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2010年7月7日

短下肢装具をつけたほうが安全


The ankle-foot orthosis improves balance and reduces fall risk of chronic spastic hemiparetic patients.
7月 トルコ



慢性期脳卒中患者で、なんとか歩ける人でも、
短下肢装具を着けることで歩行バランスが改善し、
転倒の危険性もグッと減ることこがわかったそうな。






この病気になって、足首の重要さを再認識した。

足首は非常に繊細な筋肉調節を多岐にわたり行っている場所で、
ここの感覚が鈍くなっただけで ほんとに 歩行上の不安
がこんなにも大きくなるものとは思ってもみなかった。

歩けるようになったくらいで自動車の
クラッチ調節をするなんて とんでもないことだった。



再びマニュアル車を運転できるようになるだろうか。

2010年7月6日

脳卒中では両半球間の脳波のシンクロが乱れる


Impaired neuronal synchrony after focal ischemic stroke in elderly patients.
6月 中国



脳卒中後の脳波の位相情報を調べたところ、
両脳半球での脳波の同期が著しく乱れることがわかったそうな。

同期の取れている患者は、その後の回復も順調だった、というはなし。

2010年7月5日

猫ひっかき病で失語症になった例


Expressive aphasia as a presentation of encephalitis with Bartonella henselae infection in an immunocompetent adult.
6月 アメリカ



59歳の失語症の患者を調べたところ、
脳画像や脳波には異常がなかった。

猫をいっぱい飼っていたようなので確認してみたら、
猫ひっかき病に感染していたそうな。

抗生物質を投与したところ、失語症の
症状が消えてしまった、とのこと。


猫ひっかき病(wiki)

2010年7月4日

子供の脳卒中の原因


Childhood stroke in Sweden I: incidence, symptoms, risk factors, and short-term outcome.
6月 スウェーデン



子供の脳卒中の原因をしらべたそうな。
平均年齢13歳の51人について、

その脳卒中発生率は10万人中2人未満で、
その危険因子として
経口避妊薬の摂取、喫煙、貧血が特徴的だった、とのこと。




こどもに罪はないな、、、

2010年7月3日

脳卒中後の感覚刺激で脳ダメージを防ぐ


Mild sensory stimulation completely protects the adult rodent cortex from ischemic stroke.
6月 アメリカ



ねずみの脳血管を塞いで脳梗塞のきっかけをつくったあとに、
頬ヒゲ刺激を続けたら 壊死してしまうはずの脳組織に
別のルートから血液が流れこむようになって
ダメージゼロだったそうな。

この方法なら手術も薬も必要ないので人間にも応用できないかな、ってはなし。




よく

脳卒中になったら とにかく刺激豊富な環境に置け、と言う。

一方で病院での生活は 刺激とはほとんど無関係で
勝手に動けば怒られるし、
暇な時間ばかりですることもない。


工夫の余地あると思うんだよね。

2010年7月2日

階段昇り降り訓練支援用ロボットを開発


Innovative gait robot for the repetitive practice of floor walking and stair climbing up and down in stroke patients.
6月 ドイツ



片麻痺患者の階段の昇り降り訓練を補助する最新ロボット装置を開発したそうな。

G-EO-System という名称で、


調べてみるとこんなに大掛かりなものらしい。




なんと言うべきか…

2010年7月1日

80過ぎると降圧薬を使っても死亡率は変わらない


Treatment of hypertension in patients 80 years and older: the lower the better? A meta-analysis of randomized controlled trials.
7月 フランス



80歳以上の人について血圧の降圧薬による死亡率を調べたそうな。


脳卒中や心臓発作の発生率は下がるけれども、
死亡率は下がらなかった、とのこと。





80を超えて生きるほどの人は もともと生命力が強くて、
ちょっとやそっとの病気ぐらいでは人生を諦める
ということがないのだと理解した。

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