元2025 5月 中国
脳卒中のあとに手がうまく動かなくなると、日常生活に大きな支障が出てしまう。多くの人がこの後遺症に悩んでいて、リハビリの工夫が求められている。
拘束誘導運動療法(CIMT)は、元気な手をあえて使わせず、麻痺側の手をできるだけ使わせる方法だが、負担が大きく、使える人が限られていた。
そこで、もう少し柔らかくした「改良型CIMT(m-CIMT)」が注目されている。これが本当に効果があるのかを、たくさんの研究をまとめて検証してみたそうな。
元2025 5月 中国
元2025 5月 スウェーデン
元2022 11月 中国
元2022 10月 中国
元2021 12月 カナダ
元2021 10月 イギリス
元2021 4月 アメリカ
元2020 5月 ブラジル
元
"Remind-to-Move" Treatment Enhanced Activation of the Primary Motor Cortex in Patients with Stroke
2020 2月 香港
元
Clinician perspectives on cross-education in stroke rehabilitation.
2017 7月 カナダ
・全体をとおして浮かび上がったテーマは「受け入れがたいけど有望」である。
・これには3つの段階があって、
(1)従来のリハビリは麻痺手を強制使用させる考え方にもとづいている。・健常な手を訓練するクロスエデュケーションについて患者や家族、医療関係者に理解を得るための資料が必要と考えられた。
(2)麻痺が重度で強制しようのない患者には従来法は無力である。
(3)クロスエデュケーションは従来法に簡単に追加できる。
元
Does Task-Specific Training Improve Upper Limb Performance in Daily Life Poststroke?
2016 12月 アメリカ
・加速度計記録の上肢パフォーマンスに 有意な変化はまったく確認できなかった。
・上肢の機能評価ARATスコアの改善は加速度計の記録に反映しなかった。
・もとの上肢能力や訓練量によらずなんの変化もなかった。

(11月)コクランレビュー:反復課題訓練 エビデンスない
(7月)訓練繰り返すほど良くなると思ってたら そうでもなかった
(2月)JAMA誌:課題指向型訓練 やる意味ない
元
Repetitive task training for improving functional ability after stroke.
2016 11月 イギリス
・被験者1853人を含む33の臨床研究がみつかった。
・通常の理学療法やプラセボにくらべて 反復課題訓練での上下肢の運動機能の改善度は小さかった。
・その効果はせいぜい6ヶ月程度しか持続しなかった。
・転倒などの有害事象はなさそうだった。

JAMA誌:課題指向型訓練 やる意味ない
元
The effects of bilateral movement training on upper limb function in chronic stroke patients.
2016 9月 韓国
・両グループでボックス&ブロックテストの結果に差はなかった。
・肩関節運動の大きさは両手訓練グループのほうが明らかに改善していた。
・肘関節でのグループ間の差はなかった。

元
Cardiovascular fitness is improved post-stroke with upper-limb Wii-based Movement Therapy but not dose-matched constraint therapy.
2016 2月 オーストラリア
・両グループともに上肢機能が改善した。
・最高心拍数はWiiグループで33%増加し、心拍回復速度は40%速くなった。
・CI療法グループでは最高心拍数が高く心拍回復速度も速かったが、向上はなかった。
・訓練中の歩数はWiiテニス時で88%、Wiiボクシング時では21%増加したが、
・CI療法ではほとんど動いていない状態のままだった。
・6分間歩行距離はWiiグループで8%、CI療法グループで4%延びた。
・Wiiを使った上肢リハビリは心肺機能に明らかな改善があった。
・一方 CI療法は心臓血管系に対し強いストレスになっていただけだった。

Wiiリハビリの効果をCI療法と比較してみた
元
Effect of a Task-Oriented Rehabilitation Program on Upper Extremity Recovery Following Motor StrokeThe ICARE Randomized Clinical Trial
2016 2月 アメリカ
・どう評価しても 3グループ間で上肢機能の改善度に有意な差は見られなかった。


課題指向型訓練 いくらやっても役には立たない
コクランレビュー:反復課題訓練 エビデンスない
訓練繰り返すほど良くなると思ってたら そうでもなかった
元
Constraint-induced movement therapy for upper extremities in people with stroke.
2015 10月 イタリア
・被検者1453人を含む42件の研究が見つかった。
・各研究の被験者数は29人前後と少なく、どれもデータの偏りを除けなかった。
・11の研究では痙縮や疼痛などの障害がやや改善したが従来型リハビリに比べ有意な差ではなかった。
・28の研究でCI療法直後に 上肢の運動機能が有意にやや改善した。
・3つの研究では数カ月後までフォローしていたが、優れた効果はまったく観察されなかった。
Wiiリハビリの効果をCI療法と比較してみた
課題指向型訓練 いくらやっても役には立たない
元
The efficacy of Wii-based Movement Therapy for upper limb rehabilitation in the chronic poststroke period: a randomized controlled trial.
2015 9月 オーストラリア
・両グループともにいずれの時点でも有意な差はなく、上肢機能は改善し、その効果は6ヶ月後も持続した。
・Wolf Motor Function Testの課題遂行時間は、Wiiリハで2.1→1.7秒、CI療法で2.6→2.3秒に短縮した。
・上肢使用頻度の動作の質は、Wiiリハで67.7→102.4、CI療法で64.1→93.0に改善した。
・患者の好み、支持、持続性は、CI療法よりもWiiリハビリが高かった。

元
Cochrane Overview
Interventions for Improving Upper Limb Function After Stroke
2015 3月 イギリス
・503件の研究、18078人の被験者を含む40本のレビュー論文が見つかった。
・tDCSの日常生活動作への効果はまったくなかった。
・やや効果がありそうなリハビリ法として、運動イメージ訓練、CI療法、ミラーセラピー、ビデオゲームが挙げられる。
元
Efficacy of Constraint-Induced Movement Therapy in Early Stroke Rehabilitation: A Randomized Controlled Multisite Trial.
2014 11月 ノルウェー
・治療直後はCI療法グループで著しい手の機能改善が見られた。
・しかし6ヶ月時点では、手の障害の程度、機能、使用頻度いずれも両グループで差がまったくなくなっていた。
元
Modified constraint-induced therapy for the lower extremity in elderly persons with chronic stroke: single-subject experimental design study.
2014 4月 スウェーデン
・複数の評価項目の半分以上で著しい改善を示した。
・それらの効果が3ヶ月後も持続していた。