元2021 5月 オランダ
脳底動脈の閉塞による脳梗塞患者への血管内治療(血栓除去術)の有効性は証明されていないので、マルチセンター試験でくわしくしらべてみたそうな。
脳底動脈の閉塞から6時間以内の患者を、
血管内治療群と内科治療群にランダムに割り付けた。
90日後の mRSスケール0-3の転帰良好者と、
治療から3日以内の脳出血および90日後死亡率を評価した。
次のようになった。
・血管内治療群154人、内科治療群146人の計300人の患者を対象とした。・静脈内血栓溶解療法は、それぞれ78.6%、79.5%の患者に行われた。・血管内治療は、発症後、中央値4.4時間後に開始された。・転機良好者は、血管内治療群44.2%、内科治療群37.7%で有意な差はなかった。・脳出血は血管内治療群におおく、そのリスクは内科治療の6.9倍だった。・90日後死亡率に有意な差はなかった。
脳底動脈閉塞による脳梗塞患者への血管内治療は、内科治療とくらべて転機良好割合に有意な差はなかったが、頭蓋内出血があきらかにおおかった、
というおはなし。
感想:
お医者さんが得意になって勧めてくる治療法は話半分に聞くべし、ってこと。