2012年10月21日

脳卒中患者への胃瘻(いろう)ってどうなのよ?


Long-term nasogastric tube feeding in elderly stroke patients - an assessment of nutritional adequacy and attitudes to gastrostomy feeding in asians.
2012  10月  マレーシア




嚥下障害のある脳卒中患者には、

経鼻栄養よりも胃瘻栄養のほうが長期的には優れている、とされている。


でもアジアでは胃瘻栄養はあまり普及していない。


経鼻栄養と胃瘻栄養の問題点を調べてみた。




高齢の脳卒中患者(70名の経鼻栄養患者と 70名の経口摂取患者)

について、長期的な栄養状態を調べ、

並行して 治療に携わる関係者への面談を行った。





次のようになった。


・経鼻栄養グループは上腕周囲経が著しく小さく、栄養状態が非常に悪かった。


・経鼻栄養グループの多くで、管が取れたり、食べ物が気管に入ったり、

傷がついたりなどの問題が起きた。


・現場医療関係者の約半数のみが胃瘻栄養に積極的だった。


・神経学者的には胃瘻栄養がベストである、との考えだった。


・介護する側としては "必要な情報の欠如" が胃瘻栄養をためらう理由の大半だった。







高齢脳卒中患者への長期に及ぶ経鼻栄養には問題が多すぎる。

一方、胃瘻栄養が進まない理由は、

現場医療関係者が乗り気でないためであることがわかった



というおはなし。







感想:

胃瘻問題はネガティブな印象ばかりで、ほとんど考えたことがなかった。


この↓記事を思い出した。

脳梗塞後、胃ろうが必要でない患者の特徴