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2025年2月23日

脳卒中で世界がゆがむ!アリス・イン・ワンダーランド症候群の真相

2025  1月  イギリス


不思議の国のアリス症候群(Alice in Wonderland Syndrome, AIWS)は、視覚や体感覚の異常を引き起こす珍しい神経症候群である。物が大きく見えたり、小さく見えたり、遠くにあるはずのものが近くに感じられるなど、まるで「不思議の国のアリス」の世界に迷い込んだような感覚になる。

この症候群は主に片頭痛と関連しているが、実は脳卒中やてんかんといった病気とも関係があることを示す事例があったそうな。

2024年9月26日

脳卒中後のてんかんが認知症リスクを倍増!知られざる発作の脅威とは?

2024  9月  台湾


脳卒中後に発作(けいれんor非けいれん)やてんかんが発生することはよく知られているが、これが認知症リスクにどのような影響を与えるかは十分に理解されていない。

そこで、脳卒中後の発作(PSS)やてんかん(PSE)が認知症の発症リスクに与える影響を、台湾の全国的なデータを用いてくわしくしらべてみたそうな。

2024年7月9日

脳梗塞はてんかんの原因だった!でもその逆は?

2024  6月  中国


これまでの研究で脳梗塞(IS)とてんかんの間に双方向の関係があることが報告されているが、因果関係の有無やその方向性については議論が続いている。

そこで、メンデルランダム化(MR)解析をもちいて、脳梗塞とてんかんとの「因果関係」をくわしくしらべてみたそうな。

2024年3月7日

衝撃の事実: 脳卒中が引き起こすてんかんリスク、新たな研究が従来の見解を覆す!

2024  2月  デンマーク


脳卒中はてんかんのリスクと関連しているが、年齢、性別、脳卒中のタイプや重症度、経時的傾向、死亡率との関連はよくわかっていない。

そこで、性別、年齢、脳卒中の種類と重症度、死亡を競合リスクとして扱いながら、脳卒中後のてんかんのリスクをくわしくしらべてみたそうな。

2023年11月24日

脳卒中後のけいれん発作、抗てんかん薬の効果に疑問!

2023  11月  イタリア


抗てんかん薬を用いた脳卒中後の急性症候性けいれん発作(ASS)の一次予防と治療に関するエビデンスを評価するべくレビューをこころみたそうな。

2023年10月24日

手術後の“新規てんかん”衝撃のリスク!

2023  8月  アメリカ


動静脈奇形(AVM)切除後にあらたにてんかんが発生する率と危険因子を評価し、切除しない場合とでくらべてみたそうな。

2022年12月23日

Stroke誌:脳梗塞の「抗てんかん薬」あぶない

2022  12月  アメリカ


安全性に懸念があるにもかかわらず、脳梗塞のあと予防的に抗てんかん薬が処方されることがある。

脳梗塞患者への早期抗てんかん薬投与による生存率への影響についての臨床試験はないので、くわしくしらべてみたそうな。

2022年7月31日

脳内出血後のけいれん発作と死亡率

2022  6月  中国


脳内出血の死亡率は脳梗塞よりもずっと高く 36–46%と言われている。

血腫拡大、脳浮腫、脳室内出血で水頭症、けいれん発作、などが死亡率に影響する合併症と考えられている。

これらのうちけいれん発作は、30日内に8%が経験するとされているが、臨床転帰や死亡率との関連があきらかになっていないので、メタアナリシスをこころみたそうな。

2022年7月28日

日本人脳卒中のけいれん発作のあと

2022  7月  日本


脳卒中後のてんかん(poststroke epilepsy:PSE)患者の予後をフォローした研究はほとんどない。

そこで、機能予後と死亡率について、けいれん発作(seizure)の再発による影響も含めくわしくしらべてみたそうな。

2022年5月22日

脳卒中後のけいれん発作と認知症

2022  5月  アメリカ


若年脳卒中経験者が新規にけいれん発作(seizure)をおこした場合、

認知症の発症に影響するものかどうかはよくわかっていないので、くわしくしらべてみたそうな。

2022年2月9日

コクラン:脳卒中の抗てんかん薬 効果なかった

2022  2月  中国


脳卒中後のけいれん発作は転帰の悪化をもたらす可能性もあり重要な問題である。

この予防に抗てんかん薬を用いることの是非はいまだあきらかでないので、最新知見をふくめてシステマチックレビューをこころみたそうな。

2021年9月11日

抗てんかん薬を予防的に使うとき

2021  9月  アメリカ


脳内出血やくも膜下出血の患者への予防的抗てんかん薬(prophylactic anti-seizure medications)の使用については未だ議論の余地がある。

そこで、北米での予防的抗てんかん薬の使用状況をくわしくしらべてみたそうな。

2020年6月27日

[日本] 脳卒中後てんかんの条件

2020  6月  日本


脳卒中後のけいれん発作(seizure)には1週間以内におきる早期タイプと、それ以降におきる遅発タイプがある。

これらのメカニズムはまったく異なり、早期タイプは一過性のものであるが、遅発タイプの7割以上は何度もくりかえし てんかん(epilepsy)となる。

そこで、脳卒中後のてんかんの予測因子をくわしくしらべてみたそうな。

2020年2月28日

脳出血直後のけいれん発作と死亡率


Acute symptomatic seizures in intracerebral and subarachnoid hemorrhage- A population study of 19,331 patients
2020  2月  ドイツ

脳卒中はてんかんのおもな原因である。

脳卒中後7日以内の発作を急性症候性けいれん発作(acute symptomatic seizure)といい、のちのてんかんのリスク要因と考えられている。

とくに脳出血では急性症候性けいれん発作は8.4-28%におこり、その後に3-12%がてんかんになるとされている。

脳出血の種類べつの急性症候性けいれん発作の頻度や死亡率についての住民ベースの報告はほとんどないのでくわしくしらべてみたそうな。

2020年2月19日

脳卒中後のけいれん発作で死亡や障害


Developing seizures after stroke may increase risk of death, disability
2020  2月  メキシコ

アメリカでは脳卒中がてんかんの最大の原因である。しかしその理解は進んでいないので、頻度やリスク要因についてくわしくしらべてみたそうな。

今週19-21日 ロスアンゼルスでの国際脳卒中カンファレンスでの発表内容。

2020年2月13日

脳梗塞後てんかんになりやすい条件


Long-term follow-up of post-stroke epilepsy after ischemic stroke- Room for improved epilepsy treatment
2020  1月  スウェーデン

脳卒中後のてんかんリスクは最初の2年間がもっとも高く、10年経ってもリスクが高い状態が続く。しかしそのメカニズムはほとんどわかっていない。

さらに脳卒中後てんかんや早期けいれん発作のリスク要因も報告によりことなる。

また脳卒中の再発とてんかんとの関連についての報告もすくない。

そこで脳卒中後てんかんの長期の発生率と予測因子、抗てんかん薬の使用状況をくわしくしらべてみたそうな。

2019年8月23日

脳卒中後のけいれん発作の有病率


Mortality and trends in stroke patients with seizures- A contemporary nationwide analysis
2019  8月  アメリカ

60歳以上でけいれん発作(seizure)を経験した者の脳卒中リスクは3倍になるという。

いっぽうで脳卒中患者のけいれん発作はめずらしくなく 2-33%に見られ、予後との関連が強いとされている。

そこで脳卒中後のけいれん発作の有病率と死亡率についてさいきんのトレンドを大規模にしらべてみたそうな。



18歳以上のアメリカ人患者データベースから2006-2014の脳卒中6213772人ぶんの記録を解析したところ、



次のことがわかった。

・372967人(6%)で脳卒中後のけいれん発作の診断があった。

・けいれん発作の診断をうけた脳卒中患者の院内死亡率は29%高かった。

・けいれん発作の有病率は、脳出血で11.4%、脳梗塞では4.8% だった。

・2006→2014のけいれん発作の有病率は脳卒中全体では6.6→6.2%、脳出血12.6→12%、脳梗塞5.3→5%に低下していた。

・けいれん発作の有無ともに院内死亡率は低下傾向にあったが、けいれん発作がある患者の死亡率は高かった。

・また 脳出血だけは院内死亡率の低下はわずかで依然 高い状態が続いていた。

脳卒中で入院した患者の15人に1人にはけいれん発作がおきた。院内死亡率は低下傾向にあるものの脳出血患者では高いままだった、


というおはなし。

図:脳卒中とけいれん発作 死亡率トレンド



感想:

けいれん発作(seizure)はなにか原因がべつにあっておきる一時的な症状で、てんかん(epilepsy)は自発的におきるけいれん発作症状が慢性的に続いている状態をさす、

と理解している。

2018年12月26日

てんかんを防ぐ補陽還五湯(ほようかんごとう)


The effects of Bu Yang Huan Wu Tang on post-stroke epilepsy- a nationwide matched study
2018  12月  台湾

脳卒中のあとのてんかん発作は患者の6-12%に起こるという。

伝統中国医学のうち漢方薬は台湾ではよく用いられ、とくに「補陽還五湯(ほようかんごとう)」はもっともおおく処方されている。

補陽還五湯の抗てんかん効果についてはよくわかっていないので大規模にしらべてみたそうな。


台湾の健康保険記録から脳卒中のあとの補陽還五湯の使用者、非使用者について他の条件がそろうようにそれぞれ8971人ずつ抽出した。

てんかん発作の有無を5-9年間フォローして関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・補陽還五湯グループはてんかん発作リスクが0.69倍だった。

・この関連は、脳出血、脳梗塞、TIAなどで同様だった。

・補陽還五湯の使用量とてんかん発作リスクには用量関係があり、多く使用する者ほどリスクは低かった。

脳卒中のあと補陽還五湯を使うことでてんかん発作のリスクが長期にわたり低下した。この関連は脳卒中の種類によらなかった、


というおはなし。

図:補陽還五湯のてんかん予防効果

感想:

補陽還五湯はなんどかでてきた↓。検索すると通販サイトで買えるようだ。
脳卒中治療にもっともよく使われる漢方薬が明らかに

脳梗塞実績No.1漢方薬 → ほようかんごとう

2018年4月28日

脳卒中のあと10年でけいれん発作をおこす率


Population-Based Assessment of the Long-Term Risk of Seizures in Survivors of Stroke
2018  4月  アメリカ

脳卒中の急性期にけいれん発作がおきやすいことはよく知られているが、長期的にはよくわかっていない。

そこで脳卒中から退院したのちの 長期のけいれん発作の有無を脳卒中の種類別にしらべてみたそうな。


カルフォルニアとニューヨークの2005-2013の脳卒中患者777276人の医療記録を解析したところ、


次のことがわかった。

・脳卒中経験者のけいれん発作率は年間1.68%で、8年間では9.27%だった。

・一般人のけいれん発作率は年間0.15%で、8年間だと1.21%だった。

・脳卒中経験者のけいれん発作は、65歳未満、非白人、脳内出血やくも膜下出血でおおかった。

脳卒中患者はその後の10年でおよそ10%がけいれん発作をおこす。脳出血、非白人、若年が関連リスクだった、


というおはなし。
図:脳卒中の種類と長期けいれん発作リスク

感想:

けいれん発作がなんども繰り返されるようになるとてんかんに昇格する。

もっとおおいかとおもってた。

[けいれん発作]の関連記事

2018年1月25日

ウェルカム 脳内出血のあとのけいれん発作


Seizures following Intracerebral Hemorrhage: Incidence, Risk Factors, and Impact on Mortality and Morbidity.
2018  1月  アメリカ

脳内出血はてんかんの原因になることがおおい。しかし脳内出血後のけいれん発作のリスクや死亡率との関連はよくわかっていない。

そこで脳内出血後のけいれん発作の関連要因についてしらべてみたそうな。


全米の診療報酬データベースから1990-2011の脳内出血患者を抽出して、けいれん発作の有無、関連要因、死亡率を解析したところ、


次のことがわかった。

・脳内出血患者220075人のうち11.87%にけいれん発作があった。

・脳浮腫、アルコール中毒、脳腫瘍、脳卒中歴があるとけいれん発作がおきやすかった。

・けいれん発作があったというだけで院内死亡率があきらかに低かった。

脳内出血のあとけいれん発作がおきた患者は、他の併疾患によらず死亡率が低かった。だからけいれん発作は気にしなくていいと思う、、、


というおはなし。
図:けいれん発作

感想:

むしろ歓迎すべきことだったんだなぁ。

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