元2023 1月 中国
片麻痺性の肩の痛みは脳卒中患者の一般的な合併症であり、通常脳卒中のあと2-3ヶ月後に発生する。
肩の痛みは1年後にも持続しているという報告もある。
原因として、亜脱臼や腱損傷といった機械的要因と、知覚異常や複合性局所疼痛症候群CRPSなどの神経的要因が考えられている。
その有病率と危険因子、予後についてくわしくしらべてみたそうな。
脳卒中でリハビリテーション施設に入院中の50歳以上の患者239人について、
2ヶ月後と4ヶ月後にフォローをおこなった。
次のことがわかった。
・肩の痛みの有病率は、入院時55.6%、2ヶ月後59.4%、4ヶ月後55.1%だった。・肩の痛み患者には、女性、広範囲の梗塞、上腕二頭筋や上腕三頭筋の筋緊張がつよい者、亜脱臼や肩の受動可動域の狭い者がおおかった。・肩の痛み患者の日常生活能力は、有意に低かった。・超音波検査では、肩の痛み患者には麻痺側の棘上筋腱の肥厚がもっともおおかった。・再入院率も、肩の痛み患者で有意に高かった。