元2022 2月 イタリア
コロナウイルス感染症のワクチン接種により、まれに重篤な脳静脈血栓症がおきることが報告されている。
しかし動脈の閉塞による脳梗塞についてはほとんどデータがない。
そこで、イタリアのクレモナ地区でのワクチン接種直後に発生した脳梗塞の特徴をくわしくしらべてみたそうな。
2021年2月から7月までに入院したワクチン接種後4週間以内の脳梗塞患者すべての記録を、同時期に入院したそれ以外の脳梗塞患者全員と比較した。
次のことがわかった。
・脳梗塞患者153人のうち、ワクチン接種後4週間以内の患者は16人(10.5%)だった。・ワクチン接種からの間隔は中央値12日だった。・75%が1回目接種直後、残りは2回目のあとだった。・脳梗塞の種類は、心塞栓性37.5%、ラクナ梗塞37.5%、アテローム血栓性12.5%だった。・93.8%がファイザー社ワクチンで、残りはアストラゼネカ社のそれだった。・2例に血小板減少症が認められた。・25%に血栓溶解療法または血栓除去術が施された。・発症直前4週間にワクチン接種をしていなかった137人と比較して、患者、症状、検査数値にあきらかな違いは認められなかった。