2018年7月22日

嚥下障害への鍼治療の効果


Acupuncture Treatment for Post-Stroke Dysphagia: An Update Meta-Analysis of Randomized Controlled Trials
2018  7月  中国

嚥下障害は脳卒中患者の45-65%にみられるという。治療法として磁気刺激や電気刺激、飲み込み訓練、呼息筋トレーニングなどがあるがいずれも効果は小さく一時的である。

いっぽう中国では鍼治療は脳卒中後の神経症状の緩和によく用いられている。嚥下障害にも効果が期待できることから、これまでの研究をまとめてメタアナリシスしてみたそうな。


関連する研究を厳選してデータを統合 再解析したところ、


次のようになった。

・患者2190人を含む29のランダム化比較試験がみつかった。これらはいずれも臨床試験基準である CONSORT および STRICTA で中グレードとみなされていた。

・鍼治療以外の方法とくらべたときの効果の強さは1.33倍と高かった。

・電気鍼の有無、刺激時間、セッション回数については研究ごとにばらばらだった。

・重度な有害事象の報告はなかった。

脳卒中で嚥下障害の患者への鍼治療は、通常のリハビリや薬物治療にくらべ効果的かつ安全だった。より高質な研究が望まれる、


というおはなし。
図:脳卒中の嚥下障害の鍼治療効果

感想:

中国発の研究は さいきん質と量でアメリカに次ぐようになったとかんじている。

けれど鍼治療にかぎっては共産党の情報統制をうけているとしか思えないほどポジティブな結果ばかりが目につく。

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