元
Risk of Recurrent Subarachnoid Hemorrhage After Complete Obliteration of Cerebral Aneurysms
1998 12月 日本
くも膜下出血後の破裂脳動脈瘤のクリッピングは標準的な治療としておこなわれてきている。
しかし長期の再出血リスクについてはよくわかっていないので、220人の患者を21年間フォローしてみたそうな。
会津中央病院の1976-1994年のくも膜下出血患者425人のうち、
みつかったすべての脳動脈瘤をクリッピングし、
完全に閉塞したことを確認できた患者で、
3年以上生存した220人について、1998年までフォローした結果、
次のことがわかった。
・2.7%が平均11年間でくも膜下出血を再発した。・2人の患者は治療した動脈瘤が再出現していた。・くも膜下出血の累積再発率は、10年間で2.2%、20年間で9.0%だった。
クリップ治療した脳動脈瘤の再出血率は、一般人のくも膜下出血の年間発生率~0.03%にくらべはるかに高い頻度で、かつ時間が経つほど高かった、
というおはなし。
感想:
20年9.0%だからだいたい年間0.5%。これって、7mmくらいの未破裂脳動脈瘤の年間破裂率にひとしい。
手術合併症の危険をおかしてまでクリップやる意味がわからない。
脳卒中治療ガイドラインによると、破裂脳動脈瘤のクリップ治療の効果を証明するランダム化比較試験はこの世に存在していないという。
クリップ治療が有効であると思いこんでいるだけってこと。