転がとても楽になった。他人に薦めたくなった。


これがアウトラン2006

アマゾンで3980円で買った。フルHDで画面が非常にキレイ。サウンドも良い。

コントローラはこれにした。

日々向上してゆくスコアをみると、手の触覚を取り戻す訓練にもなりそうな気がしている。

2014年3月22日

患者「車乗ってもいいですか?」OT「とりあえずそのへん運転してみて」


Evaluating medically at-risk drivers: a survey of assessment practices in Canada.
2013 12月  カナダ

患者の自動車運転適性を調べる方法は定まっていない。

カナダの運転検査機関がどうやっているのか調べたそうな。


90の運転検査施設にeメールを送ってアンケートをとった。


次のようになった。

・47の施設から回答があった。

・返信者の88%は作業療法士だった。

・1ヶ月あたり平均8人(最大40人)の評価を行っていた。

・被験者の62%は脳卒中、痴呆、外傷性脳損傷、軽度認知症、多発性硬化症患者だった。

・1検査あたり約3時間を要していた。

・64%が病状にかかわらず常に路上でのテストを行っていた。

患者の運転適性検査内容にばらつきが大きかった。ガイドラインの作成が必要だろう、


というおはなし。


感想:

病院で運転免許更新用の診断書をお願いしたら作業療法士が握力と眼球運動の確認をして数分でOKがでた。

その診断書を持って免許センターに行き、おもちゃの運転席に座ってペダルを踏めることを確認してすぐに免許が更新出来た。

もっと厳しくした方がいいと強く思った。


2014年1月7日

運転復帰した脳卒中経験者の自信レベルを調べてみた


Evaluation of driving confidence in post-stroke older drivers in South Australia.
2013  12月  オーストラリア

脳卒中経験者は自信の欠如から自動車運転を控えてしまいがちである。

運転復帰した者たちの自動車運転への自信レベルについて調べてみたそうな。


自動車運転復帰した脳卒中経験者40人(うち男性25人)平均年齢65と、
脳卒中経験のない平均年齢72の114人(男性56人)について、
自動車運転自己評価スコアを測定し、比較した。


次のようになった。

・両グループ間で自己評価スコアに有意な違いは見られなかった。


自動車運転に復帰した脳卒中経験者は、非経験者と同レベルの運転に関する自信を有していた。自信を欠いている脳卒中経験者がいれば、勇気づけてあげることで運転復帰できるようになるかもしれない、


というおはなし。

写真:脳卒中ドライバー


感想:

問題の捉え方がおかしい。

完璧に健康な人にとってさえ自動車運転は危険がいっぱいなのに、一度脳にダメージを負った高齢者が同レベルに自信を持っているというのは、明らかな認知異常の証拠だと思う。

ビビって運転できなくなるくらいに何度も注意を促すべきだと思う。


スポーツカーに乗り換えようかと最近激しく悩んでいる脳卒中経験者が言うのだから間違いない。

2013年11月28日

片麻痺でも自動車運転はできるのか?


Comparison of foot pedal reaction time among patients with right or left hemiplegia and able-bodied controls.
2013  11月  カナダ

脳卒中のあとの自動車運転の再開は患者のみならず医療関係者にとっても関心事である。
そこで自動車のフットペダルへの反応時間の違いを実際に調べてみたそうな。


右または左片麻痺の脳卒中患者20人と健常人10人について、次の3つの状況でのフットペダル操作の反応時間(反応するまでの時間と動作に要する時間)を計測、比較した。

*通常位置のアクセル、ブレーキを右足で操作する。

*通常位置のアクセル、ブレーキを左足で操作する。

*左寄りに設置したアクセル、ブレーキを左足で操作する。


次のようになった。

・健常者は反応するまでの時間が全ての状況において右、左片麻痺患者より短かった。

・同様に、健常者は動作に要する時間も右片麻痺患者より短かったが、

・右足操作に限定すると左片麻痺患者のそれは健常者と同レベルだった。

・右足操作の場合、左片麻痺患者のトータルの反応時間は健常者のそれと同レベルだった。


左片麻痺患者が右足でペダル操作する場合、その反応時間は健常者と同等だった。一方、右片麻痺患者ではどちらの足で操作しても反応時間は非常に長くなった、


というおはなし。

写真:フットペダル


感想:

ペダル位置を改造しても、やっぱ利き足じゃないと難しいのかね。

2013年4月11日

退院後『運転免許も更新できたし、久しぶりに峠を攻めてくるかな』→崖から転落


Prediction of on-road driving ability after traumatic brain injury and stroke.
2013  4月  ノルウェー

自動車運転ができるようになる脳卒中患者を神経心理テストから予測する方法を検討してみたそうな。


脳卒中患者78人について行った自動車運転実地テストと、神経心理テストとの関連を解析した。


次のようになった。

・43人が自動車運転適格と判断された。

・この結果と3つの神経心理テストのスコアとがよく関連していた。

・神経心理テストのスコアが次の値を超えていることが判断指標になった。

CalCap, 395 ms; Trail Making Test A, 46 s; Grooved Pegboard, 97.5 s.



脳卒中患者の自動車運転適格性が

いくつかの神経心理テストで予想できそうなことがわかった

というおはなし。




感想:

実は問題は別のところにある。


この種の検査に合格したことで

あたかも発症以前の状態に完全に戻ったかのような気になって

運転を始めてしまうことがいちばん危ない。


ホント 崖っぷちで脱輪した。

2013年2月3日

運転復帰できる人の特徴


Predictors of Return to Driving After Stroke.
2013  1月  アメリカ



リハビリ病院に入院してきた脳卒中患者が

その後自動車運転ができるようになるか否か

を知る方法を調べてみたそうな。




156人の脳卒中患者データから

運転復帰ができた者、できなかった者の特徴を抽出した。


次のようになった。


・31%の患者は6ヶ月以内に運転復帰ができた。

・機能的自立度評価、および認知力、足関節の屈曲

 を評価すると運転復帰の可否を75%の精度で予見できた。






リハビリ病院に入院する時点で、

自立度が低く、ボケ気味で、足がうまく動かない脳卒中患者は

自動車運転できるようにはならないだろう



というおはなし。





感想:

運転可否の検査ってけっこうイイカゲンで、

自分がすんなりOKサインが出た時には心の隅ですこし驚いた。


その後、なんども危ない目に遭った。


おかげで脳卒中前よりも安全運転には自信がある。

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