元2021 3月 アメリカ
脳卒中後に認知障害をしめす患者は、再発や死亡のリスクが高いと考えられる。
しかしラクナ梗塞後の認知障害と再発 死亡リスクとの関連についてはよくわかっていないので、くわしくしらべてみたそうな。
Secondary Prevention of Small Subcortical Strokes (SPS3)試験の患者で、ラクナ梗塞から14-180日に
認知機能検査(Cognitive Assessment Screening Instrument)を受けた患者の記録を対象とした。
認知機能検査のドメイン別にその後の再発と死亡との関連を解析した。
次のことがわかった。
・1528人のラクナ梗塞患者についてしらべた。・平均3.9年間のフォロー期間中に11.4%が再発し、8.2%が死亡した。・記憶ドメインの障害は再発および死亡リスクの増加と独立に関連していた。・全体的なスコアおよび非記憶ドメインの障害は死亡リスクの増加と関連していた。
