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2010年11月30日

毎日できるオンライン上肢リハビリ 20分150円 24時間対応


Telerehabilitation in stroke care - a systematic review.
2010 11月 オーストラリア



遠隔リハビリテーションの可能性について過去の研究を
調べてみたそうな。

まともな研究の数は少なく、
その費用対効果もまったく不明ながら、

バーチャルリアリティを活用した在宅上肢リハビリ支援など
には効果的なようで、将来的には有望なんじゃないか…
という内容。

遠隔リハビリテーション


理学療法は無理っぽいけど、
作業療法ならビデオチャットができれば今すぐにでも代替可能な気がする。


オンライン英会話スクールのように
すっごい価格破壊が起きそうな予感。

2010年11月29日

タバコを吸う貧乏人は若くして重い脳卒中になる傾向


Socioeconomic Status and Transient Ischaemic Attack/Stroke: A Prospective Observational Study.
2010 11月 イギリス



社会経済的地位が低いと脳卒中になりやすいことが
漠然と知られている。

およそ500人の脳卒中患者について
その点をもうすこし詳しく調べてみたそうな。



社会経済的地位の低い脳卒中患者は地位が高い
患者に比べ10歳ほど若く、その病状は重い。

彼らは病院にかかることができないわけでもなく、

また 喫煙者であることも多い、という内容。


2010年11月28日

運動再学習計画に完敗  ボバースとはなんなのか


Can physiotherapy after stroke based on the Bobath concept result in improved quality of movement compared to the motor relearning programme.
2010 11月 ノルウェー


急性期脳卒中患者に対して、
ボバースアプローチとMotor Relearning Program:運動再学習計画
に基づいたリハビリのどちらが動作改善に役立つのかを調べたそうな。


さまざまな評価項目について
さまざまな評価方法で調べた結果、
ボバースアプローチが優れていた点は1つもなく、
ほとんどの評価について運動再学習計画のような
課題解決型のリハビリの方が圧倒的に優れていることがわかった、
という内容。



どこかボバースに対して悪意を感じる。


しかしボバースアプローチとはいったいなんなのか?
検索しても答えになるような説明が一切見つからない。

そもそも比較対照になるようなものではないような気がする。



一方こちらはわかりやすい
Motor Relearning Program:運動再学習計画(大山リハビリテーション病院のページより):
" Motor Relearning Program(以下MRP)は、行うべき運動を4ステップで構成しています。簡単に説明するとステップ1では正確な動作が出来ない原因を突き止めます。ステップ2ではその原因となる要素の練習を、ステップ3ではステップ2で練習した要素を踏まえて一連の動作練習、ステップ4では日常生活の中への動作の転移です。ここで重要となるのはステップ1~2はセラピスト(治療者)が中心となって施療するのですが、ステップ3~4は患者様が中心となった自主訓練であり、その中でセラピストは口頭による指導や介助を行うということです。"

2010年11月27日

脳卒中を経験したなら玉子は即刻やめるべき、と考えます。


Dietary cholesterol and egg yolks: Not for patients at risk of vascular disease.
2010 11月 カナダ



玉子のコレステロールは無害であると吹聴する
人々がいますがそんな戯言を信じてはいけません。

ましてや心筋梗塞や脳卒中を経験した人なら
玉子をやめるのは当然です、自殺行為です。

という内容。


そういえば
ちょっとまえに玉子はいくつ食べても安全という研究成果があった。



わたしは玉子かけご飯が大好きだ。
やめるつもりはない。

2010年11月26日

ツボと電気刺激のハイブリッド歩行リハビリ


Transcutaneous electrical stimulation on acupoints combined with task-related training to improve motor function and walking performance in an individual 7 years poststroke: a case study.
2010 11月 アメリカ


脳卒中後7年経った61歳の男性に、
経皮的電気刺激装置でその脚のツボに刺激を与えながら
歩行リハビリを行ったそうな。

4週間後、足首の痙縮もとれて歩行スピードが
非常に改善されたそうな。

その効果は4週間持続した、とのこと。





病院でのリハビリ初日に、
自分の足のあまりの動かなさに、
低周波治療器をくっつけてガンガン電流を流せば
きっと良い刺激になるに違いない…と
素人なりに本気で考えたのを思い出す。

2010年11月25日

できるひとはサーキットトレーニングでさらなる向上を目指せ


Feasibility and Effectiveness of Circuit Training in Acute Stroke Rehabilitation.
2010 11月 アメリカ



特定の運動動作の反復練習による効果と
通常の入院リハビリのそれを比較したそうな。

サーキットトレーニンググループと
通常のリハビリグループにわけて調べたところ、
サーキットトレーニンググループでは
歩行スピードの改善度が2倍近くになった。

でも90日くらい経つと、両者の違いはなくなる、とのこと。

この種の運動プログラムを退院後にも継続することが
できるといいのに…という話。




できる患者はガンガン トレーニングしてさっさと退院させて、
空いた時間を症状の重い患者に充てればよい。

そういうことが言いたいんじゃないかな、と思った。

2010年11月24日

イメージトレーニングは想ってるだけじゃダメ


Use of mental practice to improve upper-limb recovery after stroke: a systematic review.
2010 11月 アメリカ



脳卒中後の上肢リハビリへのイメージトレーニング
は本当に効果があるのかどうか、過去の研究事例を
調べてみたそうな。



研究事例の多くはその状況設定に多くの違いが見られたが、

イメージトレーニングと実際の上肢動作を組み合わせる
ことで改善効果が得られる、ということはわかった。



今後はどんなトレーニング内容が、どういったタイプの人に効いて、
どの程度持続するものなのか さらなる研究が必要である、
という話。


2010年11月23日

脳卒中になったらとにかく刺激を与えなさい


Sensory stimulation after stroke may help prevent brain damage, study finds
2010 11月 アメリカ



ネズミを人為的に 脳梗塞になりかけ状態 にした直後、
ヒゲを90分間刺激し続けたところ、
そうでないグループに比べ機能がフルに回復したそうな。


解剖して脳を調べると損傷をうけた血流ルートを
迂回するように新たな血液の流れができていることがわかったとのこと。


人間に応用するためには、身体や唇、指などを刺激する他に、
聴覚や視覚を通した刺激も有効かもしれないな…
という話。

2010年11月22日

子供時代:両親が離婚→大人になって脳卒中


Children of divorce may be at higher risk of stroke
2010 11月 カナダ



13000人あまりについて調査した結果、
幼少時に両親が離婚した経験を持つ人は、
大人になってからの脳卒中リスクが2倍になること
がわかったそうな。


なぜそうなるのかは不明。

ストレスとの付き合い方に問題を抱えるんじゃないか…
というはなし。



自分も同様の経験を持つので
理解できない話ではなかった。

2010年11月21日

脳卒中患者に血圧の自己管理なんて出来っこない、と思っていました。ごめんなさい。


Are stroke patients' reports of home blood pressure readings reliable? Cross-sectional study.
2010 11月 イギリス



脳卒中患者が家庭用血圧計で記録する内容に
はたして信頼が置けるものかどうか調べたそうな。


平均73歳の脳卒中患者39人に1年あまりにわたり
家庭用血圧計で自らの血圧を手帳に記録させて
その内容と
血圧計の内部メモリの記録とを照合した結果、
ほとんど完璧に一致していた、とのこと。



病院での計測結果はしばしばアテにならないので、
こういう計測記録は貴重である、という内容。



2010年11月20日

お薬の助けを借りて幻覚を見ながらのリハビリも良し


Safety of Pharmacological Augmentation of Stroke Rehabilitation.
2010 11月 スイス



脳卒中リハビリに際し、
レボドパ、AChE 阻害薬、選択的セロトニン再取り込み阻害薬
等の薬の助けを借りることの安全性と効果を調べたそうな。


一部の患者で幻覚、せん妄、精神錯乱、尿失禁などの副作用が
見られたけれども、薬を投与されていたグループの方が
概ね機能改善の程度は大きかった、とのこと。


副作用に注意すればこういった薬の利用は有効である、という内容。


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