元2022 6月 アメリカ
くも膜下出血では、一次病院からより高度な医療を受けられる三次病院へ移送されることがある。
その結果、治療が遅れることになるが、その影響についてはよくわかっていないのでくわしくしらべてみたそうな。
2007ー2019年の三次病院で治療を受けた動脈瘤性くも膜下出血患者の記録について、
出血から72時間以内の急性群と、それ以降に治療を受けた遅延群に分け、その後を比較した。
次のようになった。
・956人の患者のうち、10%が遅延群で90%が急性群だった。・再出血は急性群の3%に、遅延群の1%に発生した。・塞ぎきれなかった残存動脈瘤や再手術の頻度は遅延群で有意に低かった。・再破裂の可能性も遅延群が半分だった。
くも膜下出血後の動脈瘤の治療は、72時間より遅れた群のほうが急いで手術した群よりも再破裂や再手術が必要になる頻度があきらかに低かった、
というおはなし。
感想:
このような直観から外れた結果が出る背景として、↓
脳出血系は救急搬送されてきたとしても基本的に有効な治療法がない。
治るひとは自然に出血がとまり回復する。
動脈瘤のクリップやコイル治療はその再出血予防効果を証明できる臨床試験が存在せず、できることがないから仕方なしにやっている「儀式」にすぎない側面がある。
…そんなだから、だと思う。
