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2020年6月7日

遅発性脳虚血がおきやすい血液型

2020  5月  アメリカ


近年、くも膜下出血(SAH)を含む多くの疾患において 重要な止血酵素学的特性が発見され、ABO血液型の役割が注目されるようになってきた。

しかし、遅発性脳虚血(DCI)の発症、臨床経過およびSAH後の転帰におけるABO血液型の役割については、現在のところほとんど解明されていない。

そこで、動脈瘤性くも膜下出血(aSAH)後のDCIおよび臨床転帰におけるABO血液型の役割をくわしくしらべてみたそうな。

2020年6月6日

起床時脳卒中の機能回復度は?

2020  6月  中国


起床時脳卒中(WUS:Wake-up stroke)は睡眠から覚めたときに気づく脳卒中を指す。正確な発症時刻が不明なため血栓溶解療法の対象からは外される。

これまでの報告からWUSは全脳梗塞患者の8-39%を占めるとされている。

非WUSとくらべたときのWUSの特徴は、報告により少なからず異なるので くわしくしらべてみたそうな。

2020年6月5日

迷走神経刺激の上肢1年間リハビリの効果

2020  6月  イギリス

迷走神経刺激(Vagus nerve stimulation:VNS)と上肢訓練の組み合わせ効果が動物実験のほか人でもいくつか報告されている。


しかし長期にフォローしたものはほとんどないのでくわしくしらべてみたそうな。

2020年6月4日

靴底を1.5cm上げる効果

2020  6月  ブラジル


脳卒中で片麻痺の患者では麻痺脚がわの膝の屈曲や足首の背屈が困難になる。その結果、脚の振り出し時につまづき 転倒する。

これを代償する動作として伸び上がり歩行や異常な身体の傾き、分廻し歩行が発生する。

靴底の補高(shoe lifts)は強制的に体重をシフトさせてこれらの代償動作を改善するテクニックであるが、その補高最適値は報告によりばらつきがあり、0.6-3.8cmの範囲にある。

そこで、靴底の1.5cm補高での効果を実験してみたそうな。

2020年6月3日

上肢訓練プライミングのメタアナリシス

2020  5月  ブラジル


ニューロリハビリテーションにおいて繰り返し運動訓練の効果を高めるために、その直前になんらかの刺激を与えることを良しとする「プライミング(予備的、準備的)」という考え方がある。

プライミング刺激としておもに次の5種、
1)脳刺激(rTMSやtDCS)、2)運動イメージや動作観察、3)感覚刺激(末梢感覚など)、4)運動準備(両手対称運動など)、5)薬理刺激、の分類がある。

これらの慢性期脳卒中の上肢麻痺への効果についてメタアナリシスをこころみたそうな。

2020年6月2日

室頂核への乳様突起電気刺激とうつ

2020  5月  中国


脳卒中後のうつは患者のおよそ30%が経験するとされ、治療としてSSRI系の薬が用いられることもあるが十分な効果は得られていない。

小脳の室頂核への刺激 fastigial nucleus stimulation (FNS) は脳虚血にたいする神経保護効果や抗炎症効果が報告されていて、動物実験でうつや認知機能の改善効果も期待されている。

FNSを非侵襲的におこなう percutaneous mastoid electrical stimulator (PMES:乳様突起電気刺激) は中国では脳血管機能療法の専用装置として使用されている。

しかしPMESの脳卒中後うつについての報告はほとんどないのでくわしくしらべてみたそうな。

2020年6月1日

ビタミンDサプリメントと脳卒中 メタアナリシス

2020  5月  アメリカ

ビタミンDは骨代謝に関わることで知られているが、最近は脳卒中などの心血管疾患予防への効果が期待されている。

この背景にはビタミンD欠乏症患者での心血管疾患リスクの高さを示すいくつもの報告がある。

しかしビタミンDサプリメントと心血管疾患との関連はあきらかになっていないのでメタアナリシスをこころみたそうな。

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