元2021 1月 パキスタン
脳卒中経験者のおおくは上下肢に知覚運動障害を負う。
もっともおおいのは上肢で、脳卒中の慢性期では40%が障害を経験しているという。
リハビリ戦略の1つとして麻痺手を強制使用するCI療法があるが、安全性への懸念や参加のための前提条件などおおくの制限がある。
いっぽう麻痺手と非麻痺手を同時に使用する「両腕トレーニング(bilateral arm training)」にはそれらの条件はない。
両腕トレーニングの有効性を示すエビデンスは十分にあるが、損傷脳半球の左右による効果の違いはあきらかになっていないのでくわしくしらべてみたそうな。
左脳損傷および右脳損傷の脳卒中患者12名ずつについて、
1回1時間の両腕トレーニングセッションを週3回、6週間おこなった。
内容は、コーンを積み上げる、カップを直立させる、テニスボールをバスケットに投げる、木のブロックを運ぶ、シャツのボタン掛けとボタン外し、の5課題が10分ずつ。
FMA-UEとWMFTで評価した。
次のようになった。
・平均年齢は57、全員右利きだった。・左脳損傷群では、協調性と速度、総合スコアに有意な改善が見られたが、手首と手のスコアにあきらかな変化はなかった。・右脳損傷群では、手首、手、および総合スコアに有意な改善を認めたが、協調性と速度には差がなかった。
機能的課題をもちいた両腕トレーニングは、左脳損傷と右脳損傷の患者いずれでもあきらかな改善がみられたが、左脳損傷では遠位上肢機能、右脳損傷では協調性と動作速度のあきらかな改善はみられなかった、
というおはなし。
感想:
これらの違いは、被験者が全員右利きだからじゃないの?