2020年3月8日

Stroke誌:「疲労」は脳卒中の原因になりうるのか


Self-Reported Fatigue Predicts Incident Stroke in a General Population
2020  3月  イギリス

疲労は身体的 精神的に活動を嫌悪する状態をさす。

疲労は脳卒中経験者に著しく現れることが知られている。また一般診療での相談の25%に疲労が症状として含まれるという。疲労は死亡率と関連することがわかっている。

疲労と脳卒中の発生との関係はあきらかではなく、その間接要因として、睡眠不良、慢性ストレス、心不全、貧血、甲状腺障害が考えられる。

そこで健康状態についてのアンケート Short Form 36 に現れる疲労と、脳卒中の発生について大規模な住民調査をこころみたそうな。




39-79歳の男女15654人を1993-2016までフォローした調査 EPIC-Norfolk cohort の記録を解析したところ、


次のことがわかった。

・この間に1509の脳卒中が発生した。

・疲労レベルがもっとも高いグループは女性におおく、複数の疾患を抱えていた。

・彼らの脳卒中リスクは疲労レベルのもっとも低いグループの50%増しだった。

・この関連は貧血や気管支炎、甲状腺機能障害、うつの有無によらなかった。

アンケートで強い疲労を訴える者の将来の脳卒中の可能性はあきらかに高かった、


というおはなし。

図:疲労からの脳卒中



感想:

脳卒中「まえ」の疲労についての記事はじめてかも。


当時を思い出すに、満員電車にのるだけで1日のエネルギーの70%が削がれていた。いつも会社に着いた時点でクタクタだった。

だからさいきんのテレワークブームがすこしうらやましい。