~ 5000超の記事をシンプルな単語で検索するよ!

2017年5月26日

境界性パーソナリティ障害と脳卒中


Risk of stroke among patients with borderline personality disorder: A nationwide longitudinal study.
2017  5月  台湾

境界性パーソナリティ障害(BPD)は感情や人間関係、自己評価、衝動制御の不安定さが特徴で、常にイライラして突然怒り出したり自傷行為に及んだりする。

BPDは一般人の4%にあるとされ、青年期にはじまり徐々に落ち着く傾向がある。

BPDには肥満や高血圧、糖尿病が多いことかがわかっているので、こんかい脳卒中との関連をしらべてみたそうな。


台湾の国民健康保健データベースから2002-2009のBPD患者5969人および年齢性別の一致する健常者23876人を抽出し脳卒中の発生を2011までフォローしたところ、


次のようになった。

・BPD患者の平均年齢は29歳だった。

・脳卒中発症年齢は 39 vs.46 でBPDグループが若かった。

・うつやPTSDといった精神疾患の影響を考慮しても、BPDがあると脳卒中リスク4.8倍 とくに脳梗塞リスク5.7倍だった。

境界性パーソナリティ障害の患者はその後 脳梗塞になりやすかった、


というおはなし。
図:

感想:

さいきんの発達障害ブームもそうだけど、だれにでも当てはまりそうな性格上の特徴をならべて 難しい名前でむりやり病気にしている感がある。

性格分析なら歴史がながいぶん占星術のほうがよほどあてになる。

ここ→EQUINOXには世話になった。あまりに当たるので この15年間はこわくて利用していない。

ご意見 ご感想はこちら

名前

メール *

メッセージ *