2018年8月23日

ランセット誌:食塩は13gまでオッケー 脳卒中的に


Urinary sodium excretion, blood pressure, cardiovascular disease, and mortality- a community-level prospective epidemiological cohort study
2018  8月  カナダ

現在、WHOが勧める1日のナトリウム摂取量 の上限2g(食塩5g相当)を達成できている国はなく、しかもその目標数値が血圧を下げ心血管疾患を減らすとする信頼できる研究成果は じつは世に存在していない。

それどころか最近の調査ではナトリウム摂取量が少ないとかえって心血管イベントが増えることがあきらかになってきている。

そこで5大陸18カ国で実施されたPURE研究(Prospective Urban Rural Epidemiology study)をつかってこの関連をたしかめてみたそうな。


健康な35-70歳の17万人について心血管疾患を8年間ほどフォローした。

1日のナトリウム摂取量は採集した尿から推定した。


次のことがわかった。

・中国80%の地域では1日の平均ナトリウム摂取量は5gよりおおく、他の国々の84%は3-5gの範囲にあった。

・全体としてナトリウムが1gふえるごとに血圧が2.86mmHgあがった。ただしナトリウムのトータル量がおおいグループでのみの傾向だった。

・ナトリウム摂取量と心血管イベント(脳卒中など)の関連は単なる比例ではなく、ナトリウムが少ないグループ(4.43g未満)では逆相関で、おおいグループ(5.08g以上)でのみ正に相関する傾向がみられた。

・特に脳卒中との関連が 中国(平均摂取量5.58g)で他の国々(4.49g)より強かった。

・これら心血管イベントはカリウム摂取量がふえるにつれ減少した。
一日のナトリウム摂取量が5gを超える地域でのみ脳卒中など心血管疾患がおおかった。減塩政策はこれらの地域だけでなされるべきであろう、


というおはなし。
図:塩分と脳卒中 中国人

感想:

ナトリウム5gは2.54倍すると食塩で13g相当。日本の国民栄養調査をみると平成27年に男11.0g 女9.2gだからまだ余裕がある。

塩をいっぱいまぶしたおにぎりはうまいからね。
ランセット誌:塩分減らすとかえって脳卒中になる
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