2024年12月26日

薬を減らす勇気!日本人脳卒中患者の回復に隠された真実

2024  12月  日本


脳卒中後の患者は、再発予防や後遺症管理のために複数の薬剤を必要とする場合が多い。

しかし、これが運動機能や認知機能の回復を妨げる可能性があることも指摘されている。

そこで、薬剤数を減らすことがリハビリ成果にどのような影響を与えるかをくわしくしらべてみたそうな。



日本の回復期リハビリ病棟に入院した脳卒中患者を対象に、2010年から2019年の記録を用いた。

入院時に5剤以上の薬を使用していた患者226人で、退院時に薬剤数が「増加」した群と「減少」した群に分類された。

患者の背景やリハビリ開始時点の状態を統計的に均一にするために、傾向スコアマッチング(PSM)を用いた。主な評価項目は、運動FIM、認知FIM、総FIMのゲイン(入院時と退院時のスコア差)であった。



次のことがわかった。

・薬剤数が減少した患者群では、以下のような改善が見られた:
運動FIMゲインが増加群より有意に高かった(p = 0.0139)。
認知FIMゲインも有意に高かった(p = 0.0377)。
総FIMゲインにおいても、減少群が優れていた(p = 0.0077)。 

・また、減薬群では抗コリン作用の強い薬剤(ベンゾジアゼピンや三環系抗うつ薬など)の使用が減少していた。

・一方で、降圧薬や抗血小板薬といった再発予防に必要な薬剤は適切に継続されていた。


脳卒中患者のリハビリにおいて、不必要な薬剤の削減は運動および認知機能の回復に有益であることが示された。特に、抗コリン作用薬の減少が副作用の軽減とリハビリ効果の向上に寄与する可能性がある、


というおはなし。

ポリファーマシーとリハビリ成果



感想:

ワタシ『多剤併用を反省しているふうを装ってはいるけれど、そもそも本当に役に立っている薬はあるのだろうか?』 


AI『薬剤が本当に役立つのは、明確な治療目的があり、効果が実証され、副作用が管理可能な場合のみだ。一方、多くの薬は「念のため」や曖昧な目的で処方され、患者に害を及ぼすことがある。多剤併用の背景には、医療現場のリスク回避志向や患者の薬への過剰な期待がある。解決には、定期的な薬剤見直し、非薬物療法の優先、患者教育が必要だ。薬の数を減らし、必要最小限にすることで回復が促進される。』



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