~ 5000超の記事をシンプルな単語で検索するよ!

2021年12月31日

出血源不明くも膜下出血のうち非中脳周囲タイプの予後

2021  12月  韓国


出血源を特定できないアンギオ陰性くも膜下出血は中脳周囲にみられることがおおく、転帰は良い。

出血が中脳周囲でない場合の転帰と関連因子についてくわしくしらべてみたそうな。

2021年12月30日

6ヶ月以降の上肢運動機能の回復は

2021  12月  ドイツ


脳卒中経験者の30%は永続的な障害を負うという。

とくに手指の運動機能は日常生活に不可欠であるが、回復は遅く不完全な場合がすくなくない。

この運動機能回復を長期にフォローした研究はすくないのでくわしくしらべてみたそうな。

2021年12月29日

広い脳梗塞での左右の転帰のちがい

2021  12月  中国


脳半球の広範な梗塞(Large hemispheric infarction:LHI)は頸動脈や中大脳動脈の閉塞により発症し、死亡率が高い。

LHIは頭蓋内圧の上昇や脳ヘルニアをともなうことがおおく、悪性脳浮腫の原因になる。

LHIの左右が転帰に与える影響についてはよくわかっていないので、くわしくしらべてみたそうな。

2021年12月28日

Stroke誌:「肥満」自体は脳梗塞のリスクではなかった

2021  7月  ノルウェー


肥満は脳卒中の危険因子である。

しかし肥満そのものが、あるいは肥満による代謝異常が脳卒中リスクを高めるのかどうかはあきらかになっていない。

そこで、大規模研究から代謝的健康状態と体重、脳卒中との関連についてくわしくしらべてみたそうな。

2021年12月27日

減量しておくと脳卒中後の回復にも良い?

2021  12月  スウェーデン


2型糖尿病は脳卒中の危険因子であり転帰にも影響する。

2型糖尿病患者の80%以上は過体重または肥満であるという。

減量により脳卒中リスクが低下することはわかっているが、脳卒中の機能回復にも影響するかはあきらかになっていないので、動物実験をこころみそうな。

2021年12月26日

生まれた季節と心房細動死亡率

2021  12月  イギリス


胎児期や幼少期の環境が心血管死亡率と関連するという報告がある。

持続性の不整脈である心房細動は、高血圧、肥満、身長、低出生体重と関連している。

しかし、出生時の季節と心房細動患者の死亡率との関連についてはわかっていないので、くわしくしらべてみたそうな。

2021年12月25日

「改善したらお金あげる」のリハビリ効果

2021  12月  スイス


脳卒中経験者の50%には上肢に障害が残るという。

リハビリトレーニングの効果は限定的で、たとえばロボット支援療法のランダム化比較試験では、トレーニング時間がおなじ場合では従来型のリハビリと効果に差がないことがあきらかになった。

治療可能性を高めるための要素として、「報酬」が考えられる。

そこで、金銭報酬を取り入れた場合の上肢トレーニング効果を実験してみたそうな。



37人の亜急性期脳卒中患者について、金銭報酬群19人と対照群18人に分けた。

VRリハビリシステムを用いて上肢リーチ動作トレーニングを3週間行った。

金銭報酬群にはVRゲームのスコアに応じた金額を銀行振込する約束をした。

対照群はゲームスコアのみをフィードバックした。



次のようになった。

・介入期間中に金銭報酬群は中央値で131スイスフラン(16240円相当)を獲得した。

・手の及ぶ可動域の改善はあったが、群間の差はなかった。

・しかし、3ヶ月後の Box and Block Test および Fugl-Meyer上肢 のスコアが、金銭報酬群でのみ有意な改善を示した。


上肢トレーニングに金銭報酬を取り入れたところ、腕の活動性と障害程度に従来型トレーニングでは得られない有意な改善が認められた、


というおはなし。
お金がすべて


感想:

ビンボーな患者ほど効果がでるだろな。


2021年12月24日

肥満クラスべつに起きやすい脳卒中の種類

2021  12月  中国


肥満は脳卒中の危険因子であるがその因果関係はあきらかになっていない。

そこで、肥満の程度と脳卒中との因果関係をあきらかにするべくメンデルランダム化解析をこころみたそうな。

2021年12月23日

「握り」動作で損傷脳を活性化させる方法

2021  12月  カナダ


神経学的に、左右の脳半球は脳梁を介して互いの働きを抑制しあってバランスしていると考えられている。

脳卒中によりいっぽうの脳半球がダメージを負うとこのバランスが崩れる。

このとき、たとえば非麻痺手の運動を促すと対側脳半球の活動が高まり損傷脳半球への抑制がさらに強まる。その結果、損傷脳半球の可塑性の機会が抑えられてしまうため非麻痺手の運動は禁忌であるとする考え方がある。

そのいっぽうで、非麻痺手の運動が両側の脳半球の活動を高めるとする「クロスエデュケーション」の考え方もある。

そこで、脳卒中患者の非麻痺手で高強度の握り運動をおこなったときの脳活動をMRIで観察してみたそうな。

2021年12月22日

mRNAワクチンでとくにおおい合併症

2021  12月  イラン


COVID-19のmRNAワクチンで報告されている有害事象のほとんどは、注射部位の痛み、紅斑、腫脹、発熱、頭痛、筋肉痛などであるが、

神経系や循環器系へも影響し、急性心筋梗塞、肺塞栓症、脳卒中、静脈血栓塞栓症など命に関わる可能性もある。

そこで、これまでの事例報告や症例シリーズについてシステマチックレビューをこころみたそうな。

2021年12月21日

日本人脳卒中 20年間の重症度と転帰の傾向

2021  12月  日本


日本では脳卒中治療法として、2005年に静脈血栓溶解療法が、2010年には機械的血栓除去術が認可され広く普及した。

しかしこれらの技術的変化が長期的な視点で脳卒中の転帰に影響したかどうかはあきらかになっていないので、くわしくしらべてみたそうな。

2021年12月20日

Stroke誌:脳内出血をまねく8つのこと

2021  12月  オランダ


脳内出血の引き金になる特定の活動があるかどうかについてはあきらかになっていない。

それら要因の解明は、脳内出血の病態を理解するうえで重要であるので、くわしくしらべてみたそうな。

2021年12月19日

脳卒中後の身体意識の回復はいつ起きる

2021  11月  オーストラリア  


身体意識(body awareness)は生理的状態、感覚認識、動作、の相互作用プロセスと考えられ、個人によって異なる。

脳卒中後の身体意識の障害は珍しくなく、回復におおきな影響を及ぼすと考えられる。

身体意識の回復の経時的な変化についてはほとんどわかっていないので、くわしくしらべてみたそうな。

2021年12月18日

2021年12月17日

日本で脳卒中になりやすい職業

2021  12月  日本


日本での職業と脳卒中リスクとの関連を、労災病院グループのデータを使って全国的にしらべてみたそうな。

2021年12月16日

JAMA誌:認知症を防ぐに適した血圧は

2021  12月  オランダ


中年期の高血圧は認知症リスクの上昇と関連しているが、高齢になるとこの関連は消失するという。

認知症になるリスクがもっとも小さくなる血圧についてはあきらかになっていない。

そこで、収縮期血圧と認知症リスクがU字型の関連を示すのか、年齢によっても異なるのか、をくわしくしらべてみたそうな。

2021年12月15日

Stroke誌:脳梗塞をやった子供の長期死亡率

2021  12月  スウェーデン


脳梗塞は成人では一般的な死因のひとつであるが、子供の脳梗塞による死亡についてはよくわかっていない。

そこで、急性脳梗塞の子供について、その血縁者もふくめて長期的な病因別の死亡率をしらべてみたそうな。

2021年12月14日

初老の喫煙女性には小さな脳動脈瘤がよく見つかるはず?

2021  12月  フィンランド


未破裂脳動脈瘤の有病率は、一般人では2-3%であるといわれている。

いっぽう女性のくも膜下出血の発症率は60歳代で男性を上回り、70-75歳で最高値を示す。

喫煙はくも膜下出血の危険因子であることから、「50-60歳代の女性喫煙者には小さな未破裂脳動脈瘤がおおく見つかるのではないか?」という仮説を立てて検証してみたそうな。

2021年12月13日

Neurology誌:再発後の記憶力の低下の速さ

2021  12月  イギリス


脳卒中を経験したあとは、記憶、処理速度、実行機能などの認知機能の低下が報告されている。

しかしその結果は研究によりまちまちである。

そこで、言語記憶について、初回脳卒中後、再発後での能力低下の軌跡をくわしくしらべてみたそうな。

2021年12月12日

少量の飲酒習慣は脳の回復に良かった

2021  11月  アメリカ


アルコールの摂取が、その量によって脳梗塞の発症率や転帰に異なる影響を及ぼすとする報告が増えている。

そこで、脳虚血前後での脳の血管新生に着目してアルコールの影響を動物実験してみたそうな。

2021年12月11日

ワクチン打つたびに心原性脳塞栓になった日本人女性

2021  11月  日本


コロナウイルス感染症COVID-19にたいするワクチン接種が世界中でおこなわれている。

ベクター型のワクチンでは血小板減少症からの脳卒中の報告がなされている。

しかしスパイクタンパク質の産生を指令するmRNA型ワクチンと脳卒中との関連を示す報告はほとんどない。

2度のワクチン接種それぞれで心原性脳塞栓症を発症した日本人の事例があったそうな。

2021年12月10日

脳卒中を予防できるオリーブ油の1日の量と質

2021  11月  スペイン


地中海式ダイエットは世界でもっとも健康的な食事パターンとして知られている。

オリーブ油の摂取がその特徴で、地中海沿岸諸国では植物性脂肪の3分の2がオリーブ油に由来するという。

オリーブ油には一価不飽和脂肪酸がおおく含まれ、抗高血圧、抗炎症、抗血栓効果が期待できる。

さらにバージンオリーブ油にはポリフェノールが豊富に含まれ、心血管保護作用を示すという。

そこで、スペインの3つの大規模研究からオリーブ油と脳卒中など心血管疾患との関連をくわしくしらべてみたそうな。

2021年12月9日

出血源不明のくも膜下出血の予後

2021  12月  フィンランド


くも膜下出血(SAH)は脳卒中全体の2-9%を占める。

くも膜下出血の85%は動脈瘤の破裂によるもの、5%は脳動静脈奇形、のこり10%は出血源を特定できないアンギオ陰性である。

回復良好者はアンギオ陰性SAHの83-100%におよぶいっぽう動脈瘤破裂SAHでは59%にすぎないという報告がある。

アンギオ陰性SAHのおおきな研究はほとんどないので、フィンランド最大の大学病院でくわしくしらべてみたそうな。

2021年12月8日

脳梗塞になりやすい血液型がわかった

2021  11月  ブラジル


脳梗塞の危険因子として、高血圧、喫煙、心房細動、などがある。

いっぽうABO式の血液型は、止血効果のちがいから、非O型はO型にくらべて静脈の血栓塞栓症がおきやすいとする報告もある。

血液型と脳梗塞との関連についてはよくわかっていないので、くわしくしらべてみたそうな。

2021年12月7日

コイルとクリップ 合併症がおおいのはどっち?

2021  11月  台湾


動脈瘤破裂によるくも膜下出血の治療は、クリップやコイルによって再出血を防ぐことを指す。

再出血のほかに、血管攣縮と遅発性の脳梗塞も合併症として起こりうる。

くも膜下出血治療後の再出血、血管攣縮、脳梗塞などの合併症の、アジア人についての長期の報告はほとんどないので、くわしくしらべてみたそうな。

2021年12月6日

Neurology誌:脳動脈瘤の家族歴と破裂率

2021  11月  オランダ


未破裂脳動脈瘤の破裂可能性が、家族歴がある者ではどの程度高いのか、メタアナリシスで推定してみたそうな。

2021年12月5日

怒りや感情起伏と脳内出血

2021  12月  カナダ


32カ国が参加するINTERSTROKE研究について、怒りや感情的な起伏および激しい肉体労作と脳卒中との関連をくわしくしらべてみたそうな。

2021年12月4日

ちょっとがっかりした


今日はじぶんの脳卒中記念日。毎年この日は自分語りにだけつかう。

この1年はワクチン問題にアタマくぎ付けだった。



人類初の遺伝子治療ワクチンを、臨床試験をすっ飛ばしてすべての国民に半ば強制的に接種させる政策がとられた。


そんな無茶苦茶なことがまかり通るはずがない。

日本のお医者さんたちはきっと許さないだろう、と考えていた。



甘かった。

始まってみると、ほとんどすべての医師がワクチンを推奨し、彼らを慕う患者や妊婦 子供にまで打ちまくり、またたく間にG7トップの接種率を叩き出してしまった。



がっかりした。

何十万人もいる医師のなかで異を唱えたのは片手で数えられるほどしかいなかった。

上位者からの命令をそのまま実行するだけの「ロボット」にすぎなかった、お医者さんは。



現在のような職業としての医師はこの先ひとりも要らなくなるだろう。

「人」でなくても務まるのだから、彼らがすべてAI医師にとって代わられることはあきらか。

確信したよ。

2021年12月3日

タンパク質制限食で脳神経が回復する

2021  11月  ドイツ


家畜肉を定期的に摂取してタンパク質が豊富な状態にある者の脳卒中リスクが高いことがわかっている。

いっぽう、体重減少をもたらさない程度のタンパク質の摂取制限下にあったラットを脳虚血にした場合、その後の神経障害の程度が抑えられ、梗塞も小さいことが報告されている。

そこで脳卒中のあとに、適度なタンパク質摂取制限を始めた場合にも神経保護効果がみられるものか、動物実験してみたそうな。

2021年12月2日

Neurology誌:脳卒中の「再発後」の1年10年死亡率

2021  11月  デンマーク


脳卒中患者の再発リスクと死亡リスクを、初回患者と再発患者についてくわしくしらべてみたそうな。

2021年12月1日

痙縮と関節可動域へのストレッチの効果

2021  10月  スペイン


痙縮は脳卒中患者にもっとも頻繁に見られる症状の1つであり、障害の原因になる。

ストレッチは脳卒中患者に対してもっとも広く行われている理学療法であるが、その有効性はわかっていないので、これまでの研究のメタアナリシスをこころみたそうな。

ご意見 ご感想はこちら

名前

メール *

メッセージ *