2024年5月18日

日本の農村部で脳卒中患者が危機に瀕する理由:治療成績の衝撃的な真実

2024  5月  日本


農村度(rurality)が急性脳梗塞(AIS)の転帰に及ぼす影響について、緊急治療が重要な4.5時間以内の超急性期を中心にくわしくしらべてみたそうな。


 
2013~2021年のAIS患者を対象とした日本の大規模病院ネットワークのデータをもちいた。

発症から4.5時間以内に入院した患者に焦点を当て、日本の農村度指数RIJ(Rurality Index for Japan)を用いて患者を農村群と都市群に分類した。

治療法(静脈内血栓溶解療法[IVT]および機械的血栓除去術[MT])と、修正Rankin Scale(mRS)が3~6点の不良な転帰との関連を解析した。



次のようになった。

・27,691人のデータセットのうち、17,516人のデータが研究基準に合致し、4,954人が超急性期患者として対象となった。

・都市部の患者が73.7%(12,902例)を占め、農村部の患者(IVT4.1%、MT2.0%)よりもIVT(5.2%)およびMT(3.6%)の割合が高かった。

・mRS転帰不良は都市部よりも農村部で有意に多かった。

・農村度による転帰不良の集団寄与率(PAF)は14.8%であった。


日本における農村度と急性脳梗塞の転帰不良との間にあきらかな関連があった。特に超急性期治療の対象患者において顕著だった、


というおはなし。

農村部の脳卒中医療



感想:

脳梗塞のほとんどを占める軽症患者には、血栓溶解療法はまったく役に立たないばかりか害であることがわかっているので↓、


田舎ゆえに4.5時間以内の病院アクセスができない、高度医療ができる医師がいない、は転帰が悪い理由にならない。





『農村部は軽症の患者があつまりにくいので治療成績がよくない。この仮説は妥当ですか?』

AI『はい、妥当です。農村部では軽症の患者が受診しにくく、重症患者が多く集まるため、治療成績が悪くなる可能性があります。』


そゆこと。