元2021 3月 アメリカ
脳内出血のリスク因子としては高血圧がよく知られている。
高血圧の有病率は年齢とともに増加するいっぽう、たとえば高血圧によりラクナ梗塞になるリスクがもっとも高いのは若年層である。
同様に高血圧により脳内出血になるリスクが若年層で高いものか、人種も含めてくわしくしらべてみたそうな。
白人、黒人、ヒスパニックでの脳内出血のマルチセンター研究 Ethnic/Racial Variations of ICH (ERICH)を使って、
年齢で四分位にわけて解析した。
次のようになった。
・非脳葉タイプの脳内出血2033例と2060例の対照群および脳葉タイプの脳内出血913例と927例の対照群が得られた。・黒人とヒスパニックでは非脳葉タイプの脳内出血リスクが最若年層(50歳まえ)でもっとも高く、全人種では脳葉タイプの脳内出血リスクが最若年層でもっとも高かった。・年齢と高血圧との交互作用がすべての人種で有意に認められた。
高血圧は脳の部位を問わず脳内出血の強い独立したリスク因子であり、高血圧にさらされる初めての時期でもある若年層がもっとも脳内出血を起こしやすかった、
というおはなし。
感想:
高血圧の診断を受けた直後20年くらいがもっとも脳内出血になりやすくて(上のグラフ)、その後 時を経ると確率は下がる。
降圧治療は50歳まえの若いうちにやるべきで、老いてからがんばるのは的外れってことなのか?