元2022 10月 中国
小脳は運動制御に関係し、さらにその障害は情動異常を引き起こすと報告されている。
認知機能へも影響するとされ小脳の左右でその程度が異なるという。
そこで、病変が小脳に限られている脳卒中患者について、その部位と認知機能との関連をくわしくしらべてみたそうな。
孤立性の小脳梗塞患者45人と年齢と教育歴をマッチさせた健常者30人にいついて、
認知機能ACEⅢスコア(注意処理、作業記憶、言語、視空間、エピソード記憶、実行機能)および病変の位置と体積との関連を解析した。
次のことがわかった。
・小脳梗塞患者は認知機能スコアがあきらかに低く、22人48.9%が認知障害と診断された。・とくに注意処理と実行機能が障害されていた。・同時に3つ以上の認知領域に障害を示したのは10人22.1%にすぎなかった。・左側病変にくらべて右の小脳病変では実行機能の有意な低下が示された。・病変体積は認知機能スコアに関連していた。