元2023 3月 ハンガリー
脳梗塞の血栓溶解療法は効果が限定的である。
動物実験ではエタノールと血栓溶解薬との併用で強い神経保護効果を示すことが報告されている。
そこで、人での効果を検証するべく、入院時に飲酒直後だった患者の記録をくわしくしらべてみたそうな。
脳梗塞で入院し、静脈内血栓溶解療法を受けた患者のうち、
血中アルコール濃度が高かった60人と、年齢 性別 梗塞位置 重症度のマッチする飲酒していなかった180人の記録を解析した。
次のことがわかった。
・全体として、患者は若く、重症度も低かった。・90日後の良好転帰(mRS0-2)者は、90% vs. 63% で飲酒群に有意におおかった。・出血に転じた割合は両群で同程度だった。・高い血中アルコール濃度は、短長期的に好ましくない転帰からの有意な保護因子であった。・血中アルコール濃度が0.2%以上だった患者は、それ未満の者にくらべて、血栓溶解療法後3日および7日後の神経症状NIHSSスコアが有意に低かった。
脳梗塞直後の血中アルコール濃度の上昇は、血栓溶解療法の安全性に影響することなく、患者転帰の改善と関連する、
というおはなし。
感想:
慢性的に飲んでるひとは肝臓をやられているから効果はないようだ。
血中アルコール濃度0.2%は泥酔の一歩手前。
アルコールには血管を拡張して虚血部に血が巡るようにするのと、血小板凝集を抑制する効果、細胞死を防ぐ効果があるといってる。
10年以上まえのこれら↓、ほんとだった。