2018年7月19日

閉じ込め症候群に運動させる効果


Effect of Exercise on Physical Recovery of People with Locked-In Syndrome after Stroke: What Do We Know from the Current Evidence? A Systematic Review
2018  7月  中国

閉じ込め症候群は脳幹部の梗塞や出血によっておこることがおおい。

閉じ込め症候群には3つのタイプ、
1)クラシカル型:身体は動かないが垂直眼球運動とまばたきができる状態
2)不完全型:いくつかの自発的な動きができるまで回復した状態
3)完全型:身体も眼球もまったく動かない状態、
がある。

彼らは動かないことにより筋肉の委縮、関節の拘縮化、心肺障害などの合併症をおこしやすい。

そこで彼らに「運動させる」ことの効果をこれまでの報告からまとめてみたそうな。


関連する研究論文を厳選してデータを解析したところ、


次のことがわかった。

・35の事例を含む5つの論文がみつかった。

・このうち26例については身体パフォーマンスになんらかの改善がみられ、9例ではなんの変化もなかった。

・運動の種類や方法は論文ごとにことなり、全例で複数の方法をミックスしたリハビリが行われていた。

・評価方法もそれぞれ異なっていた。

脳卒中で閉じ込め症候群の患者への運動の効果はおおむねポジティブであった。複数の運動方法がミックスされていた。しかしその効果はあきらかではなく、有害事象はなかったものの事例報告ばかりでエビデンスレベルは低かった、


というおはなし。
図:脳卒中で閉じ込め症候群の運動リハビリ

感想:

閉じ込め症候群では意識は清明、それを表現する手段がほとんどないだけで感覚は正常という。

だからうごかない身体を動かすのはリハビリというよりメンタルヘルス的に重要とおもう。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇■

過去7日間で人気の記事ベスト10