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2022年12月17日

前交通動脈の「微小」瘤はカテーテルで破りがち

2022  11月  スイス


前交通動脈での5mm未満の微小動脈瘤は、くも膜下出血患者のかなりの割合にみつかる。

この微小前交通動脈瘤は治療にともなう危険をはらんでいることが報告されているので、これら患者の臨床転帰についてくわしくしらべてみたそうな。



2009-2014年のスイスくも膜下出血アウトカムスタディの1258例の患者記録を対象とした。



次のことがわかった。

・1258例のうち35% 439例が前交通動脈瘤破裂の患者だった。

・さらに微小動脈瘤384例のうち38% 144例が前交通動脈に位置していた。

・前交通動脈以外の瘤とくらべて微小前交通動脈瘤の院内出血率は 2.8 vs. 2.1% と高く、

・とくに血管内治療をおこなった場合に 2.1 vs. 0.5% と高かった。

・5-25mmの瘤サイズおよび非前交通動脈瘤が退院時の局所神経症状や転帰不良の独立した危険因子だった。


動脈瘤が微小であることや前交通動脈に位置することは高死亡率や転帰不良と関連していなかった。むしろ血管内治療がほどこされると再出血がおきやすかった、


というおはなし。
脳動脈瘤娘の図


感想:

微小前交通動脈瘤の治療では手術中にカテーテルで瘤を突き破ってしまうことがおおい、ってこと。

再出血を起こすと命があぶないから手術するのに、手術中にブスブスと瘤に穴を開けてしまう。だけどそれらは死亡率や転帰悪化には影響しないという。

なんでかね↓。



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