元2021 6月 タイ
高血圧は脳卒中や心筋梗塞のリスク因子と考えられ、世界的に増加傾向にある。
降圧薬への抵抗性や副作用が問題になる場合には、非薬理的治療が用いられることがある。
なかでも音楽療法は簡単に実行できることで期待されていて、これまでさまざまな音楽の種類、楽器、メロディ、リズム、ピッチ、などが検討されてきた。
とくに脳神経の中に創り出される音のイリュージョンであるバイノウラルビート(Binaural Beat)刺激の血圧への影響についてはほとんど報告がないので、実験してみたそうな。
高血圧症の高齢者52人を、実験群26人と対照群26人に分けた。
実験群では10ヘルツのバイノウラルビートを背景にした音楽を1日30分間x週3日以上x4週間、自宅で聴いてもらった。
介入前後での収縮期血圧と拡張期血圧を計4回測定して比較した。
次のようになった。
・介入1週間後、実験群では対照群にくらべて収縮期と拡張期の血圧が有意に低下し、・さらに介入前よりも、収縮期と拡張期の血圧が有意に低下していた。