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2020年3月30日

Brain誌:急性期発話機能の前頭 側頭-頭頂での乖離


Dissociation between frontal and temporal-parietal contributions to connected speech in acute stroke
2020  3月  アメリカ

人は単語を検索して複雑な文章に統合することができる。

これまでの研究では、発話に必要な脳領域の特定は 主に慢性期脳卒中の患者を対象とすることがおおかったが、慢性期では脳の機能がすでに再編成しおえて他の領域に移行している可能性があった。

急性期患者であれば重症でない小病変の患者も対象にすることができ、機能と病変とのマッピングがより詳細にできると考えられる。

そこで、脳卒中急性期の52人の自発的な発話内容の構造と脳の損傷パターンとの関連をくわしくしらべてみたそうな。




急性期の左脳脳卒中患者にシンデレラの物語を複数回読み聞かせ、のちにこれを語らせた。

このときの1分間の単語数、単語の種類、文の長さなど13の評価項目について定量した。

2週間フォローして脳の損傷部位との関連を解析したところ、



次のことがわかった。

・側頭-頭頂部の損傷は単語を選び文章に統合する能力に影響し、

・下前頭前野の損傷は文法の正確さに影響すると考えられた。

・これら機能と損傷部位との関連パターンのちがいは病変の大きさによらなかった。

急性期脳卒中では前頭部と側頭-頭頂部とで言語機能の役割分担がことなっていた。これはこれまでの理論モデルと矛盾しなかった、


というおはなし。

図:急性期脳卒中の言語ネットワーク


感想:

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