元2022 12月 ノルウェー
腸内細菌バランスの崩れが脳卒中に関係するという報告が増えている。
とくに食物繊維から産生される「短鎖脂肪酸」には抗炎症作用があり、動脈硬化の進行を抑えると考えられている。
そこで、頸動脈のアテローム性動脈硬化症患者の糞便中の短鎖脂肪酸濃度をくわしくしらべてみたそうな。
50%以上の狭窄をともなう重度の頸動脈アテローム性動脈硬化症の患者43人と健常者38人について、
自宅で採取した糞便をマイナス20度で凍結させた状態で病院に運び解析した。
次のことがわかった。
・患者は対照群とくらべて糞便中の短鎖脂肪酸である「酪酸」レベルが高く、酪酸産生菌の量のおおさと関連していた。・患者は腸管バリアの損傷を示す炎症マーカーレベルが高かった。しかし血漿中の酪酸レベルは同程度だった。