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2023年12月24日

スマートウォッチ活用で脳卒中患者の健康向上が明らかに

2023  12月  アメリカ


米国人のスマートフォン所有率の増加は、これらの技術を病状管理に利用する機会を提供する。

また、スマートウォッチからの光電式脈波(PPG)記録を用いたアルゴリズムの開発は、心拍異常を検出する正確な方法であることが示されている。

そこで、心房細動検出のためにスマートウォッチを処方された場合に、事前ののスマートウォッチ所有が、不安、患者エンゲージメント、および健康関連QOLに及ぼす影響をくわしくしらべてみたそうな。

2021年4月11日

心房細動がわかるスマホアプリ

2021  4月  ベルギー


心房細動は脳卒中の主なリスク因子である。

現在のスクリーニングは、脈を触診してたまたま不整脈がみつかれば心電図検査を行う方法である。

心拍を測定できるスマートフォンアプリは、一次医療の現場で心房細動の発見率向上をもたらす可能性がある。

実際のアプリをもちいてそれを検証してみたそうな。

2020年2月4日

「疲労」もんだいと日中の活動パターンの関係


Post-stroke fatigue and daily activity patterns during outpatient rehabilitation- An experience sampling method study
2020  1月  オランダ

脳卒中後の疲労(fatigue)はめずらしいことではなく25-85%が経験するという。

その原因はいまだあきらかでなく、神経学的、心理学的、社会学的側面がからみあった複雑なものと考えられている。

これまでの脳卒中後の疲労の研究のおおくはアンケート表に記入させ、後日それらを解析する方法がおもだった。

しかし疲労は数ヶ月、数週間、数日続くことがあり、また日中のタイミングによっても変化する。1回のアンケートではこのような変化を捉えることができず、記憶にたよることによるバイアスも問題になる。

そこで、さまざまな活動のなかでのリアルタイムの疲労状況をモニターし解析する 経験サンプリング法(experience sampling method)を採用してくわしくしらべてみたそうな。

2018年7月29日

コクランレビュー:歩数計を着ける効果


Activity monitors for increasing physical activity in adult stroke survivors
2018  7月  オーストラリア
脳卒中経験者は再発予防と機能回復を促すために運動をこころがけることが望ましい。しかし現実はじっと座っている時間が長い。

じぶんの活動量をフィードバックすることで日々の行動をあらため運動量が増えるとする考え方がある。

そこで、歩数計(Fitbit、ガーミンウォッチ)やスマートフォンアプリ(Runkeeperなど)のような活動量を計るウェアラブルデバイスが脳卒中経験者の運動量に与える効果についてこれまでの研究をまとめてみたそうな。

2018年5月23日

脳内出血の睡眠呼吸障害


Intracerebral hemorrhage and sleep-disordered breathing
2018  5月  アメリカ

脳卒中のあと 睡眠中に高頻度に低呼吸や無呼吸になる「睡眠呼吸障害」はめずらしくない。しかし脳内出血と睡眠呼吸障害との関連についての質の高い研究はほとんどないのでしらべてみたそうな。


平均年齢68、脳内出血のメキシコ系アメリカ人と白人の患者298人について、
発症後の呼吸イベント指数測定と、
発症前についての睡眠アンケートから

睡眠呼吸障害の有病率を推定したところ、


次のようになった。

・脳内出血から11日前後での睡眠呼吸障害は46.8%にみられた。この率は人種で差はなかった。

・脳内出血まえは36.6%が睡眠呼吸障害の高リスク群と考えられた。この率も人種で差はなかった。

脳内出血のあとおよそ半数の患者で睡眠呼吸障害が確認できた。また脳内出血まえは3分1が睡眠呼吸障害の高リスク群と推定された、


というおはなし。
図:脳内出血と睡眠呼吸障害

感想:

いびき録音アプリがあと10年早く普及していたら、ことの重大さに気づけていたかもしれない。

[睡眠 呼吸]の関連記事

2017年12月4日

ポケモンGo レベル30!

まいとしこの日はブログらしく自分語りにだけ使う。

・2週間ほどまえ ポケモンGoのトレーナーレベルが30になった。わかるひとにはわかる大変さ。
図:ポケモンGoレベル30

この1年間、長かった。まったく課金サービスつかわず バトルもしない。ただただ歩いてボールを集めながらポケモンを捕まえては進化させるの繰り返し。

続けたからといって動体視力や反射神経が鍛えられるわけでもなんでもないが、歩く動機づけとしてはこれ以上のものを知らない。

歩数計アプリは3日で飽きたが これは飽きずに続いている。


・このブログもまる8年間続いている。こちらはあっと言う間で 始めた日がまるで昨日のことのようだ。

食事や排便以外でこれほど長くものごとが続いたことはいままでない。
きっとこれが好きなんだと思う。


・昨年の5月頃から腕立て伏せを再開して、拍動性の耳鳴りの爆音もねじふせて徐々に回数をふやし今年の6月からは1日に延べ200回やっていた。

しかし11月になって寒くなったとたん 吐き気と左手足のしびれがひどくなって、すっかりビビってしまい100回に減らした。


・ついさいきん 近所の幼児とたわむれることがあり、コマのようにじぶんの体を回転させてあそんだ。1回転3秒くらいのゆっくりスピードで5回ほどまわったところでめまいと気持ち悪さで床に手をついてしまった。

あとで再現性を確認したところ、回転耐性が非常に弱くなっていることがわかった。

風呂上がりに頭を左に傾けると全視野がまっしろになる現象」のときの気持ち悪さに似ていた。

以来これを鍛えるべく できるだけまわるよう心がけている

2017年8月27日

タブレットPCをつかった顔面麻痺のミラーセラピー


Effects of Mirror Therapy Using a Tablet PC on Central Facial Paresis in Stroke Patients.
2017  8月  韓国

脳卒中のあとよだれが垂れたり、口から食べ物がこぼれる、ことばが不明瞭になるなど中枢性顔面神経麻痺の症状を示す患者はすくなくない。

この問題にたいして口腔顔面運動訓練が勧められているが効果はいまひとつである。

こんかい、ミラーセラピーを組み合わせてさらなる改善を試みたそうな。


脳卒中患者21人について1回15分間の口腔顔面運動訓練を、2回/日x14日間行った。

このとき10人の患者グループはミラーセラピーを併用した。

ミラーセラピーでは、タブレットPCの自撮りモードを左右反転するアプリで自分の顔を映し、さらに画像の麻痺側をおおいかくして あたかも麻痺していないかのように見える工夫をした。

顔面麻痺の評価はHouse-Brackmann法を用い、笑ったときの口角から耳たぶまでの距離の変化も測定した。


次のようになった。

・両グループともに顔面麻痺の程度と顔の運動量のおおきさが改善した。

・とくにミラーセラピーグループでの改善程度が著しかった。

タブレットPCを用いたミラーセラピーは脳卒中後の顔面神経麻痺によいかも、


というおはなし。
図:中枢性顔面神経麻痺のミラーセラピー タブレットPCを使って

感想:

これを機に意識してスマホ自撮りやってみた。シャッター押すまでは鏡を見てるのと同じで、撮った写真はその左右反転になってる。

つまり撮るまでは鏡像になるように あえて左右を反転していたんだな。気が付かなかったよ。

2017年4月12日

人工知能が抗凝固薬を毎日飲むよう勧めたところ、、


Using Artificial Intelligence to Reduce the Risk of Nonadherence in Patients on Anticoagulation Therapy
2017  4月  アメリカ

抗凝固薬治療では定期の服薬がまもられていないと脳卒中や出血のリスクが高くなってしまう。

人工知能AIを搭載したモバイルデバイスを用いて服薬状況の改善をこころみたそうな。


脳梗塞のあと経口抗凝固薬治療をうけることになった患者28人を2グループに分け、

いっぽうのグループには、まいにち服薬をうながし その確認ができるAIアプリをインストールした携帯端末をもたせた。

12週間後、AIアプリの記録と血液サンプルから服薬遵守率を求めたところ、


次のようになった。

・AIアプリの記録による服薬遵守率は90.5%だった。

・血液中の薬の濃度からみた服薬遵守率はAIグループ100%、比較グループ50%だった。

服薬をうながすアプリを入れたスマートフォンを持たせることで、血中濃度レベルで服薬遵守率を50%改善できた、


というおはなし。
図:AIと服薬遵守率

感想:

タイトルに "Artificial Intelligence"って書いてあるんだけど、
これ ただのリマインダーアプリだろ。AIとよぶには無理すぎやしないか?

2016年5月12日

上肢リハビリが楽しくなるスマホアプリは これ


Towson professors develop rehabilitation app
2016  5月  アメリカ

アメリカの大学が脳卒中患者向けに上肢リハビリ用モバイルアプリを製作したというニュース。



概要:

・タウソン大学の3人の教授が協力して脳卒中患者の上肢訓練iPhoneアプリを製作した。→ARMSrokes

・このアプリは患者ごとに訓練内容を最適化でき、データを蓄積してPTやOTが評価できるようにもなっている。

・患者のひとりはリハビリやる気がないときでもこのアプリなら童心に帰って楽しむことができると感想を述べている。

・現在はさらなる改良のためアプリを調整中である。被検者を募集しているのでウェブサイトから応募してほしい、


というおはなし。


感想:

失語むけの学習系モバイルアプリはいままでにもあった。運動系で腕を大きく動かすタイプは初めて見る。

で、私のイチオシはこれ↓
Force Saber of Light

2015年12月8日

タブレットで手のリハビリはできるのか?


Tablet Apps and Dexterity: Comparison Between 3 Age Groups and Proof of Concept for Stroke Rehabilitation.
2015  12月  イスラエル

タブレットコンピュータのタッチスクリーン技術が 脳卒中後の手のリハビリに役立ちそうか実験してみたそうな。


広い年齢層の健常者172人と 平均年齢59の軽-中等度の障害をもつ脳卒中患者20人について、

手のタッピング動作を伴うiPadゲーム(Dexteria社のTap-it)を2回とナインホールペグテストを行った。


次のことがわかった。

・健常者の高齢グループと脳卒中患者でタッピングスピードや精度に変化があった。

・脳卒中グループのうちアプリを2回遂行できた者は20人中15人のみだった。

・しかし全員がこのアプリを楽しんでいた。


タブレットアプリが脳卒中後の手のセルフトレーニングに役立つかも知れない、


というおはなし。

Dexteria社のTap-it



感想:

スコアを上げるため麻痺していない方の手を使ってしまったときに、それがバレる仕組みがあるとイイと思った。

今回のiPadアプリは↓500円くらいで買える。
Dexteria - Fine Motor Skill Development(iTunes store)

2015年11月1日

脳卒中患者の自立度調査をスマホアプリにやらせてみた


Mobile Phone–Based Questionnaire for Assessing 3 Months Modified Rankin Score After Acute StrokeA Pilot Study
2015  10月  スウェーデン

脳卒中患者は多くの場合 その退院後、 病院を訪れない限り 回復度が引き続き正確に評価されることはない。

そこでスマートフォンを使った生活自立度調査を実験してみたそうな。


62人の急性期脳卒中患者もしくはその介護者のスマートフォンに特製アプリを導入した。

このアプリは退院3ヶ月後に自動的に起動して生活自立度判定に関する20の質問を投げかけるよう設定されている。

その数日後、患者の元へ職員を派遣して同様の評価を行い アプリの結果と比較解析したところ、


次のようになった。

・48人で実験を完遂できた。

・平均年齢67、3ヶ月後の生活自立度の指標mRSの中央値は2だった。

・62.5%でスマートフォンアプリによる評価と実際の評価が一致していた。

・自立(mRS 0-2)と依存(mRS 3-5)を分別した場合では、83%が一致していた。


スマートフォンアプリを用いた脳卒中患者の回復度調査は、従来法とよく一致していた、


というおはなし。

写真:スマートフォン調査


感想:

スマホアプリを使いこなす高齢者はイメージしにくいけど、50歳未満の若い患者には喜ばれるフォローだろうな。

2015年9月17日

脳卒中になりやすい いびきの特徴


Self-reported obstructive sleep apnea, simple snoring, and various markers of sleep-disordered breathing as predictors of cardiovascular risk.
2015  9月  フィンランド

いびきや睡眠時無呼吸の自覚と脳卒中など心血管疾患との関連を調べてみたそうな。


30歳以上5177人の健常者に睡眠についてアンケート調査を行い、11年間ほど追跡したところ、


次のことがわかった。

・この間に634人が心血管疾患になった。

・閉塞性睡眠時無呼吸の自己申告があると心血管疾患になりやすかった。

・いびきそれ自体は心血管疾患との関連はなかったが、

・頻繁に呼吸が止まったり、いびき音が非常に大きかったり、不規則だったりした場合、心血管疾患リスクが確認できた。


いびきそれ自体は問題なかったが、睡眠呼吸障害を疑わせるいびきや自己申告性の閉塞性睡眠時無呼吸は脳卒中など心血管疾患と関連があった、


というおはなし。

図:いびき

感想:

いびき録音アプリが役にたつだろうな。初めて聴いたときは衝撃的だった、、

2015年7月9日

音階演奏は半側空間無視に効くのか?


Improving left spatial neglect through music scale playing.
2015  7月  イタリア

半側空間無視が楽器の音階演奏で改善するものか 実験してみたそうな。


右脳損傷の脳卒中患者で半側空間無視の11人と
半側空間無視のない12人  および健常者12人について、

キーボードを右から左へ順番に音階演奏させた。

キーを押したときの反応別に次の3つの状況下で演奏を行った。

*正しい音階が鳴る
*無音
*ランダムな音が鳴る

キーを打つタイミングも記録し、空間探索能力評価との関連を解析したところ、


次のようになった。

・半側空間無視患者の空間探索能力は正しい音階がフィードバックされた状況下でもっとも高かった。

・無音のとき、キーを打つペースが速かった。


連続した音階演奏時の聴覚刺激が空間感覚に影響して、右脳損傷患者の左方探索能力が改善したと考えられる、


というおはなし。

図:音楽演奏


感想:

この15年ほど腕時計を持たなかったんだけど、ソーラー電波のGショック腕時計が欲しくなって2週間前に買った。

ところが左腕の触覚が鈍いため 装着感がまっっっ ったく ない。

その後 ふと目に入って腕時計を着けていたことに気がつき驚くことしばしば。左方への関心の薄さに幾度も気付かされる。

で思った。 アップルウォッチに頻繁に注意喚起するアプリを入れたら半側空間無視の治療にいいべな、、って。

2015年6月26日

失語症訓練は一気にやったほうが効果的... ?


Intensive Versus Distributed Aphasia TherapyA Nonrandomized, Parallel-Group, Dosage-Controlled Study
2015  6月  オーストラリア

失語症患者への言語療法は集中的にやったほうがいいのか、それとも少しずつ長くやったほうが効果的なのか実験してみたそうな。


慢性期脳卒中で失語症の患者34人を次の2グループに分け、計48時間の言語療法プログラムを受けさせた。

*集中グループ:週に16時間x3週間 16人
*分散グループ:週に6時間x8週間 18人

訓練直後、1か月後の成果を比較したところ、


次のことがわかった。

・分散グループでボストンネーミング検査のスコアが有意に高かった。

・この効果は1ヶ月後も持続していた。

・両グループともにコミュニケーション能力、自信、QoLも同程度に改善していた。


失語症患者への集中訓練が流行っているが すこし考えなおしたほうがいいだろう、


というおはなし。

言語療法

感想:

そこは自宅に帰って タブレットアプリでひとり訓練かな。

2015年6月25日

脳卒中で植物状態になった患者と会話できるアプリを開発


Paralyzed Stroke Victims Speak Again Through App
2015  6月  ロシア
紹介ビデオ


概要
・全身が麻痺して外部との意思疎通ができなくなった閉じ込め症候群の患者を対象とした

・このアプリ(I.am.here)はブレインコンピュータインターフェースで患者の脳波を読み取り解析して

・タブレット上で患者の喜怒哀楽を確認できる機能を持つ。

・ロシアの財団とメディア企業、ソフトウェアメーカーが共同で開発に乗り出した。

・現在、AndroidおよびiOS向けのデモアプリを無料でダウンロードできる。


というおはなし。
I amhere
感想:

開発が始まったばかりのようだけど、さいきん進歩早いからすぐにツイッター版がでるだろな。

2015年6月19日

自宅でできる失語症アプリの効果を脳卒中患者で実験してみた


Self-Delivered Speech Therapy Feasible for Aphasia in Stroke
2015  6月  イギリス

失語症の脳卒中患者への訓練にタブレットアプリを利用する臨床試験を始めたそうな。

欧州脳卒中会議で今週発表された内容。


・言語療法の成果は訓練量に依存する。

・その訓練を受けられる頻度は言語療法士の数とコストで著しく制限を受ける。

・タブレットアプリを利用することで患者だけで毎日自宅訓練できるようになる。

・その効果を調べるための臨床試験CATCH (Computerized Aphasia Therapy in CHronic stroke)が始まった。

・最初の試みとして3人の患者に4週間試したところ良好な結果を得たので次のステージに進む。

・ソフトウェアはTactus Therapy社の製品を使っている。



というおはなし。
言語療法タブレット


感想:

 『いまごろやってんのかよぉ~』と一瞬思ったけど、自分がスマホを持つようになって4年しか経っていないことを考えると充分に対応早いに違いない。

2015年3月26日

iPadアプリを使う自宅でできる失語リハビリの効果について


Effectiveness of an impairment-based individualized rehabilitation program using an iPad-based software platform
2015  1月  アメリカ

iPadを使った脳卒中患者の失語治療効果を調べてみたそうな。


脳卒中で失語症の患者51人にiPadを配布し、週に1回1時間x10週間の専門家によるiPadを使った言語リハビリを行った。

このうち49人には1人でできる複数の言語訓練アプリを個別に選んでiPadにインストールし、自宅での訓練を強制ではなく 推奨した。


次のようになった。

・自宅訓練グループのiPad使用時間は、週に平均4時間8分で、17時間使う猛者もいた。

・自宅訓練グループでのみ言語、記憶、実行、注意力の有意な改善が見られた。

・その改善程度は、失語症が重いほど大きかった。


タブレットを使って患者ごとに最適化した失語訓練方法の成果を確認できた、


というおはなし。

iPadアプリ

感想:

論文にアプリ名が無かったのでそれらしいものを探してみた。英語版はいくつもあるけど 日本のは??って感じだったなぁ。

[アプリ]の関連記事

2015年1月23日

サムスンが開発した脳波で脳卒中を予知するアプリ&センサーとは


C-Lab Engineers Developing Wearable Health Sensor for Stroke Detection
2015  1月  韓国

サムスンが脳波から脳卒中を予知する スマホアプリおよびヘッドセットを開発したそうな。

サムスン脳波アプリ

・ EDSAP(早期発見センサーアルゴリズムパッケージ) という名称。

・2年前にサムスンの研究チーム5人により開発がスタートした。

・まだ試作機段階ではある。

・ヘッドセットは柔軟な素材でできていて電極の頭部装着が簡単。

・この電極は将来的にヘアピンやメガネに組み込むことも可能。

・脳波解析は無線接続のスマートフォンアプリで実行される。

・1分以内に脳卒中の予測解析が完了する。

・ストレスや睡眠、うつ、心電図への応用も考えられる。

・今後、臨床試験を考えている。


というおはなし。



感想:

街を歩いていて脳卒中が起きそうになるとスマホが教えてくれる。最寄りの病院までの道順と口コミが表示される。

そもそも脳波で脳卒中が予測できるのかな?

それをこれから調べるのか、、

2015年1月8日

アパシー(無気力)の原因は睡眠リズムにあった


Circadian sleep/wake rhythm abnormalities as a risk factor of a poststroke apathy.
2014  12月  フランス

脳卒中患者の19-55%はアパシー(無気力)を経験するという。

患者の睡眠・覚醒の概日リズムとアパシーとの関連を調べてみたそうな。


46人の脳卒中患者の退院時に睡眠と覚醒を記録する装置アクチグラフを装着させて7日間記録した。 その後、発症3ヶ月時点でのアパシー度を調べ関連を解析した。


次のことがわかった。

・3ヶ月時点で10人(22%)がアパシーと評価された。

・この10人は実験招集時には睡眠やアパシー、不安、ウツについてまったく自覚はなかった。

・しかし退院時のアクチグラフには睡眠の大きな変化が記録されていた。

・アパシーになる患者は睡眠効率(ベッドに居る時間に対する実睡眠時間の割合)が低く、

・睡眠断片化指数も高かった。

・脳損傷の位置や微小梗塞、微小出血の数との関連はなかった。


脳卒中後にアパシーになる患者には、早い段階で睡眠・覚醒リズムに変化が見られた。これはアクチグラフを使うと簡単に調べることができるよ、


というおはなし。

アクチグラフ
アクチグラフの例

感想:

上記写真のアクチグラフは10万円ほど。スマホアプリなら無料。

いびきを記録するアプリを使ったときは衝撃を受けたなぁ。

2014年12月15日

脳卒中リスク判定アプリ 無料 iOS & Android対応


The Stroke RiskometerTM App: Validation of a data collection tool and stroke risk predictor.
2014  12月  ニュージーランド

脳卒中リスクを判定するスマートフォンアプリを開発したそうな。


その名は Stroke Riskometer  (←Google Playにリンク)

このアプリを、従来の名の通った脳卒中リスク判定ソフト

Framingham Stroke Risk Score および
QStroke

と比較したところ、


次のようになった。

・ニュージーランド、ロシア、オランダで行われた9501人を対象とした752件の脳卒中事例を含む調査記録を用いてリスク判定の妥当性を検証した結果、

・Stroke Riskometerは従来の2つのソフトと同等の判定能力を有していた。

・しかしいずれも脳卒中予測能は低かった。


無料だし今後も改良してゆくから試してね、


というおはなし。



感想:

インストールして発症当時の値を入れてやってみた。

リスク 2.96% とでた。 アンインストールした。
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