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2013年12月31日

ロボットを使って両腕運動させたらすごくよかった


Robotic unilateral and bilateral upper-limb movement training for stroke survivors afflicted by chronic hemiparesis.
2013  6月  アメリカ

脳卒中後の上肢リハビリに効果的な運動の仕方を調べてみたそうな。


外骨格ロボット(EXO-UL7)を用いて、

*両腕を左右鏡対象に運動させるグループ
*片腕のみを運動させるグループ

および
*通常のリハビリグループ

に分けて、改善程度を13の異なる計測指標で評価、比較した。


次のようになった。

・全てのグループで概ね改善した。

・特に両腕運動グループと通常リハビリグループで肩の可動域と筋力が大いに改善した。

・一方、片腕運動グループはこのような改善は見られなかった。


通常の上肢リハビリに両腕運動を組み合わせたらスゴイかも...


というおはなし。


これがEXO-UL7
写真:外骨格ロボット
こんなに物々しい装置が必要なのだろうか?

2013年12月30日

無症候性脳梗塞とビリルビン


Decreased Serum Bilirubin Is Associated With Silent Cerebral Infarction.
2013  12月  中国

無症候性脳梗塞はやがてTIAや脳卒中のきっかけになると言われている。
一方、脳卒中などでは血中総ビリルビンが低下することもわかっている。

そこで、無症候性脳梗塞と総ビリルビンとの関連を調べてみたそうな。


2865人について調べたところ、


次のようになった。

・無症候性脳梗塞がある者は総ビリルビン値が低かった。

・逆に、総ビリルビン値の低い者には無症候性脳梗塞が多く見られた。

・総ビリルビン値と脈波伝搬速度(動脈硬化の指標)との強い関連が見られた。

・総ビリルビン値が高いと無症候性脳梗塞のリスクが低下した。


総ビリルビン値が無症候性脳梗塞のリスク判定に役立つかもしれない、


というおはなし。


感想:

血液検査をすると、この値が妙に高いので関心を持った。

2013年12月29日

クモ膜下出血は急いで病院にゆく必要はないらしい


Time intervals from aneurysmal subarachnoid hemorrhage to treatment and factors contributing to delay.
2013  12月  オランダ

クモ膜下出血の発症から治療まで、どこでどのくらい時間がかかるのか調べてみたそうな。


278人の動脈瘤性クモ膜下出血患者の医療データを解析したところ、


次のようになった。

・半数は、発症から病院到着までの時間が約2時間以内だった。

・発症から診断までの時間は3時間で、

・診断から治療までは18時間だった。

・患者の76%は24時間以内に脳動脈瘤手術が行われた。

・紹介病院を経由することで時間の遅れが拡大していた。

・治療開始時間の遅れは、予後の悪化にはつながらなかった。


脳梗塞治療にならって、患者を治療センターに直送する仕組みを作ったらいいのではないか、


というおはなし。


感想:

クモ膜下出血の症状って激しい頭痛に嘔吐と聞く。

これって救急搬送必至な気がするけどそうでもないのかな。

治療が遅れても予後悪化しないなら、脳動脈瘤のクリッピングは単に再発防止措置なのかね。

身近でこの種の手術をした人の話を聞くと、記憶がなくなったり ボケちゃったり でかい脳梗塞になったりといった話ばかりが目立つ。


2013年12月28日

脳梗塞になったら大至急 モリンガを試してもらいたい


Cerebroprotective Effect of Moringa oleifera against Focal Ischemic Stroke Induced by Middle Cerebral Artery Occlusion.
2013  12月  タイ

モリンガ(植物)の対脳梗塞効果を調べてみたそうな。


ネズミを人為的に脳梗塞にする2週間前からモリンガ抽出物を経口で与え、計3週間続けた。
モリンガ濃度を変えたグループをいくつか設けた。

その後、梗塞の体積、酸化指標になる複数の物質の量を測定した。


次のようになった。

・モリンガを摂っていたネズミの梗塞体積がモリンガなしに比べ、非常に小さかった。

・これは酸化ストレスの減少によるものと考えられた。

モリンガが脳梗塞にとても効きそうなことがわかった、

というおはなし。
写真:モリンガ



感想:

経口摂取で効いたってところが好印象。

サプリメントもたくさん売ってるし、特に脳梗塞なりたてだったら試さない理由がないんじゃない?


でも、妊婦には要注意(by 厚労省)らしい。


2013年12月27日

上肢リハビリに最適なゲームが判明


Kinect-based virtual reality training promotes brain reorganization after stroke
2013  12月  中国

キネクトを使うとテレビゲームをコントローラに触れずに楽しむことができる。
この上肢リハビリ効果を脳活動を観察して確かめてみたそうな。


脳卒中患者5人、健常人18人について、
Xbox360+キネクトの装置を使って1時間×週5回×3週間にわたりゲーム(Fruit Ninja)をさせた。

この前後での脳機能画像をMRIで撮影、解析した。

また、12週間後まで改善効果を追跡した。


次のようになった。

・上肢機能が大きく改善した。

・対側の感覚運動野の活動領域が拡大した。

・この効果は12週間後も持続した。


キネクトを使ったゲームは脳の可塑性を促す有効なリハビリ法である、


というおはなし。


この研究者イチオシのゲーム(フルーツ忍者)

なるほど これは効果がありそう


感想:

MRI装置の説明で、
... General Electric scanner (Siemens, Trio Tim, Germany).

という記述を見つけた。

「ソニーのアイポッド」と同じくらいおかしな表現なんだけど
中国人にとってはどうでもよいことのようだ。

2013年12月26日

未来のミラーセラピーはこうなる


An augmented reality home-training system based on the mirror training and imagery approach.
2013  12月  ドイツ

ミラーセラピーは幻肢痛や脳卒中片麻痺治療に効くと言われている。
そこで、自宅でもできるミラーセラピー向け拡張現実装置を作ってみたそうな。


・健常な側の手の動きがヘッドマウントディスプレイに左右対称に表示される装置を製作した。

・スクリーン上でいくつかの仮想的なゲームをプレイすることで運動イメージを促す。

・このパフォーマンスデータはインターネットを介して自宅から医療施設へ転送され解析される。

・7人の健常人で動作を確認したところ、トラブルもなく、飽きもせず 順調に動作した。


将来遠隔ミラーセラピーができるようになるかも知れない、


というおはなし。


写真:拡張現実ミラーセラピー



感想:

鏡にただ手を映すだけのことに拡張現実技術を持ち出すギャップが興味深い。


2013年12月25日

朝起きて脳卒中に気づいたら まずコーヒーでも飲んで気持ちを落ち着けて、それから...


Characteristics of Wake-up Stroke.
2013  12月  アメリカ

起床時に脳卒中に気づくケースの特徴について調べてみたそうな。

72人の脳梗塞患者について調査したところ、


次のようになった。

・39%が起床時脳卒中だった。 

彼らはそうでない者に比べ、

・アフリカ系アメリカ人に多く、年齢が非常に若かった。

・微小血管障害が原因で神経症状の軽いケースが多かった。

・いびきをかく頻度が高かった。

・脂質、コレステロール管理に問題があった。


起床時脳卒中になりやすい患者は脳の微小血管に原因があり、コレステロール値が高かったり よくいびきをかく、などの特徴が見られた、


というおはなし。


感想:

こういう事実を知ると
脳卒中になったからといって病院に急いで行く必要はあるのかいな...
と いつも思う。

2013年12月24日

末梢神経電気刺激で肩の痛みがとれるらしい


Peripheral nerve stimulation compared with usual care for pain relief of hemiplegic shoulder pain: a randomized controlled trial.
2013  12月  アメリカ

脳卒中後の肩の痛み対策として、末梢神経電気刺激を試してみたそうな。


慢性的な肩の痛みのある脳卒中経験者25人を、末梢神経電気刺激または通常のケアの2グループに分けた。

末梢神経電気刺激は3週間行い、その後16週まで効果を追跡した。


次のようになった。

・末梢神経電気刺激グループで著しい痛みの低下があった。

・この効果のグループ間の差は、12週以降に最大になった。


末梢神経電気刺激は安全でかつ肩の痛み緩和に有効だった。通常の治療よりも痛みがよく低下し、その効果は12週後も継続していた、


というおはなし。



感想:

低周波治療器みたいなものかな、と思ったら、

場合によっては手術で電極を埋め込むこともあるらしい。

2013年12月23日

救急車待ちなう スマホアプリを開発


Development of smartphone application that AIDS stroke screening and identifying nearby acute stroke care hospitals.
2013  12月  韓国

血栓溶解療法の成否は病院へ到着するまでの時間による。

そこで脳卒中を自己診断支援できるスマートフォンアプリを作ったそうな。


これは、
・iPhoneとAndroidで動作する。

・症状を確認するための絵が表示され、タップしながら質問に答えてゆく方式。

・脳卒中が疑われる場合、119番ボタンが表示される。

・さらにGPS情報から近隣の血栓溶解療法の可能な病院施設が表示される。

・すでに77の病院を登録済みである。


この脳卒中診断支援アプリを使うことで病院到着時間を短くできるに違いない、


というおはなし。

写真:脳卒中アプリ

感想:

ツイッターと連携しているか が気になる。


2013年12月22日

喫煙を経験しておいた方が脳卒中的には良い と考える理由


Smoking Status and Severity of Ischemic Stroke. A Population-Based Study.
2013  12月  フランス

喫煙状況と脳梗塞の重症度との関連を調べてみたそうな。


2006-2011の脳梗塞患者1056人の医療データを解析したところ、


次のようになった。

・67%が非喫煙者、19%が現役喫煙者、13%が元喫煙者だった。

・非喫煙者に比べ、元喫煙者の脳梗塞の神経症状は軽かった。

・この関連は現役喫煙者には見られなかった。


どういうわけか喫煙したことのない人に比べ、元喫煙者のほうが脳梗塞の症状が軽かった、


というおはなし。


写真:元喫煙者


感想:

そういえば似たような話があった。
喫煙習慣のある脳梗塞患者はなぜか死亡率が低い

健康にいいのかも知れない。

2013年12月21日

不安が脳卒中の原因になる


Anxiety linked to higher long-term risk of stroke
2013  12  アメリカ

不安と脳卒中リスクとの関連を調べてみたそうな。


25-74歳の6000人あまりを22年間追跡調査したところ、


次のことがわかった。

・他の要因を考慮に入れてなお、不安それ自体が脳卒中のリスクを上昇させた。

・不安のまったくない者にくらべ、不安があると脳卒中リスクが3割増しになった。

・不安のある者は喫煙しやすくなり、運動不足にもなることが原因と推測された。

というおはなし。



感想:

不安はうつとは違うらしいけど、いつも違いがよくわからない。



Prospective Study of Anxiety and Incident Stroke.

2013年12月20日

ミラーセラピーで歩けるようになるのか?


Effectiveness of mirror therapy on lower extremity motor recovery, balance and mobility in patients with acute stroke: A randomized sham-controlled pilot trial.
2013  10月  インド

脳卒中患者の下肢機能へのミラーセラピー効果を調べてみたそうな。


急性期脳卒中患者22人を2グループに分けて、一方にはミラーセラピーを施した。

ミラーセラピーは1回30分間。

両グループ共に通常のリハビリも併せて、1回90分間×週6回×2週間の訓練を行った。

その後、運動機能、バランス、移動能力を評価した。


次のようになった。

・運動機能やバランス機能では両グループで有意な差は見られなかった。

・移動能力ではミラーセラピーグループに有意な改善効果が見られた。


急性期脳卒中患者へのミラーセラピーは、運動機能とバランスには効果はないものの、移動能力は改善することがわかった、

というおはなし。




感想:

微かに効果があるのかも知れない、ってことと理解。

2013年12月19日

脳卒中とてんかん 若いひとの場合


Epilepsy after TIA or stroke in young patients impairs long-term functional outcome: The FUTURE Study.
2013  11月  オランダ

若年脳卒中患者で、てんかん発作のあった者の長期的な回復具合を調べたそうな。


18-50歳の脳卒中患者537人について、てんかん発作の有無、機能回復の程度を約10年間追跡調査した結果、


次のようになった。

・てんかん発作経験者の割合は、脳梗塞12.7%、TIA2.2%、脳内出血25.6% だった。

・てんかん発作のあった脳梗塞患者の機能回復程度は、てんかんのなかった者よりも悪かった。

・TIA,脳内出血患者については、てんかん発作の有無と機能回復程度との関連はなかった。


若年脳卒中患者のてんかん発作はよくあることで、特に脳梗塞の場合 予後への悪影響が10年以上にわたる、


というおはなし。

2013年12月18日

脳卒中後のウツはいつまで続くのか...


The long-term outcomes of depression up to 10 years after stroke; the South London Stroke Register.
2013  10月  イギリス

脳卒中後ウツのリスクがいったいいつまで続くのか調べてみたそうな。


1997-2010に3240人の脳卒中患者について、発症3ヶ月時点でウツ評価を行い、その後毎年10年間にわたり追跡調査した。


次のようになった。

・3ヶ月時点でウツだった患者は、5年後までの死亡率、障害、不安、低QOLのリスクが非常に高かった。

・1年以内にウツから復帰できたとしてもこれらリスクの程度は変わらなかった。

・5年時点でウツだった者は、不安、低QOLの高リスク状態が10年後にまで続いた。


脳卒中後のウツはその後ずーっと影響する、


というおはなし。

2013年12月17日

微小脳出血がある脳卒中患者の1年後のウツ状況について


Cerebral Microbleeds as a Predictor of 1-Year Outcome of Poststroke Depression.
2013  10月  香港

脳卒中経験者には微小脳出血がよく見られる。
そこで、微小脳出血と脳卒中後ウツとの関連を調べてみたそうな。


脳梗塞で入院した774人について、発症から3ヶ月後、15ヶ月後のウツの割合と、微小脳出血の有無をMRI検査で調べた。


次のようになった。

・3ヶ月時点でウツだった者が15ヶ月後もウツの割合は65.9%だった。

・34.1%はウツから復帰した。

・微小脳出血がある割合は、ウツ復帰できなかった者:18.4%、復帰できた者:4.3%だった。

・特に脳葉(皮質のちかく)に微小脳出血がある場合、ウツになりやすかった。


脳葉に微小脳出血のある脳卒中患者は1年後もウツになりやすいことがわかった、


というおはなし。




感想:

数カ所、あるんだ...

ほとんど気にしてないけど。



2013年12月16日

ミラーセラピーは左右の区別もできないほどのボケ患者にのみ効くものなのか?


Left/right judgement does not influence the effect of mirror therapy after stroke.
2013  11月  デンマーク

左右の判別能力とミラーセラピーの効果との関連について調べてみたそうな。


発症後ひと月前後の脳卒中患者36人について、
ミラーセラピーの直前に手の写真を見せて、左右どちらの手であるかを判断する能力を測定した。

ミラーセラピーの前後で手の運動機能と2点識別能を評価した。


次のようになった。

・左右判別能と手の運動機能、2点識別能との間に関連はなかった。

・31人の被験者は悪影響なしにミラーセラピーを終了した。


左右判別能はミラーセラピーの効果に影響はなかった。ミラーセラピーの前に左右判別能力を調べる必要はないと考える、


というおはなし。

写真:ミラーセラピー


感想:

ミラーセラピーは、左右の区別もできなくなっているほどに認知機能に障害のある患者が、療法士さんに言いくるめられて治ったような気になっている "わけではない"って言いたいんだろな...と思った。

2013年12月15日

足首深部感覚トレーニングをやってみた


An Ankle Proprioceptive Control Program Improves Balance, Gait Ability of Chronic Stroke Patients.
2013  10月  韓国

足首の深部感覚トレーニングプログラムの効果を検証してみたそうな。


発症後6ヶ月以上経過した慢性期脳卒中患者13人について、足首の深部感覚トレーニングを1回30分間×週2回×6週間行った。

その後、足首の筋力、バランス、歩行スピード等を評価した。


深部感覚トレーニングのおもな内容:

1:足首関節の柔軟体操
2:立位での体重支持
3:片足立ちでの体重支持 いろいろ


次のようになった。
・足首の背屈筋力、機動力、歩行能力がおおきく改善した。


足首深部感覚トレーニングは効く、


というおはなし。


感想:

足首のグニャグニャ感がいつまで経ってもよくならないので、
最近、片足立ち訓練を始めて、とても調子がいいところだった。

足首の深部感覚が鈍っているためか、体重移動を察知して瞬時に足首の必要な筋肉に力を入れることが難しい。

結局その種の姿勢調整はすべて右足に頼ってしまい、しかもほとんど問題も起きないのでなかなか進歩しない。

そんなこともあって、この報告に関心を持った。


2013年12月14日

脳卒中になると触覚とかがおかしくなるって知ってた?


Stroke survivors' experiences of somatosensory impairment after stroke: An Interpretative Phenomenological Analysis.
2013  10月  イギリス

脳卒中経験者の感覚障害体験について調べてみたそうな。


すでに退院した5人の脳卒中経験者に感覚障害について面談調査を行った。


次のようになった。

・体験談の中に次の3つのテーマが見つかった。
*感覚障害を理解する。
*感覚障害の運動機能への影響。
*感覚障害に負けない。

・彼らは感覚障害は脳卒中が原因と理解していたが、

・その体験や問題点の説明に 難しさを感じていた。

・感覚障害は主に上肢機能の問題として語られることが多かった。


まずは脳卒中経験者の感覚障害に気づくことが必要なのでは、


というおはなし。



感想:

感覚障害については言いたいこといっぱいあるんだけど、
たぶん理解してもらえないだろうから面倒くさくて言わない。


感覚がないのではなくて、感覚が理解できない状態。
感覚という言語の失語症みたいな...

そんな印象を持っている。

2013年12月13日

脳卒中になったらBMI35を目指せ


Association of Body Mass Index and Mortality After Acute Ischemic Stroke.
2013  12月  アメリカ

脳卒中患者の死亡率とボディマス指数(BMI)との関連を調べたそうな。


関連する複数の要因を考慮し解析した結果、

・死亡率とBMIはU字型の関連になった。

・もっとも死亡率の低いBMIは、35(kg/m2) だった。

・BMIが低過ぎても高過ぎても死亡リスクが上がった。


重度の肥満は脳卒中死亡率の上昇につながっていた。クラス2の肥満だともっとも死亡率が低かった。脳卒中経験者の適正体重についてさらなる研究が必要である、


というおはなし。

写真:クラス2肥満



感想:

さすがはアメリカ、肥満を推奨しているように聞こえる。

BMI:35に相当する体重は、35×(身長m)×(身長m)なので、

いま自分は65kgだけど、110kgまで太ると脳卒中的にはベストらしい。



2013年12月12日

脳卒中患者ってボーっとしてるか眠ってるかだよね


Post-Stroke Apathy and Hypersomnia Lead to Worse Outcomes from Acute Rehabilitation.
2013  10月  アメリカ

脳卒中後のアパシー(無気力状態)や過剰睡眠が予後にどんな影響があるのか調べてみたそうな。


急性期リハビリ施設に入院した213人の脳梗塞、脳出血患者の医療データを見なおして解析したところ、


次のようになった。

・21%がアパシーと診断された。

・5.6%が過剰睡眠だった。

・これらの患者には認知機能や注意力の低下、ウツが見られた。

・アパシー患者は自立度が低く、介護施設に送られる可能性が2.4倍で、

・過剰睡眠も同様に自立度が低く、介護施設への可能性は10倍だった。


アパシー、過剰睡眠患者を早くみつけることでなにか対策がとれるかもしれない、


というおはなし。

写真:過剰睡眠


感想:

当時、入院中はとてもヒマで、おまけに現実がつらすぎて、みんな眠るしかやることがなかった。

いまはスマホとかあるから 状況違うんじゃないかな。


2013年12月11日

ロボット上肢トレーニングやってみた


Randomized Trial of a Robotic Assistive Device for the Upper Extremity During Early Inpatient Stroke Rehabilitation.
2013  12月  イタリア

脳卒中患者の早期のロボット上肢トレーニングは効果的であると言われている。
確かめてみたそうな。


発症後15日以内の脳卒中片麻痺患者34人について、ロボットトレーニングあり、なしのグループに分けた。

両グループともに上肢リハビリを、1回120分×週5日×5週間行った。
ロボットトレーニンググループはNeReBotを使用し、リハビリ時間のうち35%をこれに充てた。

トレーニング後7ヶ月間効果を追跡した。


次のようになった。
・追跡期間中、運動機能、器用さ、日常生活動作いずれも両グループ間で差は見られなかった。


ロボット上肢トレーニングは通常のリハビリを超えるものではなかった、


というおはなし。


写真:上肢支援ロボット

2013年12月10日

Wii Fitでリハビリやってみた


Visual Biofeedback Balance Training Using Wii Fit after Stroke: A Randomized Controlled Trial.
2013  8月  ブラジル

視覚フィードバック装置を使った脳卒中片麻痺患者のバランス訓練の効果を調べてみたそうな。


任天堂のWii Fitをバランス機能の視覚フィードバック装置として採用し、これを用いた場合とそうでない場合での理学療法の成果を20人の患者について比較した。


次のようになった。
・両グループ共にバランス機能、自立度が大きく向上した。

・両グループ間で統計的に有意な差は見られなかった。


Wii Fitを用いたバランス訓練を行ったが、通常のリハビリを上回るような効果は確認できなかった、


というおはなし。





感想:

リハビリ病院にWii Fitあったけど、ほこりかぶってた。

1回やったらすぐに飽きた。

療法士さんを相手にするのが楽しいのにゲームなんてやってられない、と思った。

2013年12月9日

やっぱり効果なし? ビタミンBで脳卒中予防


Effect of B-vitamin Supplementation on Stroke: a Meta-Analysis of Randomized Controlled Trials.
2013  11月  中国

ビタミンBは動脈硬化を防ぐすると言われている。
そこで、ビタミンBサプリメントの脳卒中予防効果を調べてみたそうな。


医学研究データベースから関連する論文を厳選し、データを統合、再解析した結果、


次のようになった。
・57143人、2555件の脳卒中事例を含む18件の臨床試験がみつかった。

・ビタミンBサプリメントで脳卒中リスクはあまり下がらなかった。

・被験者の男/女比率が2を超えるセッティングだと若干のリスク減少効果が見られた。


ビタミンBサプリメントの脳卒中予防効果は認められなかった。でもひょっとしたら男性には効果があるかも知れない、


というおはなし。

2013年12月8日

脳卒中後のボケはエアロビクスで治る


Aerobic exercises enhance cognitive functions and brain derived neurotrophic factor in ischemic stroke patients.
2013  11月  エジプト

脳卒中にはなんらかの認知障害がつきものである。

そこで、有酸素運動が認知機能を改善するものかどうか、神経の成長を司るタンパク質に着目して調べてみたそうな。


前頭部の脳梗塞で入院した患者30人について、通常の理学療法に加えて有酸素運動を行うグループと なしのグループに分けてその前後での認知機能テストおよび脳由来神経栄養因子(BDNF)の血中濃度を測定、比較した。


次のようになった。

・有酸素運動グループで認知機能テストスコアが著しく向上した。

・同様に、有酸素運動グループでBDNF濃度も大きく上昇した。

・BDNF濃度の上昇度と認知機能テストのスコアの改善度とは関連があった。


脳梗塞患者の認知機能は有酸素運動で改善した。これは血中BDNF濃度と関係していた、


というおはなし。


2013年12月7日

高齢者の視床出血が急増中 日本で


Trends in the Incidence and Survival of Intracerebral Hemorrhage by its Location in a Japanese Community.
2013  11月  日本

脳内出血の日本での発症数と発症部位の傾向を調べてみたそうな。


久山町住民を対象に行った3回の追跡調査の結果を解析したところ、
1回目:1961- (1618人)
2回目:1974- (2038人)
3回目:1988- (2637人)


次のようになった。
・各調査は13年間フォローされた。

・1回目→2回目にかけて脳内出血件数は大きく減少した。

・60-69歳での被殻出血は減少傾向にあるものの、

・視床出血は70歳以上で急増した。

・危険要因である高血圧と飲酒の割合はおおきく減少した。


高血圧とアルコール対策によって脳内出血者は一時期減少傾向にあったが、高齢者の視床出血の急増により相殺されてしまった、


というおはなし。

図:視床出血
Putamenが被殻、Thalamusが視床出血


感想:

視床出血の増加は高齢者が長生きするようになったのが理由かな。

ちなみに自分は被殻出血だった。


2013年12月6日

クライストチャーチ地震で脳卒中は増えたのか?


The Christchurch earthquake stroke incidence study.
2013  11月  ニュージーランド

震災と脳卒中との関連を調べてみたそうな。

ニュージーランドで起きた最近2回の震災前後での脳卒中発生数を調べた。

2010/9/4と2011/2/22の震災後の6週間の入院患者数と前年同時期のそれを比較した。


次のようになった。

・2010/9/4の震災では、
地震後97人(81%は脳梗塞)の入院患者があった。
前年は、104人(77%が脳梗塞)だった。

・2011/2/22の震災では、
地震後71人(79%は脳梗塞)の入院患者があった。
前年は、96人(75%が脳梗塞)だった。

・この調査期間中、心塞栓症や心房細動由来の脳梗塞比率は変化なかった。

・2011の震災直後は退院して自宅に戻る患者の数が若干減った。

・震災前後での週ごとの入院者数にも前年比で変化はなかった。


震災による強い心理的ストレスは短期的な脳卒中リスクにはなりえなかった、


というおはなし。

写真:クライストチャーチ地震


感想:

この記事と一致する。
東日本大震災のあと、脳卒中はぜんぜん増えていなかった…

2013年12月5日

ビタミンCは脳卒中予防にイイのか?


Vitamin C intake, circulating vitamin C and risk of stroke: a meta-analysis of prospective studies.
2013  11月  中国

ビタミンCの脳卒中予防効果は実はよくわかっていない。
そこで、これまでの研究を見なおしてみたそうな。


医学研究データベースから関連する論文を厳選し、データを統合、再解析した。


次のようになった。

・ビタミンCをほとんど摂らない人と比べた脳卒中の相対リスクは下図のようになった。
図:ビタミンCと脳卒中リスク
一日のビタミンC摂取量と脳卒中リスク


・ビタミンCサプリメントについての研究はほとんどなかった。



ビタミンCを多く摂るほど脳卒中リスクが概ね下がることがわかった、


というおはなし。



2013年12月4日

脳卒中患者はヤバイくらいに動いていないことが判明


Measuring activity levels at an acute stroke ward: comparing observations to a device.
2013  10月  オーストラリア


加速度センサーを使った脳卒中患者の活動測定が当てになるものかどうか調べてみたそうな。


発症後2週間以内、18歳以上の脳卒中患者20人について、2軸加速度センサー記録装置を脚に付けて朝8時から夕5時までの行動を記録した。
並行してビデオ記録を取り、患者の状態を、寝ている、座っている、立っているの3つの状態に分類し、比較した。


次のようになった。

・各状態の割合の中央値は、寝ている:36%、座っている51%、立っている:2% だった。

・加速度センサーの結果と実際の観察結果とは非常によく一致していた。


急性期脳卒中患者の活動レベルは非常に低くかった。加速度センサーを使った観測結果は妥当なものだった、


というおはなし。

図:行動時間


感想:

当時、ちょっと歩いただけですごい達成感があったから
実際の活動時間を知ると異常に短い印象を受ける。


現在もデスクワークが多いから、ほんとうの活動時間を知りたいね。

本気でFitBitが欲しくなってきた。
歩数計はもう古い!FitBitを着けた脳卒中患者が増える予感

2013年12月3日

脳卒中で便秘は異常なことなのか?


Poststroke constipation in the rehabilitation ward: incidence, clinical course and associated factors.
2013  11月  台湾

脳卒中後の便秘とその特徴について調べてみたそうな。


リハビリ施設に入院した急性期脳卒中患者の医療データを解析した結果、

2013年12月2日

神童と呼ばれていた人ほど脳卒中になりにくい理由とは


IQ in childhood and atherosclerosis in middle-age: 40 Year follow-up of the Newcastle Thousand Families Cohort Study.
2013  12月  イギリス

子供のころ知能の高かった人は冠動脈疾患になりにくいといわれている。
そこで、子供のころの知能指数(IQ)と脳卒中の原因でもあるアテローム性動脈硬化との関連を調べてみたそうな。


1947年に生まれた1142人について、11歳時点でのIQを測定した。
その結果と、49-51歳時点の健康診断で得られたアテローム性動脈硬化の指標でもある頸動脈内膜厚の測定結果との関連を解析したところ、


次のようになった。

・子供の頃IQの高かった者は中年時の頸動脈内膜厚が薄かった。

・同様の関連が国語や算数の成績との間にも見られた。

・教育など他の要因を考慮に入れてなお、この関連は明らかだった。


子供のころIQが高かった人は、のちにアテローム性動脈硬化になりにくいことがわかった、


というおはなし。






2013年11月30日

効果の出るイメージトレーニングの方法とは


The addition of functional task-oriented mental practice to conventional physical therapy improves motor skills in daily functions after stroke.
2013  11月  ブラジル

課題志向型イメージトレーニングが脳卒中患者の機能回復に役立つものなのか実験してみたそうな。

発症後1年ほど経った慢性期脳卒中患者9人について、
通常のリハビリとイメージトレーニングの組み合わせの効果を、施す順番を工夫して調べた。

イメージトレーニングは、静かな部屋で日常生活の個々の具体的な動作を一人称視点で なんども繰り返し想像する方法で、
1回30分×週3回×4週間=12セッション行った。


次のようになった。

・通常のリハビリのみの直後は、あまり改善しなかった。

・通常リハビリ+イメージトレーニングのあとは手の機能、歩行機能共に著しい改善があった。

・その後、通常のリハビリのみに戻しても効果は持続していた。


通常のリハビリに課題志向型のイメージトレーニングを組み合わせることで手足の機能改善が促されることがわかった、


というおはなし。


写真:イメージトレーニング


発症後1ヶ月間はのんびりしてってください


Changes in Activity Levels in the First Month after Stroke.
2013  6月  オーストラリア

脳卒中入院患者の発症から1ヶ月間の身体活動レベルを調べてみたそうな。


脳卒中患者に加速度センサーを付けて1日の活動状況を記録した。
発症後15日以内のある日と、4週間後の計2日ぶんのデータを取り比較、解析した。


次のようになった。

・63-85歳の16人の患者が対象となった。

・神経症状別の患者内訳は、軽症56%、中程度31%、重症13%だった。

・移動回数や活動時間、寝ている時間、座っている時間に変化はなかった。


急性期脳卒中患者の身体活動レベルは低く、最初の1ヶ月間ではほとんど変化はないことがわかった


というおはなし。



感想:

たしかに最初の1ヶ月間は足も手もほとんど うごかなかった。

その一方で 移動活動をとても制限されている時期でもあって、トイレに行くにも毎回 看護師を呼ばないとキツイお叱りを受ける状況だった。

だから早期リハビリがイイといってもすぐには結果は出せないので、まぁ のんびりしてってください、と思う。

2013年11月29日

脳の深部を刺激するHコイルで失語症のrTMSやってみた


Excitatory Deep Transcranial Magnetic Stimulation With H-Coil Over the Right Homologous Broca's Region Improves Naming in Chronic Post-stroke Aphasia.
2013  11月  イタリア

脳卒中失語症患者の右脳の役割をrTMSで調べてみたそうな。


5人の脳卒中失語症患者について、右脳半球のブローカ野を含む下前頭回にrTMSを施した。
刺激は深部へ届くH-coilを用いた。
rTMS周波数は、促進:10Hz, 抑制:1Hz ,偽刺激をそれぞれ時期を分けて行った。


次のようになった。

・10Hz刺激の時のみ命名課題のスコアが著しく向上した。

・1Hz、偽刺激では改善効果はほとんどなかった。


右脳の下前頭回を刺激する深部rTMSの1セッションで脳卒中失語症患者の命名課題スコアが大きく改善した。この結果は 左脳損傷患者にとっての右脳の重要性を示唆している、


というおはなし。




感想:

従来型の8の字コイルが表面から1cm程度しか届かないのに対し、Hコイルでは同じ電力で3cmくらいまでOK。



2013年11月28日

片麻痺でも自動車運転はできるのか?


Comparison of foot pedal reaction time among patients with right or left hemiplegia and able-bodied controls.
2013  11月  カナダ

脳卒中のあとの自動車運転の再開は患者のみならず医療関係者にとっても関心事である。
そこで自動車のフットペダルへの反応時間の違いを実際に調べてみたそうな。


右または左片麻痺の脳卒中患者20人と健常人10人について、次の3つの状況でのフットペダル操作の反応時間(反応するまでの時間と動作に要する時間)を計測、比較した。

*通常位置のアクセル、ブレーキを右足で操作する。

*通常位置のアクセル、ブレーキを左足で操作する。

*左寄りに設置したアクセル、ブレーキを左足で操作する。


次のようになった。

・健常者は反応するまでの時間が全ての状況において右、左片麻痺患者より短かった。

・同様に、健常者は動作に要する時間も右片麻痺患者より短かったが、

・右足操作に限定すると左片麻痺患者のそれは健常者と同レベルだった。

・右足操作の場合、左片麻痺患者のトータルの反応時間は健常者のそれと同レベルだった。


左片麻痺患者が右足でペダル操作する場合、その反応時間は健常者と同等だった。一方、右片麻痺患者ではどちらの足で操作しても反応時間は非常に長くなった、


というおはなし。

写真:フットペダル


感想:

ペダル位置を改造しても、やっぱ利き足じゃないと難しいのかね。

2013年11月27日

脳卒中後の性機能障害について


Sexual dysfunction in Nigerian stroke survivors.
2013  9月  ナイジェリア

脳卒中経験者の性機能障害について調べてみたそうな。


77人の脳卒中経験者(男性66人、女性17人)にアンケート調査した結果、


次のようになった。

・平均年齢は55、そのほとんど(95%)が性機能障害を報告していた。

・70%以上が性欲の減退、性交頻度の低下であり、

・60%以上で勃起、射精、オーガスムに問題を抱えていた。

・勃起不全者の多くは そうでない者に比べ非常に高齢だった。

・ウツやQOLが性機能障害に影響を与えていた。


ナイジェリアの脳卒中経験者にとって性機能障害はごくあたりまえのことだった。その多くは心理的要因によるものと考えられた、


というおはなし。

写真:ナイジェリア人



感想:

ナイジェリアは人口爆発起きてるし、きっと日常性活レベルが高いんだろな...


2013年11月26日

膝のテーピングと片麻痺リハビリについて


The Effects of Taping Prior to PNF Treatment on Lower Extremity Proprioception of Hemiplegic Patients.
2013  9月  韓国

脳卒中片麻痺患者へのテーピング効果を調べてみたそうな。


30人の脳卒中片麻痺患者について、次の2グループに分けた。

*固有受容性神経筋促通法(PNF)+キネシオテーピング

*神経発達学的治療(NDT) のみ

4週間の治療の後、膝の角度、バランス、歩行機能について測定、比較した。


次のようになった。

・テーピンググループではリハビリ前後でバランス、歩行機能が著しく改善した。

・足首の背屈、バランス、歩行機能に両グループで大きな差が見られた。


リハビリの前に膝にテーピングをすると回復がはかどるかもしれない、


というおはなし。




感想:

これって、比較実験になってるのかな?


2013年11月25日

日本の理学療法士はどういう根拠に基づいて仕事をしているのか?


Are Contents of Physical Therapy in Nine Japanese Hospitals for Inpatients with Stroke Related to Inpatients' and Physical Therapists' Characteristics?
2013  6月  日本

日本の理学療法士が普段いったいなにをやっているのかはよくわかっていない。
そこで彼らの脳卒中患者向けの活動内容を詳細に調べてみたそうな。


9施設85人の理学療法士に脳卒中患者(216人)向けのリハビリセッション内容を5分刻みで自己申告してもらった。
この結果と患者の医療データとの関連を解析した。


次のようになった。

・歩行や移動訓練に費やした時間と患者の機能回復程度とは強い関連があった。

・リハビリ時間の多くは姿勢チェックや準備作業に費やされ、患者の実動時間は非常に少なかった。

・それらの時間配分に患者の状態はあまり反映していなかった。

・施術内容と療法士の経験年数との関連も弱かった。


脳卒中患者向けのリハビリ内容と、患者の状態や療法士の経験との間にはほとんど関連が見られなかった。現場の理学療法がいったいどういう根拠に基いて行われているのかますますわからなくなってきた、

というおはなし。
図:理学療法士


感想:

とても興味深く読んだ。
リハビリ病院に入ってもちっとも良くならない理由

2013年11月24日

肥満患者は回復も早いのか?


Favorable Functional Recovery in Overweight Ischemic Stroke Survivors: Findings from the China National Stroke Registry.
2013  11月  中国

ボディマス指数(BMI)と脳卒中死亡率が相反する関係にあることは肥満パラドックスとして知られている。
そこで、脳卒中後の機能回復とBMIとの関連について調べてみたそうな。


10905人の脳梗塞患者について、BMIと発症3ヶ月時点での機能回復状態との関連を解析したところ、


次のようになった。
・ modified Rankin Scaleが0-1に相当する機能回復が非常に良好な者の割合は、

*低体重(BMI<18.5)  →52.4%
*標準体重(BMI=18.5-22.9)→55.0%
*過体重(BMI=23-27.4)→61.0%
*肥満(BMI=27.5-32.4)→59.2%
*重度肥満(BMI>32.5)→60.3%  だった。

・一方、死亡率は順に、14.9、7.8、7.1、7.2、11.5で、重度肥満では高かった。


脳卒中患者での肥満パラドックスは、機能回復についても同様であることがわかった。ただし肥満も過ぎるとその限りではなさそう...


というおはなし。

写真:肥満

2013年11月23日

3ヶ月後、経口摂取できる患者の割合と傾向


Temporal trends in oral intake ability 3 months after acute ischaemic stroke: Analysis of a single-centre database from 2003 to 2011.
2013  11月  日本

脳卒中の3ヶ月後に経口摂取できる者の割合と この9年間の傾向について調べてみたそうな。


2003-2011に済生会熊本病院に入院した脳梗塞患者の医療データを解析した。
ただし もともと状態の悪かった者や亡くなった者のデータは除外した。


次のようになった。

・2913人の患者のうち、発症3ヶ月時点で経口摂取できた者の割合は92%だった。

・この割合は調査期間を通して著しい増加傾向にあった。

・この傾向は年齢、性別、他のリスク要因に関わらず顕著だった。


この10年ほどで、脳梗塞患者が発症3ヶ月後に経口摂取出来ている割合は大きく増加した、


というおはなし。

図:経口摂取の割合傾向

2013年11月22日

HONDAが歩行アシスト装置の臨床試験を開始! なぜかシカゴで


Honda Walking Assist Device begins US testing at Rehabilitation Institute of Chicago
2013  11月  アメリカ

ホンダがシカゴのリハビリテーション病院で歩行アシストロボット装置の脳卒中患者への臨床試験を開始したそうな。

この装置は重さ約3kg、1回の充電で1時間使用できる。
写真:ホンダ歩行アシスト

アシモテクノロジーがついに役立つ時がきた、

というおはなし。

詳しくは、
*ニュースリリース

*使い方動画多数 →坂も階段もスイスイ


感想:

HALとはなんだったのか...

2013年11月21日

肩の痛みの原因がわかったかもしれない


Muscle Pain Intensity and Pressure Pain Threshold Changes in Different Periods of Stroke Patients.
2013  11月  台湾

脳卒中のあとの筋肉の痛みの特徴を調べてみたそうな。


平均年齢62、145人の脳卒中患者について発症からの時期別に3ヶ月、1年前.後にグループ分けした。肩や腕の筋肉の圧痛点を決めて、その痛み強度、閾値を測定比較した。


次のようになった。

・発症後3ヶ月以内がもっとも筋肉の自発痛強度が高く、さらに圧痛にも敏感で、

・48%が麻痺側に中程度から重度の痛みを感じていた。

・自発痛は健常側よりも麻痺側で激しかった。

・しかし、その圧痛閾値には両側で明らかな違いはなかった。


脳卒中患者では 麻痺側の筋肉の自発的な痛みは珍しいものではなかった。その圧痛閾値変化の左右対称性から、これは中枢感覚メカニズムに由来するものと考えられた、


というおはなし。

図:肩の痛み


感想:

なぜか肩の筋肉が痛かった。

はんぱなく痛かった。

退院後、素人に説明してもだれも真に受けてくれなかった。

1年以内にほぼ消えた。


2013年11月20日

脳波でバーチャルハンドを操作する最先端リハビリとは


American Heart Association Meeting Report: Abstract 18886 (Hall F, Core 2, Poster Board: 2197)
2013  11月  アメリカ

ミネソタ大学の研究チームが、脳とコンピュータをつなぐリハビリ装置を作ったそうな。


脳卒中患者の脳波をモニターして手の3D映像を思考イメージだけで動かす装置を開発した。


この装置をつかった運動イメージトレーニングを、脳卒中で手が麻痺した患者に2時間×3セット行ったところ、81%の高精度でバーチャルハンドを操作することができるようになった。


将来こういった技術がリハビリシーンで当たり前に使われるようになるだろう、


というおはなし。


同じ研究チームによるブレインコンピュータインターフェース実験のデモビデオ(2分半)
とてもわかりやすい。





2013年11月19日

脳卒中予防になるコーヒーの量がわかった


Long-Term Coffee Consumption and Risk of Cardiovascular Disease: A Systematic Review and a Dose-Response Meta-Analysis of Prospective Cohort Studies.
2013  11月  アメリカ

コーヒーと脳卒中との関連を調べてみたそうな。


脳卒中を含む心血管系疾患とコーヒー摂取量との関連を調査した過去の研究を厳選、データを統合、再解析したところ、


次のようになった。

・信頼の置ける36件の研究、120万人分のデータが集まった。

・コーヒー摂取量と心血管系疾患との関係は線形的ではなかった。

・まったくコーヒーを飲まない者に比べ、

・1日に1.5カップだとそのリスクは0.89、

・3.5カップでは0.85、

・5カップでは0.95だった。


コーヒーの摂取量と脳卒中リスクは直線関係ではなかった。
1日に3-5カップほどの量を飲むともっともリスクが低かった。
また、飲み過ぎたからと言ってリスクが上がるわけでもなかった、

というおはなし。

写真:コーヒー

感想:

2-3年まえまではコーヒーを飲むと左半身がひどく痺れて起きて居られないほどだったけど、最近はいつの間にか眠気覚ましにコーヒー飲むようになっていることに気づいた。


2013年11月18日

障害受容できない脳卒中患者の特徴とは


Acceptance of disability and its predictors among stroke patients in Taiwan.
2013  11月  台湾

障害の受容が進めば適切なリハビリを行うことができて健康増進にもつながる。
脳卒中患者の障害受容度と関連要因について調べてみたそうな。


発症3ヶ月以降の脳卒中患者175人にアンケート調査を行い、障害受容スコアを算出し、医療データとの関連を解析した。


次のようになった。

・障害受容スコアの平均は72で(範囲32-128)、かなり低い値だった。

主に、

*信仰する宗教がない

*発症後間もない

*再発した

*身体機能が衰えている

という患者ほど障害受容スコアが低かった。


これらの特徴から 障害受容度の低い患者を早期に見分けることができ、適切なリハビリ計画の助けになるだろう、


というおはなし。


感想:

脳卒中患者は他の病気にくらべ障害受容度が低いらしい。

わかる気がする。

外傷もなく しかも脳のほとんどの領域が まだまともに残っているのだから...




2013年11月17日

脳卒中予防には歩く時間が大切 距離やスピードじゃなくてジ・カ・ン


Protective Effect of Time Spent Walking on Risk of Stroke in Older Men
2013  11月  イギリス

高齢男性の歩行時間と脳卒中との関係を調べてみたそうな。


60-80歳の健康な男性3435人について10年間追跡調査したところ、


次のようになった。

・歩行時間が週に3時間未満の者に比べ、8-14時間の者は脳卒中リスクが3割低下した。

・週に22時間以上歩行する者の脳卒中リスクは6割低下した。

・8時間以上歩く者の割合は42%で、22時間以上の者は9%だった。

・歩行時間が週に3時間未満の者は1年間に1万人中80人が脳卒中になり、

・週に8-14時間の者は1年間に1万人中55人が脳卒中になった。

・この傾向は歩行のペースに依らなかった。

距離やスピードではなく、週に何時間歩くかが脳卒中リスクに大きく影響することがわかった、


というおはなし。

写真:ウォーキングマン


感想:

やばい、ぜんぜん足りてない。


2013年11月16日

脳が再生する運動強度がわかった


Effects of exercise intensity on spatial memory performance and hippocampal synaptic plasticity in transient brain ischemic rats.
2013  10月  台湾

脳卒中のあとの運動が記憶障害を改善することが知られている。
そこで、脳卒中のあとの運動強度と記憶を司る海馬神経の可塑性との関連を調べてみたそうな。


人為的に脳虚血状態にしたネズミを次の3グループに分けた。

*じっとしてるグループ
*低強度運動グループ
*高強度運動グループ

脳虚血の翌日からトレッドミルを使って毎分8mまたは20mペースで1日30分間×14日間運動させた。

記憶力、神経成長関連蛋白質(BDNFなど)、神経の樹状構造を評価した。


次のようになった。

・じっとしてるグループに比べ低強度運動グループの記憶力テストの結果がよかった。

・高強度運動グループではこのようにはならなかった。

・神経の樹状構造の複雑さと関連蛋白質は低強度運動グループでのみ増加した。

・高強度運動グループのコルチコステロンが多く、高ストレス下状況を示していた。


脳虚血のあとの無理のない運動は、神経の可塑性を促し、記憶機能を向上させることがわかった、


というおはなし。



写真:延びた神経

2013年11月15日

脳卒中患者が孤独を感じると どうなってしまうのか?


Social isolation after stroke leads to depressive-like behavior and decreased BDNF levels in mice.
2013  11月  アメリカ

社会隔離された環境にいた人や動物は、脳梗塞の予後が良くないことが知られている。おなじことが脳卒中のあとにも当てはまるかどうか実験してみたそうな。


人為的に脳梗塞にしたネズミを使って、亜急性期および慢性期に社会隔離する状況を作り、機能的、脳組織的影響を調査した。


次のようになった。

・仲間と一緒にしたネズミに比べ、隔離ネズミは脳組織の虚血ダメージがひどかった。

・また、行動もウツ状態に似たパターンを示した。

・脳卒中後すぐに隔離したネズミでは神経成長を促すタンパク質が減少していた。


脳卒中後の社会隔離環境はネガティブな影響しかなく、ウツや不安の原因にもなりうると考えられた。
孤独を感じている脳卒中患者をはやく見つけ出すことで症状の悪化を防ぐことができるかもしれない、


というおはなし。

写真:孤独


感想:

脳卒中患者の個室は禁止だね。






2013年11月14日

看護師さん、どんな体位でエッチしたらいいですか?具体的に教えてください


Health care professionals' views on discussing sexual wellbeing with patients who have had a stroke: a qualitative study.
2013  11月  イギリス

医療関係者に、性生活について脳卒中患者の相談にのった経験を教えてもらったそうな。


30人の医療関係者に面談して調べた結果、


次のようになった。

・性生活についての話題は、医療関係者の方からは切り出しにくいテーマだった。

・そこには次の4つの障壁が考えられた。
・医療組織としてのケアプロセスに患者の性生活が含まれていない。

・医療プロフェッショナル個人として患者の性生活は専門の範囲外である。

・性生活の話題が患者を傷つけることになる危惧。

・患者が高齢もしくは関心の薄い女性である場合、性生活の話題は不適切である。

・また、関連資料があるにも関わらず多くの医療関係者はそれらを利用していなかった。


医療関係者の多くは脳卒中患者の性生活について関心がないか気にする必要がないと考えていて、相談にのる技術や経験も少なかった。
微妙なテーマなので、相談ではなく単に情報提供ができればいいんじゃないのかな...


というおはなし。

写真:sexual wellbeing


2013年11月13日

タングステンを摂ると脳卒中になることが明らかに


New research finds high tungsten levels double stroke risk
2013  11月  アメリカ

金属であるタングステンと脳卒中との関連が判明したそうな。


18-74歳の8614人を対象にした12年間におよぶ健康栄養調査で得られた結果から、尿中のタングステン濃度と脳卒中との関連を解析したところ、


次のようになった。

・尿中タングステン濃度が高かった人はただそれだけで脳卒中リスクが2倍だった。

・この傾向は特に50歳未満で顕著だった。

・タングステンの由来は廃棄された電子機器などから環境中に拡散した と考えられた。


タングステンが脳卒中のリスクになることが明らかになった。これら金属の環境への拡散は続いておりコントロールが難しい。今回の発見は氷山の一角に過ぎないのかも知れない、


というおはなし。



この研究者へのインタビュー

High urinary tungsten concentration is associated with stroke in the national health and nutrition examination survey 1999-2010.

2013年11月12日

筋電誘発型電気刺激リハビリを試してみた


EMG-triggered electrical stimulation is a feasible intervention to apply to multiple arm muscles in people early after stroke, but does not improve strength and activity more than usual therapy: a randomized feasibility trial.
2013  11月  オーストラリア

筋電誘発型電気刺激の上肢麻痺改善効果を調べてみたそうな。


発症4週間以内の脳卒中患者33人について、電気刺激あり、なしのグループに分けて比較した。

電気刺激は、肩、肘、手首、指の筋肉をターゲットにし、週4回×4週間続けた。

両グループ共に通常のリハビリも行った。


次のようになった。

・最後まで電気刺激実験をやり通した者の割合は87%だった。

・筋力や動作で両グループ間の差はまったく見られなかった。


筋電誘発型電気刺激は被験者の苦痛にはならないものの、効果はまったくないことがわかった、


というおはなし。


筋電誘発型電気刺激ってこんな感じ


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