2018年4月23日

ランセット誌:脳卒中予防に適したアルコール量は


Risk thresholds for alcohol consumption: combined analysis of individual-participant data for 599 912 current drinkers in 83 prospective studies
2018  4月  イギリス

アルコール摂取ガイドラインは国ごとにおおきく異なっていて、アメリカではその上限が男性196g/週 女性98g/週で、スペインはこの1.5倍、イギリスは半分である。

このような違いが生じる理由として アルコール摂取量と死亡率、心血管疾患との関係がわかっていないことが考えられる。

それをあきらかにするべく大規模な調査をおこなってみたそうな。


19の高所得国で飲酒習慣のある599912人について脳卒中などの心血管疾患、死亡の有無を長期にフォローしたところ、


次のことがわかった。

・長期フォロー中に、40310の死亡と39018の心血管疾患があった。

・総死亡率はアルコール摂取量が100g/週 で最低になった。

・脳卒中リスクはアルコール摂取量と線形関係にあった。

・心筋梗塞だけはアルコール摂取が増えるとリスクが低下した。

・100g/週にくらべ、100-200、200-350、>350g/週 の40歳時点での余命短縮度はそれぞれ、6ヶ月、1-2年、4-5年となった。

総死亡率をもっとも低くするアルコール摂取量は100g/週だった。心血管疾患についてはその種類ごとに用量関係がことなりリスク最低しきい値は決められなかった、


というおはなし。
図:アルコールと脳卒中リスク

感想:

うえのグラフから、脳卒中的にはアルコールの適量などはなく、摂取量ゼロが望ましいってことと理解。

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