2026年2月8日

ビタミンD不足と心房細動の関係に決着?シャケでできる最短対策

2026  1月  台湾


心房細動(AF)は、脳梗塞の原因としてとても重要である。だからこそ、AFになりやすさを上げる要因のうち、生活や栄養で動かせるものが見つかると価値が大きい。

ビタミンDが低い人ほどAFが多いという話は以前からあるが、研究によって結論が一致せず、調べ方も「ある時点での比較」が多く、どちらが先かがはっきりしなかった。

そこで、ビタミンD不足が続いている人は本当にAFが増えるのかを、大人数のデータくわしくしらべてみたそうな。



多施設の医療データベース(TriNetX)を使った観察研究である。
40歳以上で、血中ビタミンD(25(OH)D)を2回測っている人を対象にした。
2回とも20ng/mL未満なら「不足が続いている群」、2回とも30ng/mL以上なら「十分な群」とした。
年齢や性別、持病、薬などの違いで結果が歪まないように、傾向スコアマッチングという方法で条件の近い人同士を1対1でそろえて比較した。
主な評価は「3年以内に初めて心房細動/粗動と診断されるか」であり、あわせて虚血性脳卒中と肺炎も見た。
さらに、ビタミンDの値がどれくらい低いとリスクがどれくらい上がるか(用量反応)も調べた。



次のことが分かった。

・条件をそろえた後でも、各群137,407人という大規模比較になった。

・3年以内の新規心房細動/粗動は、ビタミンD不足が続く群のほうが明らかに多かった(リスクは約1.8倍)。発作性・持続性・永続性といったタイプ別に見ても、だいたい同じ方向で増えていた。

・さらに、ビタミンDが低いほどリスクが上がる傾向が出た。基準(30以上)に比べて、20–30でも上がり、10–20や10未満ではより上がる、という形である。

・脳卒中に関係する点として、虚血性脳卒中も不足群で増えていた。肺炎も不足群で増えており、ビタミンD不足で起きやすいとされる病気が同じ方向に増えていることを確認した。

・また、脂質異常症がある人では、ビタミンD不足とAFの結びつきがより強い可能性が示された。


ビタミンD不足が続いている人は、そうでない人に比べて新しく心房細動/粗動になりやすく、しかも低いほどリスクが上がる可能性が高い。脳梗塞は心房細動と強く結びつくため、脳卒中を意識する人にとっても無視しにくい所見である。
ただし観察研究なので、これだけで「ビタミンDを飲めばAFや脳卒中が減る」とは言い切れない。日光の当たり方、食事、生活習慣など、測れていない要因が影響している可能性は残る。実務的には、「ビタミンDが低い状態はAF・脳卒中リスクのサインかもしれない。補充で予防できるかは今後の介入試験が必要」という位置づけである、


というおはなし。

ビタミンDと心房細動



感想:

『さいきん、鮭にビタミンDがおおいことを知り、よく食べるようになりました。
どんな鮭を選ぶべきか知りたいので鮭の種類と含まれるビタミンDの量についてくわしく教えてください。』



以下、医師国家試験正答率98%AIの進化版GPT-5の回答コピペ↓



1) 鮭の種類ごとのビタミンD量(目安、可食部100gあたり)
日本の食品成分データベース(八訂増補2023年)に載っている数値を中心に並べる。

・べにざけ(紅鮭)生:33.0 µg
・しろさけ(白鮭)生:32.0 µg
・ぎんざけ(銀鮭)養殖 生:15.0 µg
・にじます(虹鱒)淡水養殖 皮つき 生:12.0 µg
・さくらます(桜鱒)生:10.0 µg
・たいせいようさけ(アトランティックサーモン)養殖 生
 皮なし:7.3 µg
 皮つき:8.3 µg

加熱の例(同じ紅鮭でも「焼き」は水分が抜けて100gあたりは上がりやすい)
・べにざけ 焼き:38.0 µg

ここまでで分かるのは、「一般に“紅鮭・白鮭”が高め、刺身でよく見る“アトランティックサーモン”は低めになりやすい」という大枠である。

2) 養殖は少ないのか(どれくらいブレるのか)
養殖サーモンは、飼料設計の影響が大きく、ビタミンDが低めになりやすいことが報告されている。実測でも、養殖は数µg/100g台~10µg/100g前後、野生は10µg/100g台まで上がることがある、というレンジが示されている。
つまり「養殖=必ず低い」と決め打ちはできないが、「養殖は低めに寄りやすく、年や産地でブレやすい」が現実に近い。

3) どんな鮭を選ぶべきか(再現性が高い買い方)
目的が「ビタミンDを稼ぐ」なら、次の優先順が分かりやすい。

A. まず種類で選ぶ(再現性が高い)
・紅鮭(べにざけ)や白鮭(しろさけ、秋鮭系)の切り身を優先する:30µg/100g前後のゾーンに入りやすい
・銀鮭(養殖)は中くらい:15µg/100g
・刺身サーモンで主流のアトランティックサーモンは「ビタミンD目的」だと効率が落ちやすい:7~8µg/100g

B. 次に「皮」を捨てない(小さく効くが積み上がる)
同じアトランティックでも皮つきの方がビタミンDが高い(7.3→8.3 µg/100g)。差は小さいが、毎回の積み上げとしては合理的である。

C. 「100gあたり」の見かけに惑わされない(食べる量で決まる)
焼き魚は水分が抜けるので100gあたりの値は上がりやすい。だが実際は「一食で何g食べるか」で総摂取量が決まる。
例として、紅鮭は生33µg/100g、焼き38µg/100gと上がる。
だから調理法は「上げる魔法」というより、「食べやすくして量を確保する手段」と捉えると事故らない。

D. 表示ラベルで最終確認する(実務で強い)
・「養殖」の表示があるか
・名称が「紅鮭」「秋鮭(白鮭)」「銀鮭」「トラウトサーモン」「アトランティックサーモン」のどれか
この2点で、だいたいビタミンDの期待値は読める。🐟