2022年2月13日

超音波で脳梗塞を治療する

2022  2月  中国


急性脳梗塞での浮腫や細胞死は血液脳関門の破綻が原因である。

経頭蓋集束超音波刺激(tFUS)は、さまざまな脳疾患において神経調節効果および神経保護効果を示すことが動物実験でわかっている。

そこで、tFUSが脳梗塞での血液脳関門にどのように影響するものか実験してみたそうな。



中大脳動脈を90分間閉塞したマウスに、2、4、8時間後に低強度低周波(0.5MHz)のtFUSをおこなった。



次のようになった。

・tFUSにより浮腫体積の減少、

・神経行動的転帰の改善、

・血液脳関門の健全性の改善(タイトジャンクション蛋白ZO-1の発現増強,IgG漏出の減少)、

・炎症因子TNF-αの分泌とタンパク質分解酵素MMP-9の活性化を抑制した。


脳梗塞マウスへの低強度の経頭蓋集束超音波刺激は、血液脳関門の破壊と浮腫形成を抑制する効果が示された。治療に使えるかも、


というおはなし。
tFUS


感想:

超音波刺激は気にしたことがなかった。最近の技術のようで、人への応用で安全性の報告がいくつかあった。