元2024 5月 シンガポール
神経切断術は、筋肉が引き伸ばされるときに起こる反射(ストレッチ反射)を中断することで、痙縮(筋肉の異常な緊張)の治療に使用できる。
神経切断術と神経修復を組み合わせることで、痙縮を減少させながら運動機能を維持できると仮定した。
これは、神経の再生過程で運動神経(筋肉に指令を送る神経)が感覚神経(筋肉の状態を脳に伝える神経)よりも優先的に回復するためである。
そこで、肘の屈筋(肘を曲げる筋肉)の痙縮を治療するために、上腕の近位部で筋皮神経の切断と即時修復(エピニュラル修復法)を行った1年間の結果をしらべてみたそうな。
次のようになった。
・脳卒中や外傷性脳損傷による肘の屈筋の痙縮を持つ成人患者10人がこの治療を受けた。・結果は、この手術が効果的に肘の屈筋の痙縮を減少させ、肘の自然な位置や肘の積極的な伸展を改善することが示された。・少なくとも12ヶ月間にわたって患者の目標達成に役立つことが示唆された。・エビデンスレベルは、Ⅰ(最高)~Ⅴのうちの、Ⅳであった。

