2023年2月3日

脳卒中後「肩の痛み」の有病率

2023  1月  中国


片麻痺性の肩の痛みは脳卒中患者の一般的な合併症であり、通常脳卒中のあと2-3ヶ月後に発生する。

肩の痛みは1年後にも持続しているという報告もある。

原因として、亜脱臼や腱損傷といった機械的要因と、知覚異常や複合性局所疼痛症候群CRPSなどの神経的要因が考えられている。

その有病率と危険因子、予後についてくわしくしらべてみたそうな。



脳卒中でリハビリテーション施設に入院中の50歳以上の患者239人について、

2ヶ月後と4ヶ月後にフォローをおこなった。



次のことがわかった。

・肩の痛みの有病率は、入院時55.6%、2ヶ月後59.4%、4ヶ月後55.1%だった。

・肩の痛み患者には、女性、広範囲の梗塞、上腕二頭筋や上腕三頭筋の筋緊張がつよい者、亜脱臼や肩の受動可動域の狭い者がおおかった。

・肩の痛み患者の日常生活能力は、有意に低かった。

・超音波検査では、肩の痛み患者には麻痺側の棘上筋腱の肥厚がもっともおおかった。

・再入院率も、肩の痛み患者で有意に高かった。


脳卒中後の片麻痺性の肩の痛みは有病率が高く、少なくとも数カ月間持続した。肩の痛みには複数の危険因子が関与しており、再入院率にも影響すると考えられた、


というおはなし。
肩痛くないもんの図


感想:

しばらく肩が痛くて、バンザイができずセーターが嫌いになった思い出。