2020年7月3日

大学病院と田舎の病院のくも膜下出血死亡率

2020  6月  アメリカ


病院が教育機能(teaching status)を兼ねていることやその立地条件と、くも膜下出血の予後をしらべた研究はほとんどない。

そこで、都会の大学病院と教育機能のない病院、地方の病院でのくも膜下出血の死亡率と機能回復度についてくわしくしらべてみたそうな。



2003-2016のくも膜下出血患者のうち、都会の大学病院の379716人と都会の非教育病院の105638人、地方の病院の17165人の記録を解析したところ、



次のことがわかった。

・関連要因を調整後の患者の死亡率は、21.90% vs. 25.00% で都会の大学病院のほうが都会の非教育病院よりも低く、

・さらに 21.90% vs. 30.90% で、地方の病院よりも低かった。

・この間の死亡率の推移は、都会の大学病院では 24.74% → 21.22% と低下傾向にあり、

・都会の非教育病院でも同様で、24.78% → 23.68%、

・地方の病院では、25.67% → 33.38% と上昇傾向にあった。


くも膜下出血患者の死亡率は、都会の大学病院にくらべ、非教育病院と地方の病院では高かった、


というおはなし。
くも膜下出血死亡率 大学病院と田舎の病院



感想:

上のグラフみると田舎の病院との差は無視できないレベル。