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2017年4月1日

自殺願望をいだく脳卒中経験者の割合と特徴


Rates and correlates of suicidal ideation among stroke survivors: a meta-analysis.
2017  3月  イタリア

自殺者全体に占める脳卒中経験者の割合は3-4% という報告がある。

自殺願望をいだく脳卒中経験者の割合と特徴についてこれまでの研究をまとめてみたそうな。


関係する研究を厳選し データを統合 再解析したところ、


次のことがわかった。

・15の研究がみつかり、ほとんどは最近6年間のものだった。

・自殺願望をいだいたことのある脳卒中経験者の割合は11.8%だった。

・自殺願望の評価時期など研究によるばらつきはおおきかった。

・うつ、再発、身体障害、認知障害が自殺願望に関連していた。

・既婚、有職、高学歴者の自殺願望はすくなかった。

脳卒中経験者のおよそ8人に1人が自殺願望をもったことがあった、


というおはなし。
図:自殺念慮の脳卒中経験者の割合

感想:

脳卒中の自殺研究はさいきんのことなんだな。

[自殺]の関連記事

2017年1月8日

1年経っても死にたがっている脳卒中患者の割合


Suicidal ideation at 1-year post-stroke: A nationwide survey in China.
2017  1月  中国

脳卒中や心筋梗塞のあとは自殺行動が増えることがわかっている。生への関心がなくなり死ぬことを考えるようになる「自殺念慮」と脳卒中との関連は多くの報告があるが いずれも小規模 短期の調査である。

そこで、脳卒中から1年後の自殺念慮の割合と関連要因を全国的にしらべてみたそうな。


中国56の病院から患者を抽出し1年後までフォローしたところ、


次のことがわかった。
・1418人の調査が完遂した。

・1年後に自殺念慮をいだく者の割合は6.6%だった。

・身体障害、再発、不眠、うつがあきらかに自殺念慮に関連していた。

脳卒中のあと1年の自殺念慮率はこれまでの報告と一致していた。うつ、不眠、再発の患者には注意が必要だろう、


というおはなし。
図:脳卒中の自殺念慮の要因

感想:

うえの表見ると再発がいちばんこたえるみたいだね。

2016年7月28日

口先だけでなく自殺を実行する脳卒中経験者の割合


Suicidal ideation and attempts in patients with stroke: a population-based study.
2016  7月  韓国

脳卒中体験は自殺リスクを高めると言われている。

そこで実際に自殺を試みた人がどのくらいいるものなのか調べてみたそうな。


韓国の国民健康調査の記録を解析したところ、


次のことがわかった。

・2013年の脳卒中経験者4560人、非脳卒中経験者224175人の記録を対象とした。

・うつ症状の人は12.6% vs. 5.7% で脳卒中経験者に多く、

・自殺願望を抱いたことがある、自殺を図ったことがある者の割合は、脳卒中経験者でそれぞれ 24.4%,1.3%、

・非脳卒中経験者で 9.8%,0.4%だった。

・年齢、性別、経済状況、身体的 心的健康を考慮に入れると、脳卒中経験者の自殺念慮リスクは1.65倍、自殺企図リスクは1.64倍となった。

脳卒中経験はそれ自体が自殺念慮 自殺企図リスクを高める要因である、


というおはなし。

図:自殺念慮 自殺企図

感想:

早く死にたい と考えた人のおよそ5%が実行に移すのか、、

2016年3月15日

自殺を企てたことのある脳卒中経験者の割合は


Factors related to suicidal ideation in stroke patients in South Korea.
2016  2月  韓国

韓国はOECD加盟国中 もっとも自殺率が高い。

そこで自殺念慮をもったことのある脳卒中経験者の割合を調べてみたそうな。


23万人を対象に行われた福祉面談調査の結果に含まれた脳卒中経験者225人のうち 十分なデータが揃っている143人について解析したところ、


次のことがわかった。

・20人、14%が自殺を考えたことがあった。

・高齢とうつが 自殺念慮の関連要因だった。

うつのある高齢の脳卒中経験者には自殺予防対策が必要かもしれない、


というおはなし。

図:自殺念慮


感想:

若いひとに多いとおもってた。↓
脳卒中のあと 自殺にいたる人の特徴

2015年5月31日

無気力な脳卒中患者は自殺を考えているという根拠について


Apathy and suicide-related ideation 3 months after stroke: a cross-sectional study.
2015  4月  香港

脳卒中後のアパシー(無気力・無関心)と自殺願望との関連を調べてみたそうな。


平均年齢67、518人の脳梗塞患者について神経精神病テストを行った。さらに発症3ヶ月後に面談して自殺を考えたことがあったか確認した。


次のことがわかった。

・6.2%が自殺願望を報告した。

・自殺願望のあったグループは自殺願望なしグループに比べ 31% vs. 5%でアパシー度が高かった。

・自殺願望グループはうつスコアも高かったが、それを考慮に入れてなお

・高アパシーが自殺願望と強い関連にあった。


脳梗塞のあとアパシー度が強い患者は自殺を考えている可能性が高いので注意が必要である、


というおはなし。


感想:

無気力も突き詰めると、死ぬのもめんどくさくなるんじゃないかな。

2015年4月6日

脳卒中のあと自殺にトライした患者の特徴


Poststroke suicide attempts and completed suicidesA socioeconomic and nationwide perspective
2015  4月  スウェーデン

脳卒中のあと自殺を試みた患者の特徴を調べてみたそうな。


22万人あまりの脳卒中患者を4年間ほどフォローしたところ、


次のことがわかった。

・この間に1217人が自殺で病院に運ばれ、そのうち260人は死亡した。

・この自殺率は一般スウェーデン人のおよそ2倍だった。

・低学歴、低収入、一人暮らしの自殺リスクが高かった。

・出身がヨーロッパ以外の患者は自殺リスクが低かった。

・そのほか、男性、若年、重い神経障害、うつ が脳卒中後の自殺リスクを高める要因だった。

脳卒中後の自殺には、臨床要因に加え社会経済的要因も関わっている、


というおはなし。



感想:

日本の方が酷いんじゃないか、、
[住みやすい国] 日本の脳卒中と自殺との関連について

2015年1月27日

自殺したくなる脳卒中患者の特徴が明らかに


A study of suicidal ideation in acute ischemic stroke patients.
2015  1月  中国

脳梗塞患者の自殺願望とその要因について調べてみたそうな。


急性脳梗塞患者271人について調査したところ、


次のことがわかった。

・10.9% 29人に自殺願望が確認できた。

・自殺願望を抱く主な要因として、
*田舎住まい、
*抑うつ、
*重度の神経症状、
*信頼性のない治療、
 との関連が強かった。


急性脳梗塞患者に自殺願望をもたらす要因をいくつか明らかにすることができた、


というおはなし。

自殺

感想:

「田舎住まい」とはどういうこと? と思ったら、、

ふつう途上国では都会に比べ田舎の方が自殺率は低いんだけど、中国は経済格差がすごすぎて田舎の貧乏人が病気すると借金まみれになって死ぬしかなくなるってことらしい。

2014年6月26日

[住みやすい国] 日本の脳卒中と自殺との関連について


脳卒中と自殺および他の外因死との関連について
2014  6月  日本

脳卒中と自殺との関連について調べてみたそうな。


40歳以上の日本人9万3000人を20年間追跡調査した結果、


次のことがわかった。

・この間に4800人が脳卒中になった。

・その内17人が発症5年以内に自殺した。

・脳卒中にならなかったグループでは490人が自殺した。

・脳卒中になっていない場合に比べ、脳卒中から5年以内の自殺のリスクは10倍だった。

・脳卒中から5年以上経過した場合、脳卒中になっていないグループと自殺リスクの差はほとんどなかった。



日本人の脳卒中発症後5年以内の自殺リスクは非常に高かった。ウツや障害が原因なのかも知れない、


というおはなし。

脳卒中と自殺


感想:

自殺以外での死亡リスクも調べていて、同じく5年以内で異常に高い。脳卒中になるとどういうわけか高所から転落したり、車にはねられたりするらしい。

自殺にカウントされていない自殺がいっぱいあるのかな?

2014年4月4日

高齢者の自殺の動機 ダントツNo.1は脳卒中と判明!


Health status and suicidal ideation in Korean elderly: the role of living arrangement.
2014  4月  韓国

韓国での近年の自殺者の増加は 主に高齢者で起きている。

そこで高齢者の自殺願望と身体的、心理的要因との関連を調べてみたそうな。


65歳以上の1743人について行ったアンケート調査の結果を解析したところ、


次のようになった。

・脳卒中経験と自殺願望の非常に強い関連が突出して目立っていた。

・日常動作の制限、抑うつ体験、高ストレスが自殺願望と強く関連していた。

・この関連は1人暮らしか否かに依らなかった。



脳卒中経験者で日常動作に障害のある人への自殺予防対策が必要だろう、


というおはなし。

図:自殺率 国別
by wikipedia


感想:

自殺率世界第3位の韓国からの報告だけにすごい説得力だ。

2013年2月9日

脳卒中はガンの倍くらい自殺希望者が多い


One out of 12 stroke survivors contemplates suicide
2013  2月  アメリカ




脳卒中患者の自殺傾向を他の病気の場合と比較したそうな。

きのうの国際脳卒中学会での南カルフォルニア大学の発表。


健康な17000人と、脳卒中678人、心臓発作758人、

ガン1242人、糖尿病199人について、

自殺願望を調べるアンケートをした結果、


次のようになった。


・脳卒中:8%、心臓発作:6%、ガン:4%、糖尿病:5%

 の患者が死んだ方がまし、と考えていた。


・うつ症状がある患者にこの傾向が強かった。





脳卒中患者の12人に1人は自殺したがっていて、

その割合は他の病気に比べかなり高いことがわかった



というおはなし。

2012年9月27日

脳卒中のあと 自殺にいたる人の特徴


Do Stroke Patients have an Increased Risk of Developing Suicidal Ideation or Dying by Suicide? An Overview of the Current Literature.
2012  9月  アメリカ




脳卒中のあとの自殺にいたる要因について調べてみたそうな。



1990-2011の関連する研究論文を検索したところ、

16件の研究が該当した。

それらをまとめると次のことがわかった。


・脳卒中は明らかに自殺の危険要因であり、

・特に患者がウツになっている場合は要注意である。


・発症後突発的に自殺を思いつく場合もあるが、

・多くは時間が経ってから自殺を考える。


・ウツになって自殺する患者は大抵、その前に気分障害を抱えている。


・脳卒中のあとの自殺志向は、若い人や女性で顕著である。


・過去の脳卒中経験や認知障害も自殺の危険要因であった。




というおはなし。

2012年8月22日

自殺しやすい脳卒中患者は脳に特徴があった


Cerebral Microbleeds and Suicidality in Stroke.
2012  8月  中国




無症候性微小脳出血と自殺傾向との関連を調べてみたそうな。



367人の急性期脳梗塞患者について


・MRIで微小脳出血の有無とその位置を調べ、


・自殺傾向とウツ症状を確認するテストを行い、


それらの関連を解析した。






次のことがわかった。


・自殺傾向のある患者は、無い患者に比べ微小脳出血がありがちだった。

・特に、大脳皮質または視床におおかった。

微小脳出血は自殺傾向と強い関連があった。







微小脳出血は自殺したくなる原因かも知れないので

持っているひとは注意してね



というおはなし。






感想:

微小脳出血…


自慢じゃないけど、 いくつかあります!

2012年1月28日

脳卒中経験者の自殺傾向は約2倍


The association between depression, suicidal ideation, andstrokein a population-based sample.
2012  1月  カナダ




脳卒中患者がうつになったり自殺したくなったり

する程度を、普通の人と比べてみたそうな。



カナダの地域健康調査データを

再解析した結果、


・うつになる割合は、

脳卒中経験者で7.4%

普通の人で5.2% だった。



・生涯に自殺したいと思う割合は、

脳卒中経験者で15.2%

普通の人で9.4% だった。



・社会人口的要因を考慮すると

脳卒中経験者がうつになったり自殺したくなる

可能性は概ね2倍だった。



というおはなし。

2011年12月8日

不眠脳卒中患者の自殺傾向について


Is insomnia associated with suicidality instroke?
2011  12月  中国




脳卒中経験者の不眠と自殺傾向について調べたそうな。



787人の脳卒中患者について、

発症から3ヶ月後に、不眠と自殺傾向のアンケート調査を行った。


そのデータを年齢、性別、既往歴などを

考慮して解析したところ、



87人(11.1%)の患者で高い自殺傾向が確認された。

これら自殺傾向の高かった患者の多くが、

睡眠の中断を頻繁に経験していた。




夜中によく目が覚めちゃう脳卒中経験者は

自殺しちゃうかも知れないので注意が必要、


というおはなし。


写真:不眠

2011年10月20日

急性期脳卒中患者の3%が即座に自殺を決断


A Study of Suicidal Thoughts in AcuteStrokePatients.
2011  10月  ポルトガル



急性期脳卒中患者の自殺願望の有無について調べたそうな。



発症後4日以内の脳卒中患者177人について、


15%の患者が自殺を考えた。


・さらにそのうちの22%は自殺を遂行するための

具体的な計画を持っていた。





分析の結果、これらの患者に共通する要因として、


低い教育レベル

・糖尿病

・気分障害の既往歴

・うつ


が考えられた。





急性期脳卒中患者の自殺行動に注意せよ!



というおはなし。







感想:

この割合でいくと

100人の急性期脳卒中患者がいたら

3人はわずか数日間のうちに自殺計画済み、ってことになる。


しかし、急性期じゃ身体も自由に動かないし、監視もきびしいから

本当に実行に移すのはそのうちの 1%程度だろう。


この時、自殺率としては 10万人中30人になる。




日本人の年間自殺率が10万人中24人だから


ほとんど違わない。



なんとも複雑なきぶん。

2011年9月27日

脳梗塞後6ヶ月以内に自殺する可能性について


Case Reports of Unexpected Suicides in Patients within Six Months after Stroke.
2011  9月  日本



脳梗塞後6ヶ月以内に自殺を図った患者6人について、

その原因を調査したそうな。



・そのうち2人は生き残った。

・6人の患者にうつの病歴はなかった。

・6人中4人は梗塞の範囲が側頭葉から頭頂葉に広がっていた。

・6人中4人は脳卒中後うつ症状を示していた。

・6人中5人は中程度の後遺症だった。

・6ヶ月以内の自殺率は一般人の約3倍だった。




というおはなし。






感想:

発症後6ヶ月以内というのは 場合によっては

リハビリの効果も未だ充分ではなく、

今後の生活への不安が非常に大きい時期である。



だから 自殺率がもっと高くても不思議ではない、と思った。

2011年8月29日

脳にダメージを負うと自殺率が数倍になる


The neuropsychiatry of depression after brain injury.
2011  8月  イギリス




脳卒中や事故で脳に損傷を負った人の


20-40%が最初の1年間にうつを経験し


50%の人はいずれかの時期にうつを経験する。



また、

脳損傷後に自殺を図る危険性は3-4倍になり、



15年間の長さでみると


脳損傷経験者の1%が自殺を図ることがわかった、



というおはなし。





感想:

日本人の自殺率は年間10万人中24人だから

15年間では 24x15/10万=0.004=0.4%



なるほど 1% はその2-3倍



思っていたほど高くないな… という印象。



写真:神経精神医学

2011年8月5日

脳梗塞後の慢性疲労は自殺のサイン


Is fatigue associated with suicidality in stroke?
2011 8月   中国




脳卒中後の慢性疲労と自殺傾向との関連について調べたそうな。



急性期脳梗塞患者595人について、

発症3ヶ月時点での心理状態を検査して自殺傾向を評価した。


同時に疲労度についての検査も行い、


年齢、性別、配偶者の有無、病歴、うつ、などの要因も考慮して

疲労度と自殺傾向との関連を解析した。




その結果、

・76人(12.8%)の患者に自殺傾向が見られた。

・疲労度を示すスコアは自殺傾向を示す人々の間で著しく高かった。

・複数の要因を鑑みても疲労度のスコアは自殺傾向を反映していることがわかった。





脳梗塞後の疲労対策をすることが患者の自殺防止につながる

であろうことを意識するべきである、



というおはなし。





感想:

疲労感に悩む自分としては

イヤなはなしを知ってしまった…という感。



しかし脳卒中経験者の多くが10年もしないうちに再発し

人数も半減してしまうことを考えると、

死に急ぐこともあるまいに、 とも思う。

2010年5月17日

脳卒中2年後の自殺率高い


Suicide in patients with stroke: a population-based study of suicide victims during the years 1988-2007 in northern Finland.
2010年春




フィンランドの研究。

もともとうつ気味だった脳卒中患者は
そうでない脳卒中患者にくらべ2倍くらい自殺の危険性が
高いことがわかったそうな。

特に、発症2年後がもっとも危険なんだって。





自分は1年半経つ。

じゃ いったい
なにを気を付けたらいいのかわからない。

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