元2025 6月 中国
心房細動(AF)は脳卒中の重大な危険因子であり、特に塞栓性脳梗塞の主な原因のひとつである。これまでの観察研究では、社会経済的地位(SES)、とくに教育レベルがAFの発症率と関係していることが報告されてきた。
しかし、それが「因果関係」なのか、それとも単なる「相関」にすぎないのかはわかっていなかった。つまり、「教育そのもの」がAFのリスクにどう影響しているのか、またその過程でどんな要素が関係しているのかが不明だった。
そこで、教育・知能・認知能力・所得・職業という5つの要素がAFの発症にどれだけ関係しているのかを、メンデルランダム化(MR)という手法を使ってくわしくしらべてみたそうな。