元2021 8月 中国
ナトリウム量を減らし、カリウムを増やした代替食塩の使用により血圧を下げることができるとされているが、
その安全性についてはあきらかになっていないので、大規模にしらべてみたそうな。
中国の農村600箇所の住民を対象に、非盲検の比較試験をおこなった。
参加者は脳卒中の既往がある、または60歳以上で高血圧、とした。
代替塩(質量比で塩化ナトリウム75%、塩化カリウム25%)の介入群と、
通常の食塩(塩化ナトリウム100%)の対照群にランダムにわけた。
脳卒中や死亡の有無を5年前後フォローして関連を解析した。
次のようになった。
・20995人を対象とした。平均年齢65、脳卒中の既往が73%、高血圧は88%だった。・脳卒中の発症率は代替塩使用者が低かった。(年間1000人当たり29件 vs. 33件)・総死亡率も同様だった。(39件 vs. 44件)・高カリウム血症による重篤な有害事象の発生率は、代替塩使用者であきらかに多い、というわけではなかった。(3.35件対3.30件)
脳卒中の既往または 60歳以上で高血圧の人は、代替塩を使用することで有害事象も増えずに、脳卒中率や総死亡率を下げることができる、
というおはなし。
感想:
この実験は貧しい農村部の住民だからこそ成り立つと考える。
なぜなら都市部住民は冷蔵庫を所有するため食物保存への食塩使用量は少ない。食塩摂取のおおくは外食や加工済み食品からもたらされる。
だから都市部では たとえ代替塩を常備していても、ほとんど改善効果は望めないだろう。
また、代替塩や減塩醤油の類を使った料理は、味が悪く食欲がおきない。
そしてなにより、
食塩問題はWHOの推奨基準がクレイジーなためで、じつは減塩を心がける必要すらない↓↓↓。
