元2022 1月 中国
くも膜下出血は死亡率が高く、その要因の1つが再出血である。
再出血率は20%におよび、そのほとんどは最初の出血から24時間以内に起きる。
常に早期の動脈瘤修復手術ができるとはかぎらないので、別の効果的な治療法が求められている。
トラネキサム酸は、抗線溶薬で手術後や外傷による出血を抑える目的で広く使用されている。
くも膜下出血後の再出血の抑制効果も報告されているが死亡率や転帰への影響はあきらかになっていないので、これまでの研究のメタアナリシスをこころみたそうな。
動脈瘤性のくも膜下出血患者での、
トラネキサム酸とプラセボを用いたランダム化比較試験を厳選してデータを統合 再解析したところ、
次のことがわかった。
・患者2888人を含む13の研究がみつかった。・トラネキサム酸の使用は対照群と比較して、全死亡または転帰不良に影響しなかった。・しかし再出血のリスクは有意に低かった。・脳梗塞の発生など有害事象については対照群との間に有意差はなかった。
動脈瘤破裂によるくも膜下出血患者へのトラネキサム酸の使用は、再出血リスクをあきらかに低下させた。死亡や転帰不良、有害事象への影響はなかった、
というおはなし。
感想:
21世紀にもなっていまだに開頭してクリップはめたり、手作業でコイル詰めしているのをみると、なさけない気持ちでいっぱいになる。
それらの有効性を裏付けるランダム化比較試験はこの世に存在していないうえに、
コブは塞ぐべきという古い考え方に盲従し続けているだけ。
トラネキサム酸は日本人が60年前に開発した薬。害もすくないみたいだし、なぜ使わないのか。