2022年1月31日

軽い脳梗塞を2回やったときの認知症リスクは

2022  1月  アメリカ


脳梗塞を経験すると認知症リスクが上がることがわかっているが、脳梗塞の重症度や再発回数との関連はあきらかになっていないので、くわしくしらべてみたそうな。



アメリカ4州の住民15379人を1987-2019年にフォローした。

この間の脳梗塞を、重症度NIHSSスコア別に、
軽微:≦5、軽度:6~10、中度:11~15、重度:≧16、
として、認知症との関連を解析した。

脳梗塞発症後1年間の認知症イベントは対象としなかった。



次のようになった。

・参加時の平均年齢は54、55%が女性だった。

・1378回の脳梗塞と、2860件の認知症が診断された。

・認知症リスクは脳梗塞の回数および重症度にしたがって高くなった。

・脳梗塞を経験していない場合とくらべた認知症リスクは、

・軽微-軽度な脳梗塞では1.76倍、

・中度-重度の脳梗塞では3.47倍、

・軽微-軽度の脳梗塞2回以上では3.48倍、

・中度-重度の脳梗塞2回以上では6.68倍、だった。


認知症のリスクは脳梗塞後に高まり、その再発回数と重症度にしたがって用量反応的に関連していた、


というおはなし。
認知症


感想:

軽い脳梗塞を2回やると、重い脳梗塞1回分に相当する認知症ダメージを受けるってこと。