2019年7月8日

「認知症というほどではない認知障害」の率


Systematic review and meta-analysis of the prevalence of cognitive impairment no dementia in the first year post-stroke
2019  6月  アイルランド

脳卒中のあとの認知障害は珍しくないが、その有病率については確かなエビデンスがまだない。

前回のシステマチックレビューでは認知症率が26.5%という結論が得られているものの、「認知症というほどではない認知障害」(cognitive impairment no dementia:CIND)の率についてはあきらかなっていない。

というのも通常用いられる軽度認知症(mild cognitive impairmen:MCI)の評価方法はアルツハイマー病患者を想定していて日常生活動作に問題がないことが条件になってるため脳卒中患者の評価には適しておらず最近では代わりにIADLを使う、などの判定基準上の問題も考えられる。

そこで、これまでの研究から初回または再発の脳卒中のあと12ヶ月間に、認知症判定にはいたらなかった認知障害をしめすすべての患者の率についてメタアナリシスをこころみたそうな。



1995-2017の関係する論文を検索して、7000のアブストラクトから1028の論文にしぼり内容を精査したところ、



次のようになった。

・23の論文を厳選した。これらのデータを統合 再解析したところ、

・CINDの有病率は38%だった。

・異質性の低い5論文に限定しても有病率はおおきくは変わらず、39%をしめした。

脳卒中のあと1年間に「認知症というほどではない認知障害」を示す患者は10人中4人いることがわかった、


というおはなし。

図:cognitive impairment no dementia



感想:

脳卒中やるまえはRAMが4GBくらいあったけど、いまは1GBしかない感じ。
ウィンドウを2枚ひらくと動作が凍りつく。

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