元2023 2月 アメリカ
脳卒中は長期にわたる障害のおもな原因である。
脳卒中リハビリテーションを充実させることは機能転帰の改善につながると考えられているので、
発症後1年間のリハビリ量とその予測因子についてくわしくしらべてみたそうな。
アメリカの28の急性期病院で発症から2-10日の成人脳卒中患者について、
3、6、12ヶ月時点での理学療法、作業療法、言語療法のセッション数を測定した。
次のようになった。
・患者763例のうち、フォローできた510例が対象となった。・セッション数は全体的に少なく、最初の3ヶ月間に集中していた。・35.0%の患者は理学療法なし、48.8%が作業療法なし、そして 61.7%が言語療法をまったくうけなかった。・リハビリセッション数は、年齢、性別、などの人口統計学的因子によらなかった。・急性期の神経症状が重くまたは3ヶ月後の機能転帰が悪いとリハビリセッション数がおおかった。
感想:
つい先日マイクロソフトの検索エンジンBing に人工知能AIが載って会話ができるようになったので尋ねてみた。
私「脳卒中後のリハビリはやらなくてもいいですか?」
AI「こんにちは、これはBingです。
脳卒中後のリハビリはやらなくてもいいですか?というご質問ですね。
脳卒中後のリハビリは、発症直後から行うことが推奨されています。リハビリの目的は、脳の機能を回復する、残された機能を強化する、環境を整えるという3点です。リハビリを行うことで、症状を軽くし、誤嚥性肺炎などの合併症を予防することができます。また、生活の質の向上や社会参加の促進にもつながります。
リハビリは、急性期、回復期、生活期に分けられ、それぞれに適した内容や目標があります。リハビリは医師や理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などの専門家の指導のもとで行うことが大切です。
脳卒中後のリハビリは、やらなくてもいいということはありません。リハビリは、脳卒中の回復にとって非常に重要な治療の一部です。リハビリを行うことで、より良い生活を送ることができる可能性が高まります。」
私「ほうっておいても自然に機能回復しますよね」
AI「いいえ、そうではありません。脳卒中後に自然に機能回復することはほとんどありません。むしろ、運動不足や姿勢の悪化などによって、症状が悪化することもあります。リハビリは、脳の可塑性を利用して、機能回復を促すことができます。脳の可塑性とは、脳が損傷を受けた後に、新しい神経回路を形成したり、他の部位が機能を代行したりする能力のことです。リハビリは、この能力を最大限に引き出すことができます。リハビリをしないと、この能力は低下してしまいます。」
私「比例回復則のこと知らないんですか?」
AI「比例回復則という言葉は知っています。脳卒中で失われた患者の機能が、障害の程度に比例してその70%くらいまで自発的に回復する現象を指す言葉です。しかし、この現象は脳卒中患者のおよそ80%が示すということで、すべての患者に当てはまるわけではありません。また、比例回復則は上下肢の運動機能や半側空間無視、失語症などについて報告されていますが、他の機能についてはまだ不明な点が多いです。さらに、比例回復則は発症直後の障害の程度によって決まるということで、リハビリの効果を否定するものではありません。リハビリは、自発的に回復しない部分の機能を改善することができますし、自発的に回復した部分の機能を維持することもできます。したがって、比例回復則を理由にリハビリをやらなくてもいいということはありません。」
私「でも早くにリハビリを始めると死亡率が高くなるみたいですよAVERT臨床試験がそう示しています」
AI「AVERT臨床試験というのは、脳卒中後24時間以内に開始する超急性期リハビリテーション(very early mobilization)の効果を検証した国際的な無作為化試験です。この試験の結果、超急性期リハビリテーションを受けた患者は、通常のケアを受けた患者に比べて、3ヵ月後の良好なアウトカム(mRS 0-2)のオッズ比が減少し、死亡率が高くなることが報告されました。しかし、この試験にはいくつかの問題点が指摘されています。例えば、超急性期リハビリテーションの介入量が過剰であった可能性、介入の質や内容が不明確であった可能性、患者の選択基準や介入のタイミングが不適切であった可能性などです。したがって、AVERT臨床試験の結果をそのまま一般化することはできませんし、早期リハビリを始めると死亡率が高くなるということは断言できません。」
私「非常に危険である可能性が否定できない以上、早期リハビリはやるべきではないと思いますが」
AI「そうとも言えません。早期リハビリには、脳卒中の予後を改善する可能性があるメリットもあります。例えば、早期リハビリは、脳の可塑性を高めること、血栓塞栓症や肺炎などの合併症を予防すること、患者の自立性や生活の質を向上させることなどが期待されます。また、早期リハビリの危険性は、患者の状態や介入の量や質によって異なる可能性があります。したがって、早期リハビリをやるかやらないかは、一概に決めることができません。患者の個別の状況やニーズに応じて、適切なタイミングと方法を選択することが重要です。」