元2024 2月 台湾
運動不足は脳卒中の主要な危険因子であり、身体活動を増やすことで脳梗塞を予防できることがわかっている。
脳梗塞と運動不足の関係については、特にアジア人集団では限られた研究しかなされていない。
世界保健機関(WHO)は健康維持のために中強度の身体活動を週に少なくとも150分おこなうことを推奨している。
しかし台湾人口の70%以上は、この推奨レベルの身体活動をおこなっていない。
そこで、週に90分未満レベルの身体活動の脳梗塞予防効果を確かめてみたそうな。
2005年から2012年の58857人のスクリーニングデータを用いて、台湾人集団における身体活動レベルが脳梗塞の初発リスクに影響するかどうかを検討した。
これらの対象者は、1週間の運動頻度と運動時間に基づいて3つのグループ、
1)運動なし(NPA)グループ、
2)低PA(LPA)グループ(週90分未満の運動)、
3)高PA(HPA)グループ(週90分以上の運動)に分けられた。
次のことがわかった。
・その結果、NPA群と比較して、LPA群の脳梗塞リスクは0.86(95%信頼区間、0.78-0.95、p<0.0001)であり、HPA群でも0.86(95%信頼区間、0.79-0.94、p<0.0001)であった。・言い換えれば、週90分未満の運動でも脳梗塞の初発リスクを低下させる可能性がある。