元2022 1月 日本
破裂した脳動脈瘤の治療に際し、ステントやフローダイバーター使用すると、抗血小板薬の2剤併用を避けることができない。コイルのみであればその必要はない。
しかし、コイルのみの治療であっても、手術直後の血栓塞栓症リスクが指摘されている。
そこで、コイル治療直後の抗血小板療法のリスクとベネフィットについてシステマティックレビューをこころみたそうな。
2021年6月までの関係する論文を厳選してデータを統合 再解析した。
次のことがわかった。
・動脈瘤性のくも膜下出血でコイル治療のみの患者462人を含む5つの研究がみつかった。・抗血小板療法によりコイル治療直後の血栓塞栓イベントの発生率が有意に減少した。・出血や遅発性脳梗塞の発生率は抗血小板療法の有無で有意差はなかった。
コイル治療直後の抗血小板療法は、血栓塞栓イベントの回避には役立ちそうだったが、臨床転帰に有益な効果はみとめられなかった、
というおはなし。
感想:
フローダイバーターやステントを使うと、血栓予防のための抗血小板療法の副作用で期待される効果を相殺してしまう。
血管内治療するならせいぜいコイル入れるだけにとどめておかないとね、ってこと。